【杭州老街坊食品商行】龍須糖

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龍のひげ飴
龍須糖(long2xu1tang2)
P1180841.jpg
【データ】とき:11月7日/ところ:-/ねだん:?

銭塘江の大逆流を見に杭州へ行っていた友人からのお土産。
杭州名物の龍須糖だ。

P1180843.jpg

周りにあるほわほわとした細い繭糸のようなものは、
水あめをこねて何度もうにーん、うにーんと伸ばしたもの。
その細さから龍の髭という名がついたのだろう。

P1180842.jpg

繭糸でぐるぐる巻きにされた飴の中には、
小麦粉に落花生やゴマ、砂糖を入れた麦焦がしみたいなものが入っている。
ほろほろと崩れ落ちるような食感だ。
(中身の写真は撮り忘れてしまいました・・・)

龍の髭は、口に含むと最初はほしょほしょとした食感だが、
そのほしょほしょは口の中でしゅうっと溶けて
ねちっと歯にまとわりつくような飴本来の食感に変わる。
その変化が面白い。
中の麦焦がしも素朴な甘さで、どことなく懐かしいほっとする味だ。

杭州に限らず、いろんなところの名物ということになっている。
私自身も、以前上海の豫園を出てすぐの路地で、
実演販売している兄弟らしきお兄さん二人から買ったことがある。
確かあの時撮った写真があったはずなのだが、
実家に置きっぱなしになってしまった。
白黒フィルムで撮ったからか思いがけず趣のある写真になり、
「我ながらなかなか」と悦に入ったものだった。

龍須糖は龍須酥とも呼ばれ、
なんと二千年も前から食べられているお菓子だそうで、
民間ではもともと銀絲糖と呼ばれていた。
後に明朝11代皇帝の正帝が
巷に遊びに出かけた時にこれを見かけて宮中に持って帰らせ、
龍須糖という名前をつけたんだとか。

そういえば、龍井茶で有名な龍井村には「龍井泉」と呼ばれる泉があって、
そこの水をかき混ぜると
龍の髭のような波紋がすぅーっと浮かび上がると言われている。
留学時代に龍井を訪ねた時に
たまたま西湖畔のバス停で知り合った地元のおばちゃんに連れて行ってもらい、
実際に泉の水をかき混ぜて見せてもらった。
確かに、一本の線のような波紋が浮かんだと記憶しているのだけれど、
それはもしかして記憶の美化作用だろうか。

今考えてみれば、
あの時「親切にも」龍井村に案内してくれたおばちゃんは、
単に知り合いの茶農家に外国人客を送り込んだだけだったのかもしれなく、
私たちはおばちゃんの思惑通りまんまとその茶農家で茶葉を買ったりもしたのだが、
まあそれも旅の思い出の一つとして
懐かしく胸にしまっておくことにしよう。

もう一つ、龍の髭で思い出すと言えば、
老舎の作品「龍須溝」だ。
「龍須溝」というどぶ川の川沿いに住む貧しい家族の物語で、
中国語で読んだことがある。

いや、自分で進んで読んだわけではなく、
単に大学時代のテキストだっただけ。
ひいひい言いながら辞書と首っ引きで活字を追ったにすぎない。

私が大学生だった頃は電子辞書などという便利なものはなく、
しかも今ほど文字一つ一つの発音も覚えていなかったので、
分からない単語があると
部首か総画数を頼りにまず索引から引きたい単語の最初の漢字を探し、
それから該当ページを開いて単語を探し当てるという、
まあ実にしち面倒くさい作業をしないといけなかった。
単語を見れば直接辞書で探せる言語と比べると、
辞書を引くのに二倍の手間がかかっていたことになる。

なーんてことを思い出して感慨に浸るのではなくて、
本当は「龍須溝」の内容を思い出さないといけないのだろうけれど、
こちらのほうはきれいさっぱり忘れてしまった。
あの頃よりは中国語も進歩し、
話の舞台になった北京に住んでいる今、
改めて読んでみたら感じるものもある・・・かなあ?


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