【貴州省駐京弁餐廳】貴州菜~涼菜

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貴州料理~前菜
貴州菜~涼菜(Gui4zhou1cai4~liang2cai4)
P1180771.jpg P1180773.jpg
P1180774.jpg P1180775.jpg
【データ】とき:11月4日/ところ:和平西橋・貴州省駐京弁餐廳/ねだん:記事参照

ローカルグルメ会で貴州大廈へ。
前回のグルメ会も貴州料理だったのに、
二回連続で貴州料理にしたのには花江狗肉という料理が食べたくなったから。
ぼちぼち寒くなってきたので、
身体を温める犬肉を食べるにふさわしい季節になってきたと思ったら
居ても立ってもいられなくなったのだ。

それにこんな風にお声がけしなければ
犬肉鍋のおいしさを知らないままの方もたくさんいらっしゃると思ったのだ。

「どうしてもダメ!!」
という方はやむを得ませんが、
「一度チャレンジしてみてもいいかも?」
という方はぜひどうぞ!

こんな風に呼びかけをしてみたら、
予想よりも多い7名様の参加申し込みをいただいた。
勇気ある皆さんに拍手!

まずは、貴州省の地ビール、茅台ビールで乾杯。

茅台[口卑]酒(mao2tai2 pi2jiu3):16元
マオタイビール

P1180772.jpg

フルーティでとてもおいしい。
中国の地ビールの中で、実は一番好きかも?

さて、怒涛のようにもりもり食べた貴州料理。
まずは涼菜(liang2cai4)=前菜から。

高原核桃花(gao1yuan2 he2taohua1):22元
クルミの花の和え物

P1180773.jpg

コリコリした不思議な食感のするクルミの花を使った和え物。
それ自体に特別味があるわけではないのだが、
この食感が面白くてついつい箸を伸ばしてしまう。
華はないけれど渋い味わいのある、通好みの前菜だ。

糊辣椒拌折耳根(hu2la4jiao1 ban4 zhe2er3gen1):16元
糊辣椒(貴州産唐辛子を炒って砕いた調味料)とドクダミの和え物

P1180771.jpg

ドクダミの根っこと、
糊辣椒という貴州産唐辛子を炒って砕いた調味料を使った和え物。

ズバリ、ドクダミの味がする。
ともこさん主催の食事会では、
「裏庭の味」
という名言まで飛び出した伝説の料理。

食べられる人と食べられない人がはっきり二分される。
ともこさんも私もいける組だけど、
なんと意外なことにプリック美和子さんはダメ組。
でも不思議なことにお嬢さんのAちゃんはいける組。

なぜか鰹節の風味がする糊辣椒の味が、
裏庭の味のするドクダミとからんでえもいわれぬ味わい・・・
どんなだ!
(でもなんか不思議と後を引く味なんですよ。)

香茜拌水豆豉(xiang1qian4 ban4 shui3dou4chi3):16元
香菜と水納豆の和え物
P1180774.jpg

水豆豉(shui3dou4chi3)も、糊辣椒と同様に貴州名物。
貴州のほかにも、四川省でも食べられているらしい。
粘りがなくて多少水っぽいことを除けば、
もうほとんど納豆。

その「ほとんど納豆」と香菜がこれだけ合うってことは・・・
普通の納豆に香菜入れて食べてもおいしいってことだよな。
現にプリック美和子さんが日本の納豆を使ってアレンジしたもの
作ってくださったことがある。
いけた。

拌蕨粉(ban4 jue2fen3):16元
蕨粉ヌードルの和え物

P1180775.jpg

ほかのレストランでもよく見かける前菜だけど、
ここのはぶりぶりっとしていておいしさが際立っている。

前菜はこの4品。
ドクダミは激しく好みが分かれたものの、
「うん、やはり貴州大廈はうまい・・・」
と思いながらおいしく食べていたら、
参加者のWさんがぽつりとおっしゃった。

「これって、おいしいの?」

ええーーーっ!
おいしくないの?

グルメ会始まって以来の衝撃発言!
自分の味覚、ひいては存在意義さえ否定するかのような発言に、
固まる私。

慌てて
「お、おいしくないですか?」
周りのみなさんにと確認すると、
「おいしいですよ!」
と笑顔で答えが帰ってきたのでまずは一安心したけれど、
一時は血の気が引くほど衝撃を受けた。

Wさんご自身は
「味覚が保守的なんですね。」
とおっしゃっていた。
「保守的」かあ。

後から聞いたら、
「もっと普通のものが食べたかった」
ともおっしゃっていたとのこと。

「保守的」

「普通のもの」。

実は重い一言だった。
自分が珍しいもの、珍しい味大好きなので
他の人もそうだと思ってしまいがちだけど、
世の中には「保守的」な味覚を持っている方もたくさんいらっしゃって、
五香粉や八角や香菜やクミンシードが入っているだけで、
それがすなわち「おいしくない」となる人も多いんだよなあ。

「普通のもの」、
つまり日本で自分が食べつけている味の範疇を逸脱すると、
それを受け入れられない=おいしくないという図式になるのだろう。
北京をはじめ中国各地に暮らす日本人が、
リーズナブルな値段でおいしく食べられる現地の食には見向きもせずに
法外な値段を払ってそれほどおいしくもない日本食を食べ続ける背景にも、
この「食べつけている=おいしいと思う」意識があるように思える。

食べ物のことをあれこれと書くのなら、
そういう味覚、意識の方もたくさんいらっしゃるということは
少なくとも念頭に置いておかないといけないんだなあ、
と改めて思ったことだった。

さて、「普通じゃないもの」てんこ盛りのこの日の食卓、
まだまだ続きます!


▼この日の食事については、ともこさんがすでに詳細をレポートしてくださっています!
貴州大廈で狗肉鍋(其の壱)@北京
貴州大廈で狗肉鍋(其の弐)@北京


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■お店情報■
貴州省駐京弁餐廳(牡丹廳)
P1100404.jpg

朝陽区和平西橋桜花西街18号 貴州大厦2階
010-6444-4466(フロント)
*「請転餐廳(Qing3 zhuan3 can1ting1)」と言うと、
  レストランにつないでくれます。
*北三環路を和平西橋で北方向に曲がり、すぐ右手(東側)。
  貴州大厦の二階です。
*地下鉄で行く場合は5号線「和平西橋」で下車し、
  B(東北)出口を出て、北環東路を渡るとすぐ右手にあります。

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cover_manpuku.jpg
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コメント
この記事へのコメント
重くないですよ(笑)
県人会などならともかく、ローカルグルメ会と銘打っているわけですから、別に今後も「食べつけている=おいしいと思う」人に配慮する必要はないんじゃないでしょうか。じゃないと、本気でローカルグルメを食べたい人にとっては、物足りなくなっちゃいますよ。未知の味を求めて集まる以上、自分の味覚に合わないときは食べなきゃいいだけですからね。
百人が百人美味しいと思う店も料理も絶対存在しないですから、ご自身が美味しいと思った料理を力強く推薦していけばいいのではないでしょうか。
2009/11/29(日) 17:08 | URL | 酒徒 #-[ 編集]
酒徒さんへ
グルメ会で配慮する必要はないと私も思います。
今回は「犬鍋食べます」宣言をした上で参加者を募ったので、来た以上はある程度覚悟(ってほどでもないですが)はしてのことだと思ってましたし。
だから余計に、「へっ?」となったのでした。
でも、今回素朴な疑問的な素直さで「おいしいの?」と聞かれたときに、「ああ、こういう味覚の方もたくさんいらっしゃるんだよなあ。」と改めて意識したというか、ちょっとはっとしたのです。
私は私がおいしいと思った料理を強く推薦していくという姿勢に今後も変わりはありません。
ただ、「フードなんとか」という肩書きを名乗ろうとするのであれば、その活動の中では、いろんな味覚の人がいることを念頭には置くべきだろうな、と思ったんですよね。
そっちにすり寄ろうとするわけではありませんので、どうぞご安心を!

酒徒さんが前にブログで紹介されていた駐在員の食に関するコラムも、酒徒さんのブログ記事も大変興味深く拝読しました。
「食べつけている=おいしいと思う」は、食に対するそもそもの関心の薄さと同義なのかもしれませんね。
「食べつけている」ものは「味が予想できる」し、「いつものあれ」の味から大きく逸脱しないから「安心」。
「安心」?
このあたり、ちょっとじっくり掘り下げてみようかな。
2009/11/29(日) 23:51 | URL | ayazi #-[ 編集]
賛成!
お二方のコメントに賛成!です。
常に味覚のチャレンジャーを目指して、未開拓分野・未経験ゾーンにどんどんチャレンジして行って戴きたいと思います。
これからも楽しみにしてます!
2009/11/30(月) 19:06 | URL | おおたま #-[ 編集]
ぶっちゃけた話、
タイ料理を食べて「辛さとパクチーの香りに引いた」とか、インド料理を食べて「スパイスが強すぎてイマイチ」とか、その料理のベースを無視して「食べつけている」基準だけで旨い不味いを評価をする人はたくさんいますよね。だからこそ、「この店の味付けは日本人の口に合うと現地在住の日本人にも評判」みたいな、ローカルフード好きなら絶対行きたくなくなるような紹介文がよくガイドブックに載っているのでしょう。
そういう人にもそうじゃない人にも等しく旨そうと思わせる文にするのが「プロの配慮」なのかもしれませんが、どっちつかずにならないようにするのも難しそうです。ともあれ、何事も仕事にすると自由気ままにとはいかないようですね(笑)。
2009/11/30(月) 23:26 | URL | 酒徒 #-[ 編集]
おおたまさんへ
ありがとうございます!
おおたまさんこそ、チャレンジャーですよね!!
北京であれだけの魚三昧を楽しんでいらっしゃるのを拝見すると、私、北京で何してるんだろ?何食べてるんだろ?という気持ちにさせられます。
サクラエビ(もどき?)、おいしそうでした!
2009/12/01(火) 00:19 | URL | ayazi #-[ 編集]
酒徒さんへ
>タイ料理を食べて「辛さとパクチーの香りに引いた」とか、インド料理を食べて「スパイスが強すぎてイマイチ」
って、そんな評価をする人がいるんですかあ・・・!?
また衝撃発言です。
それこそ、その土地のローカルフードの存在否定的な評価ですねえ。
ローカルフード好きとしては、ガイドブック紹介文の背景を読み取って、「現地日本人に評判」のお店を避ける術を磨かねば。
このあたり、酒徒さんは実践経験豊富ですよね。

「プロの配慮」・・・私の場合、まだお願いされて書くような立場ではなく勝手にあれこれ書いてるだけなので無縁ですねえ(苦笑)。
それに、私が名乗ろうとしている肩書きは「フードライター」ではなく、「フードエッセイスト」というものでして、グルメ情報紹介そのものというよりは、食を切り口にしてその土地の人や文化を語るという方向へいければと思っています。
そのためには、もっといろいろ勉強して、もっといろいろ食べ歩かないと!




2009/12/01(火) 00:21 | URL | ayazi #-[ 編集]
中国は奥深い
ayaziさま
やっぱりね、中国の食は奥が深いと思いますよ。
小生が市場でちょっと見つけたモノなんて、素材を見つけるだけで何にも大したコトないっすから。
それに比べれば、矢張り偉大なる中国大陸(敢えて中華とは言いませんよ)の色んな食べモンを見付けて、紹介するコトは凄いことだと思ってます。それも、地場感覚のね。
有名ドコロのはTV番組だって出来る訳で、そんなことはayaziさんに期待されているコトではないと思ってます(勝手にで、ゴメンなさい)。
と言うことで、誰に阿る(おもねる)ことなく、好き勝手にジャンジャンやっちまって下さいね。
ホント、楽しみにしてますから~。
2009/12/01(火) 00:51 | URL | おおたま #-[ 編集]
おおたまさんへ
「自分が中国大陸で食べたものを地場感覚で紹介する」
そうですね、それが私の生きる道ですね。
おっしゃる通り、ここに住み、日々食べているからこそ感じられることもあると信じて、これからもジャンジャンやっちまいます!
ありがとうございます!
2009/12/01(火) 17:53 | URL | ayazi #-[ 編集]
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