【成都錦江賓館】坦担麺

【成都錦江賓館】坦担麺
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タンタンメン
坦担麺(dan1dan1mian4)
P1170756.jpg
【データ】とき:9月20日/ところ:成都・錦江賓館/ねだん:30元代だった?

あるアーティストの中国公演関連の仕事で、成都へ行った。
成都に来るのは実に10年ぶり?
去年の秋に行った西安は20年ぶりの訪問でまるで違う街のようだったけど、
10年ぶりっていうのもかなりの時間的ギャップだ。

▼10年ぶりに訪れた西安の食べある記:
【同盛祥】羊肉泡[食莫]
【二[‡幹]子一碗面】寛麺
【栄盛祥】烤羊肉串

前回の成都訪問は1999年の旧正月。
北京から汽車で二等寝台に乗って2泊3日の旅だった。
景色見て、本読んで、寝て、弁当食べて、周りの中国人とだべって、
景色見て、本読んで、寝て、即席麺すすって、周りの中国人と・・・
の果てしない繰り返しの末にようやく到着。

今回は北京首都空港から飛行機で2時間半。
一寝入りして機内食を食べたらあっという間に着いちゃった。

昔、留学生。
時間は余るほどあるが金はない。
今、勤め人。
時間はないが出張旅費は出る。
時間はお金で買うものなりね。

10年前に泊まったのは、交通飯店。
成都で安宿と言えば交通飯店を知らぬ者はない。
私が泊まったのは3人部屋だった。
同室になった子と一緒に道教寺院を観光したっけ。

超有名なバッグパッカー御用達のホテルといえば、
「北京の京華飯店、上海の浦江飯店、成都の交通飯店、昆明の昆湖飯店」。
安宿クィンテッドである。

この4つのホテルのうち、
北京の京華飯店以外は全部泊まったことがある。
浦江飯店が1998年、交通飯店と昆湖飯店が1999年のことだ。
当時、留学生の旅行ってのはそんなもんだった。

昆湖飯店にはこんな忘れられない思い出がある。



99年の旧正月に雲南旅行をした時のことだ。
成都で友人と別れ、そこから汽車で一昼夜かけて攀枝花へ、
攀枝花からさらにバスで十時間かけて麗江に入り、
大理、昆明と一人旅をした。

昆明では、バッグパッカーにその名を言えば誰もが知っているという、
有名な安ホテルのドミトリーに泊まった。
私が泊まった部屋は三人房(三人部屋)で、
そこでブルネイ人のお坊さんと同室になった。

彼は、私が出会った初めてにして目下唯一のブルネイ人。
タイなど東南アジアの寺で修行をし、
当時は確か大理のお寺にいると言っていた。
その合間に、ふらりと旅に出たりしていたようだ。

そうしてあちこちのお寺を回っているうちに、
中国語、英語、タイ語、マレー語など、たくさんの言葉をマスターしていったのだという。
もちろん母語であるブルネイ語(ってあるんですか?)も話せる、多言語人間だった。

彼は、自分の仕事と関係はないけれど、
全くの好奇心から、いろいろな言葉を話せるようになるのが大好きだと言っていた。
彼と交わした会話の中で、特に印象に残っている言葉がある。

当時留学生だった私の最大の課題は、中国語の習得。
それで言語習得のコツでも聞いてみた。

彼は私にこう言ったのだ。

「言葉を勉強するときにはね、“不要勉強自己”!」

勉強が不要という意味ではもちろんない。
「自分に無理強いをしちゃいけないよ!」という意味だ。

気軽に、無理せず、でもやわらかく心を開いていたら、
言葉は自然に話せるようになる。
ブルネイのお坊さんは、
中国語習得のためにガチガチになっていた私に、
こう言いたかったのかもしれない。

昆明には3泊程度しただろうか。
昆明市内や石林を回って、そこから空路で北京に戻った。
その間、ブルネイのお坊さんとはすれ違いで、じっくり話す機会がなかった。
チェックアウトの朝、
ザックをしょってタクシーの拾いやすい所まで歩いていく途中、
横断歩道で向こうから歩いてくる彼とばったり会った。

「再見!」
と私。
「See you!」
とお坊さん。

そしてどちらから言い出すでもなく、
すれ違いざまに手と手をパンとたたき合って別れた。

昆明の横断歩道でハイタッチ。
手と手の間でパチンとなったあの音が、10年たった今でもまだ鮮明に耳に甦る。

結局、お坊さんの名前は聞かずじまいだった。
今も、どこかの国のどこかのお寺で修行しているのだろうか?
それとも、どこかの国のどこかの街の安宿で、
世界中の人とおしゃべりしているだろうか?




またどこかで会えるかな、ブルネイのお坊さん。

北京で泊まった安宿は、天壇公園東門近くにある体育賓館だった。
こちらはさらに昔のことで、1988年。
あの頃の北京では、人々は財布を使わなかった。
短パンのポケットにお札をそのまま入れて、それが財布がわり。
札も汚きゃ手も汚いので、
旅行も終盤になると短パンのポケットの縁がうっすらと汚れた。
外国人はまだ外貨兌換券しか使えなくて、
外国人だと分かると「チェンジマネー?」と呼びかけてくる輩が
橋の上や下にうろうろしていた時代のことだ。

***

話は成都に戻って、今回泊まったホテルは錦江賓館。
ホテルの周りの雰囲気になんとなく見覚えがあると思ったら、
懐かしの交通飯店とは目と鼻の先だった。
交通飯店は、錦江賓館と道路を挟んで立つソフテルの裏手にあったのだ。

10年前の旅行の折には安宿を根城にして成都市内をあちこち歩いたが、
今回は出張。
基本的に錦江賓館か仕事先に缶詰だった。

だから成都のご当地グルメもほとんど食べられず終いだった。
食事はほとんどホテル内で済ませ、
場合によってはルームサービスだったりもした。

それではあまりに哀しいので、バカ高いとは重々承知でタンタンメンを頼んだ。
やけくそで金銀饅頭まで取った。

P1170754.jpg

ホテルのタンタンメンなんてきっと骨抜きだろうと思っていたら、
これが意外にバカに出来ず刺激たっぷりだった。
特に山椒がすごい。
ホテルの部屋でひとりぶほぶほとむせた。

食べきれなかった金銀饅頭は、
銀のほうだけ取っておいて翌日の朝ご飯になった。

それにしても、ホテルの麺だというのにこの刺激。
一般の店で食べたらさぞかしド級の麻辣(ma2la4)度だったのだろうなあ。
味わえなかったのが、かえすがえすも残念だ。


■お店情報■
錦江賓館(成都)
成都市錦江区人民南路二段80号
028-8550-6666

■お知らせ■

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cover_manpuku.jpg
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コメント
この記事へのコメント
ayaziさま
ははぁ~、ayaziさんも中国放浪(?)暦長いですね。
斯く言う自分も、学生の頃の86年に約1ヶ月半、広州・成都・ラサ・西寧・西安・上海等をブラブラしていたことがありました。香港の重慶マンションや上海の浦江飯店も泊まりましたねぇ(後のトコロは全て忘れてしまったけれども、全部2~300円程度のトコロだったと記憶)。
また、企業派遣留学生で台湾で勉強していた93年にも、昆明からバスで大理・麗江と旅をして(これも15時間位かかったような)、特に麗江いいトコロだなぁ、と思っていたら、後に大ブレーク(?)しましたね。
何れにせよ、お互い歳がバレますねぇ。
おおたま
2009/10/15(木) 06:50 | URL | おおたま #-[ 編集]
成都といえば、わしはメキシコ人の女性に会いました。
中国では珍しい外国人に会うのが成都なんですかねー?
わしが会った方は、逆に英語スペイン語しかできない人で、結局三峡下りで彼女が船を降りるとこまで通訳しました。
言葉が通じない国への旅を思い出してしみじみしたものです。

うん。坦々麺うまかった。
2009/10/15(木) 14:03 | URL | あたおコロイノナ #-[ 編集]
錦江の上(9階?)のレストランでしょうか?
勤務先の事務所が錦江にあり、出張中最低1回はここで食べていました。朝食ビュッフェにも麻辣系の麺(ときに蕨粉)があり朝から刺激的ですが、召し上がりましたか?

最近ウィーンとUAEに行きましたが、食事の楽しみはやはり中国がNo.1です。
2009/10/16(金) 02:02 | URL | しゃんしゃん #-[ 編集]
おおたまさんへ
私の初中国は88年でした。
香港から入って、広州、桂林(陽朔)、西安、大同、北京とまわって香港経由で帰りました。
本当はフフホトにも行く予定だったのですが、途中大同で肺炎になり10日間入院。
あえなく断念しました。

86年にラサですか!
それはうらやましいです。
私が行ったのは98年の夏で、もうかなり漢化が進んでました。
とても雨の多い年で、ゴルムドからバスでラサに向かう途中は何度も肝を冷やしましたし、ラサも郊外では冠水しているところが多かったです。

麗江、よいですよね。
でも私が行った99年はすでに大地震後でブレイクした後だったので、もう観光地化されて趣きがなくなり始めてました。
もっと早めに行っておくべきだったと後悔したことでした。
ちょうど花博に向けて麗江-大理-昆明を結ぶ高速道路が整備されており、バスの旅は快適でした。
いろいろ噂を聞いていただけに拍子抜け。
その代わりと言ってはなんですが、パン枝花から麗江へのバス移動は途中でエンジンが何度もオーバーヒートして冷や汗ものでした。

ということで、年がばれてしまいましたねえ。
内モンゴルでの楽しい(?)生活の様子、拝見しました。
北京にお越しの際にはぜひお声がけくださいませ。
2009/10/16(金) 12:26 | URL | ayazi #-[ 編集]
あたおさんへ
やっぱり交通飯店で?
あそこはたまり場になってましたからねえ。

言葉の通じない国への旅、私はずいぶん長いことしてないなあ。
10年以上前のイタリアが最後?
ん?
ロシアにホームステイしたの以来かな?
2009/10/16(金) 12:29 | URL | ayazi #-[ 編集]
しゃんしゃんさんへ
これ、ルームサービスだったのでおそらく1、2階のラウンジのほうだと思います。
1階で一度宮保鶏丁、麻婆豆腐、回鍋肉、樟茶鴨を食べましたが、ホテル内とは言え、やはりそこは成都。
当然ながら(?)北京の四川料理レストランよりは本場の味でした。
朝のビュッフェは結局一日も行かず終いでした。
ホテルビュッフェで麻辣麺、しかも蕨粉系=酸辣粉?まであるなんて、やっぱり成都ですねえ。

ウィーンとUAE、それはそれで面白そうですが、確かに食事は中国がいいかも。
また北京にいらしたらご連絡くださいね!
2009/10/16(金) 12:34 | URL | ayazi #-[ 編集]
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