【安徽省駐京弁餐廳】八公山豆腐餃

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八公山風豆腐餃子
八公山豆腐餃(ba1gong1shan1 dou4fujiao3)
P1170437.jpg
【データ】とき:8月30日/ところ:恵新西街・安徽省駐京弁餐廳/ねだん:48元

大学の諸先輩方との食事会。
日本から出張で訪燕されていたYさんとSさんがゲスト。
Yさんは北大で、Sさんは日大で教鞭を取られている。

Yさんが訪燕される時にはいつもご指名をいただいて、
ローカルグルメのレストランを手配させていただいている。
今回は、地方政府系レストランというご要望があったので、
便がよくてなおかつYさんがいらしたことのないところをご提案。
安徽、広西、貴州から、「涎1滴」の差で安徽が選ばれた。

安徽大廈のレストランは、若干値が張るのが玉に瑕なのだけれど、
味は実はとても日本人好み。
みなさんにも気に入っていただけたようだ。

私自身の収穫もあった。
それがこの豆腐餃。
豆腐を使って肉餡を包んで餃子のような形にした安徽の名物料理(?)だ。

八公山は安徽省寿県地区にある地名。
豆腐発祥の地だそうで、
「八公山豆腐」はその品質のよさで知られるという。

んでもって、八公山豆腐にはいくつか伝承が残っている。

百度百科の八公山豆腐のページによると、だいたい次の通り。

明代の著名な医学家李時珍の『本草綱目』には、
「豆腐の製法は、淮南王劉安に始まる。」との記載があり、
清朝汪汲の『事物原会』には
「西漢の古籍に『劉安が豆腐を作った』との記載がある」と書かれている。
ってことは、まあ劉安さんが豆腐を作ったということに異論はなさそう。
(言い伝え的には、ね。)

ところでは劉安なる人物は誰かというと、漢の高祖劉邦の孫。
寿春(今の寿県)に封されて都を置き、
賓客、方士(神仙術の使い手)数千人を招いたそうで、
つまり道教に傾倒していた人のようだ。

そのうち有名な方士に、
蘇非、李尚、田由、雷被、伍被、晋昌、毛被、左吴の八人がおり、
この人たちが「八公」と呼ばれた。
うーん、なんだか先が読めてきましたね?

で、劉安はよくこの八公と一緒に不老長寿の妙薬作りに励んでいたのだけれど、
残念ながら不老長寿の薬を作ることはできなかった。
そのかわりに、大豆とにがり(石膏という説もあり)から豆腐を作ることに成功したのだ。

ふーん。
豆腐は不老長寿の薬作りの実験で思いがけず出来た副産物ってことか。

八公山豆腐にまつわる伝説をもうひとつ。

劉安は不老長寿の薬がなかなか作れず心中悶々として悩んでいた。
気晴らしに外出したところ・・・
むむ?向こうの北の山から八人の老人が下りてくるではないか。
このご老人たち、胸まで届くほどの長い髭をたくわえてはいたが、
顔色がつややかで元気そのもの、足取りは飛ぶように軽かった。
劉安は大いに驚き、これはもしや仙人ではないか?と考えて、
不老長寿の妙方を教えてほしいと頼んだ。
すると老人は挽いた大豆で作った食べ物を食べているのだと言う。
劉安は作り方を教わって加工し、そうして出来たのが豆腐。
それ以降、豆腐の作り方は八公山から伝わっていった。

なんか、眉唾?
仙人っぽい八人の老人って・・・

八公山は淮南市と寿県の間にあるお山のようで、
淮南市と寿県のどちらもが、「うちこそが豆腐発祥の地」と主張しているらしい。
淮南市には「中国豆腐村」なるものがあって、
あの「世界ウルルン滞在記」にも出てきたそうだ。
さらに毎年9月15日の劉安の誕生日に「中国豆腐文化節」が開かれ、
豆腐宴(豆腐づくしってことかな?)が供されるという。
「豆腐で町おこし」により熱心なのは淮南市のようだ。

さて。
私はこのレストランに来るのは5回目(かな?)なのだけれど、
今までこの料理を注文してもことごとく「没有」。
苦節5回にして初めて口にすることができた。

とろりとあんかけになっていて、
つやつやした見た目がとてもきれい。
レンゲとお箸でそおっと持ち上げて口に含むと、
豆腐で作った“皮”がふんわりとやわらか。

P1170440.jpg

餡のほうもなかなか。
お肉と青い野菜は馬蘭頭・・・かな?
餡自体にしっかり味がついていた。

今まで品切れだったのは、なんでだったんだろう。
八公山から取り寄せる豆腐がなくなったから?

それとも単に作るのが面倒だったから?
確かに手間はかかりそうだな。

何はともあれ、豆腐餃、会えてよかった。


▼過去の「安徽省駐京弁」関連記事:
【安徽省駐京弁餐廳】黄山[火屯]鴿
【安徽省駐京弁餐廳】馬蹄圓焼排骨
【安徽省駐京弁餐廳】安徽菜(一)
【安徽省駐京弁餐廳】安徽菜(二)
【安徽省駐京弁餐廳】安徽菜(三)


▼旧ブログの「安徽省駐京弁」関連記事:
安徽省駐京弁でポンポコリン~その壱
安徽省駐京弁でポンポコリン~その貳

■お店情報■
安徽省駐京弁餐廳
朝陽区恵新西街1号安徽大厦1階
6496-5588(89)
*四環路と恵新西街がぶつかる交差点の西南角。
 イトーヨーカドーよりちょっと西に行ったところです。
 地下鉄「恵新西街北口」駅のすぐそばです。

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