【劉宅食府】老北京菜~涼菜

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昔ながらの北京料理~前菜
老北京菜~涼菜(lao3bei3jing1cai4~liang2cai4)
P1170108.jpg P1170106.jpg
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【データ】とき:8月11日/ところ:美術館東街・劉宅食府/ねだん:記事参照

8月で日本へ帰国するというY子さんを囲んでの食事会。
会場は、老北京菜(lao3beiji3jing1cai4)のお店「劉宅食府」。
ある家庭料理メニューがどうしても食べたいということで、
この店ならあるだろうとアタリをつけて選んだ。

劉宅食府は、昔ながらの北京家庭料理を食べられるお店として有名なのだけれど、
私はこれが初の訪問。

老北京菜だと聞いていたので、注文は楽勝かと思ったら、
意外に不思議なメニュー構成になっていてオーダー難航。
北京の一般のレストランではたいてい、
前菜、野菜料理、肉料理(豚、鶏、牛)、魚料理、海鮮、主食、デザート
といった具合に並んでいて、
そこに北京小吃が加わっていたり、オススメ料理が最初にあったりする。
まあでも、この大まかな種類分けと順番は動かない。

なのにこのお店のは
どういう風にメニューが構成されているのかがつかみにくくて、
何度も何度もメニューを繰って行ったり来たりしてしまった。

そんな中から、なるべく北京っぽいものをという視点で料理をオーダー。
北京を離れるY子さんの送別の宴だ。
日本に帰ったら口に出来ない現地ならではなお料理を
テーブルに並べたいではないか。

麻醤茄泥(ma2jiang4 qie2ni2):12元
茄子のペースト・ゴマだれがけ

P1170108.jpg

どこで食べても外さない茄泥だけど、
ここのも期待にたがわず美味。

茄子の身のほぐれ具合が粗すぎず、細かすぎずで絶妙だった。
この日大人気だった一品。

薫干香椿苗(xun1gan1 xiang1chun1miao2):16元
燻し豆腐と香椿苗の和えもの

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香椿のスプラウト野菜、香椿苗。
最近、いろんなレストランで普通に見かけるようになってきた。
貝割れ大根みたいに見えるけど、辛味はない。
その代わり独特の苦味(くみ)とコクがあって、和えものに使うと風味があっていい。

アヒルもの二品。

塩水鴨肝(yan2shui3 ya1gan1):18元
アヒルのレバー塩水漬け

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定番の前菜。
黒酢をかけるとさらに風味が増してよし。

芥末鮮鴨掌(jie4mo4 xian1 ya1zhang3):20元
アヒルの水かきのカラシ和え

P1170107.jpg

コラーゲンたっぷりの水かきを、ツーンとくる辛子だれで和えたもの。
水かき自体にはっきりした味がある訳ではないが、
コリぷるした食感が面白くてなんとなく箸が伸びる。

北京暮らしが長いと、
「アヒルの水かきー?気持ちわるーい!」
なんていう軟弱なことを言う人はだーれもいなくて、それが心地いい。

最後に、涼菜のカテゴリーには入らないけど、北京小吃を一つ。

炸咯吱(zha2ge1zhi1):10元
揚げ豆粉餅

P1170114.jpg

お豆の粉を糊状にして蒸したものを油で揚げ、
ニンニク醤油のようなタレにつけて食べる。
豆は緑豆という説もあるし、大豆という説もあるみたい。
どっちにしても、豆の粉。

食感は、「揚げたういろう」。
(ちなみに、名古屋のういろうの原料はお米の粉だそうだ。)
外側がカリッとうまい具合に揚がっていると、
「うにゅ。」というなんとも形容しがたい食感とのコントラストがはっきりして
もう少し引き締まった味になると思うのだが、
この日は揚げすぎて全体的にぼんやりした印象だった。

この豆粉餅に咯吱(ge1zhi1)という名前がついているのは、
食べると歯ごたえが「ge1zhi1 ge1zhi1」しているからだと聞いたことがあるが、
本当のところはどうなのだろう。

特別おいしいものではないので、過度の期待は無用。
炸灌腸もそうだけど、昔おやつも軽食もそれほどなかった時代に、
手近にある安価で手に入りやすい材料で工夫して作った素朴な庶民の食べ物だ。

厳選素材だの珍しい香辛料だの、
逆にあれやこれやの添加物や化学調味料で味付けされた
スナックに慣れた現代人の舌には、
あまりに素朴すぎて物足りなく感じてしまうかもしれない。

ただ、食べ続けているうちにこの素朴さにはまってしまうケースもある。
プリック美和子さんのお嬢さん、Aちゃんは炸灌腸が大好物。
大人たちの中にも、実は炸灌腸が好き、というファンも結構いる。

歯ごたえが面白い炸灌腸に比べると、
「ねちゃ。ぐちっ。」とした炸咯吱はやや分が悪い感もあるが、
うまく揚がっていればちょっとした小腹満たしには悪くない。

***

前菜と小吃だけでこんなに長くなってしまった。
続きはまた明日。


■お店情報■
劉宅食府
P1170103.jpg
東城区美術館東街蒋家大院8号
010-6400-5912
*美術館の一本北にある蒋家大院胡同を入って奥にあります。
 (蒋家大院胡同は、美術館東街の三聯書店向かい。)
P1170102.jpg
(↑これは蒋家大院胡同の入り口)


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cover_manpuku.jpg
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