【孔乙己尚宴】下酒菜四種

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酒肴四種
下酒菜四種(xia4jiu3cai4 si4zhong3)
P1140867.jpg
【データ】とき:4月22日/ところ:朝陽公園西門・孔乙己尚宴/ねだん:記事参照

日本にいると、中華料理には紹興酒というイメージが強いが、
北京の人たちはほとんど紹興酒を飲まない。
ビールか、それでなければ白酒だ。

北京で食べられている料理は
甘みやうま味がよくしみこんだしみじみとした味付けではなく、
ガツンとしょっぱく、時には辛い、
よく言えば豪快、悪く言えばおおざっぱな味のものが多く、
正直なところ紹興酒には合わない。

むしろ、水代わりのビールや、カーッと喉を焼くような強烈な白酒と好相性だ。
冬の寒い日に、くいっとくいっと白酒を飲みながら食べていると、
「やっぱ、こうでないと!」
と腹から思う。

燗をつけた紹興酒をゆるゆると飲みながらくつろいで食べるなら、
やはり料理は南のものが気分だ。
逆に言うと、南の料理を食べるとなると紹興酒がほしくなる。
この日も、陳年花彫五年(78元)をお燗してもらって、
針生姜と話梅でゆるりゆるりとやることにした。

余談だが、こちらでは紹興酒に氷砂糖は入れない。
少なくとも私自身は見たことがない。
氷砂糖を入れて飲むのは、菊花茶。

さて、肴は江南料理の定番を四種。
どれも酒好きなら思わず頬がゆるむ酒肴の佳品だ。

P1140866.jpg

(写真上)
孔乙己茴香豆(kong3yi3ji3 hui2xiang1dou4):8元
空豆の茴香風味煮


孔乙己とくれば茴香豆。
空豆を皮ごと茴香の風味で煮たもの。

日本人の、特に女性は丁寧に皮を残して食べる人もいるが、
私はそのまま食べる。
根がお上品ではないというのもあるが、
実のところはこの皮のこしょこしょした食感も好きだからだ。

(写真下左)
酔鶏(zui4ji1):36元
鶏肉の紹興酒漬け


じゅくじゅくとしみ出す鶏のうま味。
これは何度食べても旨い。
紹興酒との相性も抜群だ。

(写真下右)
四喜烤夫(si4xi3 kao3fu1):24元
お麩・落花生・木耳・筍(たぶん)の甘煮


単体で食べるとかなり甘くて閉口するが、
紹興酒を飲みながら一口二口食べるにはなかなかいい。

江南の料理はものによってはかなり強烈に甘いが、
それは他の料理、飲み物とのバランスを見込んでのことだろう。
というのが今のところの私の認識。

香糟毛豆(xiang1zao1 mao2dou4):16元
枝豆の酒糟風味

P1140877.jpg

この日は若干酒糟の風味が弱くて物足りなかったけれど、
これも素晴らしい酒の肴。
ゆでて塩を振った枝豆のシンプルさもいいが、
このうま味も捨てがたい。
素材勝負のシンプルの極限のような旨さと、一手間かけた厚みのある味わい。
甲乙つけがたい。

この四つの前菜、江南料理のレストランにはたいてい置いてある。
どれも超のつくド定番だ。

それでいて、日本の中華料理屋さんではあまり見かけない本場ならではの味。
そしてもちろん、紹興酒との相性は抜群にいい。

「中華と言えば紹興酒」
という刷り込みができあがっている日本人を案内した時に
紹興酒と一緒にさりげなくいくつか頼んだら、
ちょっと本場っぽい?
一度お試しを。


■お店情報
孔乙己尚宴
朝陽区朝陽公園路八号公館内
010-6508-2228

*よりローカル色の強いお店が好みなら、老店のほうへどうぞ。
孔乙己酒店(老店)
東城区東四北大街322号(六条西口南20メートル)
6404-0507/6401-3855

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コメント
この記事へのコメント
今日のお料理いかにも紹興酒コースですね(笑)
北京に帰ってきてすこし残念な点が紹興酒を扱ってるスーパーが少ない(少しの銘柄しかない)点です。
上海はやはり土地柄かかなりの紹興酒が出回ってました。値段もお手軽で。
あまり私は甘ったるい紹興酒が好きではないので「塔牌」の5年物がお気に入りでした。

2009/05/09(土) 14:26 | URL | ww #mQop/nM.[ 編集]
wwさんへ
北京ではほんと、紹興酒飲みませんねえ。
まあ、お料理自体が合わないので飲みたい気分にもならないですが(笑)。
私も甘いのは苦手です。
だから生姜は欠かせません。
2009/05/10(日) 01:38 | URL | ayazi #-[ 編集]
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