【安徽省駐京弁餐廳】安徽菜(三)

【安徽省駐京弁餐廳】安徽菜(三)
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安徽料理
安徽菜(an1hui1cai4)
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【データ】とき:4月21日/ところ:恵新西街・安徽省駐京弁餐廳/ねだん:記事参照

涼菜をざっとご紹介して、残るは熱菜。
ここからが本番。

黄山炖鴿(huang2shan1 dun4ge1):68元
ハトと山芋のスープ

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広東少女さんがブログの記事を読んで以来、
何かというと話題に上っていたこのスープ。

【安徽省駐京弁餐廳】黄山[火屯]鴿

念願かなって、味見となった。

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広東少女さんを始めみなさんから「おいしい!」と言ってもらったのだけれど、
前回のスープのほうが断然濃厚で美味だった。
山芋ももう少しだけほくほくした「芋感」があるほうが好み。

こちらのレストランはこんな風にその時その時で味がぶれるところが欠点だ。

蘆蒿炒干笋(lu2hao1 chao3 gan1sun3):42元
リーハオと干しタケノコの炒めもの

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芹+ウドの風味を持つ、細いアスパラガスのような野菜、リーハオ。
(ここでは蘆蒿だけど、藜蒿と呼ばれることのほうが多いと思う。)
この炒めものは塩味が控えめで、
そのリーハオの風味を食ってしまわず実にいい塩梅だった。

リーハオがやわらかくて実によかった!
ガシガシした嫌な歯触りがない。
「普通はもっとかたいんですけど、これはやわらかいですね。」
とHさんが静かにおっしゃった。

郷下渣茄子(xiang1ia4 zha1 qie2zi):38元
蒸し茄子の田舎風炒め

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これ、さっぱりしていそうに見えて、
実はかなり油を使っているんじゃないかなあ。
茄子のずびずびした感じが好き。

馬蘭頭炒茶干(ma3lan2tou2 chao3 cha2gan1):32元
馬蘭頭と干し豆腐の炒めもの

P1140847.jpg

えーと、馬蘭頭がいったい何なのかは忘れてしまったのだけれど、
旨かったのは覚えていたので注文。

過去記事【西湖春天】杭州菜によると、
「馬蘭頭は上海あたりでよく食べられるキク科の野草で、
春菊みたいな風味がある。」

そうでしたそうでした。
たまには食べないと忘れてしまっていけない。
復習、復習。

春菊みたいな風味が爽やかでいい。
この日とても人気のあった一品。

三河小炒(san1he2 xiao3chao3):38元
セロリ・蓮根・茸と豚肉の細切り炒め

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「三河は地名だな。」
とアタリをつけて注文。
「小炒(xiao3chao3)=ちゃちゃっと炒め」の前に来るのは、たいてい地域名なのだ。

で、ビンゴ!
三河は、安徽省肥西県にある古鎮だった。
三つの河が村を流れていることからこの名があり、
そのひなびた風情ある佇まいが人気なんだとか。

ただ、三河風の炒めものってことは分かるけど、何が入っているのかは不明。
店員さんに聞いてみたら、
「セロリとレンコンと・・・の細切りを炒めたもの」
といろいろ説明してくれたけど、
実は「レンコン」と聞いたところですでに注文決定。
レンコンの細切り炒めには目がないのだ。

これが実に美味!
この日のベストワンだった。

香味の強いセロリや豚肉、レンコン、エノキ、キクラゲ、黄ニラなど豊富な食材を
しっかり目の味付けがうまくまとめている。
ちょっと辛いのもまた箸が進む理由だ。
ふと気づくと、お皿にはタレしか残っていなかった。

醤排烤年糕(jiang4pai2 kao3 nin2gao1):68元
スペアリブとトッポッキの炒め煮

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前に食べたこのスペアリブものがおいしかったのだけれど、
【安徽省駐京弁餐廳】馬蹄圓焼排骨
無念のメニュー落ち。

ならば同じスペアリブものでテーブルを華やかに!
と思って頼んだのがこれだ。

しっかり油醤油味がスペアリブにしみて美味。
豚の角煮風のこってりとした煮汁が、日本人の口にはよく合う。

胡適一品鍋(Hu2 Shi4 yi4pin3 guo1):88元
胡適鍋

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「胡適鍋っていうのがありますよ!」
「胡適って誰だっけ?」
「民国の人?」
「「新青年」って胡適でしたよね。」
「五四運動とかと関係あり?」
「ところで胡適って、安徽の人なの?」

・・・復習しましょう。
胡適さんは中華民国時代の思想家、文学者。
陳独秀に請われて「新青年」に寄稿し、白話文学を提唱した。
北京大学の学長なんかもしている。
で、もちろん安徽省の績渓の人だ。

ところで、このお鍋にどうして文学者胡適の名前が冠せられているかというと、

◆胡適が故郷に帰るたびに、地元の人が彼を好物の「一品鍋」でもてなした。
  それがだんだんその土地の名物になって
  後に「胡適一品鍋」と呼ばれるようになった。

◆胡適がアメリカで友人たちを招いた時の
  一番のおもてなし料理が一品鍋だった。

という主客がちょうどひっくり返った解説がある。

どちらが正しいかはここはまず置いておこう。
要は胡適にまつわる鍋ってことで。

材料は山菜や珍味をややピリ辛の醤油味で煮込んである。
お店によっていろいろあるようだけど、
このレストランでは豚バラ肉、鶏肉(たぶん塩漬けして干したもの)、
お麩入り肉団子、茶樹、うずら卵、五目卵包みなどが入っていた。

P1140857.jpg

味は悪くない。
何より胡適にまつわるウンチクを一くさり披露しながら鍋を囲めば、
座も盛り上がるだろう。
歴史の復習にもなって、さび付きかけた脳みそに油も回る?
頼んで損はないと思う。

荷葉粉蒸肉(he2ye4 fen3zheng1rou4):58元
豚バラ肉の米粉まぶし蓮の葉蒸し

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だんだん頼むものがなくなってきた・・・
どんなものか想像がつく料理があったので、すかさず注文。

これがなかなかの味。
粉蒸肉は脂っこくてしつこいか、
さもなければもさもさするばかりであまりおいしいものに当たらないが、
ここのは割合あっさりしていてよかった。

金港焼咸鶏(jin1gang3 shao1 xian2ji1):58元
干し鶏肉の炒めもの

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これはかなり食事が進んでから後で追加したもの。
もう持ち札が切れた感じで、本当に途方に暮れながら頼んだら、
案の定鶏肉がしょっぱくて今ひとつだった。

いや、それは公平な評価じゃないか。
最後にこのしっかり目の味付けのが来たからあまり箸が進まなかったが、
最初から出ていれば他のあっさりした料理とうまくバランスがとれて良かったかも。
タイミングを外しちゃったなあ。
悪いことしたな、この料理に。

春不老毛豆炒冬笋(chun1bu4lao3 mao2dou4 chao3 dong1sun3):38元
枝豆・高菜・筍の炒めもの

P1140859.jpg

春不老は、雪里蕻、雪里紅のことだそうだ。
日本の高菜みたいな感じの野菜で、江南地方ではこれを漬け物にして食べる。
生のままだとおいしいものではないらしいが、漬けると旨い。
これを挽肉や枝豆などと炒める料理は、江南地方の定番だ。

高菜、枝豆、筍とくれば、日本人の口にまず合うだろう。
ということで、無難なオーダー。
ややしょっぱめではあったけれど、思った通りの味で安心。

最後に、ご飯がわりに焼き包子。

砂鍋生煎包(sha1guo1 sheng1jian1bao1):38元(一打)
焼き包子

P1140860.jpg
(「打(da3)」は1ダース=12個)

お葱がたっぷり入っていて、自然な甘みたっぷり。
日本の中華まんを思い出してしまった。
でも、皮はこんな風にふっくらしてなかったけど。

P1140862.jpg
歯型写真!

さすがに10人もいるとすごい量だこと!
そして、苦しみつつもよくこれだけ頼んだものだ。

野菜を多めにと心がけて注文したこともあって、
茶色系の多いイメージのある安徽料理にしては緑鮮やかな食卓になった。
料理の味も全般的に想像していたレベルよりもさらにおいしかった。
同席していただいたみなさんからも「おいしい!」の一言がたくさん聞かれた。

よかった。
ほっと一息。

このレストラン、値段はちょっと割高だけど、その分しっかりおいしいので、
私はとても気に入っている。

ちょっと遠くて行きにくいし、
店員さんのサービスもお世辞にもいいとは言えない。
なぜかビールやジュースは別のフロアに保管することになっているようで、
注文してから出てくるまでそりゃあもう昼寝が出来るくらい時間がかかる。
(だからビールを頼む時には「一度に多め」が基本!)

でも、そんなこんなを差し引いても、
時々妙に行きたくなる、かなり好きなお店。
イトーヨーカドーの亜運村支店から割合近いし、
地下鉄5号線の「恵新西街北口」駅のすぐ側でアクセスもいい。
一度足を運んでみてはいかがでしょうか。


▼過去の「安徽省駐京弁」関連記事:
【安徽省駐京弁餐廳】黄山[火屯]鴿
【安徽省駐京弁餐廳】馬蹄圓焼排骨
【安徽省駐京弁餐廳】安徽菜(一)
【安徽省駐京弁餐廳】安徽菜(二)

▼旧ブログの「安徽省駐京弁」関連記事:
安徽省駐京弁でポンポコリン~その壱
安徽省駐京弁でポンポコリン~その貳


■お店情報
安徽省駐京弁餐廳
朝陽区恵新西街1号安徽大厦1階
6496-5588(89)
*四環路と恵新西街がぶつかる交差点の西南角。
 イトーヨーカドーよりちょっと西に行ったところです。
 地下鉄「恵新西街北口」駅のすぐそばです。

■お知らせ■

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cover_manpuku.jpg
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