【横竪撇捺】七点半在両点半

【横竪撇捺】七点半在両点半
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7時半に2時半で
七点半在両点半(qi1dian3ban4 zai4 liang3dian3ban4)
P1130517.jpg
【データ】とき:1月14日/ところ:四元橋・横竪撇捺/ねだん:記事参照

私が一番好きなカエル、石鶏(shi2ji1)。
江西省の廬山に住んでいるカエルで、
肉質がしっかりしていてぶりぶりしている美味カエル。
鶏肉とタラの肉を足して割って、ややタラよりにふったような上品な味がする。

そして、生ハムのようなしっかりした塩気と風味のあるアヒルの酒粕風味干し。
骨までねぶってじゅくじゅくといつまでもうま味を味わっていたいほど好物だ。
アヒル、私は北京ダックよりもこっちの干した系が好き。
中国語で言う「板鴨」だ。
お醤油味の醤板鴨も大好物だけど、この糟香板鴨もそれに劣らず愛している。

この二つをまとめてまた味わおうと、
カエルとアヒル食べる隊を組織。
お子さんを含めて総勢6名でまた例の江西料理レストランに行ってきた。

そう、横竪撇捺、
「横縦左払い右払い」という名前のあのレストランだ。

▼過去の「横竪撇捺」関連記事
【横竪撇捺】石磨[火悶]廬山石鶏
【横竪撇捺】糟香贛南板鴨
【横竪撇捺】贛菜

店名からしてふざけた名前だが、予約した個室の名前もふるっていた。
「両点半(2:30)」。

P1130521.jpg

予約するときに、
「じゃあ、両点半(2時半)で。」
と言われて慌てて
「いえ、予約は7時半なんですけど。」
と言ったら
「2時半は個室の名前なんです。」

「横縦左払い右払い」で、7時半に「2時半」で予約入れました。
紛らわしいったら。

そんな「横縦左払い右払い」で、7時半に「2時半」で食べたお料理。

蜜制芸豆(mi4zhi4 yun2dou4):18元
白インゲン豆の甘煮
P1130496.jpg

お豆さんの甘煮。
辛いものばかりだと逃げ場がないかな、と思って頼んだ。
大正解。

五香鴨珍(wu3xiang1 ya1zhen1):22元
アヒルの砂肝の五香風味
P1130497.jpg

鶏珍(ji1zhen1)は鶏の砂肝。
鴨珍(ya1zhen1)はアヒルの砂肝。
五香風味で味付けした砂肝の前菜。
見た目ほど辛くない。
(と言っても暗くてよくわかんないかも。)

前菜は他に、田作りみたいな小魚の前菜大根の激辛ハリハリ漬けも食べた。

大根の激辛ハリハリ漬けは相変わらずの殺人パワーを発揮。
ひと口かじって
「へーきじゃん」
と最初は涼しい顔をしていた面々も、しばらくすると
「うわ!なんだこれっ?かっらっ!」
「ちっとビールビール!」
「これはさすがにだめだわ。」
食べる人、食べる人をばっさばっさとなぎ倒した。

これ、後から来る辛さなのね。
そいでもって不思議と後を引く。
ふと気づくとまた、
「うわ!やっぱ辛いわこれ!」
「ひー!」
さっきもう食べないって言ってたのに・・・

天麻[火畏]乳鴿(tian1ma2 wei1 ru3ge1):88元
天麻とハトのスープ
P1130498.jpg P1130500.jpg

天麻(tian1ma2)は、オニノヤガラの根茎。
強壮、鎮痛、目まいなどに用いるんだそうだ。
乳鴿(ru3ge1)は、ハトのひな鳥。
[火畏](wei1)はとろ火で煮込むこと。

だからこのメニューは、天麻とハトのひな鳥をとろとろと煮込んだもの。
実際はスープだけどね。

ハトは煮込むと独特の甘みが出て実においしい。
この日はハト初挑戦という方もいらして、最初は若干引き気味だったけど、
どうやら気に入っていただけたみたい。

ハトのスープと言えば、やっぱりこの駐京弁レストランで食べたのがおいしかったなあ。
今でも時々思い出す。

藜蒿炒[月昔]肉(li2hao1 chao3 la4rou4):38元
リーハオとベーコンの炒めもの
P1130501.jpg

前回は藜蒿(li2hao1)をシンプルに清炒(qing1chao3)にしたものを食べたが、
今回はちょっとひねって[月昔]肉(la4rou4)=ベーコンと炒め合わせたものを頼んだ。
これも美味。

藜蒿のことは、芹の風味とアスパラガスの食感と説明してきたけど、
今回Hさんと一緒に食べながら脳内食材データベースを検索した結果、
芹はすぐに見解一致。
もぐもぐしながら再度検察していたら、ひらめいた。
「うど!」
「うん、うどだな、これは。」
Hさんが頷いた。
ということで、藜蒿は芹とうどの風味がする、
ややアスパラ(の根もとんとこ)みたいな食感の中国野菜であります。

大羅卜焼筒骨(da4luo2bo shao1 tong3gu3):38元
大根とスペアリブの煮込み
P1130503.jpg

店員さんのオススメ。
どでかく豪快に切った大根とスペアリブの煮込み。
日本人の食DNAをくすぐる懐かしの味。
こんな甘辛だれのしみしみ大根、中国で食べられると思わなかった。

玉米焼排骨(yu4mi3 shao1 pai2gu3):58元
トウモロコシとスペアリブの炒め煮
P1130509.jpg

これも店員さんオススメ。
この手の料理にトウモロコシが入るのも面白いし、
「年糕(nian2gao1)=お餅」が入っているところもまた面白い。

家常地皮(jia1chang2 di4pi2gu1):30元
イシクラゲの炒めもの
P1130510.jpg

地皮(di4pi2gu1)は、イシクラゲというネンジュモの一種。
これは挽肉を少し入れて唐辛子でピリッと辛味を利かせて炒めたものだが、
以前食べたものは玉子とニラで炒めてあった

岩のりみたいな感じで、くしゅっともさっとした食感。
クセになる味だ。

醋溜藕絲(tang2cu4 ou3si1):26元
細切りレンコンのお酢炒め
P1130514.jpg

この日の一番人気だったのがこの料理。
辛い味付けの料理や濃いめのものが多かったので、
オアシス料理的な位置づけにもなったのかもしれない。
でも、ポイントは細切りレンコンの意外性。
日本じゃ輪切りか乱切りがほとんどなので、
細切りしたレンコンの歯ごたえの良さは一種感動的なのだ。

以前、岳麓山屋で食べた芹菜炒藕絲で私が味わった驚きと感動は、
私だけのものではなかったみたい。

メニューに「藕絲(ou3si1)=細切りレンコン」の文字を発見したら、
ぜひ一度食べてみて。

他にも、前回食べた井岡山豆皮と[朶リ]椒毛芋仔をみなさんに味わってもらって、
料理の部は終了。

お腹はそこそこいっぱいだったけど、やっぱり主食も何か食べてみたいよね、
と頼んだのがこれ。

醤油炒飯(jiang4you2 chao3fan4):22元
醤油チャーハン
P1130519.jpg

四川、湖南料理のレストランでよく見かける醤油チャーハン。
でもおいしいと思う醤油チャーハンにはなかなか出会えない。
これは久しぶりのヒット。
しっかり醤油味が米粒にまわって、風味豊かで美味だった。

これだけ食べて、ビールも頼んで、締めて674元。
6人だから一人分にするとそれなりにかかってしまうけど、
やっぱりこの店はおいしいし、珍しい食材が食べられて興味深いし、
値段だけの価値はあると思う。

ただね、冬場は店内が寒いのが玉に瑕。
少しあったかくなってからどうぞ。


■お店情報
横竪撇捺(Heng2shu4pie3na4)
朝陽区北四環中路6号院内
010-6433-3799
P1100501.jpg P1100517.jpg

*四元橋のIKEAのはす向かい、イタリアンレストランのある敷地内にあります。
 (イタリアンレストランのすぐ左隣です。)
  東側から行くなら、望京橋でUターンして側道を東方向に戻り、右手。

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cover_manpuku.jpg
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