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匂うからうまい?匂うからまずい?めっけもののドリアンアイス

【データ】とき:12月29日/ところ:マカオタイパ島・莫義記/ねだん:10パタカくらいだった?
(【利多澳門餐】香港マカオ食い倒れ紀行2008(之九)からの続きです。)
この日私たちは、北京から広州経由でマカオ入りする別の友人
H.Y.さんと夕方落ち合うことになっていた。
その待ち合わせまでの時間をどうやってつぶすか。
利多を出た私たちにつきつけられた課題はこれだった。
食に関しては下調べに余念がなく、
どんなに遠くとも労をいとわず、
そして旨い店を探し当てる眼力と勘と幸運に恵まれた食い倒れ紀行ご一行様だが、
観光となるとからっきしダメ。
全くなんの予習もせず、しかもどこに行きたいというさしたる希望もない。
ふと思いついて、
「ドッグレースでも見に行ってみます?」
「いいねいいね。」
とタクシーを飛ばして行ってみれば、レースは夜7時から。
おまけに馬券売り場ならぬ、狗(犬)券売り場に入ろうとしたら、
係員さんに「子供は入れません!」と注意された。
いくら味覚的には大人とは言え、9歳のAちゃんはまだ子供。
当たり前と言えば当たり前すぎるこの事実を大人二人はすっかり忘れていた。
それでも、せっかく来たので、係員さんに頼んで中を見学させてもらった。

レース前なのでここはAちゃんもOK。
閑散としたドッグレース場。

犬たちが出てくるまでまだ一時間以上もあって、パドックも静かなものだ。

(↑馬主ならぬ、「狗主」って言うのね。) (↑パドックもワンちゃんサイズ)
獣の匂いはするものの、姿をちらりと見ることもできないまま、
むなしくレース場を後にした。
「どうします?」
「ワイン博物館は?」
「うーん・・・」
「バンジージャンプがいい!」
「そんなとこ行くわけないでしょっ!」
Aちゃんの希望をHさんがピシャリと否定したりなんていうやりとりを経て
結局私たちが向かったのは、再びのタイパ島。
住宅形式博物館てとこに行ってみるか、ということで話がまとまったのだ。
またしてもやってきた官也街。
そこでひっかかったのがこのお店、莫義記だ。

バス停側から官也街に入って割とすぐのところ、
ポルトガル料理レストラン「ガロ」のすぐ近くにある。
食べてみたのは、榴蓮雪[米羔]。
そう、フルーツの王様、ドリアンのアイスだ。
「これはおいしい!」
「ドリアンの風味そのもの!」
シャリシャリしたシャーベット状のアイスを口に含むと、
あの、ドリアンの香りが口腔から鼻腔へと一気に駆け抜け、
そして脳天へと昇っていく。
鼻から「むふーっ」と息を吐いたら、100%ドリアーンな匂いがするに違いない。
しかしこれがなかなかに旨いのだ。
ドリアンそのものを食べると
あのこってりした脂っこさがしつこく感じられてヘビーなのだが、
これはうまい具合にしつこさが緩和されて爽やかに仕上がっている。
私はドリアンを食べると目にしみるのだが、
その目にパチパチ、シバシバとくる刺激ももちろんない。
ちょっと気が向いて食べてみただけだったけど、
思わぬ拾い物をした気分だった。
で、住宅形式博物館はどうだったのかって?
休館日だったのだ。
2008年12月29日は月曜日。
つくづく食べ物以外にアンテナの張っていない三人だったのだった。
(【澳門瑪嘉烈蛋撻 Margaret's Cafe e Nata】香港マカオ食い倒れ紀行2008(之十一)に続きます。)
■香港マカオ食い倒れ紀行2008
・香港マカオ食い倒れ紀行2008(プロローグ)
・【港灣壹號ONE HARBOUR ROAD】香港マカオ食い倒れ紀行2008(之一)
・【金興飯店】香港マカオ食い倒れ紀行2008(之二)
・【紅磡街市熟食中心】香港マカオ食い倒れ紀行2008(之三)
・【豆花店(正式名称不詳)】香港マカオ食い倒れ紀行2008(之四)
・【阿蔓諾葡国餐O Manuel】香港マカオ食い倒れ紀行2008(之五)
・【洪馨椰子】香港マカオ食い倒れ紀行2008(之六)
・【港湾餐廳RESTAURANTE LITORAL】香港マカオ食い倒れ紀行2008(之七)
・【黄枝記】香港マカオ食い倒れ紀行2008(之八)
・【利多澳門餐】香港マカオ食い倒れ紀行2008(之九)
・【莫義記】香港マカオ食い倒れ紀行2008(之十)
■前回の香港マカオ食い倒れ!
・香港マカオ食い倒れ紀行2007
■お店情報
莫義記

澳門氹仔官也街9A
2882-5440
■お知らせ■
このブログをベースにした本が出版されました!

●書 名: 北京で「満福」 普通がおいしい。本場の中華!
●発売元: 東洋書店
●形 式: 新書版 184P(内カラー8P)
●価 格: ¥1100(+税)
おいしいものにありつける幸運――「口福(kou3fu2)」がいっぱい、
おいしいものを食べて「幸福」もいっぱいの
私の「北京で満腹」、もとい、「北京で満福」な日々から生まれた
北京のおいしい食べ物と食文化を綴った本です。
巻末には、超カンタン「食べる」中国語講座と、
ayaziオススメの「普通がおいしい」レストランのリストもおつけしました。
キャッチフレーズは「ガイドブック+1冊」!
る●ぶ+満福、地●の歩き方+満福・・・いろんなガイドブックとペアでどうぞ。
小さくて薄い新書サイズです。
スーツケースのポケットにスルッと入れて、北京まで連れてきてください!
▼お近くの書店か、ネットでお求めいただけるとうれしいです。
・アマゾンで「満福」
・セブンアンドワイで「満福」
・ビーケーワンで「満福」
・楽天ブックスで「満福」
▼詳細はこちらで!
・『北京で「満福」』、7月25日発売です!
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この日私たちは、北京から広州経由でマカオ入りする別の友人
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閑散としたドッグレース場。


犬たちが出てくるまでまだ一時間以上もあって、パドックも静かなものだ。


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むなしくレース場を後にした。
「どうします?」
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「うーん・・・」
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