【港湾餐廳RESTAURANTE LITORAL】香港マカオ食い倒れ紀行2008(之七)

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マカニーズ料理を初体験!
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【データ】とき:12月28日/ところ:マカオ・港湾餐廳RESTAURANTE LITORAL/ねだん:記事参照

【洪馨椰子】香港マカオ食い倒れ紀行2008(之六)からの続きです。)

一応セントポール大聖堂だの
老体にムチ打って「グリコ」でなんとか登り切ったモンテの砦だの、
セナド広場だの地元スーパーのワインショップだのをうろうろしたものの、
間食ばかりでちーっとも腹ごなしにならず、
空腹と言うにはかなり無理がある腹具合で迎えた夕刻。

晩ご飯の時間がやってきた。

向かった先は、港湾餐廳RESTAURANTE LITORAL。

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酒徒さんが前日訪れてそのおいしさを確認済みの
ポルトガル&マカニーズ料理のレストランだ。

▼酒徒さん、偵察ありがとう!前日の食べっぷりはこちらから:
遂に出会ったマカオ料理のド定番と特製バカリャウ料理で満腹!

他にも食べたいものがあるから、
と二日続けてこのレストランをアレンジしてくださった。
貴重な食事回数のうち二回をあてたということは、
それだけこのレストランを気に入ったということだ。
期待は否が応でも高まる。

実はこのレストラン、酒徒さんご夫妻と合流する前から、
Hさんと「行きたいですねえ。」と話していた。
酒徒さんも参考にされたある雑誌を私も購読していて、
この店は行く価値あり!と踏んでいたのだ。

ある雑誌というのは、実は私も記事を書かせていただいている
『NIKKEI GALLERY』という隔月誌。
この雑誌の特集記事で、マカオのマカニーズ料理が詳しく紹介されていたのだ。

マカニーズ料理(土生葡菜)というのは、
「マカオ特有のポルトガル料理のことだ。簡単に、マカオ料理と言ってもいい。
ポルトガル料理が遠路はるばるマカオに伝わる際、アフリカ・インド・東南アジアなどで
各地の料理の影響を受け、それが更にマカオで独自の発展を遂げた国際色豊かな料理だ。」
(以上、酒徒さんのブログから拝借。)

ユーラシア大陸の西の果てポルトガルから、
アフリカ、インド、東南アジアを経て、
マカオで花開いた独特の料理、マカニーズ料理。
それを日本を出て中国大陸で暮らす日本人が、
北京と広州からマカオに集結して食す。
なかなかに楽しいではないか。

ポルトガル独特の微発泡ワイン、ヴィーニョ・ヴェルデで軽やかにスタート。
飲んべえにはいささか物足りないくらいの爽やかで軽い飲み口だ。

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ワインのお伴は、シンプルにアサリのワイン蒸し。

アサリのワイン蒸し:128パタカ
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豚とアサリのアレンテージョ風にも心が動いたのだけれど、
この日お目当てだった料理が豚肉ものだったので
「ここはアサリだけでいっときましょか。」
ということになったのだ。

酒徒さんのブログにもあったが、
酒と食い物を目の前にすれば突如食い気がよみがえってくる。
誰一人として、「だ、だめかも・・・」などと弱音を吐く人はなく、
まさに水を得た魚のように食べる五人衆なのであった。

バカリャウ・コロッケ:68パタカ
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オポジット ハウスのSureñoで食べたバカリャウ・コロッケも美味だったが、
こちらもなかなか。

中にはもちろん、ちゃーんとバカリャウが入っている。
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前にヒラメの身が入ったコロッケを食べたことがあるけれど、
ヒラメは上品すぎてやや物足りなかった。
塩気のしっかり利いたバカリャウのほうが
食材自体の存在感が感じられて私は好きだ。

咸蝦猪肉(Porco Balichao-Tamarindo):138パタカ
豚バラ肉のバリシャオ煮込み
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この料理、前日にもこのレストランを訪れていた酒徒さんご夫妻が
「ayaziさんは絶対好きな料理だよと噂してたんです。」と、
わざわざ私たちとの会食のために味見するのを我慢して
二回目に回しておいてくれたもの。

その推察通り、
『NIKKEI GALLERY』の記事を読んだHさんと私も、
マカオ料理の定番というこの料理に興味津々だった。

特にフードコーディネーターであるHさんは、
この料理で使われているバリシャオという調味料に注目していらっしゃった。
バリシャオは、小蝦を発酵させタマリンドを合わせた味噌のような調味料。

タマリンド!
あの甘酸っぱい果実味と蝦味噌が合わさっている?
料理のプロ、Hさんならずとも、実に興味をかき立てられるではないか。

そして一口。
んーっと、酸っぱい八丁味噌?
味噌カツの味噌だれにフルーツの甘酸っぱさが加わった感じだろうか。
でも、ほんのりと蝦味噌の発酵風味も感じられる。

Hさんはもう少し蝦味噌の風味が強い感じを想像していらしたようで、
すこし期待と違う味だったのだろうか。
個人的には、豚肉と合わせるにはこのくらいでもよかったのではないかと思った。

豚肉もしっかり煮込まれてやわらかい。
肉自体のうま味で言えば、牛肉よりもむしろ豚肉のほうがおいしい。
これ、好きな料理だ。

酒徒さんご夫妻の噂した通り、
「私、これが一番好きかもしれません。」
とつぶやいた私。
すっかり好みを見破られている。

この料理には、香りよく炊かれたジャスミンライスがついてくる。
ほかほかご飯と一緒にほおばれば・・・

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甘酸っぱしょっぱいタレがご飯にからんで、またまた食欲増進!
マカニーズ料理は本当にご飯によく合う。

そして、マカニーズ料理の大定番が登場。

ポルトガルチキン(葡国鶏):160パタカ
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メニュー名にカレーと書かれてはいないけど、
かなりタイカレー(イエロー)に近いイメージだ。
ご飯と一緒に食べるとまさにカレー。

見た目は辛そうに見えるかも知れないが、ほとんど辛さはない。
ココナツミルクのこっくりとした風味がやさしい。

さて、『NIKKEI GALLERY』の記事で紹介されていた料理で、
酒徒さんたちが前日オーダーできなかったものが一つあった。
蟹の甲羅に詰め物をしてフライにした蟹コロッケのようなもので、
写真が実に旨そうに撮れていた。

Hさん、Aちゃん、そして私も興味津々だったのだが、
「蟹のコロッケとか、フライとかいろいろ言ってみたんですが、
 オーダーできなかったんですよ。」
(ん?売り切れだったんでしたっけ?)

「どうします?」
「もう少し何か頼みます?」
なんて頭をつきあわせて相談していたら、
目の前をこんがりきつね色の蟹ちゃんたちが
お盆に載せられて通り過ぎて行くではないか。

思わず、目で追いかけて、
「あー、あれあれ!あれをください!」

目出度くオーダー成功となった。

蟹蓋(Casquinha):160パタカ
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蟹肉、キノコ、チーズを詰めた蟹の甲羅を、パン粉をつけてフライにしたもの。

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が、想像したほどの味ではなかった。
もう一息なのだ。
何かが多いのか、何かが足りないのか。
なんだろう、こういう手の込んだこじゃれた料理は、
マカニーズの得意とするところではないのかもしれない。

素材を丸ごとどっかーん!と、焼く!蒸す!煮る!
それをご飯にぶっかけて喰らう!
っていう、どっちかというとガテン系メシがマカニーズの真骨頂?
そんな気がした。

最後に、せっかくなのでデザートも味見。

セラドゥーラ:35パタカ
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何度聞いても忘れちゃうんだな、この名前。
「セラドゥーラ」、要はビスケットムース。
ホイップクリームと砕いたビスケットを重ねてムースっぽく仕上げてある。

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これが、なかなかに美味。
ふうわりと軽いクリームムースと、サクサクのビスケット。
意外に後を引いた。
あ、一人で食べた訳じゃなくて、みんなでちょっとずつ味見。
これも大人数なればこそ、だ。

ああ、それにしてもよく食べた。
酒徒さんご夫妻とのマカオ食い倒れランデヴー、大満足の幕引きとなった。
広州へと帰るバスに乗り込むため帰途を急ぐお二人を見送り、
残った三人は翌日の食事を予約すべく、
別の店へ向かってぶらりぶらりと夜道を歩いた。
そう、Hさん、Aちゃんとayaziのマカオ食い倒れはまだ翌日も続く。

▼この日の模様を酒徒さんのブログでも!
五つの胃袋、夜も変わらず大暴れ!

【黄枝記】香港マカオ食い倒れ紀行2008(之八)に続きます。)


■香港マカオ食い倒れ紀行2008
香港マカオ食い倒れ紀行2008(プロローグ)
【港灣壹號ONE HARBOUR ROAD】香港マカオ食い倒れ紀行2008(之一)
【金興飯店】香港マカオ食い倒れ紀行2008(之二)
【紅磡街市熟食中心】香港マカオ食い倒れ紀行2008(之三)
【豆花店(正式名称不詳)】香港マカオ食い倒れ紀行2008(之四)
【阿蔓諾葡国餐O Manuel】香港マカオ食い倒れ紀行2008(之五)
【洪馨椰子】香港マカオ食い倒れ紀行2008(之六)
【港湾餐廳RESTAURANTE LITORAL】香港マカオ食い倒れ紀行2008(之七)

■前回の香港マカオ食い倒れ!
香港マカオ食い倒れ紀行2007

■お店情報
海湾餐廳 RESTAURANTE LITORAL
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澳門河邊新街261-A地下
853-2896-7878

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cover_manpuku.jpg
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