【港灣壹號ONE HARBOUR ROAD】香港マカオ食い倒れ紀行2008(之一)

【港灣壹號ONE HARBOUR ROAD】香港マカオ食い倒れ紀行2008(之一)
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柄にもなく高級ホテルでマンゴープリン
P1130186.jpg
【データ】とき:12月27日/ところ:香港湾仔・ワンハーバーロード(グランドハイアット香港内)/ねだん:記事参照

香港マカオ食い倒れ紀行2008(プロローグ)からの続きです。)

ビールで喉をしめして人心地がついた後は、
「おまけの」点心をいくつかつまむ。
何しろお目当てはマンゴープリン、ただ一つだからね。
その他はすべて脇役なのだ。

フカヒレ餃子入りのスープ:67香港ドル
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北京で飲茶をすることはほとんどないし、
仮に飲茶に行ったとしても
フカヒレなんていう高級食材を食べることなんてほぼない。

「行っときます?」
「せっかくだから。」
そう、せっかく香港に来たし、食べておくか。
てな乗りで頼んだ久しぶりのフカヒレ餃子。

P1130172.jpg
(↑フカヒレ見える?)

うまい。
が、予定調和的うまさとでも言えばいいか。

蜂の巣タロイモコロッケ:43香港ドル
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これは、「せっかくだからいっとくか」アイテムではなく、
私がどうしても食べたかった料理。

前々回香港に来た時にザ・ペニンシュラ香港のスプリングムーンで食べて
すっかりファンになってしまった蜂の巣みたいなサクサク衣のタロイモコロッケだ。

その時の感想を、旧ブログで読んでみると・・・

▼旧ブログの蜂の巣コロッケ:
香港半島酒店・嘉麟楼の飲茶でポンポコリン~続き



飲茶では結構定番の具材、芋角。
江西チワン族自治区茘浦県のものが有名。
これをつぶして、中に具材を包み俵形に揚げたコロッケだ。

ちょっと粘りけのある里芋コロッケというようなお味。
日本人にはなじみのあるやさしい食感だ。
しっかりと味付けがされているので、タレをつけなくても十分美味しい。

でもこのメニューの一番のポイントは、なんと言ってもその外観。
まるでレースのような網目状の薄いベールを表面にまとっている。
(中略)
無数の穴が開いた様子が蜂の巣を思い起こさせることから、
蜂の巣という名前がつけられているそうだ。
この穴は、生地を作る時に入れる澄麺という膨張剤(浮き粉を熱湯で練ったもの)が、
揚げている間に膨張してきてあくのだそうだ。

さすが高級ホテル。
このレースの繊細さと言ったら!
触ればほろりと崩れてしまいそうなくらい、細やかな穴が無数にあいている。
カラリとさっぱり揚がっていて、ちっとも油っぽくない。

蜂の巣レースのサクサクッとした軽い歯ごたえと、
中身のネト~ッとした重たい食感のコントラストが、このメニューの特徴。
特にこのレースの部分のサクサクがなんとも言えない。
サクサク、パリパリしているかと思えば、口の中で咀嚼していくと、
まるで飴のように歯にぴとっとくっつくような粘りが出る。
そしてお芋のしっとり滑らかな食感。
千変万化の歯触りだ。




中身はこんなに具だくさん。
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スプリングムーンのも美味だったけど、ワンハーバーロードも負けていない。
くう。
でも、最初に食べた感動があった分、スプリングムーンに軍配があがるかも。
いや、美味の記憶というのは美化されるからな。
なんとも言えないな。
・・・一流ホテルでタロイモコロッケの食べ比べだなんて、
なんてこのブログに似つかわしくないテーマだこと。

腸粉:65香港ドル
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飲茶と言えばコレ!的なおなじみ点心の腸粉。
ライスクレープで具材をくるりと巻いたもの。
これはオーソドックスにチャーシュー入り。
つるりぷるぷるの皮に、甘めのタレがからむ。

鮑入り小籠包:63香港ドル
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ちゃんと写ってないけど、もちろんスープ入り。
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ただ、あんまり鮑の風味はしなかったような?

ハチノスの煮込み:43香港ドル
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ハチノス、大好き。
なんてったって、母にモツ女と呼ばれたayaziだからな。
ぶりぶりのコリコリ。
内臓ものを料理させたら、中国人の右に出るものはいないと思う。
そんな尊敬の念をいだきながら、一流ホテルで臓物にかぶりつく。

ブロッコリーと黒トリュフ風味グラタン:180香港ドル
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本当に黒トリュフなのか?
と期待してオーダーしたが、
「うーん、これは本物の香りじゃないなー。」
とのコメントがHさんから。

しかしこれ、全体としての味はなかなか。
ブロッコリー山の右に広がる草原のような黄緑色はチンゲンサイ。
要はブロッコリーとチンゲンサイの中華風クリームグラタンだ。

上に振りかけるのは、黒トリュフでなくとも松の葉昆布なんかでもいけそうだ。
いや、松の葉昆布も十分高いな。
塩昆布でもいいかも。
しその実の炊いたのとかでも合うと思う。
しょ、庶民・・・。

そして、脇役たちをたいらげた後は、
満を持して、主役登場!

マンゴープリン:50香港ドル
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この、ジノリの器に恭しく盛りつけられたマンゴープリンを
どれだけ夢に見たことか。

私がここのマンゴープリンを素晴らしいと思うのは、
このマンゴープリンが「おいしいマンゴープリン」の要素が
一身に凝縮されているからだ。

P1130187.jpg

マンゴープリンは人によって好みがある。
マンゴー本来の風味が生きているもの、
ココナッツミルクが利いているもの、
果肉がたっぷり入っているもの、
むっちりしたタイプのもの
・・・

こうした様々なマンゴープリンの「おいしい」要素を一つに詰め込んだのが
ワンハーバーロードのマンゴープリンだ。

これを食べると、
上記の「おいしいマンゴープリン」を全て食べたような気になる。
それが素晴らしい。

と、褒めまくっているが、正直なところマンゴープリンの他は
感動するほどのおいしさを味わえなかった。
いや、誤解を招いてしまうといけないので強調しておくが、
どれもおいしいのだ。
確かにおいしいのだが、
そのおいしい料理を食べるために払うお金のことを考えると、
どうしても素直に感動できないのである。
「これだけのおいしさを、この値段で」という観点で考えると、食指が動かない。
これって、香港での食事全般に言えることなのだが、
つまりはコストパフォーマンスで考えると見合わないのである。

純粋に「おいしさ」を基準にすれば、もちろん高級店のほうがおいしい。
でも、値段というフィルターをかけると、街場の普通のレストランのほうに惹かれる。
「こんなに安いのに十分うまい!」が
「すんごいおいしいけどバカ高い」を遙かに陵駕するのだ。
何しろ大陸、特に北京には安くてうまいものがあふれているからなあ。
大陸生活経験者の悲しい性とでも言えばいいか。

思うに、高級店で食べる料理のおいしさには、
「高級店だからおいしい“はずだ”。」
という自己暗示の果たすところが多分にある。
せっかく高いお金を払っているのだから、
おいしいと思わないとそのお金を使った甲斐がないと思っている節がある。
少なくとも私はそうだ。

裏返すと、そこいらの街角のレストランなら
「そこそこおいしい」くらいで十分満足できるけど、
高級店には心の底から感動できるような美味を求めてしまう。
その基準で言うと、今回はやや肩すかしだった。

薄々、なんとなく、感じていたそんな私の肩すかし感は、
食の英才教育少女Aちゃんの反応が薄かったことからも十分うかがえた。
(後から聞いたら、体調が悪かったのと
 あまり好物ではないものをオーダーしてしまったこともあったみたい。)

実は、食事をご一緒して反応が一番気になる友人が、このAちゃん。
フードコーディネーターのお母様の食育のもとで、
小さい頃からおいしいものだけを食べて育ってきた彼女は金の舌の持ち主だ。
そして、子供だけあって歯に衣を着せない。
もちろん、苦手なものもあるので一概には言えないが、
彼女に「おいしい」と言ってもらえることは私にとって実はかなりポイントが高い。
今のところ、ありがたいことに
「ayaziさんが連れて行ってくれるお店はおいしい」
という評価をいただいている。

そのAちゃんの反応の薄さに、ayaziはやや焦った。
「高級ホテルなんていう柄にもないところに来てはいかんな。
 やはり自分のフィールドで勝負すべきだった。」
そんな反省を胸に、ワンハーバーロードを後にしたのだった。

【金興飯店】香港マカオ食い倒れ紀行2008(之二)に続きます。)


■香港マカオ食い倒れ紀行2008
香港マカオ食い倒れ紀行2008(プロローグ)
【港灣壹號ONE HARBOUR ROAD】香港マカオ食い倒れ紀行2008(之一)

■前回の香港マカオ食い倒れ!
香港マカオ食い倒れ紀行2007


■お店情報
ワン ハーバー ロード(港灣壹號)(グランド ハイアット香港内)
ONE HARBOUR ROAD(GRAND HYATT HONG KONG)
1 HARBOUR ROAD, WANCHAI, HONG KONG
2588-1234

■お知らせ■

このブログをベースにした本が出版されました!

cover_manpuku.jpg
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コメント
この記事へのコメント
お帰りなさい、ayaziさん。
先日はありがとうございました!
ayaziさんが「マンゴープリン好き」だったなんて!
今度香港に行かれたら、一度 「満福楼(レストラン・ダイナスティ)」で、
ここの「揚枝甘露・マンゴースープ」を召し上がってみて下さい。
プリンではありませんが、マンゴープリンの何倍も何倍もおいしいですから!!!
マンゴープリンを食べ歩いたこともありますけど、ここのが「完璧」です!←言い切ってます。
ココは「エビ味噌のせ豚肉の蒸し物」とか、ラードと醤油をかけて食べる「ポーチャイファン」とかお料理もおいしいですよ。
2009/02/06(金) 01:09 | URL | みれん #-[ 編集]
みれんさんへ
こちらこそ、ご一緒できて楽しい晩になりました!
私、決してマンゴープリン好きという訳ではなくて、ワンハーバーロードのマンゴープリンが好きなんです。
楊枝甘露、スプリングムーンと芝麻緑豆、晶晶のものを食べたことがあります。
「満福楼(レストラン・ダイナスティ)」は行ったことがありませんが、香港に行く機会があったらオススメメニューを試してみますね。
情報感謝です!
2009/02/06(金) 09:23 | URL | ayazi #-[ 編集]
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