【RAS Ethiopian Cuisine】北京第一家埃塞俄比亜餐廳

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北京で最初のエチオピア料理レストラン
北京第一家埃塞俄比亜餐廳(bei3jing1 di4yi4jia1 Ai1sai4e2bi3ya4 can1ting1)
P1120092.jpg
【データ】とき:10月22日/ところ:将台路・RAS Ethiopian Cuisine/ねだん:ひとり90元ほど
*その後三里屯に移転したのですが、残念ながら閉店してしまったようです。
(2010/1/26付記)


イラン料理でスローフードを楽しんだ翌日は、
アラビア半島を横切り、紅海を渡って、アフリカ大陸へ。
エチオピア料理を食べに行ってきた。
またまた突然の、「北京で世界食紀行」だ。

北京で最初のエチオピア料理レストランだというRASは、
エチオピア人オーナーが経営する大使館御用達のレストラン。
お店に足を踏み入れた途端に、
もわっとスパイスの香りが鼻腔をくすぐる。
でも、それよりももっと気分を盛り上げてくれるのが
謎のとんがり帽子(ページトップ写真)だ。

フラッシュをたかなかったので分かりにくいかもしれない。
この写真に写っている舞台後ろにあるとんがり帽子に受け皿と足がついたものがそう。
P1120097.jpg

これ、テーブルなのだ。
帽子のような蓋を取るとちょっと大振りのお皿みたいになっていて、
P1120093.jpg
ここにお料理を乗せて食べるのが伝統的なスタイルなんだとか。

エチオピアの伝統的な料理「WE’T(ベット)」と呼ばれる。
煮込み料理が主役だそうで、
辛くてスパイシーなものからマイルドなものまで、
野菜やお豆から牛肉や羊肉まで、いろんな種類が揃っている。

この日はこのベット・コンボを頼んでみた。
120元で4種類の煮込み料理が注文できる。
私たちは子供も入れて全部で6人。
2セット注文したので、頼める煮込み料理は8種類になった。

オーナーからは、
「エチオピア料理はビッグ・ポーションなので、これで十分お腹いっぱいになる」
というアドバイスをもらっていたのだけれど、
食いしん坊の私たちはさらにちょっと欲張って
ドロ・ワットというゆで卵入りのチキン・シチューをプラス。

P1120108.jpg

ドロ・ワットはお祝いの席で食べられるそうで、
骨付きの鶏もも肉を
茶色くなるまでじっくりじっくり炒めたたっぷりの玉葱と
ベルベレというエチオピア独自の香辛料ミックスで煮込んだ料理だ。

P1120110.jpg

さて、8種類もの煮込み料理とチキン・シチューを
こんな小さなお帽子テーブルにどうやって乗っけるのだろう?

これがその答え。

P1120099.jpg

銀盆に巨大なクレープ状のものを敷き、
そこに頼んだ煮込み料理を盛りつけるのだ。

P1120103.jpg

ドロ・ワットも同様。

P1120109.jpg

煮込み料理には「インジェラ」が添えられてくる。
上の写真で料理を盛る前に敷かれていたものと、
料理の周りに置かれたおしぼりみたいのがインジェラだ。
ちなみに下に敷いてあるインジェラも食べていいのね。

インジェラはエチオピア独特の主食で、
酸っぱいクレープみたいな蒸し焼きパンだ。
テフという穀物の粉を練って長時間(3日とか4日もかけるんだって!)発酵させ、
フライパンの上で蒸し焼きにして作るという。
しっかり発酵しているため、かなり強い酸味がある。

エチオピア料理を食べたことのある友人によると、
テフは作付面積に対する収穫率がかなり悪いそうだ。
友人曰く、
「すごくいい土地があると、エチオピア人は必ずテフを植える。
 外貨を稼ぐ上では小麦とかの方がいいんだけど
 伝統というか生活習慣的なものもあるし…、
 と、アフリカで農業政策に携わっている人々がゆーてました。」
インジェラ(テフ)はエチオピア人にとってのソウルフードなんだなあ。

ところで、この日私たちが食べたインジェラはかなり白っぽくて「おしぼり」みたいだったけど、
前出の友人によれば灰色っぽくて「雑巾」みたいなのもあるんだとか。
でもって、「本物のインジェラは白か、灰色か?」
で論争になったりしているらしい。
インジェラを巡る「おしぼり」vs「雑巾」論争!

インジェラの形容は人によりさまざまで、
「おしぼり」の他にも「絵巻」と言う人もいた。
「手巻きのゆるゆる包帯」というコメントもあった。
うん、そうそう、そんな感じ。
お好み焼き屋さんで食べる「あんこ巻き」の生地みたいという説もあったなあ。
しっとりしてて「ぴとっ」と肌にすいつく感じが似てるかも。

インジェラについての話が長くなった。
伝統的なエチオピア料理は、
とんがり帽子テーブルに盛りつけられた煮込み料理をみんなで囲みながら、
くるくると巻物のように巻かれたインジェラをちぎり、
好きなものを包んで食べるというスタイルであるらしい。

このインジェラがなかなかくせ者だった。
盛りつけられた料理を見て、最初のうちこそ
「なんかちょっと足りないかもね。」
なんて思いながら食べ始めたのだけれど・・・

何しろスプーンがないので何かおかずを食べるには
必ずインジェラですくわないといけない。
インジェラを食べれば、それだけお腹はふくれる。

煮込み料理は中には辛いのもあったけど、全体的にはマイルドだし、
野菜や豆もたっぷりでとても身体にやさしい感じでおいしくて
意外と後を引く。
「まだまだ沢山食べたい・・・」
それでもまたインジェラですくって一口、二口。

酸味のせいでさっぱり食べられるのもまた落とし穴。
結局、ふと気づいたらすっかり食べ過ぎてしまっていたのだった。

ショータイムで何度もダンスを披露してくれた
ダンサーさんたちを見習ってエチオピアン・ダンスでもしたら
お腹も少しはこなれたかなあ。

P1120111.jpg

でも、まるで釣り上げられたばかりの魚がビチビチとはねるような、
大量にやばい薬を飲んで痙攣しているかのようなあのダンス、
踊ったら筋だの関節だのがおかしくなって身体がバラバラになりそうだけど。

この日はビール小瓶1本ずつ飲んで、一人90元ほど。
この店はオーナーもシェフもエチオピア人なのでたぶんかなり本場の味。
スパイスやテフの粉などを本国から持ち込んでいることを考えると
北京でこの値段はかなり安いと思っていいのではないだろうか。

お帽子テーブルに酸っぱいクレープに痙攣ダンス、
なかなか愉快で新鮮な驚きいっぱいのエチオピアン・ナイト。
お料理もなかなかおいしいし、
北京の毎日にマンネリを感じたら、
異空間体験に行ってみてはいかが?


■お店情報
Ras Ethiopian Cuisine
朝陽区将台路14号
010-8479-8388
*リドホテルのある将台路沿いにあります。
 酒仙橋路と将台路がぶつかる交差点からさらに東へ100mほど。
 道の北側(リドホテルを背にして左手)にあります。
*その後三里屯に移転したのですが、残念ながら閉店してしまったようです。
(2010/1/26付記)


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cover_manpuku.jpg
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