【雷亜餐廳】溜肝尖

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レバーのあんかけ炒め
溜肝尖(liu1 gan1jian1)
P1100902.jpg
【データ】とき:7月20日/ところ:勁松橋・雷亜餐廳/ねだん:22元

「ぜひ連れて行きたい店がある。」
と言われていたのに、なかなか連れて行ってもらえなかったお店がある。

「勁松橋のほうにある。」
と言われただけで、どんなレストランかも聞かずにいた。
この友人には全幅の信頼を寄せているからだ。
この人が連れて行ってくれた店ではずした店はほとんどない。

でも、夜待ち合わせをして
「じゃあ、前言ってたあの店は?」
と言うと、
「これからそっちに向かって、会ってから店に行ったんじゃ、もう遅いから。」
と断られることが何度か続いた。

遅いったって、まだ7時すぎである。
でも、あまりにもきっぱりと
「もう遅い。」
と言い切るものだから、おとなしく言うことを聞いておいた。

その「連れて行きたい店」に、先日ついに連れて行ってもらった。
それがこの雷亜餐廳だ。

P1100913.jpg

正直言って、拍子抜けした。
何度も「連れて行きたい」と言うくらいだから、
「どんな変わった店だろう・・・」
と期待していたのだけれど、あまりにも普通で変わり映えのしない店構えだ。

しかし、実はこの店、知る人ぞ知る「北京で一番“牛”な店」だったのだ。

「牛(niu2)」というのは、俗語で「かっこいい」、「かっちょいい」、「いけてる」という意味。
その所以は・・・

その一:営業時間が短い。

昼は11時から2時まで、夜は5時半から9時まで。
うーむ、懐かしい国営企業の香りが・・・

なるほど、週末夜7時をすぎたら友人が「もう遅い」と言う訳だ。
その時間から移動し始めて、お店に着くのは8時前。
ゆっくり食事をするにはせわしない。

その二:一見の客はお断り。

通常は常連客、少なくとも一度来たことのある客しか受け付けない。
最初の一回は、常連客と一緒でないと断られてしまうのだ。
ただし、初めてでも「人の良さそうな顔つき」をしていればOKなこともある。

別に意地悪をしているのではなくて、
小さなレストランなので古くからのお客さんに配慮したらこうなるということだろう。
わざわざ遠くから車で食べにくるお客さんも多く、
ご飯時になるとすぐに満席になってしまうのだという。

その三:まじめに作った本場の家庭料理が食べられる。

出している料理は実に普通の家庭料理ばかり。
素材や調理方法にもこだわってどれもしっかりとまじめに作ってあり、きちんとおいしい。
家庭料理のレストランとしては決して安い値段ではないが、
他の店では味わえない地に足の着いたお料理だ。

P1100897.jpg

壁にかけられたお品書き。

そんな“牛”な店で食べた料理の一つめが、この溜肝尖(liu1 gan1jian1)。
溜(liu1)は炒めてあんかけにすること。
肝尖(gan1jian1)はレバーの薄切り。
どうして「尖(jian1)」がつくのかを以前中国人の友人に聞いてみたら、
「薄切りすると先が尖った形になるから」
だそうだ。

レバーの薄切りと、ピーマン、タマネギ、キクラゲを、
ニンニクの風味を利かせたお醤油味で炒めてとろみをつけてある。

辛くない。
しょっぱすぎない。
しっかりと、でも炒めすぎない程度に火を通したタマネギから、いい甘みが出ている。

ああ、お袋の味だ。
ここのレストランのご主人は、60歳を超えたおばあちゃまなのだという。
きっとそのおばあちゃまのレシピが受け継がれているんだろうな。
お袋の味とあっては、このお店が人気なのも頷ける。

この日居合わせた常連客の皆さんも、
この懐かしい味を愛して、このレストランに通ってくるのだろう。

常連さんに混じってレバー炒めをつつき、
昼間っから雪花ビールをぐぐっとあおって、
日盛りの道を眺める。

P1100901.jpg

夏の日差しに輝く街路樹と、その間から路面に差し込む木漏れ日、
道行く人、自転車をこぐ人・・・
夏に初めて中国に来た私にとっては、これが中国の原風景だ。

懐かしさいっぱいのお袋の味と、夏の北京の街風景。
幸せなお昼ご飯の幕が開いた。


■お店情報
雷亜餐廳
朝陽区勁松南路勁松五区501楼(勁松医院そば)
010-6775-7859
P1100913.jpg
*東二環路を勁松橋で西方向に曲がり、一つめの信号を左折(南方向に曲がる)。
 交差点にぶつかったら右折し、ちょっと西方向に進むと右手(北側)にあります。
*お昼は11:00~14:00、夜は17:30~21:00のみの営業です。


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