【海碗居】炸醤麺的回憶

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ジャージャン麺の思い出
炸醤麺的回憶(zha2jiang4mian4 de hui2yi4)
P1100775.jpg
【データ】とき:7月7日/ところ:松楡里・海碗居/ねだん:13元(上がった!)

ところで、この日海碗居に行ったのは、
7月1日からオリンピック取材で北京入りされている
スポーツ紙カメラマンのHさんと会食のため。
Hさんは、語学科でも後輩、サークルでも後輩で、
同窓生の中でもかなり近い間柄だ。
しかも奥さまも語学科、サークルともに後輩。

在北京の同窓生Iさんとも「そのうち食事を」と約束していたので、
じゃあ、ミニミニ同窓会にしちゃおう!
ということで、3人で海碗居まで行ってきた訳だ。

芥末墩茄泥醋溜白菜などをちょこちょことつまみながら、
あれやこれやとおしゃべり。
年の差はあれども、そこはなんと言っても同窓生。
なんだかんだと共通も話題も多く、楽しい食事になった。

で、シメはもちろん炸醤麺。
この日は麺のゆで加減が絶妙!
シコシコでしっかりしたおいしい麺だった。

ところで、3人で頭をつきあわせるようにして炸醤麺をズルルッとすすっていたら、
Iさんがこんな話をしてくれた。

「ウチでは炸醤麺を普段から食べてたんですよ。」
「ええっ?」
と思って詳しく聞いてみると・・・

Iさんのご実家のお父上が旧満州の育ちで、
北京に立ち寄った際に炸醤麺の作り方を聞いて帰り、
日本に戻ってからもその味を再現して作っていたのだとか。

「だからウチでは冷蔵庫にかならず炸醤が常備してあって、
よく麺だけ買ってきて炸醤をかけて食べてました。」

材料や作り方は日本風にアレンジされてはいたようだけれど、
まぎれもなく炸醤。
北京の炸醤麺は、日本のIさんのご実家の味として定着していたのだ。
海を渡った炸醤である。

「ただ、ウチの炸醤麺はこんなに具だくさんじゃありませんでしたけどね。
父が北京に遊びに来た時に炸醤麺屋さんにつれていったら、
とても感激してました。」

幼い時に食べた思い出の炸醤麺との再会。
お父上はさぞ感慨深かったことだろう。

以前、烤饅頭(kao3 man2tou)について書いた時にも、
「旧満州育ちの父が好きだった。」
という感想をいただいたことがある。

今ほど食糧事情がよくなかった時代、
炸醤麺にしても、饅頭にしても、子供心にさぞおいしく感じられたことだろう。
そしてたぶん、手作りするしかなかった時代の食べ物は、
今よりもっと滋味豊かでありがたみもあったのだろうなあ。

Iさんのご実家のように、
北京や東北地方、もしくは上海など、
中国の料理が「我が家の味」として伝わっているご家庭が
日本には意外にたくさんあるのではないだろうか。

それも一つの戦後史、「家庭の戦後史」と言ってもいいかもしれない。
炸醤麺をたぐりながら、そんな思いにふけった夜だった。


■お店情報
海碗居(松楡里店)
朝陽区松楡南路36号
010-8731-3518
*華威橋から東へ2㎞。道の南側にあります。
二つめの歩道橋を越えてすぐのところです。
*個室を予約すると、全体的にやや割高の料金設定になっています。


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cover_manpuku.jpg
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コメント
この記事へのコメント
故郷の味
炸醤麺と水餃子は、僕の故郷の味でもあります。我が家では、父が昭和18年から19年に住んでいた北京で食べていたものを、母が再現したということになっています。下記に画像を載せました。
http://blogs.yahoo.co.jp/jimmy_arakawa/24179247.html
父が食べていたのも面碼はキュウリだけだったそうです。今度帰省したら、当時の話をもっと詳しく聞いてこようと思っています。

ネットにはこういう記事もありました。
http://web.archive.org/web/20060512043307/http://www.be.asahi.com/20020713/W21/0001.html
Iさんの家で、麺は何を使っていたのかな?
2008/07/31(木) 07:50 | URL | ジミー荒川 #BWgGc7Fk[ 編集]
海碗居
こんにちは。
面が中国らしくなくこしがあったように覚えています。
家に炸醤があれば、きしめんあるいはうどんを買ってくれば簡単に軽食ができますね。

私の場合は家にヒガシマルのうどんスープが常備されていて、学校の帰りに市場でうどんを買って、湯でといたスープをかけて食べていました。(小学校のころの話です。)

しばらく、北京行きの仕事はなさそうです。少し残念。
2008/07/31(木) 08:01 | URL | nao0880 #4aiYG7/g[ 編集]
ジミー荒川さんへ
お父様の思い出の味をお母様が再現して、それをご子息のジミー荒川さんが故郷の味として愛している・・・素敵ですね。
ネットの記事も読みました。
Iさんのお父様の話と通ずるところがありますね。
Iさんのお宅では、「麺は外で買ってくる」とおっしゃっていたように記憶しています。
今度会ったら詳しく聞いてみますね。
2008/07/31(木) 18:30 | URL | ayazi #-[ 編集]
nao0880さんへ
海碗居は、炸醤も麺もどちらもとてもおいしいですよね。
炸醤麺はそもそも家庭で手作りして食べるメニューですから、それこそ家庭の数だけレシピがあって、思い出の味もあるのでしょう。
ところで、北京の人たちは炸醤の作り置きをするのかな・・・
あんまり聞かないので、こちらの方にとっては、その都度作るものという認識なのかもしれません。
2008/07/31(木) 18:33 | URL | ayazi #-[ 編集]
岩手県の盛岡のじゃじゃ面。。。
2008/07/31(木) 21:05 | URL | zsyca #-[ 編集]
家庭の数
北京はいろんな地方から多くの方がいらっしゃっていると聞いています。
北京の炸醤面(黒くて塩辛い)に合わない家庭では、別の味わいを楽しんでいるのかもしれませんね。
2008/07/31(木) 23:56 | URL | nao0880 #4aiYG7/g[ 編集]
zsycaさんへ
じゃじゃ麺は食べたことがないのですが、似ているようですね。
引き揚げた方が懐かしんで作られたのでしょうか・・・
2008/08/01(金) 18:06 | URL | ayazi #-[ 編集]
nao0880さんへ
このタイプの炸醤麺は基本的には北京の料理なので、地方からいらした方がご家庭で作るケースはないかもしれません。
地方地方の違いというよりも、家庭によってレシピの違う「おふくろの味」なんだと思います。
2008/08/01(金) 18:10 | URL | ayazi #-[ 編集]
このタイプの炸醤麺
そうですね。
他の地方で食べた炸醤面は、色も味も面も違ったものでした。
真っ赤な激辛の炸醤面も南京近くの街や杭州で食べました。

老北京炸醤面というのは、北京タイプの炸醤面ですよね。
他にも老○○炸醤面のお店があったら楽しいですね。

先月訪れた、西安で北京ダックに酷似した料理を「西安の鴨料理」だといっていた現地の方がいました。
2008/08/01(金) 18:57 | URL | nao0880 #4aiYG7/g[ 編集]
nao0880さんへ
はい、私にとっては「炸醤麺=老北京炸醤麺」なんです。
炸醤麺にどんなバージョンがあるのかについては実はあんまり興味がなくて、「北京の料理」がまず第一義です。
何しろ、「北京。おいしい生活。」ですから・・・
炸醤麺にしても、[火考]鴨にしても、どちらも単に調理法からつけた料理自体の名前ですから、そこにいろんな地方地方の違いがあるのは当然と言えば当然ですね。
ラーメンに東京や札幌や喜多方や博多・・・がくっついているのと同じイメージかな。
そういう意味では、「西安の鴨料理」はまさにその通りだと思います。
2008/08/01(金) 19:05 | URL | ayazi #-[ 編集]
その節はお世話になりました
 
ご無沙汰しております。競泳陣の取材でちょこっと北京を抜け出して済州島に来ています。

海碗居に連れて行っていただき、ありがとうございました。炸醤麺、とても美味しかったです。コシもさることながら、麺自体の味も印象的でした。ぜひまた行きたいけれど、建国門から北苑近くのホテルに引っ越してしまい、どこに行くのもおっくうで...。

ちなみにあの後、秀水街の近くでなかなか良い手打ち麺(看板メニューは牛肉麺)を食べさせる店を見つけて、何回か通いました。麺湯もちゃんとありましたよ。キレイとは言い難い店ですが。

『北京で満福』は、大阪のジュンク堂書店で部長がみつけてくれて、支援物資として後発部隊に持たせてくれることになりました。活用する時間があるかなぁ。
2008/08/02(土) 12:32 | URL | H #NauAHS9A[ 編集]
Hさんへ
今頃は水立方に詰めているのかと思いきや、済州ですか。
済州もおいしいものがたくさんありそう・・・(ってそればっかりですが)、お仕事お疲れさまです。
海碗居、ひとりでサクッとご飯を食べるにはもってこいなのですが、北苑からでは確かに遠いですね。
秀水街近くの麺屋さん、どこでしょう?
今度教えてください!
「満福」をお買い上げいただいたとのこと、ありがとうございます!
活用できる時間があることをお祈りしてます。
2008/08/03(日) 09:02 | URL | ayazi #-[ 編集]
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