【横竪撇捺】石磨[火悶]廬山石鶏

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廬山蛙の石鍋煮込み
石磨[火悶]廬山石鶏(shi2mo2 men4 lu2shan1 shi2ji1)
P1100513.jpg

【データ】とき:6月21日/ところ:四元橋・横竪撇捺/ねだん:86元

江西料理のレストランに連れて行ってもらった。
場所は四環路を挟んでIKEAの向かい。

「そんなとこに中華のレストランあったけ?
イタリアンレストランなら知ってるけど・・・」

そう、まさにそのイタリアンレストラン「+39」のお隣さんにあるのが、
この横竪撇捺だ。

「横竪撇捺(heng2shu4pie3na4)」とはまた人を食った名前だ。
なんてったって意味は「横、縦、左払い、右払い」で、
要は漢字の筆画をただ並べただけの店名なのだ。

「実質、名前のないレストランと変わらないな・・・」
同行した友人もつぶやく。

店名の横にある「贛菜進行式(gan4cai4 jin4xing2shi4)」だけが
江西料理レストランであることを主張している。
「贛(gan4)」は江西省の略称だ。

P1100517.jpg

↑店名、見える?

お店の前には、なぜかJeepが並んで駐車。
Jeep兄弟連。
P1100500.jpg


店内に入ると、奥が公園に面していてなかなか気持ちがいい。
P1100502.jpg


「このインテリア、どっかで見たことない?」
こう聞かれて頭をひねっていたら、
「茶馬古道。」
と答えを教えてくれた。

茶馬古道と言っても現代城にあるお店ではなく、
友人が言うのは朝陽公園南門近くにあったお店。
現代城に移転する前の、一番最初にオープンした店舗だ。

ああ、確かに!
雰囲気、似てる。

横竪撇捺は、茶馬古道のインテリアデザイナーがやっているお店だったのだ。

このデザイナーはもともと茶馬古道の共同経営者に名を連ねていたが、
訳あって袂を分かったと聞いていた。
しばらく飲食店経営には手を出していなかったようだけど、
やっぱりまたお店を出したんだあ・・・
雲南の次は江西料理ね。
どっちも辛い。

前置きが長くなったが、
この店でこの日メインディッシュとして食べたのがトップ写真の料理。
石磨[火悶]廬山石鶏(shi2mo2 men4 lu2shan1 shi2ji1)だ。

P1100510.jpg

↑石焼きビビンバで使うような石鍋で出てくる。

石鶏?
地鶏の一種?

いえいえ、鶏と書くけど、鶏じゃない。
「石鶏(shi2ji1)」というのは、江西で食べられているカエルだ。
なんでも、薄暗い岩壁の洞穴にいるいぼいぼのある青蛙で、
肉付きがよく美味だけれど、夜行性で捕獲しにくいんだとか。

これがまた美味。
鶏肉とタラを足して二で割ったようなぷりぷりした淡泊なお味だ。
皮のゼラチンもまたたまらない。

P1100514.jpg


会話もそこそこに、
ひたすらお口に放り込んではプップッと骨をはき出し続けてしまった。

カエルは身もそんなに大きくないし、それに身に対して骨が多いので、
骨からむしり取るように食べるのでは骨が折れる。
かたまりごと口に入れて、
舌と上あごでしゃぶり取るようにして肉を骨からはずし、
最後に骨だけプッと出すというのが一番手っ取り早い食べ方だ。

以上、素早いカエルの食べ方講座でした。
カエルを食べる方、参考になれば幸いです。
(↑そんなにいるのか?)

カエルちゃんの他にもいろいろ頼んだので、ざっとご紹介。

家郷拌芥梗(jia1xiang1 ban4 jie4geng1):16元
P1100503.jpg


「梗(geng1)」は茎のことだけど、芥(jie4)は結局なんの野菜なんだろう。
「芥菜」?「芥蘭」?
シャキシャキした歯触りとたっぷり利いたニンニクの風味がいい。

開胃小鱗魚(kai1wei4 xiao3lin2yu2):22元
P1100504.jpg


干した雑魚を唐辛子醤油で味付けた前菜。
田作みたいなイメージかな。
ただ、かなりしっかり辛い。

あまり知られていないかもしれないが、江西料理は辛い料理が多い。
しかも、四川料理のような「麻辣(ma2la4)」、
つまりピリピリとした花山椒の刺激と唐辛子の辛さのミックスではなく、
純粋な唐辛子の辛さだ。

単純に辛さの度合いで比べると、四川よりは江西のほうが断然辛いと思う。
湖南料理もしかり。
雲南料理も実はかなり辛い。

と、辛い辛いと書いてきたが、次の料理はまったく辛くないマイルドな一品。

南昌豆泡焼肉(nan2chang1 dou4pao4 shao1rou4):38元
P1100507.jpg


豚バラ肉と油揚げの巾着包みをしっかりと煮含めてある。
「焼肉(shao1rou4)」とあるが、もちろん焼き肉ではない。
中国語の「焼(shao1)」は、煮込むことだ。

巾着の中には春雨やニンジン、椎茸のなどの具がたっぷり。
P1100515.jpg


煮汁とバラ肉から出たうま味がしみしみ。

野菜ものも一つ。

清炒藜蒿(qing1chao3 li2hao1):32元
P1100512.jpg


藜蒿(li2hao1)は南方中国で食べられている野菜で、
アスパラガスと芹を足して2で割ったような感じ。
かなりしっかりとした繊維感があり、硬い。
芹のような香味があって、香りの強い野菜が好きな私はかなりお気に入り。

濃い口のおかずを食べていたら、白いご飯が欲しくなった。

鉢仔米飯(bo1zai3 mi3fan4):3元
P1100505.jpg


湖南料理レストランと同じように、鉢入りのご飯が出てきた。
ちょこんとトウモロコシがあしらわれているだけで、
なんだかちょっとよそ行きの雰囲気。
それにつられたのか、結局ほとんど食べてしまった。

私は好みが濃い口なので、
しっかりと味のついたこのお店の料理はかなりストライクゾーン。
めでたくまた来たいお店リストに入ったのだけれど、
ただ出来て半年もたつのにいまだに仮営業なのが気になるところ。
オーナーが本気で経営するつもりがないのか、はたまた別の理由があるのか・・・
仮営業のまま閉店、なんてことにはならないでほしいものだ。


■お店情報
横竪撇捺(Heng2shu4pie3na4)
朝陽区北四環中路6号院内
010-6433-3799
P1100501.jpg P1100517.jpg

*四元橋のIKEAのちょうど向かい側、イタリアンレストラン「+39」のある敷地内にあります。
 (「+39」のすぐ左隣です。)
  東側から行くなら、望京橋でUターンして側道を東方向に戻り、右手。


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コメント
この記事へのコメント
石鶏もさることながら
Lihao、あの香りと食感が大好きです。江西に行ったときはよく食べましたし、上海にいるときはレストランでも食べる機会が多かったのですが、広州ではあまり見かけません。ホント、北京は何でもあってうらやましいです。
2008/07/14(月) 13:02 | URL | 酒徒 #-[ 編集]
酒徒さんへ
ああ、さすが酒徒さん。
このエントリーで藜蒿にコメントくださるところが、食い巧者(こんな言葉ないか・・・)らしいですねえ。
広州では見かけないのですね。
私は江蘇、安徽、江西、雲南料理のお店で食べたことがあります。
スーパーで売ってるのは確か雲南産だったような・・・?(一束10元でした。高っ!)
いろんな地方のいろんな料理が食べられるのは、首都北京の食べ歩きの醍醐味の一つですよね。
2008/07/14(月) 18:14 | URL | ayazi #-[ 編集]
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