コロコロ中華パスタの炒めもの(おでき炒め)
素炒疙瘩(su4chao3 ge1da)

【データ】とき:5月22日/ところ:前海・東興順爆肚張/ねだん:5元
疙瘩(ge1da)と言うと思い浮かぶのは、スープ仕立てにした「疙瘩湯(ge1da tang1)」。
▼過去の疙瘩湯関連記事:
・【麻辣香鍋】疙瘩湯
・【福家楼】老北京菜之二
これはゆるめにこねた小麦粉生地をちょっとずつ直接スープに落としたもの。
だまだましている感じかな。
だから「すいとん」、もしくは「中華風すいとん」だ。
でもこっちの炒めたものをどう訳したらいいものか、いささか思案にくれている。
炒めものの場合に使う疙瘩(ge1da)は、
小麦粉を練って金太郎飴より細めの棒状にし、
それを小指の先っちょくらいの大きさに切ってゆでたもの。
イメージとしてはニョッキをかなり小さくした感じ・・・かなあ。
あ、ニョッキは小麦粉じゃないけどね。
つぶつぶというか、ぶつぶつというか、コロコロしているので、
中国語で「塊状のもの」とか「おでき、できもの」という意味の「疙瘩(ge1da)」。
なので私は手っ取り早く「おでき」と呼んでいる。
でもそれじゃあ余りにもなので「おできパスタ」くらいにしとこうかな。
それとも「つぶつぶ中華パスタ」?「コロコロ中華パスタ」?
悩ましい。
「素炒(su4chao3)」は肉を入れずに野菜と一緒に炒め合わせること。
爆肚張のにはキュウリ、ニンジン、青豆が入っていて、
しっかりとニンニクの風味が利いた醤油味。

これ、うまかった!
疙瘩湯だとぐずぐずのだまだまな食感だけど、こっちはかなりしっかり腰があってシコシコ。
特筆すべきは青豆だ。
ニンニク醤油味の炒めものなんていくらでもあるだろうけど、
この青豆のおかげで食感と味に変化が出た。
レンゲが止まらない。
この日は「爆肚張の前海ビュー特等席でレッツ・モツ!」という企画で
5人様ご一行という大所帯だったので、
あちこちからレンゲが伸びてきてあっと言う間に完食。
この絶品おでき炒めを存分に味わえなかった。
私は秘かにこれを一人一皿食べる決意を固めたね。
これだけ食べるために爆肚張に来てもいい。
いや、もちろん爆肚も食べますけどね。
そうそう、忘れるところだった。
「レッツ・モツ!」企画で食べた爆肚は、
牛百葉(niu2bai3ye4)、散丹(san3dan1)、牛肚仁(niu2du3ren2)、食信(shi2xin4)。

牛百葉(niu2bai3ye4)も相変わらず鮮烈な黒!
そして食信(shi2xin4)がよかった。

爆肚張の爆肚は、なんだかやさしい感じがするんだよなあ。
不思議だなあ。
お約束の焼餅(shao1bing3)もしっかり食べて、
お皿を積み上げるローカル中華なテーブルセッティングも満喫。

開け放された窓の外には昼間の暑さを残して輝く前海。

このロケーションのせいもあるとは思うけど、
やっぱり私は爆肚張の爆肚が一番おいしいと思う。
8時の閉店を前に、お店に粘っているのは私たち5人だけ。
店じまいを控えたお店の小さな中庭には、家族経営の張さん一家が集まり始めた。
映画に出ていたご主人の張さんの顔も見える。
お孫さんもやってきて、小さな腰掛け椅子に座っている。
親戚の人なのか、知り合いなのか、
シャツをまくってビール腹を丸出しにしたおじさんの姿もある。
みんな含めて懐かしさのあふれる愛しい光景だと私は思う。
(別に腹出した男性が好みという訳ではないです。念のため。)
ぼうっとあたたかく灯る裸電球と香椿の木の下で、
これから家族水入らずで団らんのひとときが始まるのだ。
さあ、私たちもそろそろ腰を上げるべきかな。
お勘定を済ませて、狭い戸口からとっぷりと暮れた前海沿いの道へと出て行く私たちを
お婆ちゃまが見送ってくれた。
「どちらの方?」
「日本人です。」
「あらそう。」
ことさらに外国人対応になるでもなく、さらりと終わる会話すら好ましい。
いつまでここで頑張っていてくれるだろう。
祈るような気持ちでお店を後にした。
■お店情報
東興順爆肚張
西城区前海東沿17号
*無名酒[口巴]の右隣です。
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素炒疙瘩(su4chao3 ge1da)

【データ】とき:5月22日/ところ:前海・東興順爆肚張/ねだん:5元
疙瘩(ge1da)と言うと思い浮かぶのは、スープ仕立てにした「疙瘩湯(ge1da tang1)」。
▼過去の疙瘩湯関連記事:
・【麻辣香鍋】疙瘩湯
・【福家楼】老北京菜之二
これはゆるめにこねた小麦粉生地をちょっとずつ直接スープに落としたもの。
だまだましている感じかな。
だから「すいとん」、もしくは「中華風すいとん」だ。
でもこっちの炒めたものをどう訳したらいいものか、いささか思案にくれている。
炒めものの場合に使う疙瘩(ge1da)は、
小麦粉を練って金太郎飴より細めの棒状にし、
それを小指の先っちょくらいの大きさに切ってゆでたもの。
イメージとしてはニョッキをかなり小さくした感じ・・・かなあ。
あ、ニョッキは小麦粉じゃないけどね。
つぶつぶというか、ぶつぶつというか、コロコロしているので、
中国語で「塊状のもの」とか「おでき、できもの」という意味の「疙瘩(ge1da)」。
なので私は手っ取り早く「おでき」と呼んでいる。
でもそれじゃあ余りにもなので「おできパスタ」くらいにしとこうかな。
それとも「つぶつぶ中華パスタ」?「コロコロ中華パスタ」?
悩ましい。
「素炒(su4chao3)」は肉を入れずに野菜と一緒に炒め合わせること。
爆肚張のにはキュウリ、ニンジン、青豆が入っていて、
しっかりとニンニクの風味が利いた醤油味。

これ、うまかった!
疙瘩湯だとぐずぐずのだまだまな食感だけど、こっちはかなりしっかり腰があってシコシコ。
特筆すべきは青豆だ。
ニンニク醤油味の炒めものなんていくらでもあるだろうけど、
この青豆のおかげで食感と味に変化が出た。
レンゲが止まらない。
この日は「爆肚張の前海ビュー特等席でレッツ・モツ!」という企画で
5人様ご一行という大所帯だったので、
あちこちからレンゲが伸びてきてあっと言う間に完食。
この絶品おでき炒めを存分に味わえなかった。
私は秘かにこれを一人一皿食べる決意を固めたね。
これだけ食べるために爆肚張に来てもいい。
いや、もちろん爆肚も食べますけどね。
そうそう、忘れるところだった。
「レッツ・モツ!」企画で食べた爆肚は、
牛百葉(niu2bai3ye4)、散丹(san3dan1)、牛肚仁(niu2du3ren2)、食信(shi2xin4)。

牛百葉(niu2bai3ye4)も相変わらず鮮烈な黒!
そして食信(shi2xin4)がよかった。

爆肚張の爆肚は、なんだかやさしい感じがするんだよなあ。
不思議だなあ。
お約束の焼餅(shao1bing3)もしっかり食べて、
お皿を積み上げるローカル中華なテーブルセッティングも満喫。

開け放された窓の外には昼間の暑さを残して輝く前海。

このロケーションのせいもあるとは思うけど、
やっぱり私は爆肚張の爆肚が一番おいしいと思う。
8時の閉店を前に、お店に粘っているのは私たち5人だけ。
店じまいを控えたお店の小さな中庭には、家族経営の張さん一家が集まり始めた。
映画に出ていたご主人の張さんの顔も見える。
お孫さんもやってきて、小さな腰掛け椅子に座っている。
親戚の人なのか、知り合いなのか、
シャツをまくってビール腹を丸出しにしたおじさんの姿もある。
みんな含めて懐かしさのあふれる愛しい光景だと私は思う。
(別に腹出した男性が好みという訳ではないです。念のため。)
ぼうっとあたたかく灯る裸電球と香椿の木の下で、
これから家族水入らずで団らんのひとときが始まるのだ。
さあ、私たちもそろそろ腰を上げるべきかな。
お勘定を済ませて、狭い戸口からとっぷりと暮れた前海沿いの道へと出て行く私たちを
お婆ちゃまが見送ってくれた。
「どちらの方?」
「日本人です。」
「あらそう。」
ことさらに外国人対応になるでもなく、さらりと終わる会話すら好ましい。
いつまでここで頑張っていてくれるだろう。
祈るような気持ちでお店を後にした。
■お店情報
東興順爆肚張
西城区前海東沿17号
*無名酒[口巴]の右隣です。
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この記事へのコメント
ayaziさん、先日は、どうも。
北平居菜館、大いに気に入ってしまいました。
また、いつか行ってみるつもりです。
私、4時過ぎには、あの辺に着いてしまいましたので、
南鑼鼓巷や前海などをぶらつきました。
ですから、爆肚張にも寄って中を覗いてみました。
エエですね・・・あの感じ。
こじんまりとしていて、えええ??こんなところでホントにやってるの・・・
そう思いながら、奥に入り込みますと、なんか雑然感がある。
でも、あの窓際の前海を見渡せるテーブルがある部屋を覗きますと、
なんか変に落ち着いて、静かな感じがします。
やはり、ココには絶対、来ないと・・・と思いました。
そして爆肚を食らおうと思います。
もし、近いうちに、またレッツ・モツ会があるなら呼びかけて下さい。
北平居菜館、大いに気に入ってしまいました。
また、いつか行ってみるつもりです。
私、4時過ぎには、あの辺に着いてしまいましたので、
南鑼鼓巷や前海などをぶらつきました。
ですから、爆肚張にも寄って中を覗いてみました。
エエですね・・・あの感じ。
こじんまりとしていて、えええ??こんなところでホントにやってるの・・・
そう思いながら、奥に入り込みますと、なんか雑然感がある。
でも、あの窓際の前海を見渡せるテーブルがある部屋を覗きますと、
なんか変に落ち着いて、静かな感じがします。
やはり、ココには絶対、来ないと・・・と思いました。
そして爆肚を食らおうと思います。
もし、近いうちに、またレッツ・モツ会があるなら呼びかけて下さい。
先日はありがとうございました。
北平居菜館、けっこうこぎれいなインテリアなのに庶民価格なのもうれしいですよね。
爆肚張、鄙びた風情が本当にいいですよ。
いつまであるか分からないので、ぜひ早いうちに行ってみてください。
ふらりと立ち寄って、モツとビール(もしくは白酒)を頼んで、景色を愛でながらモツを楽しんで、でもさくっと立ち去るっていう、ちょうど蕎麦屋の客みたいな楽しみ方が粋かなあ、なんて思っております。
北平居菜館、けっこうこぎれいなインテリアなのに庶民価格なのもうれしいですよね。
爆肚張、鄙びた風情が本当にいいですよ。
いつまであるか分からないので、ぜひ早いうちに行ってみてください。
ふらりと立ち寄って、モツとビール(もしくは白酒)を頼んで、景色を愛でながらモツを楽しんで、でもさくっと立ち去るっていう、ちょうど蕎麦屋の客みたいな楽しみ方が粋かなあ、なんて思っております。
相変わらずスゲーネーミング。面白いですねぇ・・・
でも、流石粉粉キングダムの北京ですね。色んな粉料理があるというか。
ウー・ウェンさんの本で、ガーダー麺と猫耳麺ってのを知り試そうと思いつつまだなんですが・・・
ノリ的にはガーダー麺に近いのかな?つぶつぶを炒めてる感じなんですよね。
食べ過ぎたら、炭水化物だからがっつり肥るだろなぁ・・・
でも気になる。
うひーん(;д;)
でも、流石粉粉キングダムの北京ですね。色んな粉料理があるというか。
ウー・ウェンさんの本で、ガーダー麺と猫耳麺ってのを知り試そうと思いつつまだなんですが・・・
ノリ的にはガーダー麺に近いのかな?つぶつぶを炒めてる感じなんですよね。
食べ過ぎたら、炭水化物だからがっつり肥るだろなぁ・・・
でも気になる。
うひーん(;д;)
いや、「おでき炒め」は私が勝手にそう訳してるだけなんです。
ウー・ウェンさんのおっしゃるガーダー麺がまさにこれです(たぶん)。
「ガーダー」は「geda」をムリヤリカタカナにしたものでしょう。
(「ge」の発音って、日本語にないんです。「げ」の口で「ぐ」と言うと、それが「ge」の発音です。)
猫耳麺は、これ(http://ayazi.blog75.fc2.com/blog-entry-345.html)のことだと思います。(これはハダカエンバク粉か何か別の粉が入っているようですけど。)
粉粉キングダム北京の粉もの料理はほんとに楽しいしおいしいですよ!
確かにがっつり肥えます・・・
ウー・ウェンさんのおっしゃるガーダー麺がまさにこれです(たぶん)。
「ガーダー」は「geda」をムリヤリカタカナにしたものでしょう。
(「ge」の発音って、日本語にないんです。「げ」の口で「ぐ」と言うと、それが「ge」の発音です。)
猫耳麺は、これ(http://ayazi.blog75.fc2.com/blog-entry-345.html)のことだと思います。(これはハダカエンバク粉か何か別の粉が入っているようですけど。)
粉粉キングダム北京の粉もの料理はほんとに楽しいしおいしいですよ!
確かにがっつり肥えます・・・



