【8610食庫】扁尖笋[火畏]土鶏

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干し筍と地鶏の煮込みスープ
扁尖笋[火畏]土鶏(bian3jian1sun3wei1tu3ji)
P1030841.jpg

【データ】とき:4月22日/ところ:海淀区・8610食庫/ねだん:20元代?

扁尖笋(bian3jian1sun3)は、
尖笋(sun3jian1=筍の先のやわらかい部分)の塩ゆでにして干したもの。

作る過程で、尖笋を渦巻き状に並べて叩きいてぺしゃんこにするので、
扁(bian3=平たい、扁平な)がついている。

浙江省の名物だそうだ。

[火畏](wei1)はとろ火で煮込むこと。
土鶏(tu3ji1)は地鶏だ。

このスープは、週末ご飯友だちS氏が見るなり
「お、地鶏のスープだ。これにしよう!」
と即決したメニュー。

筍も入っているとなれば、シャキシャキ食感に目がない私に異論があろうはずはない。

ところが、これが面倒の始まりだった。

テーブルにぽつぽつと料理が並び始めた頃、そのスープは運ばれてきた。

待ってました!
と土鍋をのぞき込むと、そこにはギトギトの油の層が浮かんでいる。
一口飲むと、お味はいいのだが何しろ脂ぎっている。

「うわ!すごい油だな。」
「これはちょっと・・・飲めないね。」

たまらずS氏が店員を呼んだ。

「これ、ホントに地鶏?」
「地鶏ですよ?」
「脂っこくて飲めたもんじゃないよ。」
「お出しする時に、店の者が表面に浮かんだ油を取りませんでしたか?」
「いや?取ってくれなかったよ。」
「いつもは必ず取るんですけど。」
「じゃあ今からでもいいから取ってくれないかな。」

かくして、いったん運ばれてきたスープは再び厨房へと帰っていった。

しばらくして戻ってきたスープ。
確かにギトギト油はなくなっていた。

よしよし、お勤めご苦労さま。
さっそくお碗に取り分けてみると、ややっ?筍がやけに少ない。

再び店員を呼ぶ。

「だめだよ。油を取った時に筍まで取っちゃ!筍足して。」
「え?でも・・・」
「さっきのにはたくさん入ってたよ。
 ウソだと思うんなら写真撮ってあるから見てごらんよ。」
「・・・」

不満そうな店員は、それでもスープを持って帰った。

そこからが長かった。
スープは待てど暮らせど出てこない。
食事はどんどん進んでいき、おかずはみるみる少なくなっていく。

「裏でもめてるのかな。」
「マネージャーがウンって言わないのかもね。」

おかずが半分くらいに減ったあたりで、ようやくスープが運ばれてきた。

今度は筍たっぷり。もちろん油もちゃんと取り除いてある。
が、よく見るとさっきは鶏肉を崩してあったのに、今度のは丸ごと一羽のままだ。

「作り直したんだね。」
「別にさっきのに筍足してくれるだけでよかったのにね。」

何がどう不都合だったかは知らないが、新しく作るほうが手っ取り早いと考えたのだろう。
油を取り除くのを忘れたばかりに、倍のコストがかかっちゃったね。

さて、ようやく落ち着いてスープを一口。

P1030842.jpg


鶏さんが丸ごと一羽入っているスープだ。
骨やら肉やら皮やらからエキスがじわじわ~ッと、じわじわ~ッッとしみ出して、
旨味の露と化している。
まずいことがあるはずがない。

それに加えて、扁尖笋からの旨味もプラス。
塩気と干し野菜の凝縮された滋味が、スープの味に深みをもたせている。

おいしいスープがあるとなれば、これをやらずにはいられない。
スープを二度楽しむ奥の手だ。

いや、何のことはない、ご飯をぶっこむだけなんだけど。

P1030855.jpg


だめだ。
この誘惑には、どうやっても勝てない。

*****

ところで、私は筍がかなり好きだ。
干してあるとなおさら好き。

ということで、次のエントリーは筍つながりで、あれにしようっと。


■お店情報
8610食庫
北京市海淀区北清路永豊基地商服中心
010-5871-1681

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