【皇城根[衣荅][衣連]火焼】椒塩鴨骨

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ダック骨周り肉の塩胡椒揚げ
椒塩鴨骨(jiao1yan2ya1gu3)
P1070828.jpg

【データ】とき:12月16日/ところ:寛街・皇城根[衣荅][衣連]火焼/ねだん:68元(ダック代)+5元(骨のところの調理代)

月に一度のSさん宅お茶会の流れで、
ローカルグルメ会なるものを企画させていただいている。

前回は田源鶏の鶏鍋で好評をいただいたが、
今回は皇城根[衣荅][衣連]火焼というお店の棒餃子。

箸でつまむと両側にくったりとなる様子が、
旧時のお財布兼物入れ「[衣荅][衣連]」(da1lian)に似ているので、
[衣荅][衣連]火焼(da1lianhuo3shao1)という名前がある。

▼[衣荅][衣連]火焼についてはこちらのエントリーをどうぞ。
【皇城根[衣荅][衣連]火焼】[衣荅][衣連]火焼

このお店に、グルメ会を前に個室を予約しようと電話を入れたら、
「最低消費額は200元。」
と言われてしまった。
が、まさか一人200元じゃないだろう。
なんてったって庶民派レストランだ。
7名程度で200元ならまず問題ないだろうと思い、そのまま個室をお願いした。

ところが、なんてったって庶民派レストランなので、
一品一品がえらく安い。
メインの[衣荅][衣連]火焼からして、1両3.5元程度。
最低注文単位の2両(5本分)頼んでも7元くらいのもの。

あわわ、これはやばいぞ。
200元に届かないではないか。
内心焦っていたら、まるでその気持ちを見透かしたように店員さんが言った。

「北京ダックはどうですか?」

おお!
渡りに船、餃子屋にダック。
一羽頼めば68元で、最低消費額の三分の一を一気にクリアーではないか。
後は白酒でも頼めばなんとかなるだろう。

「お願いしますお願いします。」

みなさんの同意を得た上でダックを注文すると、
店員さんが当たり前のような顔をして聞いてきた。

「骨はどうやって食べますか?」

おお!きた!
皮と肉をそぎ落とした後の骨まわり肉の調理方法を聞いてきたぞ!
これがあの質問か・・・

あの質問というのは、
皇城根[衣荅][衣連]火焼の記事にコメントをいただいたぽぽこさんからのご質問。
「あの質問」

なんと、このブログを見て初北京にして皇城根[衣荅][衣連]火焼に足を運ばれたという。
ありがたいことだ。

ご質問の内容をかいつまむと、
「この店で北京ダックを頼んだら、残った骨のところの調理法を聞かれた。
 甘辛の炒めものを食べたが、他の調理法は?」
というもの。

ところが、私はこれまでダックの残りの骨の調理法を聞かれた経験がなく、
いつもお決まりの「鴨湯(ya1tang1)=ダックスープ」ばかり。
これはぜひとも皇城根[衣荅][衣連]火焼に行って確かめてみなければ・・・
と思っていたのだった。

「骨はどうやって食べますか?」
こう聞いてきた店員さんに、質問開始!

「どんな調理方法があるんですか?」
「鴨湯と、紅焼と、××と、△△と、・・・・・・」

早すぎて聞き取れん。

「ちょっ、ちょっと待ってください。もう一度ゆっくりお願いします。」
「鴨湯と、紅焼と、椒塩と、孜然です。」
(*「仔然」ではなく、「孜然」の間違いでした。2009/3/17訂正)

ここにダック骨肉調理法の全貌が明らかに。

鴨湯(ya1tang1)

 ご存知ダックスープ。
 ほとんどの北京ダック店では、皮と肉をそがれたダックちゃんは
 有無を言わさずこのスープに姿を変えて帰ってくる。
 あまり美味しいものではない。

紅焼(hong2shao1)

 お醤油風味で甘辛に炒め煮にしたもの。
 ぽぽこさんが召し上がったのはこれだと思われる。

椒塩(jiao1yan2)

 一度素揚げにしてから塩胡椒味で炒めたもの。

孜然(zi1ran2)

 一度素揚げにしてから(たぶん)クミンシード風味で炒めたもの。

今回私たちがお願いしたのは、三番目の椒塩(jiao1yan2)。
P1070827.jpg


これがまた、素揚げにした骨周りの肉が香ばしく、
そこに塩胡椒が利いて思いの外美味だった。

特に首まわりがいい。
もともと鶏の首のところを煮込んだスープで作るうどんが好物だったりもして、
私は首のところのお肉に目がない。

からりと揚がったパリパリ肉とスパイシーな味付けとなれば、
ビールのつまみにも最高だ。

骨まわりをガリガリとやるワイルドな感じもいい。

「そう言えば、香港では北京ダックを食べると必ず骨の調理法を聞かれてたなあ。」
香港滞在の長いSさんが感慨深げにおっしゃった。
「今度北京ダックを食べに行ったら、別の調理法でできるかどうか聞いてみよう。」

北京は北京ダックの本場。
なのに、残った骨肉の調理方法を聞かれたのはここが初めてだった。

もう知っていると思っていた北京ダックにも、まだまだ未知の境地があるのだなあ。
ガリガリとダックの骨をかじりながら、
中華料理の奥深さを改めて噛みしめるのであった。

【おまけ】
ダック本体。
こっちがおまけなんて、主客転倒ですな。

ダックの皮のとこ。
P1070825.jpg


お肉のとこ。
P1070826.jpg


鴨餅(ya1bing3)と薬味あれこれ。
P1070822.jpg

桂花(gui4hua1)=キンモクセイ風味のソース(右端の茶色いの)もあったが、
これはあんまり・・・

おまけにパイナップルまで!
P1070824.jpg

これもあんまり・・・

結局一番美味だったのは、揚げた骨だったわけで。
まさに主客転倒ですな。


■お店情報
皇城根[衣荅][衣連]火焼
北京市東城区地安門東大街甲46号
8403-5786
*寛街中医院のある交差点から西に100mくらいのところにあります。


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コメント
この記事へのコメント
あの店で
棒餃子だけで200元分食べようと思ったら、全員腹がはちきれるのを覚悟しなきゃですね(笑)

骨回りの肉ってとても美味しいのにあの味のないスープにされちゃうのがいやだなあといつも思っていたので、こうやって選べるのはいいです!確かに本来のメインより美味しそう!
2007/12/28(金) 10:52 | URL | 酒徒 #-[ 編集]
酒徒さんへ
そうなんですよ、考えてみたら逆に200元に届くようにするのが至難の業だったのでした・・・

骨周り肉、この揚げ炒めパターンはかなりヒットでした。
スープより断然おいしいですよ。
今度はクミンシード風味がいいなあ・・・なんて、ダックそのものよりこっちのほうが楽しみだったりして。
2007/12/28(金) 12:17 | URL | ayazi #-[ 編集]
謎が氷解
コメント遅くなりました。お忙しい中、年内にきっちりダック骨の謎を解決してくださっていたのですね。ありがとうございます。謎が氷解してすっきりしました。

最初は大董烤鴨店で初北京ダックのつもりだったですが皇城根のメニューの価格を見てあっさり予定変更しました。ここも聞香趣も動くのもおっくうなぐらいたらふく食べても計算間違いかと思うぐらい安かったので助かりました。

そういえば故宮見物の帰りに寄った満福楼のしゃぶしゃぶにも大満足でしたが、ayaziさんの真似をして焼餅のタレ+スープ浸しで鍋を〆ようとしたら、つきっきりで給仕してくれた小姐に「そんな食べ方はしない。」と言われました。研修員のバッチを付けていたので地方から出てきた新人の女の子かもしれませんね。スープの最後の一滴まで飲み干した私達夫婦に比べて地元のお客さんたちが豪快に注文して豪快に食べ残していたのもびっくりでした。


新疆名物の大盆鶏と羊羯子を清真食堂で食べられなかったのが心残りです。どちらも最後は残ったスープに面条を投入するとか。どこかおいしいお店ご存知ですか? 

オリンピックも終わって飛行機のチケット代も安くなって落ち着いた頃に再訪してayaziさんのおいしい北京情報をたよりにまた食べ歩きが出来たらいいな、と今は思っています。



2008/01/29(火) 17:42 | URL | ぽぽこ #Sepo0/Nk[ 編集]
ぽぽこさんへ
私のほうこそ、ぽぽこさんのおかげでダックを食べる時に新しい楽しみができました。
こうしてご質問をいただいたことで私自身も新しい発見があるのが、ブログの面白いところだと改めて実感した次第です。

聞香趣も皇城根も、どちらも庶民価格。
食べて美味しく、しかもお財布にもやさしい、これぞ北京のローカル中華の魅力満載!なお店です。
私も大好きです!

焼餅を食べる時にタレでスープを作るのは北京人の食べ方ですが、焼餅をスープに浸して食べるのは、単に私がこうするのが好きというだけなんです。
店員さんから怪訝な目で見られてしまったんですね。
失礼いたしました。
でも、私はやっぱり好きなんですけど・・・

大盆鶏のほうは久しく食べていないので、ここというオススメのお店はありませんが、羊蠍子は「老城一鍋」または「老誠一鍋」ならだいたい外れないと思います。

▼老誠一鍋
http://ayazi.blog75.fc2.com/blog-entry-6.html
チェーン店なので、市内にたくさん支店があります。

もう一つディープなところでは、こちらでしょうか。

▼満朋軒餐廳
http://hentekorin.cocolog-nifty.com/blog/2007/02/post_c0c1.html

 住所:崇文区永定門外東濱河路11号(確か南二環路沿いだったと思います)
 電話:8728-7342

ちょっと行きにくいところにありますが、ディープで美味しいです。
私自身も気になっているので、ぽぽこさんが北京を再訪されるまでにもう一度行ってこのブログでアップしようと思っています。

手延べ麺を店員さんがびよんよーんとやってお鍋に入れてくれますよ。


2008/01/29(火) 18:29 | URL | ayazi #-[ 編集]
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