【東北春餅王】春餅

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春餅
春餅(chun1bing3)
P1030628.jpg

【データ】とき:4月14日/ところ:光煕門・東北春餅王/ねだん:ぜんぶで50元

*やっとのことで探し当てた東北春餅王、結局閉店してしまいました。
 現在は普通のレストランとして営業しています。(2008/10/31附記)


東直門から城鉄(地下鉄13号線)に乗って郊外へと向かっていたある日。
地上へと出た電車の窓から何気なく外を見ていた私の目に
ある店看板が飛び込んできた。
それは見慣れた筆跡でこう書かれていた。

「東北春餅王」

電車は、東直門から2つ目の駅、光煕門に到着しようとしていた。

*****

「東北春餅王」

この店をどれだけ探したことだろう。

初めて行った時、店は呼家楼にあった。
勤め先の老板の知り合いが
「美味い春餅の店があるから」と連れて行ってくれたのが始まりだった。

春餅は、大きめの春巻きの皮に好みの具を載せて
くるくると巻いて食べる料理。
春を告げる料理として、立春に食べる習慣がある。

P1030629.jpg

↑こんな風に具を好きなだけ乗っけて、くるくるっと。手巻き寿司みたい。

東北春餅王の春餅は、
厚くもなく薄くもない絶妙な皮、
巻き込む具の豊富さとユニークさ、
そして春餅とセットで食べるトウモロコシ粥の美味さとで、
ちょっとした噂になっていた。

お世辞にもきれいな店とは言えなかったが、
それを十二分に補う魅力がこの店にはあった。

以来、自分でも何度か通い、日本から友人が来ればここに案内した。
誰を連れてきても、絶賛だった。

その店が立ち退きになったのは、通いだしてしばらくたってからのこと。
引っ越し先は、左家庄。

以前の呼家楼よりも近くなったこともあって、
この店にも結構通った。
ところが、ここも立ち退きの憂き目に遭う。
二環路から空港高速へと続く高架道路の建設と
緑化計画のあおりを受けたのだ。

今度の引っ越し先は国貿橋の東側。
ちょうど私が日本に帰国していた時期にあたっていて、
この店には、一度も行っていない。

北京に戻ってから
建国門外大街添いに見覚えのある看板を発見して懐かしく思ってはいたものの、
なかなか行く機会がなかった。
そうこうしているうちに、ここも店を閉めたという噂を聞いた。

東北春餅王が、消えた。

それ以来、いくつか別の春餅のお店には行ってみたものの、
どこも東北春餅王の味にはかなわなかった。

とりわけ、東北春餅王オリジナルの具、
細切りジャガイモのピリ辛揚げが懐かしかった。

東北春餅王よ、今何処・・・?

そんな断ちがたい思いを抱えていた頃、
思いがけず車窓から懐かしい看板を目にすることになったのだ。

*****

胸一杯の期待と、ぺこぺこりんのお腹を抱えて、
光煕門を訪れたのはある土曜日の昼下がりのこと。

いよいよ想い続けた東北春餅王との再会だ。

新しい店は、ちょっとこぎれいになったとは言え、
おんぼろ路線は健在。
そっけないサービスもまた健在だ。
ヘンなところで安心する。

さて、今日は何を巻き巻きして食べようか。

まずは大定番のもやし。
春雨と一緒に炒めたヤツにしようかな。
P1030624.jpg


これも大定番の醤肘肉。
P1030623.jpg

豚すね肉の醤油煮込みだ。

そしてこれこれ、ほうれん草と卵の炒めものもおいしいのだな。
P1030621.jpg


最後にこれが、この店オリジナルの具。
P1030625.jpg

ジャガイモをほそーくスライスして、唐辛子と一緒に揚げたもの。
香菜が利いている。
パリパリとしたスナック感覚の揚げ上がりが楽しい。
これを春餅の具にするというのが何ともユニークなのだ。

「ウチのオリジナルメニューです。他にはありませんよ。」
と大姐も言ってたけど、ほんとにそう。
いくつか春餅のお店に行ったけど、この具にはお目にかかれなかった。

おっと忘れてはいけない。
春餅にはお粥がつきもの。
それも、トウモロコシのお粥が定番だ。

東北春餅王のトウモロコシ粥はこれまた絶品で・・・
と言いたいところだったのだが、
なぜか出されたのは小米粥(xiao3mi3zhou1=アワのお粥)。
P1030630.jpg

あれ?トウモロコシじゃないの?
あのトウモロコシのお粥が好きだったのに。

「どうしてトウモロコシじゃないの?」
「トウモロコシくずが手に入りにくくなっちゃって・・・」
「えー、でも前はトウモロコシのお粥だったでしょう?」
「今はアワに変えたんです。」

おお、なんてことだ。
あのトウモロコシ粥あっての東北春餅王だったのに。

久しぶりに再会したなじみの店は、
やっぱりほんの少しよそよそしくなっていた。


■お店情報
 東北春餅王
 城鉄(地下鉄13号線)光煕門駅で降り、
 柳芳駅方向にしばらく歩くと、右手にあります。

*やっとのことで探し当てた東北春餅王、結局閉店してしまいました。
 現在は普通のレストランとして営業しています。(2008/10/31附記)



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コメント
この記事へのコメント
おおっ!
春餅、僕も大好きですっ!
東北に行ったとき、ランチで後先考えずに食べまくって、午後中膨れた腹をもてあました記憶が。。

ところで今、餅の字を出そうとしてひたすら「びん」って打ち続けて、「出ないなあ?」とか悩んでました。。やばい。
2007/04/25(水) 10:23 | URL | 酒徒 #-[ 編集]
酒徒さんへ
おおっ!
やっぱり酒徒さんもお好きでしたか!

春餅、主食だからおなかがふくれちゃうんですよね。
でも、あと1巻き、あともう1巻き・・・で、停まらないんです。

それにしても、「びん」て・・・v-40
2007/04/26(木) 15:51 | URL | ayazi #-[ 編集]
アガコさあん~~、ついに?!こちらにも遊びにまいりました。
このお店、行きたい!!行きたい!!です。春餅。。。うう。。たまりませぬ。せめてブログ越しによだれたらしながら想像力働かせながら次なる北京訪問、楽しみにしていようっと!B級からA級から、いろんな北京グルメ、楽しみにしてます♪
2007/05/01(火) 11:11 | URL | Miki #-[ 編集]
Mikiさんへ
いらっしゃいませ!

この店の春餅は、私の北京No.1です。
次に北京にいらした折りには、ぜひ行ってみてくださいね!
ただし、清潔さとサービスには期待なさらないよう・・・

食いしん坊日記、食べるのも書くのもどん欲に行きますので、これからも遊びに来てください!
2007/05/02(水) 00:37 | URL | ayazi #-[ 編集]
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