【咸亨酒店】紹興菜(涼菜篇)

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紹興料理(前菜篇)
紹興菜(shao4xing1cai4(liang2cai4pian1))
【データ】とき:10月15日/ところ:天壇東門・咸亨酒店/ねだん:660元(10人で)

殿方禁制、姫限定の月曜美食会。
今回の会場は、天壇公園東門近くにある咸亨酒店。
紹興酒メーカー「古越龍山」の直営店だ。

ちなみに咸亨酒店は、魯迅の小説『孔乙己』で
主人公孔乙己が通っていた居酒屋の名前である。

リーズナブルな値段で紹興料理が食べられて、
しかも紹興酒がいろいろ揃っているお店だという噂はかねがね耳にしていたが、
このお店に来るのはこの日が初めて。

「ayaziさんが来たことがないなんて、意外~」
美食会メンバーにもこう言われてしまった。

でもね、実は浙江とか江蘇とかのお料理自体にあんまり興味がないので、
私の行きたいレストランリストに入ってこなかったのだ。
こういうのが時たま食べたくなったら「孔乙己」に行けばいいやと思ってたし。

今回は美食会会場ということで、ようやく足を運ぶ機会を得た。

総勢十名の姫たちが勢揃いした食卓では、姫らしからぬ豪快な頼みっぷりとなった。
いや、いつものことか。

かなりボリュームがあるので、
「涼菜(liang2cai4)=前菜、冷菜」と
「熱菜(re4cai4)=あたたかい料理」の二回に分けてエントリーしよう。

*****

まずは、この会場の推薦者さんじょさん一押しの前菜二品。

五香板栗(wu3xiang1ban3li4):18元/椒塩小核仁(jiao1yan2xiao3he2ren2):30元
P1060778.jpgP1060774.jpg

(五種類の薬味で煮込んだ栗の前菜/胡桃の味付きロースト)

五香(wu3xiang1)というのは、
・花椒(hua1jiao1)=花山椒
・八角(ba1jiao3)=ハッカク
・肉桂(rou4gui4)=ニッケイ
・丁香花蕾(ding1xiang1hua1lei2)=チョウジのつぼみ
・茴香(hui2xiang1)=ウイキョウ
の五種類だそうだ。

五香がよくなじんだ大粒の栗。
P1060781.jpg


ほっくりした甘みとちょっとクセのある五香の風味が反発せずにうまく同居している。

糟鶏(zao1ji1):22元/酔毛豆(zui4mao2dou4):8元
P1060776.jpgP1060775.jpg

(骨付き鶏の酒糟漬け/枝豆の酒漬け)

鶏肉がぱさついてしまっているのは漬けすぎてしょぼしょぼしてしまったから?
もう少し鶏肉のむっちりしたみずみずしさが残るくらいに仕上げてくれると
個人的にはもっとうれしかった。

枝豆もやや浸かり過ぎか。
そしてなぜか結構辛いのであった。
これは上海の鷺鷺酒家のものが素晴らしかったなあ・・・(本場だから当たり前だけど)。

茴香豆(huai2xiang1dou4):5元
P1060777.jpg


咸亨酒店に来たとなれば、これを頼まない手はない。
孔乙己の永遠の酒肴、茴香豆である。

万年科挙落第の読書人、孔乙己でも頼めるくらいの安価な酒肴だけあって、
現代のレストランでも一皿5元。

羅卜干[火倉]豆(luo2bogan1qiang4dou4):10元/手剥笋(shou3bao1sun3):16元
P1060791.jpgP1060784.jpg

(干し大根と枝豆の和えもの/手剥き筍)

筍、そのままかぶりついたりしないでくださいね。
つるりとやわらかな中味が出てくるまで、皮を剥いて召し上がれ。

剥きながら食べるこの手間のかかるところが酒肴としての完成度の高さを感じさせる。
「手間とは、酒と会話を進める潤滑油である。」(ayazi説)

しかしこの筍、結構辛いんだ味付けが。
四川料理の沸騰魚郷のより辛いぞ。

さて、酒のアテばかり紹介して肝心の紹興酒が登場していなかった。

散装彫王(san3zhuang1diao1wqang2):18元(1斤)
P1060796.jpg


一斤(yi4jin1)は500g。
今回頼んだのは、量り売りの紹興酒だ。

「散装(san3zhuang1)」はボトル詰めされていない量り売りの状態のこと。
ちなみにボトル入りだと「瓶装(ping2zhuang1)」、
缶入りだと「听装(ting1zhuang1)」という具合になる。
「ばらばら(散)」な、「パッケージ(包装)」だから、「散装」という訳ね。

熟成期間が長いのから短いのまで、つまりは高いのから安いのまで、
片っ端から試飲した方によると、
結局一番安いこれがおいしかったとのこと。

それに今は色づけにカラメルを入れているものが多いので、
高いのを飲む必要はまったくないという結論に達した酒徒さんの言もある。

酒徒さんほどのこだわりの左党でもなく、
どっちかっていうと飲めりゃあいい私はなおさらこの量り売り紹興酒で十分だ。

あ、これが一番うまいんだった。

【咸亨酒店】紹興菜(熱菜篇)に続きます。)


■お店情報
咸亨酒店
北京市崇文区体育館路8号
6716-7979/6418-7979
*天壇公園東門から東へ伸びる体育館路沿い。
道の南側、体育賓館の並びにあります。


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コメント
この記事へのコメント
紹興酒に対する結論
誰かに反論して欲しいと思ってるんですが、未だ果たせず。広州に来たこの頃は「美味しいと思わないものを惰性で飲むべからず」との志を立て、10日間の禁酒に成功しました(すごいことなんです)。

でも、こうやって記事で見ると、紹興酒を片手につまみたくなるんですよね。不思議なもんです。

2007/11/02(金) 01:30 | URL | 酒徒 #-[ 編集]
酒徒さんへ
紹興酒は甘いものだというイメージがあるから、
カラメル入ってても「こんなもんかな」って許しちゃって、
紹興酒に対する評価の目(舌)のほうが甘くなってるのかもしれませんね。
かく言う私も、紹興酒本来の旨さをまだ知らないのかもしれませんけれど。

それにしても10日間の禁酒だなんて!酒徒さんが!
見習わなければ・・・
2007/11/02(金) 12:21 | URL | ayazi #-[ 編集]
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