【天津・朋友家】天津河蟹

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天津河蟹
天津河蟹(tian1jin1he2xie4)
P1060675.jpg

【データ】とき:10月6日/ところ:天津・朋友家/ねだん:ごちそうになりました!

「秋に蟹がおいしくなる頃にまたおいで!」

シャコの旬の時期に天津に行った時に、何度もこんな風に言われた。

そう、天津の人たちが楽しみにしているのが、秋の天津河蟹のシーズン。
河蟹とは言え、淡水と海水の混じり合うあたりに棲む蟹なので、
天津っ子たちの感覚では海鮮のくくりに入るようだ。
(なのでカテゴリーは強引に「海鮮料理」・・・)

その天津河蟹が今まさに旬を迎えている。

「このタイミングを逃してはならじ!」
とばかりに、国慶節(guo2qing4jie2)、つまり建国記念日の連休を利用して
天津まで行ってきた。

会食の場所は天津のお知り合いLさんのお宅。
「最近は何もすることがないととにかく蟹よ!」
Lさんが華やかな笑顔で迎えてくれた。

まずは中国茶を飲みながら歓談。

しばらくすると、流しがいっぱいになるくらいの河蟹を抱えたBさん、
おなべいっぱいの蝦を買い込んだWさんがやってきて、
さあとばかりに台所で調理に取りかかった。

ちなみにBさん、Wさんともに男性。
こういうところが、中国っぽい。

P1060660.jpg

(↑ちょっと見づらいですが。これで半分。)

そうこうしている間に、リビングに折りたたみ式の簡易テーブルが広げられた。

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(↑Lさんの実家で20数年間も使い続けられてきた簡易テーブル)

テーブルには瞬く間に
蟹や蝦と一緒に買い込んできた鶏の頸骨のところを煮込んだ前菜や砂肝のうま煮、

P1060682.jpg


ゆで空豆やら揚げた空豆やらが雑然と並び、

P1060677.jpgP1060678.jpg

白酒が準備され、
そこにゆでたての蝦、

P1060666.jpg


鍋いっぱいの蟹がどっさり!

P1060668.jpg


これぞまさにザ・家庭の食卓という風情だ。

P1060670.jpg


まずは白酒で乾杯。

「一応お箸は準備したけど、もう手でいきましょ!
 親しい人しかいない席なんだし!」

Lさんの一言を待たずとも、
箸を使ってお上品に食べる人など誰もいない。

空豆も鶏の頸骨も砂肝もみーんな手づかみで口に放り込む。
蟹や蝦ももちろん手で。

「なじみの卸業者がいてね、そこで一つ一つ選んだんだよ。」

Bさんが嬉しそうに説明してくれる。

「この殻がぷっくりふくれているのがうまいんだよ。」

素朴だけれど豪華な食卓にぽーっとしていると、
もうもうと湯気の立ち上る鍋からその「うまい」ヤツがつまみ上げられ、
私の取り皿の上に置かれる。

「ayazi、これがうまいから、食べな!」

私は頷いて、ひたすら蟹と向き合う。

卵を抱いた「母的(mu3de)=メス」もよし、

P1060684.jpg


とろりとした味噌の「公的(gong1de)=オス」もよし。

P1060685.jpg


ちなみに、下の写真奥のがメスで、手前のがオス。

P1060669.jpg


身もしっかり太っていて、食べでがある。

ちなみに会社の同僚などに言わせると、
「天津の蟹なんてダメよ!」
河蟹はやっぱり南がおいしい(上海蟹がその代表)とのこと。

でもね、蟹を食べつけていない私には正直言ってよく分からない。
上海蟹ももちろん食べたことあるけど、
ほんとのほんとのところ、心の心の底からおいしいと思ったことは一度もない。

そのおいしさよりも、ちょぽっと可愛らしすぎるサイズと
バカ高いお値段とのアンバランスさばかりが印象に残る。

それと比べると、この天津の食卓の豪快さはどうだろう!

結局のところ、彼らが求めているのは
少量の美食をもったいつけてちょぽちょぽ食べるのではなく、
たっぷり沢山の山盛り海鮮を
食べても食べても食べきれないほどむさぼり食う
この感覚そのものなんだろうなあ。

P1060680.jpg

(↑むさぼり食う女たち。別にこのままかじりついた訳じゃありませんよ。)

蟹に飽きたら蝦。
それにも飽きたら空豆に砂肝。
そうこうしているうちに白酒で乾杯。

「食べることに関しては、天津人が一番だな。
 北京なんて目じゃないな。」

八ヶ国連合軍が北京に侵攻した際に、
多くの清朝に縁のある人々、官吏、軍閥、財政界の大物、芸術家などなどが
移り住んだ天津には、
むしろ北京よりも色濃く
清朝の旗人たちの「玩」(趣味人の遊び)の気風が残っていると言われる。

だから、京劇にしても相声(漫才)にしても、
芸人たちはまずは天津で芸を磨いたそうだ。
目や耳の肥えた天津人に認められて初めて一人前というわけだ。

この日集まった知人たちも、
食のみならず絵画、仏像、玉などの骨董、中国家具などを収集し、
玉の腕輪を「養」(使い込んで味を出すこと)し、
中国茶を楽しむ趣味人揃い。

蟹ちゃんと格闘しながら彼らのそんな話を聞くとはなしに聞いているのも、
(えっと、単に会話に加われなかったという話もありますが)
また別の意味でごちそうだった。



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コメント
この記事へのコメント
こんばんわ。
いつも楽しく、お腹をすかせながら拝見しています。

今回のエントリーは・・・
凄くおなかが、いつも以上にすく、素敵な内容でした。
今後も楽しみにしています!
2007/10/09(火) 01:37 | URL | sumi #-[ 編集]
sumiさんへ
コメントありがとうございます。

蟹蝦尽くしの食卓、本当に豪快で贅沢でした。
食べ物そのものよりも、その場の気分自体がご馳走でした!
2007/10/09(火) 04:38 | URL | ayazi #-[ 編集]
目の毒
なんてステキなお写真なのでしょう!
いけません、いけません!
中国にはとんと縁の無い私ですが、こんな写真を見せられたら「中国行かにゃ」と、沸いてくる唾を飲み込んだところです。
2007/10/10(水) 11:33 | URL | alicia #-[ 編集]
aliciaさんへ
室内が暗くてちょっと厳しいかな・・・と思いましたが、かえっていい雰囲気の写真になりました。

そうそう!メキシコばかりじゃなくて、中国にもぜひ遊びに来てくださいね!
2007/10/10(水) 12:35 | URL | ayazi #-[ 編集]
私も入りたいな~
カニもえびも贅沢ですね!!
最近は毎日ayaziさんのブログを見ながらお腹を鳴らしています。
私も海鮮が大好きですが、ここまで贅沢な食べ方は出来なかったです。
機会があったら私もぜひ豪快にカニとえびに噛み付きたいです(笑)
2007/10/11(木) 17:46 | URL | あおぞら #-[ 編集]
あおぞらさんへ
本当に贅沢な食卓でした。
日本料理の繊細な海鮮もいいですが、こういう豪快なのもまたいいものです。
蟹も海老もたらふく食べたので、しばらくはいいや、というくらいです。
2007/10/11(木) 19:52 | URL | ayazi #-[ 編集]
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