後海・北京小吃紀行~麻豆腐

後海・北京小吃紀行~麻豆腐
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麻豆腐
麻豆腐(ma2dou4fu)
P1030589_1.jpg

【データ】とき:4月8日/ところ:煙袋斜街・[火考]肉季快餐店/ねだん:10元代だった・・・?

(「後海・北京小吃紀行~杏仁豆腐」からの続きです。)

北京小吃固め食い、ちょっと寄り道してしまったが、
ここらで軌道修正して本筋に戻らなくてはなるまい。

次なる目的地は「徳華居」。
鼓楼と鐘楼の間の広場横にある、ayazi一押しの小吃店だ。

昼前だとまだ開いていないだろうから、と
わざわざ午後一番のタイミングをねらって行ったのだが、
なんとその地味な(ぼろい)入り口にはしっかりと錠前がかかり、
青空市場で買ったとおぼしきくたびれて色あせた柄物の一枚布がドアのガラスを覆っていた。

一押しなのに!
ここの麻豆腐と豆汁はホントに美味いのに!

閉められた扉を前に、そんな詮ないことを考えてみるものの、
ここで開くかどうかも分からない扉をにらんでいても始まらない。
気を取り直して、煙袋斜街にある[火考]肉季快餐店へと向かった。

[火考]肉季快餐店は、前海のほとりにある羊肉焼き肉の老舗、
[火考]肉季がやっている小吃専門店。
あそこなら、もう営業中だということを確認済みだし、
豆汁があるのもチェック済みだ。

煙袋斜街を銀錠橋方向にずんずん歩いていくと突き当たり正面に建っているが、
意外に見落とされているようだ。
お店の前までお連れした酒徒さんも、
「こんなところに・・・」
と盲点をつかれた様子。

「お二人さーん!」
と威勢がいいんだか、素っ頓狂なんだか分からない奇妙に甲高い声に送られて、
苦笑しながら二階への階段を上った。

さて、酒徒さんである。
北京生活はなかなかのベテランだし
ayazi同様ローカルグルメをこよなく愛する同好の士だけれど、
実は豆汁デビューを果たしていないのだという。

このお店の一番のお目当てはもちろん豆汁。
小吃やら杏仁豆腐やらビールやらで、ぱんぱんたぷたぷのおなかを抱えては、
正直言って豆汁だけ飲めばもう十分なのだが・・・
豆汁を頼むからには、やはりこれもクリアしておきたい。
有無を言わせず、私が勝手に頼んだのがこの麻豆腐だ。

ふう。またしてもここまでが前置き。
どんどん前置きが長くなる傾向にあるな。

さて、麻豆腐というのは、緑豆から春雨を作る際に出るかす、
つまり緑豆おからを羊の油で炒めた料理だ。
緑豆おからの他には、大豆や青豆、青菜の漬け物などが入っていて、
ラー油を利かせてほんのり辛く仕上げてある。
豆汁は緑豆を引いた時に出る残り汁から作るから、麻豆腐と豆汁とは兄弟分にあたる。
ほらね、セットになってるでしょ?
どっちも味あわないとね。

豆汁と同じで、これもかなり好き嫌いが分かれる料理だ。
緑豆おから自体にクセがある上に、
羊の油をたーーーっぷり使うのでかなり羊くさい。
クセの少ない素油(su4you2=普通の食用植物油)を好む人もいる。

北京料理を謳ったレストランで出されるのは作り置きが多いらしく
すっかり冷めてポソポソしているが、
小吃店で食べる麻豆腐はたいてい作りたてのほっかほかだ。

これがまた最高の酒の肴なのね。
ちょろり、ちょろりと箸の先ですくって嘗めているうちに、
お皿の上の麻豆腐はいつの間にかなくなってしまうのであった。

麻豆腐は、おいしそうには見えない。
これ以上地味になりようがないほど彩りもなにもない見た目で、
フォトジェニックからはほど遠い。

P1030589_1.jpg

↑だってこんなだもん。(再掲)

実は密かに思っているのだが、まるで牛の●●●みたいで、
お世辞にも
「わあ、おいしそう!」
なんて訳にはいかない。

でも、ローカルグルメ愛好家にとっては、たまらない味。
ふんわりとしたおからと菜っ葉の漬け物の塩気と酸味、
そしていいアクセントになっている大豆の歯ごたえ。
口に含めば、緑豆の風味がほわんと広がる。

この美味さを知った後では、
牛の●●●みたいな見た目もまったく気にならない。
それどころか、
性格も最高で働きもので愛嬌もあるんだけど
器量がよくないためにお嫁に行けない娘さんを、
「器量は十人並みだけど中身は最高なのよ」
なんて強力推薦するおせっかいな近所のおばちゃんみたいな気持ちになってしまうのだ。

この日の[火考]肉季快餐店の麻豆腐はちょっとゆるゆるだった。
個人的にはもう少ししっかりしたのが好みだ。
麻豆腐はいろんなお店で食べているけど、やっぱり徳華居が一番かな。

P1010710.jpg

↑これが徳華居の麻豆腐。やっぱり地味だ~。

*徳華居については、リンクの「胡同の小吃食べ歩き-北京 後海」に詳しく書きました。
 下の日経アジアのページからどうぞ。


(「後海・北京小吃紀行~豆汁」に続きます。)

【後海・北京小吃紀行フルラインナップ!】
後海・北京小吃紀行~プロローグ
後海・北京小吃紀行~炒肝
後海・北京小吃紀行~鹵煮火焼
後海・北京小吃紀行~爆肚
後海・北京小吃紀行~芥末白菜
後海・北京小吃紀行(番外)~杏仁豆腐
後海・北京小吃紀行~麻豆腐
後海・北京小吃紀行~豆汁
後海・北京小吃紀行~炸咯吱
後海・北京小吃紀行~冰糖葫蘆


■お店情報
  [火考]肉季快餐店
 西城区煙袋斜街75号


■『日経ギャラリー』1月号で、同じテーマの食べ歩き紀行文を書きました。
 「胡同の小吃食べ歩き-北京 後海」
 よろしければご一読ください! → 日経アジアのページ

日経アジア → <NIKKEI GALLERY・バックナンバー> → <vol.59(2007年1月号)>
  → <特集1「胡同の小吃食べ歩き-北京 後海」>。
*pdfファイルです。


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コメント
この記事へのコメント
マジでよだれです。

こういう出前は嫌だ~!!!
本物が食べたい!

同じく、鼓楼の後ろ(上手側)の爆DU王のもなかなかでしたよ。

私は素油派なので・・・。

あぁ、北京に行って油豆腐の女王を決めたい!
2007/04/21(土) 09:47 | URL | yukidaruma #00J7NHAA[ 編集]
yukidarumaさんへ
王さんちのは食べてない。
任さんちのもだな。

いろいろ食べ歩いて、女王(なんで女?)を決めるべし!
北京小吃は奥が深いなりよ。
2007/04/22(日) 19:20 | URL | ayazi #-[ 編集]
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