【翠清酒家】地道湖南菜

【翠清酒家】地道湖南菜
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本場の湖南料理
地道湖南菜(di4dao4 H2nan2cai4)
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P1210315.jpg P1210322.jpg
【データ】とき:2月27日/ところ:翠微東里・翠清酒家/ねだん:記事参照

プリックさんが北京を去る前にぜひ行っておきたいお店No.1、
という翠清酒家に行って来た。
プリックさんから常々噂は聞いていて興味はあったのだけれど
何しろ北京西駅近くという遠いところにあるのでなかなか行けずにいたら、
当のプリックさんからお誘いをいただいたので
これ幸いとばかりに手を上げたのだった。

翠清酒家は湖南料理のレストラン。

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店はおんぼろで店員の態度もそっけないことこの上ないのに、
夕方5時には席待ちの行列が出来るという超人気のお店だ。

予約は個室のみ、しかも最低消費額400元。
400元ならすぐにクリアできるじゃないか、
などと思ってはいけない。
名に知り一品一品の単価が低いので、400元分食べるのはなかなか大変。
ある程度人数が揃わないと割に合わないのである。

この日はプリックさんの鶴の一声で8人が集まり、
円卓を囲むには最適な人数になった。
8つの胃袋をひっさげて、いざ、人気湖南料理店征服の旅へ!

旅のガイドは、このレストランの紹介者であるHさん。
以前、マカオ食い倒れ紀行で本当に食い倒れてしまった私の前に
救世主のように現れた頼もしい存在だ。
中国雑貨や民芸品、骨董、胡同にも詳しい、北京の文化の案内人でもある。

Hさんオススメの料理を参考にしながら、
メニューで気になった料理を片っ端から頼んでみた。

鶏汁豆皮(ji1zhi1 dou4pi2):18元
鶏スープ入り押し豆腐

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以前行ったことのある別の庶民派湖南料理レストランでも
友人に強力推薦された鶏汁もの。
そのときは気が進まずにパスしてしまったが、今回は注文。

湖南料理の鶏汁って、こんな風に白濁していてコクがある。
その滋養たっぷりスープの中を
豆腐を切って押し、乾燥させた(たぶん)豆皮が泳ぐ。
まずいわけがない。

同じ鶏汁ものに干しタケノコ版があったので、こちらも注文。

鶏汁脆笋(ji1zhi1 cui4sun3):?元
鶏スープ入りシャキシャキ筍

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ちょっと干した感じの筍に目がないもので。
日向っぽい筍の風味と鶏スープのコンボ。
歯ごたえもまたご馳走だ。

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鶏汁ものでは、他に大根スライスを煮込んだこんなのも好物だ。

砂鍋韮菜(sha1guo1 jiu3cai4):?元
ニラの土鍋炒め

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ニラが甘いこと!
トウガラシの辛さは強烈なのだが、それを補って余りあるほどのニラの甘さ。

例の庶民派湖南料理屋でも頼んだニラもの
私は湖南料理を食べに来るとどうやらニラ食べたいスイッチが入るらしい。

小炒肉(xiao3chao3rou4):20元
豚肉とセロリの湖南風炒めもの

P1210315.jpg

湖南料理といえば欠かせないのがこの小炒肉。
小炒肉は、全般的には肉と野菜をちゃちゃっと炒めたものを指すようで、
それも辛い味付けになっていることが多い。
湖南料理はその筆頭。

このトウガラシの量の多さを見てほしい。
辛味付けというよりも、
まるで炒めものの素材の一つのような顔ぶりだ。

見た通り、かなり強烈に辛い。
ほとんど食べ続けるのを放棄しそうになるくらいだ。
よく四川料理は辛いと言うけれど、
あれは「麻(ma2)=びりびりとした刺激」も加わった複合的なもので、
純粋な辛さから言えば湖南料理のほうに軍配が上がる。

しかし、めげずに食べ続けていると辛さを感じる味覚もやがて麻痺し、
そうすると今度は辛さの中から豊かな旨みが浮かび上がってくる。
ゆめゆめ最初の辛さに面食らって食べるのをやめてはいけない。

羅卜絲煮河蝦(luo2bosi1 zhu3 he2xia1):?元
細切り大根と川エビのスープ煮

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辛さにめげてはいけないと言いつつも、やはりオアシス的な料理は必要だ。
それがこれ。

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大根と川エビから出る濃厚な旨みのスープに
生姜の爽やかさがアクセント。
この日一番印象に残った料理だ。

白椒鶏雑(bai2jiao1 ji1za2):?元
白トウガラシと鶏モツの炒めもの

P1210318.jpg

白いトウガラシが珍しいかな、と思って頼んでみる。

P1210320.jpg

以前、人民大学に留学していたMねえさんに連れて行ってもらった四川料理屋に
この白いトウガラシを使った辣子鶏があって、
それがすごく印象に残っている。

今回は骨付きの揚げ鶏ではなく、鶏雑(ji1za2)=鶏モツ。
鶏モツとは言っても、ほとんど砂肝。

いやあ、これもかなりよかった。
また食べたい。

[朶刂]椒芋頭(duo4jiao1 yu4tou):?元
刻んだ赤トウガラシの漬け物とサトイモの蒸し物

P1210322.jpg

[朶刂]椒は、泡椒(pao4jiao1)=漬けた赤トウガラシを細かく刻んだもの。
青トウガラシだと醤椒(jiang4jiao1)になる。
醤椒を「[朶刂](duo4)=細かく刻む」してもどういうわけか[朶刂]はつかず、
単に醤椒と言うことが多い。

これは[朶刂]椒なので、赤トウガラシの漬け物を使った料理。
赤が鮮烈でいかにも辛そうだが、意外とそうでもない。
豆[豆支]の風味が味に奥行きを与え、
サトイモの自然な甘みと田舎料理っぽいねばっとした食感が懐かしい。
私が大好きな湖南料理の一つだ。

大盆藕丁(da4pen2 ou3ding1):?元
レンコンの炒めもの

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湖南とか湖北のレンコンは、
北京で普通に出回っているものに比べるとほくほくして芋っぽい。
シャキシャキとした食感ではなく、
お芋のようなほっこり感を生かした煮物っぽい炒めもの。
ベーコンという助演俳優に支えてもらっているとは言え、
主演俳優はあくまでレンコン。
十分、主役をはれている。

双色魚頭(shuang1se4 yu2tou):確か40元弱
コクレンの頭の赤青トウガラシ漬け物風味

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この店に来たほとんどすべてのお客さんが頼むであろうこの料理。
湖南料理の大定番でもある。

双色(shuang1se4)は、泡椒の赤と醤椒の緑。
細かく刻んだ二色のトウガラシの漬け物がたっぷりのっかった
魚の頭の煮物。

使われている魚は胖頭魚(pang4tou2yu2)=(たぶん)コクレン。
頭だけと馬鹿にしたものではない。
太っちょ頭の魚と言うだけのことはあって、
この魚は頭の肉付きがすこぶるいいんである。

P1210325.jpg

肉厚具合が分かるかな?

煮汁はかなり甘めのそばつゆみたいな味で、日本人好み。
漬けたトウガラシは、
二色とも見た目ほどの辛さではないので意外と食べやすい。
それに辛いものが苦手ならトウガラシをよけて食べればいい。

魚をある程度食べ終わったら、ゆでた麺を入れて第二ラウンドへ。

P1210330.jpg

煮汁までしっかり楽しめる、一品で二度美味しい料理だ。

砂鍋粉絲(sha1guo1 fen3si1):?元
春雨の土鍋煮

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なんということはない春雨のスープ煮なのだが、
これがあなどってはいけない旨さ。
そうめんを食べていなければご飯でがっつり行きたいところだ。

小炒猪肝(xiao3chao3 zhu1gan1):24元
豚レバーの湖南風炒めもの

P1210332.jpg

豚肉ではなくて、豚レバーの小炒もの。
こちらはセロリではなくて青葱と一緒に炒めてあった。
しっかりと下味のしみたレバーは臭みいっさいなし。

これだけ頼んで、なんとかかんとか400元に届いた。
8人でこの値段。
ほんと、安いなあ。

お味も前評判通り何を頼んでも旨かった。
皆で激賞。
職場からそんなに遠くないので、今度は平日昼に行ってみるか!


■お店情報■
翠清酒家
P1210306.jpg
北京市海淀区翠微東里甲1号
010-6825-2634
*地下鉄1号線の「公主[土文]」駅で下車。
 復興路を西に向かい、翠微路にぶつかったら右折(北方向に曲がる)。
 しばらく北方向に進み、右手に頤源居という団地の入り口が見えたら、
 そのちょうど向かい側にあります。
こちらの地図を参考にしてください。


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コメント
この記事へのコメント
おはようございます☆
大好物の湖南料理が登場したので、早朝からコメントです。岳陽で1週間ほど湖南の田舎料理に淫したことがあります。美味しさのポイントはやはり唐辛子なのですが、辣みのなかにほのかに感じる甘みが四川料理と一線を劃すところだと思います。お昼に湖南料理を食すと食道から胃にかけて唐辛子でホカホカに温まり、それが消化されて体外に排出される夕方ころには通過粘膜としての肛門がホカホカします。ちょっと尾籠な表現で恐縮ですが、湖南料理は肛門でも味わえるのです。私は唐辛子を摂取しすぎると下痢をします。タイ料理でも、四川料理でもおなじです。
2010/04/04(日) 07:11 | URL | 一葉 #-[ 編集]
承認待ちコメント
このコメントは管理者の承認待ちです
2011/08/09(火) 08:55 | | #[ 編集]
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このコメントは管理人のみ閲覧できます
2012/04/19(木) 01:22 | | #[ 編集]
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