【A先生家】シャンボール・ミュジニー祭り

【A先生家】シャンボール・ミュジニー祭り
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【データ】とき:2月6日/ところ:-/ねだん:-

以前オーパスワン、ムートンを大放出してくださったFさんご夫妻が、
今度はなんとシャンボール・ミュジニーを出してくださるという
すばらしいワイン会にお招きいただいた。

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こっそりネットで値段を確認したら、
この日飲ませていただけることになっていたワインは
どれも目の玉の飛び出るような高級ワイン。
こんなすごいワイン会にいったいどんなワインを持参したものか・・・

とても同じ価格帯のものを買うことはできないので、
悩んだ末に、
同じブルゴーニュの白で気軽な自然派ワインを二つ持っていくことにした。

ドメーヌ・シュブロのティユルという名前のアリゴテと、
ドメーヌ・シャソルネのビゴーというシャルドネ。

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(広東少女さん、持ち込みご協力感謝!)

すごいワインの合間に挟み込んで
ほっとできるような感じの自然派ワイン。

「いいセレクションです!」
とAさんからお褒めいただいた。
ほっ。

さて、すばらしいワインのためにAさんが準備したお料理は、
まずはこんな前菜からスタート。

前菜の盛り合わせ
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・キャビア(そば粉のブリエとサワークリーム)
・海老とパイナップルの串焼き
・新感覚バーニャカウダ

う、うつくしすぎるこの輝き!

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キャビアはシャンパンに合わせたメニュー。
海老とパイナップルはシャルドネに合わせたお料理だ。

そしてこのバーニャカウダが絶品。
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ニンジン、ズッキーニ、カリフラワーをペースト状にしてグラスに入れ、
一番上にアンチョビーのソースをあしらってある。
この発想力に脱帽だ。

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特にカリフラワーのペーストが自然な甘みが穏やかに口の中に満ちてきて、
絶品だった。

ワインのほうは、シャンパンでスタート。

Veuve Clicquot Ponsardin Brut
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詳しい解説はAさんのブログをご覧いただくとして、
こういういいシャンパンを飲むといつも思うのは、
泡がとてもきめ細かくて、
勢いはあっても暴力的な感じはまったくなく、
口あたりがやわらかくまろやかなこと。
おいしい!

シャンパンをもう1本。

Moet et Chandon, Grand Vintage 2000
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バニラや樽の香り。
シュワッと口の中ではじけるきめ細やかな泡。
なぜか、海苔の香りがした・・・

Tilleul Bourgogne Aligoté -Domaine Chevrot- 2007
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自然派ワインの作り手、ドメーヌ・シュヴロのアリゴテ。
アリゴテという聞きなれないワイン品種と、
エチケットのイラストに惹かれて購入した。
「ティユル」という名前は「菩提樹の花」という意味だそうで、
エチケットに描かれているイラストもこの花だろう。

アリゴテはあまりいいワインには使われていないということなのだが、
このワインは別格とのこと。
しっかりめの酸が特徴的。
最初はバターのような風味を感じたが、
徐々に青リンゴのような爽やかな香りになった。

キャビアの上にあしらわれたハーブ(ディルかな?)と一緒に口に含んだら、
ハーブの香味、爽やかさと実によく合った。
口の中に草原の風が吹き抜けていくかのようだった。

Aさんによると、カンパリはアリゴテで割るのが本式とのこと。
「そうなの?じゃあ今度からカンパリを注文するときは
『アリゴテで!』ってお願いするわ!」
とF夫人。

Bourgogne Blanc Bigotes -Domaine Chassorney- 2006
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ワイン通のCさんが見るなり、
「おっ!ビゴーじゃないですか!これはどなたが・・・?」
と声をあげた。
Aさんも大好きだというドメーヌ・シャソルネーのビゴー。

こんなに好反応をいただいたのだが、
実はこれ、完全なるジャケ買い。
いや、エチケットだからエチケ買いか。

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ゆっくり開くので、急いで飲まないほうがいいワイン。
最初にスーッとミントのような香りがしたと感じた。
Aさんの解説によると、
カリン、熟したリンゴ、蜂蜜、ユリのような白い花など、
時間の経過につれて香りの変化が楽しめたとのこと。

二皿目は、テリーヌ。

塩豚のテリーヌ
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豚バラ肉と豚耳、豚足を1週間塩漬けにし、それをテリーヌに。

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大好きな塩漬け豚。
いつもは豪快な料理になる塩漬け豚が、
この日はちょっと気取った感じの一皿に変身だ。

豚肉の塩気がいい具合。
コラーゲンもたっぷり。

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次の料理は、Aさん渾身の一品。
三源里で購入したというオマール海老だ!

オマールの身はバターをたっぷり使ってソテーし、
爪は軽く砕いてボイル。

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ゆでた爪の部分の身をはずしておく。
ソテーのほうも殻が真っ赤になって焼きあがったら身をほぐす。

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オマール海老のムニエル・アメリケーヌソース
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オマールとほうれん草にたっぷりかけられたソースは、アメリケーヌ。
前菜で使った海老の殻や、オマールの殻、足、頭などをバターとニンニクで炒め、
ブランデーとペルノー酒、鶏のスープ、トマトピュレでじっくり煮詰めたもの。

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濃厚で深みのあるソースが実に美味。
オマール海老自体は多少ザリガニっぽい風味がしてやや残念だったが、
(北京で調達なのでこれは仕方ない・・・)
それを補って余りあるソースのおいしさだった。
パンですくってお皿がピカピカになるくらいきれいにいただいた。
気の遠くなるくらい細かな作業をしてくださったAさんに敬意を払って、
なんてかたいことではなく、純粋においしかったのだ!!

このオマール海老と一緒に楽しんだワインがこれ。

Batard-Montrachet Grand Cru -Louis Jadot- 2001
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バタール・モンラッシェ。
閉じ気味とのことだったけど、いえいえどうして!
おいしゅうございました。

Kistler Chardonnay -Durell Vineyard- 2004
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カリフォルニアワインの最高峰。
ふくよかで豊かな味わいが口の中に広がる。
完熟したフルーツの香りが花開き、とてもあたたかい感じのするワイン。

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Tokara Red -Tokara- 2005
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南アフリカのワイン。
ケープタウンから車で北へ1時間行ったところにあるワイナリーのもので、
この日ご参加のK先生がワイナリーで直接購入されたそうだ。

ミルクキャンディのようなニュアンスは、乳酸発酵によるもの。
ステンレス樽を使ったモダンな作りだ。
鉛筆の芯、ローズマリー、生肉や干し肉のような香り。
私は葉唐辛子やピーマンのようなニュアンスを感じた。

キッチンではAさんがメイン料理の準備にとりかかる。
丸ごとのウズラは、頭や足をスープ用に。
身の中には、ニンニク、トリュフ、セップ茸、ポルチーニ茸のリゾットを詰め、
手足を縛ってロースト。

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フライパン3つにリゾットで丸々と太ったウズラがぎっしり!

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表面が焼けたら、オーブンヘ。
焼き上がりを待つ間に、
ワインはいよいよこの日の主役、シャンボール・ミュジニーへ。
一つ一つ感想を書いていきたいところなのだけれど、
なぜかろくなメモが残っていない。
シャンボール・ミュジニー祭りのあまりの盛大さにすっかり浮かれてしまったらしい。
例によって詳しいコメントはAさんのブログでどうぞ。

Chambolle-Musigny 1cru Charmes -Frederic Magnien- 2001
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シャルムは水はけのよい石灰質の強い土壌で、
ミネラル感の強いワインができる。
最初はタンニンが強めだが、それがやがてまろやかでやわらかく変化。

Chambolle-Musigny Les Herbues -Fillot de Lagravire- 1999
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99年はグレート・ヴィンテージ。
トリュフや紅茶、鰹節の香り。
熟成ピノ・ノワールらしいエロティックな香りが爆発。
今回はベストのタイミングで開けたとのこと。

Romanee-Saint-Vivant -Champy Pere&Cie-1998
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Aさんがワインにのめりこむきっかけになったワインだそうだ。
が、あまりいい状態ではなかったとのこと。
グラスに顔を近づけるなり、AさんとCさんの間で
「これはダメですね・・・」
というアイコンタクトがあったのだとか。

祭りに興じている間に、ウズラが焼きあがった。
そしてローズマリーとタイムで香りづけ。

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ウズラのロースト(トリュフ、セップ茸、ポルチーニ茸のリゾット詰め)
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オーブンでじっくり焼きあげたウズラには、
頭と足、鶏がらで取ったスープを煮詰めてトリュフを散らしたもの。

中には三大キノコが惜しげもなく使われたリゾットがたっぷり!

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ふと気づくと、隣の席にいらしたK先生がこんなにきれいにナイフを入れていた。

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私のがばっと無造作なやり方と比べて、なんと几帳面なこと!
さすがは医科学研究所で感染症研究をされている大学教授は違う・・・
ウズラの丸焼きの食べ方で、自分の凡人ぶりを再認識(笑)。

皮はパリパリ。
皮際の油が実においしいこと!

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パリッパリの皮に、ふっくらジューシーなお肉。
水分が飛んでしまいがちなウズラのローストだけど、
リゾットの汁気のおかげでしっとりふっくら焼きあがっている。
これは今までいただいたAさんのお料理の中で、最高においしかった!
あんまりおいしくて、骨までしっかりしゃぶってしまいました。

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そしてワインはさらに佳境へ。

Chambolle-Musigny 1er Cru Les Amoureuses -Poulet Pere&Fils 1990
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1級畑でありながら、特級の価値ある畑。
Les Amoureusesの畑は崖の縁で、下には泉があり、
Chambolle(古語で「噴水の地」)を実感するのだとか。

「Les Amoureuses=愛する乙女達」という名の通り、
やさしくエレガントな感じのやわらかいワイン。

Chambolle-Musigny 1er Cru Les Amoureuses -Louis Jadot- 1996
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同じLes Amoureusesでも、こちらはルイ・ジャドのもの。
Aさん、Cさん、絶賛。

大変な絶賛ぶりなので、これはAさんのコメントをそのまま引用してしまおう。

「いやぁ~、こちらは美味しい! 何と美しく優しいワインなんでしょう!
綺麗なルピー色、グラスの液ふちに若干のオレンジ&レンガ色。
まだまだ若いラズベリー、チェリーの赤い果実と
キノコや湿った土っぽい感じが入ってきており、まだまだ若い!
でも美味しい!
鶉も良かったですがやはりこの辺は、
ヤマシギや雷鳥のサミルソースあたりで食べたい衝動にかられました(笑)!
ルイジャドを見直しました!
凄いポテンシャルのあるワインでした!」

デザートはチーズの盛り合わせ。

チーズの盛り合わせ(シェーブルチーズ、ロックフォール、カマンベール)
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青かびチーズのロックフォールにはジャムをたらり。

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このジャム、ナイアガラという葡萄から作ったという珍しいもの。
これにジョスメイヤーのゲヴェルツトラミネールが最高によく合った。

Gewurztraminer Vendange Tardive -Josmeyer- 2006
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・・・お、おいしい!
身体がとろけてワインの雫になってしまいそうなくらい、もう手放しでおいしい。
ロックフォールチーズにかけた葡萄のジャムと一緒に口に含むと、
まさに桃源郷。
前にも書いたけど、
甘いワインがこんなに大好きになるなんて本当に思いもよらなかった。
あまりの陶酔感に、「どれが一番美味しかったですか?」という質問に
「そりゃあもう、ルイ・ジャドで決まりでしょう・・・」
というCさんの確信に満ちた言葉にもかかわらず、
このワインを選んでしまったくらいだ。

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締めくくりはグラッパで。

Grappa -Marchesi de Frescobaldi-
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クセのないまろやかなグラッパ。
「グラッパは白酒に似ている」なんて、
このグラッパの前ではとても口にすることはできない。
これまで飲んだグラッパの中では別格のおいしさ。

いやはや、すごい祭りだった。
シャンボール・ミュジニーだけで実に4本。
バタール・モンラッシェに、キスラー・・・
こんなにまとめてすばらしいワインを飲む機会はもうないだろうな。

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なんの知識も経験もない私が飲んでも
ワイン通の方には「豚に真珠、猫に小判」と言われてしまいそうだ。
もうほんとに、私には「口福」があるとしか言えない。
その口福に感謝。

そして何よりも、
すばらしいワインを大放出してくださったFさんご夫妻、
たくさんのおいしいワインを提供してくださったみなさん、
ワインに合わせて美味しい料理をご用意くださり、
自らの知識を惜しげもなく分け与えてくださるAさんに、
心からお礼を申し上げたいと思います。

ありがとうございました!

いやあ、それにしても、美味しかった~

▼ワインについての詳しい解説はAさんのブログで!
北京情報 136 -Special Wine Dinner Part 5 その1-
北京情報 137 -Special Wine Dinner Part5 その2-


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コメント
この記事へのコメント
スゴ過ぎる!
ayaziさま
いや~、この会、スゴいっすね~。
お手製の料理もスゴいけれども、これらのワインの錚々たること。
思わず脱毛です。
相当お好きな方々が、相当おカネを掛けて集っていらっしゃるんですねぇ。
ちょっと別世界過ぎて、焼酎酔っ払いのヘベレケおやじにはとても入り込む余地がなさそうです(と言うか、怖気付いてとても入り込めません)。
スゴっ!
おおたま
2010/03/23(火) 14:48 | URL | おおたま #-[ 編集]
おおたまさんへ
スゴかったです~
(でも脱毛しちゃダメですよ!)

私も単なるヘベレケ女子(「おばさん」と書くのはさすがにやめておきます。。。)ですので、毎回ビビリながらお邪魔しております。
とてもとても同じようにワインを楽しむわけにはいかないのですが、幸いなことにみなさまがやさしく迎え入れてくださるので、すっかりお言葉に甘え、面の皮を厚くして・・・
ありがたいことです。

2010/03/23(火) 23:33 | URL | ayazi #-[ 編集]
承認待ちコメント
このコメントは管理者の承認待ちです
2010/09/24(金) 01:59 | | #[ 編集]
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