【錦里小館】川味私房菜

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四川風味のプライベート・キッチン
川味私房菜(chuan1wei4 si1fang2cai4)
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【データ】とき:2月1日/ところ:鼓楼大街・錦里小館/ねだん:記事参照

月曜美食会で行ったお店、錦里小館。

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お店の看板には「錦里」だけが大きく書かれていて、
「小館」はちっちゃく添えられているので、
「錦里」だと認識している人も多いみたいだけど(特に日本人)、
正式な店名は「錦里小館」のようだ。

私房菜(si1fang2cai4)は、private home cuisine。
個人のお宅がおもてなしの時に出してくれるような
ホームメイドの料理という意味。
そのものズバリの訳語が思いつかなかったので、
「プライベート・キッチン」なんていうなんちゃって英語に逃げてしまった。
ご容赦を。

このお店、日本語のグルメサイトでは「秘伝料理」と紹介されていたのだけれど、
これってたぶん「私房」から来た訳語だろう。
辞書を引くと、「私房」は「秘密の、内緒の、内輪の」。
あ~ん?なるほど~

料理は四川をベースにした創作系。

檸檬苦瓜木耳(ning2meng2 ku3gua1 mu4er3):22元
ニガウリとキクラゲのレモン風味和え

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以前、ニガウリをピーラーで縦に向いて冷水でシャキッとさせたものを
スプライトを使って和えたと思われる前菜を食べたことがあるけど、
あれはあれでなかなか面白かったが、
これは創造性が裏目に出た?
レモンそのものではなく、レモンジュースみたいな甘ったるいソースだった。

四川香腸(si4chuan1 xiang1chang2):18元
四川風腸詰

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可もなく不可もなく。
もっとおいしい手作り腸詰を出す店が他にもたくさんあるだけに、
ちょっと見劣りした。

酸辣蕨根粉(suan1la4 jue2gen1fen3)15元
わらび粉ヌードルの和え物

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これも普通かなあ。
貴州大廈なんかのを食べちゃうと、のっぺりした味に思える。

花椒鶏(hua1jiao1ji1):57元
鶏肉の青山椒風味

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鶏肉は1斤38元、1.5斤でこの値段。

まだ青い状態の花山椒(中国山椒)をたっぷりきかせた鶏肉料理。
美味しいのだけれど、
望京一号で食べた衝撃のビリビリ大王花椒鶏と比べると、
やはり小粒というか、二番煎じ感が否めない。

五彩茄子(wu3cai3 qie2zi):18元
茄子の彩り温サラダ

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これもタイ族料理の金孔雀で食べたことがある。
金孔雀のものが大変おいしかっただけに、
やはり比べると全体的に脂っこくて胃に重たい感じだった。

そんな中、その独自性で異彩を放ったのがこの逸品。

抜絲双金(ba2si1 shuang1jin1):28元
水あめ綿菓子とカボチャのコーンフレーク揚げ

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巨大な黄金の貝?
それともノッポのカタツムリ?

下にあるのはカボチャ(確か)にコーンフレークをまぶして揚げたもの。
上は綿菓子みたいに仕上げたあめ菓子だ。
どちらも黄金色をしているので、「双金」。
「抜絲(ba2si1)」は、糸を引く。

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この綿菓子みたいなのが、
ふわふわと思いきやパリパリしていて意外な歯ざわり。
べっこう飴みたいな味で懐かしい。
これ、たぶん道端でよく売っている糖人児の生地を
細長く糸みたいに引いて作ったものなんじゃないかな。

かなり、いけた。

[火会]山珍(hui4san1zhen1):28元
キノコの炒め物

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咸蛋黄玉米粒(xian2dan4huang2 yu4mi3li4):22元
トウモロコシの塩卵揚げ

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塩漬けした卵の黄身をまぶして揚げたトウモロコシ。
ただ揚げるだけよりもコクがあってほっくりまろやかに仕上がる。
大好物。

辣炒鶏脆骨(la4chao3 ji1cui4gu3):36元
鶏軟骨のから揚げ

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しっかり辛めの鶏軟骨。
これも好物。

冷鍋魚(leng3guo1yu2):72元
ナマズと野菜の四川風煮込み

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冷鍋魚も、この店オリジナルというよりは
他店を参考にしてアレンジした料理という感じ。
味は悪くないのだが、
この寄せ集め感がだんだん気になってきた。

魚は鯰魚(nian2yu2)=ナマズ。
1斤48元で、1.5斤あったのでこの値段。
あれ?
さっきの花椒鶏も1.5斤だったな。
ほんとに1.5斤あったのかなあ・・・?
ちょっと疑惑を抱いてみたりして。

[豆支]汁牛骨髄(chi3zhi1 niu2gu3sui2):32元
牛骨髄の炒め物

P1200887.jpg

これは旨い!
旨みの凝縮した骨髄がこんなにたっぷりで、
しかも豆[豆支]が使われているとなれば、旨さは保証されたようなもの。

ただ、これだけ骨髄がゴロゴロしてると
若干ありがたみに欠けるような気もする。
こんなこと言うのは、わがままというか、贅沢というか。

担担麺(dan1dan1mian4):8元
タンタンメン

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これは今ひとつ。
麺がライスヌードルだったことに不満が集中した。

[月昔]肉洋芋烘谷米飯:?元
ベーコンと紫芋入りチャーハン

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洋芋ってふつうはジャガイモなんだけど、
お店の店員さんは紫芋だと言っていた。
が、出てきたチャーハンに紫芋らしきものは見当たらず。
あれ?

でも味自体は、若干油っぽいながらもなかなか美味。
手作り風ベーコンの入ったチャーハンって、たいていおいしくなるものだ。
ベーコンさまさま。

菜泡谷米飯(cai4pao4 gu3mi3fan4):15元
雑穀入り雑炊

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この日の私的最大のヒット。
なんてことないただの雑炊なのだが、
お米だけでなく雑穀が入っていてその素朴な風味が味わい深かった。

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青梅酒(qing1mei2jiu3):58元(1斤)
梅酒

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どういういきさつかは忘れてしまったけれど、
お燗をつけてもらおうという話になって頼んだら、こんなんで出てきた。

「おいっ!鬼太郎!」
目玉オヤジさん、湯加減いかが?

***

創作系にはあまり期待しないようにしているのだが、
食べてみたらそこそこ美味しかった。
鼓楼近くにあるというロケーションと
こじんまりとして可愛らしい店の作り、
民族調の装飾品をあしらったインテリアと合わせると、
総合評価はまずまずといったところだろうか。

ただ、どの料理もどこかのレストランで食べたなあ・・・
というものが多くて、寄せ集め感があったのは否めない。
あちこち食べ歩くのも、いいことばかりというわけじゃない。
そんな複雑な気持ちで店を後にしたのだった。


■お店情報■
錦里小館
P1200867.jpg
西城区旧鼓楼大街141号
010-6401-0902
*鼓楼のすぐ西側にある旧鼓楼大街沿い。道の西側です。
かなり鼓楼寄り、Le Little Saigon(西貢在巴黎)の並びです。
地下鉄2号線「鼓楼大街」駅下車、
旧鼓楼大街の西側をずっと南下していき、鼓楼横のT字路手前。

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cover_manpuku.jpg
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コメント
この記事へのコメント
おはようございます☆
アウト・ローとしての「私房菜」は、90年代ころから香港でも流行っています。外食ライセンス、あるいは酒精ライセンスを持たない調理人が自分のフラットの一室で看板も出さずにひっそり営業するお店のことを指していました。北京の場合とは、ちょっぴり意味が違うようですね。基本的には予約制で、美味いのでどこも繁盛していました。酒精ライセンスがなくてもお酒を注文することはできるのですが、警察が見回りに来る時間だけは室内からアルコール類が消えるのです。警察から店主のところに事前に連絡があるみたいで、アングラ食堂は賄賂でバランスがとれている世界のようです。
それにしても、毎日、こんなに美食に淫していたら体を壊しませんか。かつての大陸中国人の鋼のような身体は、穀物を主とする粗食と苛酷な労働からつくられていました。私は16年間の香港、中国における外国人生活で美食三昧に陥り、肉体はぶよぶよの成人病体質になってしまいました。
2010/03/19(金) 07:01 | URL | 一葉 #-[ 編集]
一葉さんへ
おっしゃる通り、大陸中国での「私房菜」は、香港でのゲリラ的(?)レストランとは別の意味で定着しているようですね。
香港版「私房菜」(というかこっちがオリジナルだと思いますが)はネットなどでよく見ていましたが、実際には行ったことはありません。
北京にも探せばあるんでしょうね、この手のお店も。

また、ご心配をいただき、ありがとうございます。
ブログ掲載は毎日ですが実際に毎日食べているわけではないとはいえ、食べすぎなのは確かです。
最近はウェイト増加と胃疲れが顕著になってきました。
なのでなるべく自分から予定を入れないようにしているのですが・・・ありがたいことに方々からお誘いをいただくことが増え、自然と外食も増え・・・といったような状況です。
メタボ脱却を目指し、食べ歩きと減肥の両立を図るというのが今年の目標なのですが、道のりは通し、ですね。
2010/03/19(金) 12:32 | URL | ayazi #-[ 編集]
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