【北京の食文化】立春吃春餅

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立春に春餅を食べよう
立春吃春餅(li4chun1 chi1 chun1bing3)
P1200001.jpg

今日は立春です。
さっきお昼ごはんの時に、勤め先の食堂で春餅を食べてきました。
「さすがに立春だからあるだろ。」
と思って行ったら案の定、ありました。
が、しかし。
カメラを持って行くのを忘れたので、写真はナシです。
あしからず。

▼その代わりと言ってはなんですが、これまでの「春餅」関連ネタ。
【東北春餅王】春餅
【麻辣香鍋】老北京春餅
【麻辣香鍋】二月二,吃春餅
【北京の食文化】今日は春餅を食べる日!
【某公寓】家常便飯

前にアップしたエントリーでも書きましたが、
春餅は北京ダックのように折りたたんで包むのではなく、
くるくると筒のように巻いて食べます。

P1140074.jpg

春餅は「从頭到尾」(頭から尾っぽまで)食べるのがいいとされています。
だから「有頭有尾」(頭と尾っぽがある)ように細長い形にするってことなんでしょう。
そもそも古代中国では立春は一年の始まりということだったそうですから、
その意味でも初めから終わりまで長く続いていくことを連想させる
この形に巻いて食べるのがピンとくるのでしょうね。

今日食べた春餅に巻き込んだ具は、
もやしとニラ、細切り肉、卵を炒めたものでした。
今朝ラジオで聞いたパーソナリティーの会話では、
「很早很早以前」(すんごいすんごい昔)とか
「真正的老北京」(ほんとにほんとの老北京)だった頃は、
生野菜を食べていたそうです。
だからこそ立春に春餅を食べることを「咬春(yao3chun1)」と呼んだのでしょう。
生野菜に「ジャキッ」とかぶりつくその食感が
いかにも「咬春」って感じだったんでしょうね。

ところで、昨日は節分でした。
春餅のように一本まるごとかぶりつく
「恵方巻き」を食べた方も多かったのではないでしょうか。
「恵方巻き」は以前は関西の習慣だったようですが、
私が日本を離れている間にすっかり全国区になっていてびっくりしました。
と言うより、私の行事カレンダーには恵方巻きを食べるなんていう習慣はなくて、
節分と言えば豆まきのお豆と鰯(これは食べるんじゃないか)くらいのものでした。
今では節分と言うとすっかり「恵方巻き」一色で、
ちょっとした浦島太郎気分です。

こんな風に一地方の習慣が全国区になった背景には、
きっとコンビニとかお寿司チェーンとかスーパーチェーンなんかの
商業的戦略があるんだろうなあ。

待てよ?
てことは、こっちのセブンイ○ブンなんかでも春餅キャンペーンやったりしたら
この日は春餅が爆発的に売れて・・・なんてことにはならない?
ほら、春餅食べる日、もう一回(旧暦二月二日)あるし。

てなことは置いておいて、
これから迎える寅年(中国ではまだ年末なので、今はまだ丑年)は
春がない「無春年」で、結婚には向かない「寡婦年」だという説があります。
旧暦で言うところの来年は、
立春の後に新年が始まり、立春が来る前に次の年を迎えてしまうので、
春のない年ということなのです。

もっともこれはまったくの迷信で、
それにそもそも19年ごとに数えるとそのうち7年が立春のない「無春年」で、
7年は立春が二回ある「双春年」、
残りの5年は立春一回の「単春年」だそうだから、
これに合わせて結婚のタイミングを決めていたら
19年のうち7年も結婚できない年があることになってしまいます。
いくら結婚式のタイミングで縁起をかつぐこちらの人でも、
これに合わせていてはいつまでたっても結婚できなくなってしまい、
それこそ好機を逃してしまいそう。

「ジャキジャキ」と勢いよく春餅のもやしを咬みながら、
そんなことを考えたことでした。


▼これまでの「北京の食文化」関連記事:
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コメント
この記事へのコメント
春餅
春餅の時期ですね。勤め帰りに池袋の永利で春餅を食べたことがあります。大陸そのもの(味も雰囲気も)ですので、店を出て、ああ、池袋だったなあという自分にとっては嬉しいお店です。
2010/02/05(金) 16:58 | URL | 龍心 #iOCS38IQ[ 編集]
龍心さんへ
永利はそんなに大陸の味なんですね。
私が日本に帰ることがあったら、ひきにしそう。
まあ、帰ることはないと思いますが(笑)。
2010/02/05(金) 17:12 | URL | ayazi #-[ 編集]
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