【呉越水郷小吃部】杭州風味小吃

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杭州風味の軽食いろいろ
杭州風味小吃(Hang2zhou1 feng1wei4 xiao3chi1)
P1190359.jpg
【データ】とき:12月3日/ところ:建国門・呉越水郷小吃部/ねだん:全部で18元

「留学時代によく行った食堂みたいな店が
 長富宮の近くにあるんですよ。」
そんな情報をくださったのは、いつものお店の常連のYさん。

「留学時代によく行った食堂みたいな店」というのはつまり、
ぼろくてお世辞にもきれいとは言えないけど、
安くてそこそこおいしいものが気軽に食べられる超庶民派のお店ってこと。
一食10元以下ですんでしまうような、
お財布にやさしい留学生の強い味方だ。
そんな店が、日系企業が集中するオフィス街であり
日本人が多く住む日系マンションのある建国門にあるなんて・・・!

「普通の日本人はちょっと引いちゃうかもしれないけど、
 ayaziさんならきっと大丈夫だと思いますよ。」
これって、ほめ言葉?
そうおっしゃるYさんも90年代留学組で、つまりは大丈夫なクチ。

なるほど、当時を思い起こさせる懐かしい感じの店ってことですね?
「分かりましたっ!今度行ってみます!」
力を込めてYさんにそう約束した。

そしてある日。
大学の先輩であり茶旅人であるSさんを訪ねて建国門に行く用事ができた。
よし。
これはもうあの店に行くしかない!
Sさんも80年代から北京を知るつわものだ。
よもやあの店にしり込みするなんてことはないだろう。
そう思ってお誘いしたら、
「では行きましょう」
とあいなった。
予想通り。

「呉越水郷の隣にある」という情報を頼りに、
長富宮とマクドナルドの間の道を南へ下る。
そこに見えてきたのが、これ。

P1190368.jpg

わはは。
ほとんど掘っ立て小屋?

「こっ、これみたいですよ?」
「すごいな、これは。」
こうして書くと引いているように思われるかもしれないが、
その声には喜びの色が隠せない。
こういうのを見ると俄然好奇心がわいて血が騒ぐのは、
驚きとハプニングがてんこ盛りの昔の中国を思い起こすから?

寒さと砂埃よけの巨大粉条みたいなビニールすだれをくぐると、
そこには杭州小吃の店らしく蒸篭が積み上げられ、
ボウルいっぱいの茶鶏蛋が無造作に置いてあった。
その隣の緑色の葉っぱはウイキョウだ。

P1190363.jpg P1190364.jpg

そして奥にはさらにガラス戸があり、その中で男どもが食卓を囲んでいた。

P1190362.jpg

この奥の間が本来の店で、
ビニールすだれとガラス戸の間はおそらく店の前の歩道部分。
そこにもテーブルセットをいくつか並べて営業している。
夏ならオープンテラス席(と書くとなんだか格好いいけどね)だけど、
今は寒いので急ごしらえで風除けを作って小屋のようなしつらえにしたのだろう。
私たちは奥の間ではなく、手前のテラス席部分に座った。

メニューは杭州風味小吃。
包子や餃子、炒餅など簡単なものが中心だ。

P1190361.jpg

どれもまあ安いこと!
その中から、いくつか選んで食べたのがこの3アイテムだ。

素炒餅(su4chao3bing3):6元
細切り烙餅と野菜の炒めもの


下世話な味。
化学調味料もおそらくいっぱいだしお世辞にも上品とは言えない味だけど、
なんでだろうね。
こういう店で食べるとそれも許せてしまう気持ちになるのは。

鶏蛋湯(ji1dan4tang1):2元
卵スープ


海苔と蝦皮(xia1pi2)=干しエビの入った卵スープ。
この海苔と蝦皮っていうのが、
「留学時代によく行った食堂みたいな店」っぽいんだよなあ。
Yさんがこの店を説明する時のキーワードがまさにこの蝦皮。
そうそう、ワンタンにもこの蝦皮と
ザーサイの刻んだのなんかも入っていた。

韮菜水餃(jiu3cai4 shui3jiao3):20元(一斤)
ニラ入りの水餃子


餃子を頼んだら、
「10元分でいいかい?」
と聞かれた。
つまり5両分ってことだ。
お店の人が、炒餅も食べるから一斤は多すぎると判断してくれたようだ。
うむ。
なかなか気が回る。

お味はすべてそこそこで、特別おいしいというわけではない。
味そのものよりも懐かしさのほうが先に立って、
すっかり盛り上がってしまったというのが正しいだろうか。

こじゃれたレストランが雨後のタケノコのように増殖している今の北京。
衛生条件も改善されて、
インテリアも盛り付けも洗練され、
料理自体も上品で手の込んだものがもてはやされるのを見ていると、
私はかなり複雑な思いだ。
自転車で市内をあちこち走り回り、
道端の屋台や小さな食堂で気軽に食べられるご飯のおいしさに感激した日々。
この店はそんな日々を思い起こさせて、しみじみ懐かしかった。

それにこんな庶民派中の庶民、というより
北京っ子なら「あんなところには入らない!」ときっぱり言い切りそうな
屋台に毛が生えたような店が
ビジネス街の建国門でしっかり行き続けているのがうれしいではないか。

この食事、締めて18元也。
「わはは。安い!」
愉快そうに笑って、Sさんがおごってくださった。
この後行ったライブハウスで飲んだビール1本の値段は、
二人分の夕食代よりも高かった。


■お店情報■
呉越水郷小吃部
P1190368.jpg
朝陽区建国門外月河胡同2号
*呉越水郷のとなりにあります。
 (経営が同じかどうかは不明)
*長富宮とマクドナルドの間の道を南に行ったところ。
 最初の角を右に曲がってすぐ。

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cover_manpuku.jpg
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コメント
この記事へのコメント
少し前まで
果物屋だったんですよ、この店。
先日、長富宮に行った時に屋台になったのに気づきました。

水煮魚向かいのお店の麻辣湯もなかなかおいしいんですよ♪
2010/01/03(日) 17:28 | URL | さんじょ #5XMfyJGo[ 編集]
中国の食事の安さには愕然とします。5~6年前、広州の大きなレストランで餃子、シュウマイ、その他数点を食べて24元でした。味は極上でこの料金。先日、横浜中華街で仲間数人で食べて1人当たり7000円でした。信じられないこの格差・・・
2010/01/03(日) 20:49 | URL | hero #-[ 編集]
さんじょさんへ
最近できたお店なんですね!
水煮魚向かいのお店はチェックしておりました。
一応屋内になるので少なくともホコリブレンドではないかな。
そのうち機会があれば行ってみます。
2010/01/04(月) 12:56 | URL | ayazi #-[ 編集]
heroさんへ
中国の食事が安いのは確かにそうですが、それよりも日本の中華料理が高すぎるんですよね。
1人当たり7000円?
高すぎです!!
2010/01/04(月) 12:57 | URL | ayazi #-[ 編集]
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