2009年02月

2009年02月
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棗の甘煮金木犀風味
桂花小棗(gui4hua1 xiao3zao3)
P1130587.jpg
【データ】とき:1月17日/ところ:東直門外・旺順閣魚頭泡餅/ねだん:15元

棗を使った甘い前菜。
これは「桂花(gui4hua1)=金木犀」の香りをつけたもの。
金木犀の風味がないものは、蜜棗(mi4zao3)と呼ばれたりもする。

この手の甘い前菜を一品頼んでおくと、口直しとして意外に重宝する。
単体としては甘めの味付けで個性が強すぎるかもしれないが、
塩気や脂っ気の強い他の料理の中に入ると、その甘さがかえってありがたい。
一人だとその良さが見えないけど、
他とのバランス、関係性の中でいい仕事をするタイプだ。

中華料理はこういう性格のものが多い。
だから注文の時には料理を単品としてとらえるのではなく、
他の料理と組み合わせた全体の中でどう活きるかを考えることが求められる。
中華料理のオーダーは、ここが面白い。
そして同時に、難しい。

食卓をどう作り上げるか。
食事の席をどう演出するか。

食事のオーダーは、食卓のプロデュースだ。
と言ったら、大げさだと笑われてしまうかな。


■お店情報
旺順閣魚頭泡餅(東直門店)
朝陽区東直門外大街新中街甲2号
010-5120-3232
*東直門外にあります。
東直門を背にして東直門大街を東方向へ向かうと右手、道の南側にあります。

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●書  名:  北京で「満福」 普通がおいしい。本場の中華!
●発売元:  東洋書店
●形  式:  新書版 184P(内カラー8P)
●価  格:  ¥1100(+税)

おいしいものにありつける幸運――「口福(kou3fu2)」がいっぱい、
おいしいものを食べて「幸福」もいっぱいの
私の「北京で満腹」、もとい、「北京で満福」な日々から生まれた
北京のおいしい食べ物と食文化を綴った本です。

巻末には、超カンタン「食べる」中国語講座と、
ayaziオススメの「普通がおいしい」レストランのリストもおつけしました。

キャッチフレーズは「ガイドブック+1冊」!
る●ぶ+満福、地●の歩き方+満福・・・いろんなガイドブックとペアでどうぞ。
小さくて薄い新書サイズです。
スーツケースのポケットにスルッと入れて、北京まで連れてきてください!

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本場の福建料理
地道福建菜(di4dao4 fu2jian4 cai4)
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【データ】とき:1月17日/ところ:馬連道・興旺達/ねだん:?

一時帰国を間近に控えた週末。
お土産に茶葉を求めようと、馬連道まで遠征した。
北京市の北東にある我が家から南西にある馬連道までは、ちょっとした遠出。
遠征と呼んでも大げさではない。

はるばる出かけて行ったのは、
前回立ち寄った景徳鎮のお店で買いたいものがあったからというのが表向きの理由だが、
本当の理由はこのレストランを再訪したかったから。
福建人の通う本場の福建料理レストラン、興旺達だ。

▼興旺達の幸せな食卓はこちらから:
【興旺達】福建菜(之一)
【興旺達】福建菜(之二)
【興旺達】福建菜(之三)

例によって注文は食材を見ながら。

「魚を何か食べよう。」
「黄花魚(イシモチ)は?」
「前に来たときに食べたからなあ。」
「じゃあ、馬哈魚(ma3ha1yu2)馬面魚(ma3mian4yu2)はどう?」
馬哈魚馬面魚ってどんなの?」
(「馬哈魚」じゃなくて、「馬面魚」でした。お詫びして訂正します。2009/4/4訂正)

こんなの。
P1130584.jpg
左から三番目の赤い平べったいやつ。

「薄切りにして焼くとおいしいよ。」
「じゃあ、それで!」

「それから・・・イカの卵巣はある?」
「あるよ。」

お、あるある!
P1130585.jpg

「前回は茶碗蒸しにしてもらったから、
 今日は豆腐と一緒に蒸したのがいいな。」
「豆腐のほうね。」

「後は、この平べったい大根みたいなのがおいしかったので、
 これはもう一度食べたいな。」

P1130586.jpg

「清炒でいいかい?」
「うん、それでお願い!」

「それから、ガツの入ったスープがあるって聞いたんだけど、
 今日はある?」
「あるよ。」
「よかった!前回来た時は食べられなかったんです。それ、お願い!」

という感じで注文は終了。
席でわくわくしながら待っていると、あ、来た来た!

馬哈魚馬面魚の薄切りソテー
P1130564.jpg

これが劇的な旨さ!
軽く干してあるのだろうか、そのせいで旨味が凝縮した魚の身に
油のコク、焦げ目の香ばしさが相まって、実にいい。

出てきた時は
「こんなに沢山食べきれるかな・・・」
と思ったけど、なんのなんの、二人で争うようにしてペロリと食べてしまった。

イカの卵巣と豆腐の蒸したの
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「んー、うまいっ!」
茶碗蒸しも素晴らしかったけど、これも捨てがたい味だった。

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店員さんが前回言った通り、卵巣の塩気がいい具合に抜けていてあっさり上品。
蒸されたとろとろの豆腐も、つるりとした喉ごしとまろやかな風味。
茶碗蒸しとどっちを食べるか、次回からは真剣に悩まないといけないな。

聖護院かぶ(もどき)の炒めもの
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改めて味を噛みしめながら食べたら、やっぱりかぶっぽい風味がした。
なんだか懐かしいなあ。
かぶなんて、中国で食べたことなかったよ。

清炒なのにスープ煮っぽいのは、福建料理だからだろうか。
塩気も油もきつくなくて、とてもマイルド。

ガツのスープ
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わあ!具だくさんだ!

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ケバケバも美しいモツと
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ぷるぷるが透き通る腱も入っている。
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このスープ、あっさりした塩味かと思いきや、なんと酸っぱ辛い。
辛さはとても控えめで脇役、味の主役は酸味だ。
酸味の正体は、大根の漬け物。
発酵の酸味がよく利いて、実に爽やかな飲み口なのだ。

この酸味が後を引く。
お代わりにお代わりを重ね、結局鉄鍋いっぱいのスープをあらかた飲み干してしまった。

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やっぱりこの店、最高だ。


■お店情報
興旺達
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宣武区馬連道街甲2号森源大厦1階
010-5269-0313
*馬連道茶城内の京閩大廈の向かいに伸びる福建料理ストリートをどんどん突き進み、
  どん詰まりにある倉庫とおぼしき森源大廈と書かれた建物に臆さず突入。
  中庭に出てすぐの右手にあるビル(これが森源大廈)に入ると左手にあります。

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立春の時にはうっかりしてお知らせするのを忘れてしまいましたが、
今日は忘れずにリマインド。

今日は旧暦二月二日。
春餅を食べる日です。

P1140062.jpg
(私は一日フライングして、旧暦二月一日に食べちゃった。)

立春ほど知られていないかもしれませんが、
旧暦二月二日も食べるんです、春餅。

この日に春餅を食べることを、「吃龍鱗(chi1 long2lin2)」と言います。
なぜかはこちらのエントリーでどうぞ。

春餅の具にもやしが使われるのは、もやしが龍の形に似ているからなんだそうです。
そう言われてみると、似ていないこともない?

P1140072.jpg
(もやしと春雨炒め、ニラ玉、醤肘花をのっけて。)

これは「麻辣香鍋(老北京春餅)」のもの。
春餅店以外でも、
「老北京」を謳っているお店ならメニューに載っていることも多いですよ。

P1140074.jpg
(くるくるっと細長く巻いて、がぶり。)

肌寒い日が続いて、まだまだ春なんて遠い!
と言う人もいるかもしれませんが、
ちょっと気をつけて木々や草花に目を向けてみてください。
静かに、でも着々と、春の準備が始まっていますよ。


■お店情報
麻辣香鍋
東城区東直門内大街156号
010-6401-5063
*東直門から鬼街を西方向へ進み、
 一つめの交差点(信号では二つめ)を越えてしばらく行ったところ。
 道の南側にあります。
 (お店の名前は「麻辣香鍋」ですが、 入り口の上に「老北京春餅」と書いてあります。)

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身体においしい韓国料理
滋補養身栄養韓国菜(zi1bu3 yang3shen1 ying2yang3 han2guo2 cai4)
P1130541.jpg P1130542.jpg
P1130558.jpg P1130544.jpg
【データ】とき:1月16日/ところ:望京・補身閣/ねだん:-

第5回エスニック会。
前回ウクライナ料理を食べに行った時の
「サンゲタンが食べたい」
という会長の鶴の一声により、テーマは韓国料理に決定。
サンゲタンと韓国料理の数々でお腹の中からあったまり、
寒さ本番の北京の冬を乗り切ろう!という趣向だ。

会場は、「補身閣」という三ヶ月前に出来たばかりのお店。

P1130532.jpg

望京の韓国人にもまだあまり知られていないという超穴場だ。
ビルの地下へと降りていくと、どのテナントも工事中。
韓国人がウォン暴落で波が引いていくように帰国しているので、
つぶれる韓国料理レストランも多いと聞く。
「大丈夫なのか?こんなところにお店があるのか?」
と不安になりつつ進むと、煌々と灯りのともるお店発見。

P1130534.jpg

元気に営業中だった。

このお店、「補身閣」という店名や「滋補養身栄養店」という説明からも分かる通り、
健康志向がキーワードの身体においしいレストランだ。
店内にはオンドルもあって、足下からぽかぽかぬくぬくあったまる。

P1130535.jpg

席には韓国ビールとマッコリもスタンバイOK。
P1130539.jpg

さあ!
いよいよ身体にやさしい韓国料理の始まり始まり。

まずはこの日のお目当て、犬肉がさっそく登場!
犬肉と聞いて引かないで!!
臭みもなく、とてもあっさりした上品な味で、
犬肉に対するイメージが変わるに違いない。
犬肉は身体をあたためる食材、この季節にはぴったりなのだ。

犬肉のニラ風味蒸し
P1130541.jpg

ゆでた犬肉をスライスし、ニラの上に並べて蒸したもの。
エゴマ、ラー油、コチュジャン、カラシ、酢、葱、エゴマオイル、生姜などを
まぜたタレにつけて食す。

P1130538.jpg P1130545.jpg
タレ。混ぜる前と混ぜた後。

ニラと一緒にタレをつけて、パクッ!
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貴州大廈で食べた犬肉鍋もとても上品で美味だったが、
これもなかなか!
皮際の脂身もしっかり残っているし、かなり厚切りなのに、
まったく臭みもクセもない。

タレは真っ赤で辛そうに見えるが、ほとんど辛さは感じない。
むしろ、酸味のほうが強く感じられる。

栄養緑豆餅(ying2yang3 lv4dou4 bing3)
蛎入りのジョン
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ふんわりした独特の食感の蛎入りお焼き。
日本で言うところの「チヂミ」。

蛎たっぷり。
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に、見えないですね、この写真じゃ・・・
でもほんとに小振りの蛎がたっぷりで、滋味あふれるジョンだった。

栄養紅焼猪排骨(ying2yang3 hong2shao1 zhu1 pai2gu3)
豚スペアリブの煮込み
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これは結構辛い。
トッポッキが入っていることもあるようだけど、この日はなぜかナシ。

緑豆参鶏湯(lv4dou4 shen1ji1tang1)
緑豆入りのサンゲタン
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あっさりした薄味スープに、緑豆がたっぷり。
P1130552.jpg

緑豆入りのサンゲタンは初めて。
何とも言えないやさしい味と香りがして、いかにも身体によさそうだ。

ちなみに参鶏湯の「参」は、「参加(can1jia1)」の「参」ではなくて
「人参(ren2shen1)」の「参」。
だから「can1ji1tang1」と読まずに、「shen1ji1tang1」と読む。

さて、ここいらでマッコリへ。
マッコリを飲む用のコップが見あたらないので、
「コップをください。」
とお願いしたら、
「お碗が用意してあったんですが・・・」

なんと、最初にテーブルにセットされていたお碗はマッコリ用だった!
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取り皿だと思って使っちゃったよ。
てことで改めてお碗を出してもらって、茶碗酒。

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発泡甘酒(うすうす)?
大人のカルピス?
こりゃ飲みやすくって危険。

三宝魚湯(san1bao3 yu2tang1)
鰻、鯰、泥鰌と野菜がたっぷりの韓国版おみそ汁
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もっと魚の身がしっかり分かるくらいの状態で入っているかと思ったら、
かなり煮くずれていて判別不能。
でもそのかわりにいりこみたいな魚の出汁がたっぷりで、実に旨い!

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栄養蛎肉飯(ying2yang3 li4rou4fan4)
蛎入りのご飯
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蛎だの、ニラだの、キムチだの、エゴマの葉だのがいっぱい乗った石焼き混ぜご飯。
上にかかった赤いつぶつぶはトビッコ?

これを根性入れてしっかり混ぜ混ぜして食べる。

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これは美味だった!
何がいいって、エゴマ。
エゴマ自体の粒々感は言わずもがな、素晴らしかったのはエゴマの葉だ。
葉唐辛子の佃煮みたいな風味があって、実にもう素晴らしかった。

最後のシメの蛎ご飯と魚スープだけでも食べに来る価値あり。
もう少し近かったら、通うんだけどなあ。
望京方面に出かけた時に、また立ち寄ってみよう。


■お店情報
補身閣 滋補養身栄養店
P1130532.jpg
朝陽区望京世宗大廈地下1階
010-8476-3875
*京順路と交差する広順南大街と望京街の間にある
  阜栄街という通り沿いにあります。
  望京国際商業中心の裏手にあたります。
補身閣map

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7時半に2時半で
七点半在両点半(qi1dian3ban4 zai4 liang3dian3ban4)
P1130517.jpg
【データ】とき:1月14日/ところ:四元橋・横竪撇捺/ねだん:記事参照

私が一番好きなカエル、石鶏(shi2ji1)。
江西省の廬山に住んでいるカエルで、
肉質がしっかりしていてぶりぶりしている美味カエル。
鶏肉とタラの肉を足して割って、ややタラよりにふったような上品な味がする。

そして、生ハムのようなしっかりした塩気と風味のあるアヒルの酒粕風味干し。
骨までねぶってじゅくじゅくといつまでもうま味を味わっていたいほど好物だ。
アヒル、私は北京ダックよりもこっちの干した系が好き。
中国語で言う「板鴨」だ。
お醤油味の醤板鴨も大好物だけど、この糟香板鴨もそれに劣らず愛している。

この二つをまとめてまた味わおうと、
カエルとアヒル食べる隊を組織。
お子さんを含めて総勢6名でまた例の江西料理レストランに行ってきた。

そう、横竪撇捺、
「横縦左払い右払い」という名前のあのレストランだ。

▼過去の「横竪撇捺」関連記事
【横竪撇捺】石磨[火悶]廬山石鶏
【横竪撇捺】糟香贛南板鴨
【横竪撇捺】贛菜

店名からしてふざけた名前だが、予約した個室の名前もふるっていた。
「両点半(2:30)」。

P1130521.jpg

予約するときに、
「じゃあ、両点半(2時半)で。」
と言われて慌てて
「いえ、予約は7時半なんですけど。」
と言ったら
「2時半は個室の名前なんです。」

「横縦左払い右払い」で、7時半に「2時半」で予約入れました。
紛らわしいったら。

そんな「横縦左払い右払い」で、7時半に「2時半」で食べたお料理。

蜜制芸豆(mi4zhi4 yun2dou4):18元
白インゲン豆の甘煮
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お豆さんの甘煮。
辛いものばかりだと逃げ場がないかな、と思って頼んだ。
大正解。

五香鴨珍(wu3xiang1 ya1zhen1):22元
アヒルの砂肝の五香風味
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鶏珍(ji1zhen1)は鶏の砂肝。
鴨珍(ya1zhen1)はアヒルの砂肝。
五香風味で味付けした砂肝の前菜。
見た目ほど辛くない。
(と言っても暗くてよくわかんないかも。)

前菜は他に、田作りみたいな小魚の前菜大根の激辛ハリハリ漬けも食べた。

大根の激辛ハリハリ漬けは相変わらずの殺人パワーを発揮。
ひと口かじって
「へーきじゃん」
と最初は涼しい顔をしていた面々も、しばらくすると
「うわ!なんだこれっ?かっらっ!」
「ちっとビールビール!」
「これはさすがにだめだわ。」
食べる人、食べる人をばっさばっさとなぎ倒した。

これ、後から来る辛さなのね。
そいでもって不思議と後を引く。
ふと気づくとまた、
「うわ!やっぱ辛いわこれ!」
「ひー!」
さっきもう食べないって言ってたのに・・・

天麻[火畏]乳鴿(tian1ma2 wei1 ru3ge1):88元
天麻とハトのスープ
P1130498.jpg P1130500.jpg

天麻(tian1ma2)は、オニノヤガラの根茎。
強壮、鎮痛、目まいなどに用いるんだそうだ。
乳鴿(ru3ge1)は、ハトのひな鳥。
[火畏](wei1)はとろ火で煮込むこと。

だからこのメニューは、天麻とハトのひな鳥をとろとろと煮込んだもの。
実際はスープだけどね。

ハトは煮込むと独特の甘みが出て実においしい。
この日はハト初挑戦という方もいらして、最初は若干引き気味だったけど、
どうやら気に入っていただけたみたい。

ハトのスープと言えば、やっぱりこの駐京弁レストランで食べたのがおいしかったなあ。
今でも時々思い出す。

藜蒿炒[月昔]肉(li2hao1 chao3 la4rou4):38元
リーハオとベーコンの炒めもの
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前回は藜蒿(li2hao1)をシンプルに清炒(qing1chao3)にしたものを食べたが、
今回はちょっとひねって[月昔]肉(la4rou4)=ベーコンと炒め合わせたものを頼んだ。
これも美味。

藜蒿のことは、芹の風味とアスパラガスの食感と説明してきたけど、
今回Hさんと一緒に食べながら脳内食材データベースを検索した結果、
芹はすぐに見解一致。
もぐもぐしながら再度検察していたら、ひらめいた。
「うど!」
「うん、うどだな、これは。」
Hさんが頷いた。
ということで、藜蒿は芹とうどの風味がする、
ややアスパラ(の根もとんとこ)みたいな食感の中国野菜であります。

大羅卜焼筒骨(da4luo2bo shao1 tong3gu3):38元
大根とスペアリブの煮込み
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店員さんのオススメ。
どでかく豪快に切った大根とスペアリブの煮込み。
日本人の食DNAをくすぐる懐かしの味。
こんな甘辛だれのしみしみ大根、中国で食べられると思わなかった。

玉米焼排骨(yu4mi3 shao1 pai2gu3):58元
トウモロコシとスペアリブの炒め煮
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これも店員さんオススメ。
この手の料理にトウモロコシが入るのも面白いし、
「年糕(nian2gao1)=お餅」が入っているところもまた面白い。

家常地皮(jia1chang2 di4pi2gu1):30元
イシクラゲの炒めもの
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地皮(di4pi2gu1)は、イシクラゲというネンジュモの一種。
これは挽肉を少し入れて唐辛子でピリッと辛味を利かせて炒めたものだが、
以前食べたものは玉子とニラで炒めてあった

岩のりみたいな感じで、くしゅっともさっとした食感。
クセになる味だ。

醋溜藕絲(tang2cu4 ou3si1):26元
細切りレンコンのお酢炒め
P1130514.jpg

この日の一番人気だったのがこの料理。
辛い味付けの料理や濃いめのものが多かったので、
オアシス料理的な位置づけにもなったのかもしれない。
でも、ポイントは細切りレンコンの意外性。
日本じゃ輪切りか乱切りがほとんどなので、
細切りしたレンコンの歯ごたえの良さは一種感動的なのだ。

以前、岳麓山屋で食べた芹菜炒藕絲で私が味わった驚きと感動は、
私だけのものではなかったみたい。

メニューに「藕絲(ou3si1)=細切りレンコン」の文字を発見したら、
ぜひ一度食べてみて。

他にも、前回食べた井岡山豆皮と[朶リ]椒毛芋仔をみなさんに味わってもらって、
料理の部は終了。

お腹はそこそこいっぱいだったけど、やっぱり主食も何か食べてみたいよね、
と頼んだのがこれ。

醤油炒飯(jiang4you2 chao3fan4):22元
醤油チャーハン
P1130519.jpg

四川、湖南料理のレストランでよく見かける醤油チャーハン。
でもおいしいと思う醤油チャーハンにはなかなか出会えない。
これは久しぶりのヒット。
しっかり醤油味が米粒にまわって、風味豊かで美味だった。

これだけ食べて、ビールも頼んで、締めて674元。
6人だから一人分にするとそれなりにかかってしまうけど、
やっぱりこの店はおいしいし、珍しい食材が食べられて興味深いし、
値段だけの価値はあると思う。

ただね、冬場は店内が寒いのが玉に瑕。
少しあったかくなってからどうぞ。


■お店情報
横竪撇捺(Heng2shu4pie3na4)
朝陽区北四環中路6号院内
010-6433-3799
P1100501.jpg P1100517.jpg

*四元橋のIKEAのはす向かい、イタリアンレストランのある敷地内にあります。
 (イタリアンレストランのすぐ左隣です。)
  東側から行くなら、望京橋でUターンして側道を東方向に戻り、右手。

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ひとくちみかん
沙糖桔(sha1tang2ju2)
P1130494.jpg
【データ】とき:1月14日/ところ:オフィス/ねだん:?

「ayazi、これ食べない?」
同僚のYさんが、ビニール袋を手に聞いてきた。

袋の中には、小さな可愛らしいみかんがコロコロと。
キンカンではなくて、ほんとにミニサイズの小粒みかんだ。

「じゃあ・・・」
と一つ二つもらおうとしたら、
「そんなちょっとじゃなくて、もっといいわよ!」
「では遠慮なく。ありがとう!」
沢山もらうと、Yさんはうれしそうな顔をする。
そんなYさんの顔を見ると、私もなんだかうれしくなる。

P1130493.jpg

「沙糖桔と言うのよ!」
Yさんが教えてくれた。

沙糖桔(sha1tang2ju2)は広東省産の小粒みかん。
沙(砂)糖のように甘いので、この名があるという。
「桔(ju2)」は、「橘(ju2)」の俗字。

みかんは小さいほど甘いんだって。
小粒のひとくちみかんは、コクがあっておいしいんだって。

PCの前で皮を剥いたら、オフィスにぱあっと、甘酸っぱい匂いが広がった。
甘皮を取るのもそこそこに、お口にぽいっ。
ぽいぽいのぽいっ。

面倒くさがりのayaziには、
こくと甘さよりこの楽ちんさがキモかもしれない。


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●書  名:  北京で「満福」 普通がおいしい。本場の中華!
●発売元:  東洋書店
●形  式:  新書版 184P(内カラー8P)
●価  格:  ¥1100(+税)

おいしいものにありつける幸運――「口福(kou3fu2)」がいっぱい、
おいしいものを食べて「幸福」もいっぱいの
私の「北京で満腹」、もとい、「北京で満福」な日々から生まれた
北京のおいしい食べ物と食文化を綴った本です。

巻末には、超カンタン「食べる」中国語講座と、
ayaziオススメの「普通がおいしい」レストランのリストもおつけしました。

キャッチフレーズは「ガイドブック+1冊」!
る●ぶ+満福、地●の歩き方+満福・・・いろんなガイドブックとペアでどうぞ。
小さくて薄い新書サイズです。
スーツケースのポケットにスルッと入れて、北京まで連れてきてください!

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韓国焼き肉
韓国焼烤(han2guo2 shao1kao3)
P1130450.jpg P1130453.jpg
P1130471.jpg P1130479.jpg
【データ】とき:1月10日/ところ:将台西路・愛江山/ねだん:記事参照

「焼き肉が食べたいね。」
という話になって好運街の松岡に行ったら、お昼の営業はすでに終了。
「どしよっか。」
「愛江山なら割と近いけど、行く?」
となんだか消極的なきっかけでやってきた韓国焼き肉のお店、愛江山。

だだっ広くて小ぎれいな店内インテリアと、
やたらと大盤振る舞いしてくれる前菜とデザートで有名。
ま、実際のところは、この大盤振る舞い分も
ちゃんとメニューのお値段に上乗せされてるんだろうけどね。
その辺は、気分の問題ってことだろう。

この日も前菜は大盤振る舞い。
P1130450.jpg

キムチもいろいろ。
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お肉はこんなんで焼いてくれる。
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焼き肉屋さんは煙処理にいろいろと知恵を使っているなあ。
でも、一緒に行った友人によると、
「松岡のほうが理に適っている。」
でもね、それを愛江山の店員さんに得々と説明しても・・・ねえ。

焼き肉のお伴はこの三種類。

P1130459.jpg
特製たれ、塩、味噌。

主役のお肉はこの二種類をオーダー。

名品牛排肉(ming2pin3 niu2pai2rou4):138元
骨付きカルビ
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お願いして、店員さんにその場で焼いてもらった。
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ハサミでジョキンとやる韓国スタイル。
P1130463.jpg

塩がおすすめ。
P1130465.jpg

エゴマの葉で包むのがお気に入り。
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レタスで包んでもOK。

骨回りもこうして肉をこそげ取ってくれる。
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これまた美味。
P1130477.jpg

というか、こっちのほうがむしろ美味。

腌里脊(yan1 li3ji3):128元
漬け置きした牛ひれ肉
P1130455.jpg

網で焼いて。
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やっぱりジョキジョキ。
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ほどよく焼けたのを取り皿によそってくれる。
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マッシュルームも忘れずに。
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「まずはつゆを飲んでください。」
という店員さんの言葉の通り、焼いている間に出てきた汁をちゅちゅっ。
うん、マッシュルームエキスたっぷり!

紫菜包飯(zi3cai4 bao1fan4):30元
P1130478.jpg

もうお腹はいっぱいだったけど、
どうしてもキンパプが味見したくて頼んでしまった。

丁寧なシゴト。
P1130479.jpg

中身もいろいろぎっしりで、味は上品。
このキンパプはかなり好きだ。

ちょっと遠いし、お値段も高めなのであまり足が向かないけど、
時折来るにはいいかもしれないな。


■お店情報
愛江山
朝陽区将台西路四得公園北門
010-8456-9336

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お雑煮
“雑煮”(年糕湯)(“za2zhu3”(nian2gao1 tang1))
P1130442.jpg
【データ】とき:1月2日/ところ:Hさん宅/ねだん:-

香港マカオ食い倒れ紀行が終わって、いよいよ北京のローカル中華の再開!
と思いきや、お雑煮である。

食い倒れの数々をともにこなしたHさんが、
「H家のお雑煮を食べに来ませんか?」
というそれは魅力的なお誘いをくださったのだ。

異国に暮らす身とは言え、いや、それだからこそ、
日本の行事食がことのほか懐かしい。
「行きます行きますっ!」
尻尾をちぎれるほど振って舌をべろんと出して
お手とおかわりを繰り返す犬みたいな勢いで、Hさん宅へを訪れた。

お正月の食卓がお出迎え。

P1130425.jpg

日の出かまぼこは、なんとAちゃんの作品。

P1130428.jpg

さすがはサンタさんにヘンケルの包丁をお願いしただけあって、なかなかの出来。
というか、ayaziより確実に上手いな。

ワインも水引つきでこんなに華やかに。

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ちょこちょことお節をつまみ、お正月気分に浸る。
写真には撮らなかったけど(なんでだろ?)、
すりごまをたっぷり入れた胡麻なますもあって
なますと言ったら紅白なますしか知らなかった私にはとても新鮮で
何より大変美味だった。

お節料理の他にも、Hさんのお手製料理が続く。

バラ肉の煮込み
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タイ風蝦の炒めもの
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そしてまさかの朴葉みそ!
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近所の日系スーパーに寄ったら、朴葉が売られていたので思わず購入したのだと言う。
「朴葉よりもっと売るべきものはあるだろ!という感じだが。」
とHさん。
でも私は思いもかけないものが食べられて大喜びだ。

味噌の上に鶏肉と葱、かつお節をたっぷりと。
じゅじゅじゅ・・・
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よしよし、いい感じに焼けてきた。
この焦げ感がたまりませんなあ。
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朴葉味噌が焼き上がるのとほぼタイミングを同じくして、ふぐひれ酒が登場!
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むっほ!
うんまぁ。

「いやこれは、たまらぬ・・・」
鬼平さんならこうつぶやいて、目をすぼめるに違いない。
ひれの旨味と焦げ目の香ばしさが日本酒にとけ込んで、
長谷川平蔵ならずとも、いやたまらぬ、である。

おかげでこの後しばらくこれにはまり、
酒と言えばふぐひれ酒、という日が続いた。

そしてここで趣向を変えて、タコマリ。
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タコだあ。
幸せ。

シメのお雑煮。
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なんと、どんぶりで登場!
焼いたお餅、下味をつけた鶏肉、かまぼこ、竹輪、大根、人参、里芋(入ってましたっけ?)・・・
具だくさんのボリューム満点で、びっくりだ。
青のりをかけるのが面白い。
これ、Hさんのご実家特製のお雑煮なんだそうだ。

ああ、やっぱりHさんのお料理はおいしいなあ。
食の探求がこうしてきちんと実になっているって、素晴らしい。
私も食べてばっかりいないで、少しは作るほうに努力をしたほうがいいのかなあ。
食べる一辺倒の私は、正月二日から感動しつつ、ほんのちょっぴり反省もしたのであった。

▼これまでのHさんち訪問記:
【朋友家】安徽菜/泰国菜
【朋友家】馬奶酒
【朋友家】美味蔬菜聖誕樹

いやー、なんだかすっかりご馳走になってるなあ。

▼Hさんはこんな技もお持ちです。
満福彫花西瓜


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北京で発行されているフリーマガジン、
『CHAMORE』(チャモア)で連載をさせていただくことになりました。

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「満福グルメ手帖」というタイトルで、
北京のローカルフードを一品ずつご紹介していきます。
2月号から連載開始です。

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第一回のテーマは、「炒麻豆腐」。
いかにも私らしいセレクト?
ローカルでベタな料理から、地味~に渋~く、スタートです。

「満福グルメ手帖」以外にも、楽しい連載が目白押し。
大切な食友、フードコーディネーターのHさんこと
Prik Miwakoさんの中国料理研究もあって、
中華料理好きにはなかなか読み応えある一冊になっているのでは?

グルメ関連では、
「北京食いしん坊対決!」(今月のテーマは「鍋」)というコーナーで
和一心のぶりしゃぶが登場しています。

これ、私もいただきました。

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お刺身でも十分行けるような脂ののったぶりぶりのぶりをしゃぶしゃぶっと。
P1130646.jpg P1130655.jpg

野菜もたっぷり!
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シメはうどんかご飯が選べます。
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ぶりも野菜もたっぷり食べられて、幸せ。
冬季限定のお鍋です。

グルメ関連以外にも特集、連載記事が満載の『CHAMORE』、
北京市内のホテル、公寓、レストラン、バー、ヘアサロンなどに配布中。
ぜひお手に取ってご一読ください!


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【晶晶甜品】香港マカオ食い倒れ紀行2008(之十五)からの続きです。)

長々と綴ってきた「香港マカオ食い倒れ紀行2008」、これにてようやく完結。
「うえーこれうまそー」じゅるるとよだれを流しつつ(?)、
「よくもまあこれだけ食うもんだ」とあきれつつ、
「いったいいつまで続くんだこっちが胸焼けしそうだ」と憤りつつ、
お付き合いいただいた皆さま、ありがとうございました!
そしてお疲れさまでした。

■これが「香港マカオ食い倒れ紀行2008」のフルラインナップ!
香港マカオ食い倒れ紀行2008(プロローグ)
【港灣壹號ONE HARBOUR ROAD】香港マカオ食い倒れ紀行2008(之一)
【金興飯店】香港マカオ食い倒れ紀行2008(之二)
【紅磡街市熟食中心】香港マカオ食い倒れ紀行2008(之三)
【豆花店(正式名称不詳)】香港マカオ食い倒れ紀行2008(之四)
【阿蔓諾葡国餐O Manuel】香港マカオ食い倒れ紀行2008(之五)
【洪馨椰子】香港マカオ食い倒れ紀行2008(之六)
【港湾餐廳RESTAURANTE LITORAL】香港マカオ食い倒れ紀行2008(之七)
【黄枝記】香港マカオ食い倒れ紀行2008(之八)
【利多澳門餐】香港マカオ食い倒れ紀行2008(之九)
【莫義記】香港マカオ食い倒れ紀行2008(之十)
【澳門瑪嘉烈蛋撻 Margaret's Cafe e Nata】香港マカオ食い倒れ紀行2008(之十一)
【船屋葡國餐廳A Lorcha】香港マカオ食い倒れ紀行2008(之十二)
【金馬輪咖啡餅店】香港マカオ食い倒れ紀行2008(之十三)
【留家厨房】香港マカオ食い倒れ紀行2008(之十四)
【晶晶甜品】香港マカオ食い倒れ紀行2008(之十五)
香港マカオ食い倒れ紀行2008(エピローグ)

晶晶甜品で香港スイーツをお腹に詰め込み、
夜7時すぎのフライトが小一時間遅れで香港を飛び立ち、
機内でぐーすか眠りこけてやっとこさ北京にたどりついたのは
到着ロビーの人影もまばらな深夜。

P1130403.jpg

日付も変わって大晦日12月31日だった。

P1130404.jpg

香港で一日ゆっくりできるのはよかったけど、
さすがにこんな時間になるとぐったり・・・

食べ疲れ?
移動疲れ?

それにしても、よく食べた。
途中ほんとに食い倒れてしまうハプニングはあったが、
Hさん、Aちゃん、そして酒徒さんご夫妻、さらにはH.Y.さんという
志を同じくする食友との食べ歩きは、私にとってまさに至福の旅だった。

なんてったって、おいしい食べ物のためなら労をいとわず、
食に関する好奇心は尽きず、
そして食卓で出る話はほぼ100%食べ物の話なんだもの。
今目の前にある食べ物の話、
食材やスパイスにまつわる話、
以前食べた食べ物の話
今住んでいる場所や行ったことのある場所の食文化の話。

さらに素晴らしいのは、
食べ物が冷えるのにそっちのけでおしゃべりなんてことは全くなく、
料理が来ればまずはそれに集中。
あたたかいものはあたたかいうちに、
冷たいものは冷たいうちに、
会話という最高の調味料を必要な時に必要なだけ使いながら
食事を楽しめる仲間なんて、そうそういない。

こんな人たちと一緒の食い倒れ紀行が、楽しくならないはずがない。
そしてこんな人たちに恵まれて、私は本当に果報者だ。

Hさん、Aちゃん、酒徒さんご夫妻、そしてH.Y.さん、
本当にありがとうございましたっ!

■2007年にもやってます。香港マカオ食い倒れ!
香港マカオ食い倒れ紀行2007
こちらも合わせてどうぞ!

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出発間際にデザート詰め込み!
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【データ】とき:12月30日/ところ:香港天后・晶晶甜品/ねだん:記事参照

【留家厨房】香港マカオ食い倒れ紀行2008(之十四)からの続きです。)

念願のスモークチキンとの出会いを果たして、お腹も心もいっぱい!
になったはずが、私たちの足は次の店へと向いていた。

留家厨房に来たのであれば、その足でぜひ寄りたい店があったのだ。
晶晶甜品だ。

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一時期、e-runさんが土瓜湾からフェリーで通ったという、おいしい香港スイーツの店だ。

北京へと戻る飛行機のフライト時間は午後7時すぎ。
香港を離れる日としてはたっぷり時間がとれるものの、
それでも空港へのアクセスや手続き、買い物の時間を考えると
そうのんびりはしていられない。
しかも、かなりゆっくりとお昼ご飯を食べてしまったので、
ふと気づいたら実は結構ケツカッチンだったのだ。
で、どこかに遊びに行くよりも、香港スイーツを取ったという次第。

ネットを見たりしていると、
晶晶甜品にはいろいろと名物スイーツがあるようだが、
私は何とかの一つ覚えで、これ。

楊枝甘露:27香港ドル
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マンゴーピューレ、ココナツミルク、タピオカ、ポメロの入った、
香港では割と新顔のデザート。
前々回に香港に来た時に食べて以来のファンだ。

▼芝麻緑豆の楊枝甘露:
楊枝甘露でポンポコリン
ペニンシュラのスプリングムーンでも食べた!

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ポメロはザボンとか文旦みたいなフルーツ。
まあほぼグレープフルーツをイメージすればよいかな?
このポメロのおかげで、楊枝甘露はとても爽やか。
さっぱりとして、とても食べやすいスイーツだ。

鮮芒果布甸:18香港ドル
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以前はe-runさんにとってのマンゴープリンNo.1だったそうだが、
今はワンハーバーロードのマンゴープリンにその座を譲った。
一口食べて、e-runさん。
「あれー?やっぱり味が変わったのかなー。」
いえいえ、それは「知の哀しみ」のなせる業。
よりおいしいものに出会ってしまったあなたにとって、
以前のおいしいものはその輝きを失ってしまったのです。

擂沙湯圓:20香港ドル
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ちょっと系統の違うものを頼もうかということで、湯圓。
お汁粉みたいになってるのではなくて、
ゴマやらナッツやらがまぶしてあるタイプだ。
こういうの、北京ではほとんどお目にかからない。

中身は黒ごま。
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うん、悪くない。
ただゆでただけより、お汁粉タイプより、
私はこのまぶしたタイプのものが好きかも。

スモークチキンでいっぱいになったはずの胃袋の隙間に甘味をたっぷり詰め込んで、
私たちは天后を後にして香港駅へと向かった。
香港マカオ3泊4日の食い倒れ紀行は、こうして幕を閉じたのだった。

香港マカオ食い倒れ紀行2008(エピローグ)に続きます。)


■香港マカオ食い倒れ紀行2008
香港マカオ食い倒れ紀行2008(プロローグ)
【港灣壹號ONE HARBOUR ROAD】香港マカオ食い倒れ紀行2008(之一)
【金興飯店】香港マカオ食い倒れ紀行2008(之二)
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【港湾餐廳RESTAURANTE LITORAL】香港マカオ食い倒れ紀行2008(之七)
【黄枝記】香港マカオ食い倒れ紀行2008(之八)
【利多澳門餐】香港マカオ食い倒れ紀行2008(之九)
【莫義記】香港マカオ食い倒れ紀行2008(之十)
【澳門瑪嘉烈蛋撻 Margaret's Cafe e Nata】香港マカオ食い倒れ紀行2008(之十一)
【船屋葡國餐廳A Lorcha】香港マカオ食い倒れ紀行2008(之十二)
【金馬輪咖啡餅店】香港マカオ食い倒れ紀行2008(之十三)
【留家厨房】香港マカオ食い倒れ紀行2008(之十四)
【晶晶甜品】香港マカオ食い倒れ紀行2008(之十五)

■前回の香港マカオ食い倒れ!
香港マカオ食い倒れ紀行2007

■お店情報
晶晶甜品 Ching Ching Desserts
P1130393.jpg
香港天后電氣道77號地下(清風街近く)
2578-6162

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やっと出会えた!憧れのスモークチキン
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【データ】とき:12月30日/ところ:香港天后・留家厨房/ねだん:記事参照

【金馬輪咖啡餅店】香港マカオ食い倒れ紀行2008(之十三)からの続きです。)

食い倒れ紀行で文字通り食い倒れた翌日の夜、
ひさしぶりにぐっすりと眠った。
いつもと変わらない身体と胃袋の軽さ。
「よし!今日はいける!」
心の中でぐっとガッツポーズ。
食い倒れ紀行最終日は快調にスタートした。

行き先は天后にある留家厨房。
この店のスモークチキンの話を聞いてから実に3年?
ようやく、この名物料理にありつける!
私の心は高鳴った。

留家厨房は、天后の地下鉄駅からちょいちょいのちょいっと裏通りに入った所にある。
P1130368.jpg

▼詳しいアクセスは香港ナビのこちらのページをどうぞ。
香港ナビの留家厨房紹介

一応席は予約したけど、お昼ならたぶん予約なしでも大丈夫。
でも夜は必ず席を確保し、さらにスモークチキンも予約したほうが無難とか。

体調もほぼ回復したので、ビール、赤ワインをくぴぴ。
P1130376.jpg

一応、殊勝にいつもよりちょっと控えめだけどね。

そして、お待ちかねのこのメニュー!

留家煙燻鶏:134香港ドル(1/2羽)
スモークチキン
P1130375.jpg
この輝き!

別角度から。
P1130374.jpg
この照り!

食べる前から、ふうわりとカラメルの香りが鼻腔をくすぐる。
そう、ここのスモークチキンは、
燻した鶏肉自体の旨さもさることながら、
このお醤油風味のカラメルソースが素晴らしいのだ。

「うん、これは初めての味だな。」
Hさんが味と香りをしっかりと記憶にとどめてでもいるかのように、
スモークチキンを噛みしめる。
「これおいしー。」
Aちゃんの食べっぷりも格別。
はい、これは合格点がもらえたね。

あまりにこのソースが旨いので、
他の料理にもかけたりして意地汚くねばっていたら、
お店の人が気を利かせて小碗にカラメルソースをたっぷり入れて持ってきてくれた。
みんなで大喜び。

さらにHさん、食事がもう終わるという頃になって
おもむろにバッグを膝においてなにやらごそごそ。
かねてから用意のあったらしいジップロックを取り出すや否や、
自分を盾にして店員さんの視線をさえぎり、
すばやくソースをジャーッと注いでバッグの中へ。
早業である。

さすがはフードコーディネーター。
おいしいもの、初めての味を前にして、研究に余念がない。
いつの日かHさん風のカラメルソースを使った料理が完成?
期待してまーす!

鴨汁魚唇扒柚皮:148香港ドル
魚の唇のダックソース(柚皮風味)
P1130382.jpg

以前北京で魚の唇を使った料理がおいしかったし、
柚皮風味というのが気になって頼んでみた。
が、これはちょっと微妙。
柚皮らしきものは入っているのだけれど風味はほとんどなし。
魚の唇も、コラーゲンぷるぷる感じはたっぷりだけど、
あんまり旨味が感じられなかった。

雲腿扒時蔬:78香港ドル
雲南ハムと芥菜の炒めもの
P1130380.jpg

芥菜は、北京では蓋菜と言われている野菜かなあ。
茎が幅広でしっかりしていて、ほんのりカラシナみたいな辛味がある。
その芥菜のクセと、雲南ハムの塩気、旨味がよくマッチしていた。

酥炸鵞肝:88香港ドル
フォアグラのフライ
P1130383.jpg P1130384.jpg

Hさんも、Aちゃんも、私も、フォアグラにほんの少し粉をはたいて
軽く揚げたものを想像していたのだが、
出てきた物はぼってりしたフリッター。
こんなに衣たっぷりで、しかもこんなにしっかり揚げてしまったら、
フォアグラの風味がすっかり消えてしまうではないか。

「フォアグラの味、しない。」
「うん、これはフォアグラの味が消えてるな。」
Hさん親子も辛口コメントだ。

期待が高かっただけに、肩すかしだった。

生煎咸魚肉餅:78香港ドル
P1130385.jpg

これは豚肉が文句なく旨い!
かなり粗挽きのソーセージを食べたような、ブリブリッとした弾け感が満点だ。

P1130387.jpg
中に入っているのはクワイだったかな?

付け合わせのウスターソースみたいなタレもいいが、
スモークチキンのカラメルソースをつけて食べるのにはまった。

でも、咸魚=干し魚はどこに?
何度か口にして噛みしめながら、
「うーん、干し魚の風味は感じられないなあ・・・」
Hさんがシビアにつぶやいた。

野山椒肉砕蝦米扒鮮淮山:78香港ドル
P1130388.jpg

山芋のスライスを、ミンチ、干しエビ、そして野山椒で炒めたもの。
これが期待以上、というかダークホース的なヒットだった。
なんと言っても野山椒の風味が決め手!
野山椒自体の辛味と、漬け物の酸味で、実に爽やかながらも深みのある味。
単純に塩胡椒で炒めるよりも、一段も二段も奥行きのある料理に仕上がっている。

「これが一番好きかな。」
Hさんの評価も高い。
あ、もちろんスモークチキンは別枠だけど。

乾炒牛河:58香港ドル
焼きライスヌードル
P1130378.jpg

「香港では最近これが人気。」
というe-runさんの言葉に従ってオーダー。
うん、悪くない。
が、これにもスモークチキンのカラメルソースが活躍。
そりゃこんなしてカラメルソースかけまくってたら、
お店の人も追加してくれるよな。

どうやらそんな食いっぷりが気に入っていただけたのか、
それともAちゃんがいたからか、
こんなデザートをサービスしていただいた。

P1130390.jpg

白キクラゲや梨、蓮の実などの入ったデザート。
ほんのり甘くて、おいしかった。

おいしかったと言えば、やはりなんと言ってもスモークチキンだ。
「あれは一羽頼んでもよかったな。うん。」
と後になってからHさんがまた噛みしめるように言った通り、
四人で1/2羽では足りないくらい美味だった。

香港と言えばローストグースが有名だけど、
留家厨房のスモークチキンも負けてはいない。
むしろこっちのほうが有名になってもいいくらいだ。
いや、あまり有名になって気軽に食べられなくなるのも、それはそれでいやかも・・・

【晶晶甜品】香港マカオ食い倒れ紀行2008(之十五)に続きます。)


■香港マカオ食い倒れ紀行2008
香港マカオ食い倒れ紀行2008(プロローグ)
【港灣壹號ONE HARBOUR ROAD】香港マカオ食い倒れ紀行2008(之一)
【金興飯店】香港マカオ食い倒れ紀行2008(之二)
【紅磡街市熟食中心】香港マカオ食い倒れ紀行2008(之三)
【豆花店(正式名称不詳)】香港マカオ食い倒れ紀行2008(之四)
【阿蔓諾葡国餐O Manuel】香港マカオ食い倒れ紀行2008(之五)
【洪馨椰子】香港マカオ食い倒れ紀行2008(之六)
【港湾餐廳RESTAURANTE LITORAL】香港マカオ食い倒れ紀行2008(之七)
【黄枝記】香港マカオ食い倒れ紀行2008(之八)
【利多澳門餐】香港マカオ食い倒れ紀行2008(之九)
【莫義記】香港マカオ食い倒れ紀行2008(之十)
【澳門瑪嘉烈蛋撻 Margaret's Cafe e Nata】香港マカオ食い倒れ紀行2008(之十一)
【船屋葡國餐廳A Lorcha】香港マカオ食い倒れ紀行2008(之十二)
【金馬輪咖啡餅店】香港マカオ食い倒れ紀行2008(之十三)
【留家厨房】香港マカオ食い倒れ紀行2008(之十四)

■前回の香港マカオ食い倒れ!
香港マカオ食い倒れ紀行2007

■お店情報
留家厨房
P1130368.jpg
香港北角清風街9號地下
+856-2571-0913
*香港ナビの記事:
http://www.hongkongnavi.com/food/restaurant.php?id=113

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●書  名:  北京で「満福」 普通がおいしい。本場の中華!
●発売元:  東洋書店
●形  式:  新書版 184P(内カラー8P)
●価  格:  ¥1100(+税)

おいしいものにありつける幸運――「口福(kou3fu2)」がいっぱい、
おいしいものを食べて「幸福」もいっぱいの
私の「北京で満腹」、もとい、「北京で満福」な日々から生まれた
北京のおいしい食べ物と食文化を綴った本です。

巻末には、超カンタン「食べる」中国語講座と、
ayaziオススメの「普通がおいしい」レストランのリストもおつけしました。

キャッチフレーズは「ガイドブック+1冊」!
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侮るべからず!意外に旨い名物ポークチョップバーガー
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【データ】とき:12月30日/ところ:マカオ・金馬輪咖啡餅店(香港の友人宅にて)/ねだん:11パタカくらい?

【船屋葡國餐廳A Lorcha】香港マカオ食い倒れ紀行2008(之十二)からの続きです。)

マカオ食い倒れが無事に(?)幕を閉じたのに、まだマカオの食べ物紹介?
実はこのポークチョップバーガー、友人へのおみやげで持って帰ったもの。
いや、正確に言うと、
ホテルのベッドでうんうん言っている私のために
HさんとAちゃんがセナド広場近くのお店で買ってきてくれたものだ。
さすがにいきなりポークチョップバーガーにかじりつく気分にもなれず、
そのまま大事に抱えて香港までお持ち帰りしたのである。

ポークチョップバーガー(豬扒包)は、マカオ発のバーガー。
タイパ島にある「大利来記」というオープンカフェのものが有名で、
一日数量限定(500個、休日は1000個だとか)のバーガーを求めて、
毎日行列ができる。

私自身もオー・マヌエルでの食事を終えてタイパ島から帰るミニバスの中から
この「大利来記」にできる大行列を目撃している。
「このカツバーガーが人気らしいんですよ。」
お連れ嬢が目を輝かせて教えてくれた。
その目は紛れもなく「食べたい」と言っていたのが、
貴重な胃袋のスペースをカツバーガーに割くわけにもいかず、
この日は当然パス。
一応情報だけインプットして通り過ぎたにとどまった。

「要はカツバーガーでしょ?そこまで騒ぐほどのことはないだろう。」
実のところ、そんな思いがあった。

Hさんが買ってきてくれたポークチョップバーガーは「大利来記」のものではなく、
セナド広場近くの「金馬輪」というお店のもの。
でも、どんなものか味見するには十分だ。
私の胃袋にもう余裕はないけれど、
香港でお世話になるe-runさんへのおみやげにちょうどいい。
そしてちょっと味見させてもーらおっと。

e-runさんのお家にたどり着いて、
「はい、おみやげ。カツバーガー。」
と包みをテーブルに置くと、
「あー、これ、おいしいんだよね!」
と弾んだ声が即座に返ってきた。

P1130367.jpg
おー、このカツ、かなりの厚切り!

で、一口味見。

「あ、やられた。」

旨い。
ガーリックと胡椒がガツンと利いていて、かなり大人の味だ。
豚肉もやわらかい。
繊維質をかみ切る感じがしっかり分かるくらい厚切りで、歯ごたえもいい。
パンがちょっとバゲット風なのも、
ふにゃっとしたバーガーバンズに慣れた私には新鮮だ。

P1130364.jpg

日本でこれを作るなら、
キャベツだのソースだのを一緒に挟み込んでしまいそうだが、
これはもう気持ちいいくらいにカツしか入っていない。
その潔さがいい。

ほんのちょっと味見して終わりにするつもりだったのが、
「ごめ。もうちょっと食べていい?」
とナイフでカット。
結局、1/3くらい食べてしまった。
土産にならん。

<おまけ>
P1130366.jpg

義順牛奶公司の牛乳プリン。

同じくHさんが買ってきてくれたもの。
ポークチョップバーガーと一緒に夜中に食べた。

これはベーシックな牛乳プリンだけど、
一番好きなのは生姜汁入りのあったかいタイプだ。

▼旧ブログで一度ご紹介しています。
巧手姜汁[火敦]鮮[女乃]でポンポコリン

バッグに入れて持ち歩いているうちにぐじゅぐじゅになってしまったけど、
やっぱり義順牛奶公司の牛乳プリンはおいしいなあ。
Hさん、Aちゃん、ありがとうございました!

【留家厨房】香港マカオ食い倒れ紀行2008(之十四)に続きます。)


■香港マカオ食い倒れ紀行2008
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【金馬輪咖啡餅店】香港マカオ食い倒れ紀行2008(之十三)

■前回の香港マカオ食い倒れ!
香港マカオ食い倒れ紀行2007

■お店情報
金馬輪咖啡餅店
DSC01556[1]
澳門營地大街50號.
+853-2857-2385

義順牛奶公司
議事亭前地7号
+853-2857-3638
*ここが本店。香港にも銅鑼湾や佐敦などに支店があります。


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鰯のグリルに涙!ポルトガル料理が弱った心と体にしみる!
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【データ】とき:12月29日/ところ:マカオ・船屋葡國餐廳A Lorcha/ねだん:記事参照

【澳門瑪嘉烈蛋撻 Margaret's Cafe e Nata】香港マカオ食い倒れ紀行2008(之十一)からの続きです。)

マカオ滞在最後の食事は、満を持して船屋葡國餐廳A Lorcha。
前回の香港マカオ食い倒れ紀行の時にも来たことがあるが、
やはりこの店を外す訳にはいかないだろう。

Hさん親子もH.Y.さんもいらしたことがないし、
料理もサービスも人気度合いも含めて総合的に評価が高いこの店には
ぜひお連れしたかったのだ。

それに、前回はポルトガル料理のことなど全く知らずにあてずっぽうなオーダーをしたので、
ある程度の知識のできた今、もう一度じっくりここの料理を食べてみたかったのだ。

▼あてずっぽうなオーダーの様子はこちらから。
【船屋葡國餐廳A Lorcha】香港マカオ食い倒れ紀行2007(之四)

と言うより、酒徒さんのブログで紹介されていた料理を自分も食べたかっただけ、
なんだけどね。

▼酒徒さんのア・ロルシャ食べある記!
マカオ15 - 旨い!茹でバカリャウとポルトガルチキンとタコリゾット!
マカオ怒涛の定番攻め!食べてるだけなのに忙しい!

ア・ロルシャは、前日夜に訪れたリトラルから目と鼻の先。
前の晩のうちに予約を入れておいたので、安心して入店する。
逆に言うと、この店に予約を入れずに席を確保するのは本当に至難の業。
それほどに人気店なのだ。

無事に着席して、まずはヴィーニョ・ヴェルデで乾杯。
残念ながら私は舐める程度で我慢。
私としたことが、本当に情けない。
Hさん、力一杯お付き合いできなくて、本当に申し訳ないことでした。

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マカオのポルトガル料理レストランで何がうれしいって、
このパンのサービスだ。
お店で焼いているかどうかは不明だが、
やわらかくて、ほんのり甘くて、実においしい。

極端な話、ワインとこのパンがあれば、
他はちょっとしたおつまみ程度で十分満足なのではないかと思うくらいだ。

なんてことはもちろん物の例えであって、当然お料理は頼むんだけどね。

鰯のグリル:82パタカ
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青魚が苦手というHさんに申し訳なく思いながらも、
どうしてもこれが食べたかった私。
だってほら、鰯だもの。
この日の午前中までは寝込んでいた私だ。
こんな日本を彷彿とさせるメニューを頼まないでいらいでか。

それに、中国大陸(特に内陸部)生活者にとって、
香港やマカオって、「日本の出島」的な存在。
日本に帰らなくても、日本のお菓子やおつまみ、
魚介類なんてのを買い込んだり食べだめしたりできて、
ありがたい存在なのだ。

んまーい!
焼く時にオリーブオイルこそ使っているけど、要は鰯の塩焼きだ。
感涙。
「白いご飯、持ってこーい!」てなもんだ。

丸々と太った鰯様。
北京生活じゃ旨い鰯なんて夢のまた夢だ。
鰯が苦手なHさんにかわって、二尾、いただきました。
おごちそうさま。

豚肉とアサリのアレンテージョ風:88パタカ
P1130350.jpg

前回当てずっぽうにオーダーして大当たりだったもの。
アレンテージョというのは「テージョ川の向こう」という意味で、
テージョ川南岸地域のことだそうだ。

なぜ「向こう」なのかと言うと、
ポルトガルは北部から興り、南へ南へと開拓が進んだ国。
テージョ川の向こう岸である南側は未開拓の地であり、
日本で言うところの「道の奥」のような存在だったのだという。
だからこの料理は、未開拓の地方の料理。
田舎の郷土料理的な位置づけなのかな?

マリネした豚肉とアサリをあっさりワインで煮てある。
豚肉とアサリの組み合わせは日本人には実に新鮮だが、
こうして料理されたものを食べてみるとその相性の良さに驚く。

アサリがとても新鮮でぶりぶりとしっかりした食感。
前日の海湾餐廳のものより、こちらのほうが断然いいものだった。
この料理ではなくてアサリだけをワイン煮にしても十分満足できたに違いない。

フライドポテトがつくのが決まり。
銀杏切りにしてあるのが日本人にはまた珍しいところだ。

バカリャウ:118パタカ
白[火合]馬介休
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ただゆでただけのバカリャウと野菜に、
ビネガーとオリーブオイルをかけて食べるシンプルの極致のような一品。

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この写真で、バカリャウのぶりりんっとしたしっかりとした存在感が伝わるだろうか。

ビネガーもいいが、レモンでさっぱりいただくのもまたよさそうだ。
いや、レモン醤油なんてのもまた乙かもしれん。
いかんいかん、胃腸が弱っているとついつい和食頭になる。

アフリカンチキン:108パタカ
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これもマカニーズ料理の代表格。
なぜこの名があるかは、例によって酒徒さんのブログに説明を譲ろう。

▼「マカオ料理なのになぜアフリカン?」
マカオ6 - 大航海時代が薫るマカオ料理をぺろり!

と言うか、正直なところ、お肉系はちょっとヘビーだったのだ、
この時の私には。
だからあんまり食べていないのね。

タコのリゾット:98パタカ
八爪魚[火合]飯
P1130360.jpg

お連れ嬢イチオシのタコリゾット。
これも、ア・ロルシャに来たら絶対に頼むと決めていたメニューだ。

期待を込めて一口。
「ん?薄い?」
口に入れた途端に襲ってくる濃密なタコのうま味を脳裏に思い描き、
舌で待ち受けていた私は、やや拍子抜けした。
「いやいや、なにせ今日の私は本調子じゃないからな。」
そう自分に言い聞かせてもう一口。
もっきゅもっきゅと咀嚼して、そしてもう一口。
他の料理を少しつまんで、さらに一口。

不思議なことに、タコのうま味がどんどん深みを増してくる。
おかしいな、ごくりと飲み下しているはずなのに、
まるでタコのうま味エキスだけが口の中に残って蓄積していくみたいだ。
スルメみたいなタコリゾットだった。

こうして、二日に渡ったマカオの食旅は幕を閉じた。
そもそも、マカオは何度行っても食べきれないほどの食の宝庫、
さらに体調を崩して痛恨の蝦ワンタン麺を食べ損ね、
二日目は力を発揮しきれないまま終了したこともあって、
まだまだ未征服感が強い。

そんな訳で、私の中ではもうすでに
「リベンジ!マカオ食い倒れ紀行!!」がほぼ決定している。
さて、実現なるか!
乞うご期待!!

(え?誰も期待してないって?)

【金馬輪咖啡餅店】香港マカオ食い倒れ紀行2008(之十三)に続きます。)


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■お店情報
船屋葡國餐廳
澳門河邊新街289號地下
289 Rua do Almirante Sergio
+853 2831 3193
媽閣廟の近くです。


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記憶の美化に負けない!マカオ名物エッグタルト
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【データ】とき:12月29日/ところ:マカオタイパ島・莫義記/ねだん:6パタカ(だったっけ?)

【莫義記】香港マカオ食い倒れ紀行2008(之十)からの続きです。)

タイパ島から戻り、再びグランドリスボアへ。
広州からマカオ入りしたH.Y.さんとの待ち合わせのためだ。

考えつく限りの成金的悪趣味を結集するとこうなる、というホテル。
1階のトイレは入り口のドアからして自動だった。
ちょっとジャック・タチの『ぼくの伯父さん』で「ぼく」が住んでいるお家を思い出した。

病み上がりでこの日ばかりはあまり使い物になりそうもないayaziのもとに、
あたかも救世主のように現れた新たな胃袋(の持ち主)、H.Y.さん。
心強い。
ありがたい。
よかった、ここで落ち合うことになっていて。
夜のア・ロルシャもこれでなんとか形になるだろう。

その前に、まず向かったのが澳門瑪嘉烈蛋撻 Margaret's Cafe e Nata。
エッグタルトの有名店だ。

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以前、中戯留学時代の友人mitsumameちゃんと一緒に来た時にそのおいしさに感激し、
香港までおみやげに持って帰って「冷めてもうまい!」と感動したエッグタルト。
もう5~6年も前の話になるだろうか。
それ以来、ここのエッグタルトを食べていない。
ここのをコピーしたとおぼしき上海のエッグタルトは食べたけど。)

その間、ここのエッグタルトは私の記憶の中でますますおいしさを増し、
美化されていった。
これを「記憶の美化作用」と言う。
こうして美化された食べ物を再び食べる時には、用心が必要だ。
あまりにも記憶の中で美化されすぎたものは、
思い入れが強くなりすぎた分だけ、失望を招きやすいのだ。

期待半分、不安半分。

でも、Margaret's Cafe e Nataのエッグタルトは私の期待を裏切らず、
変わることなく美味だった。

油っぽくなりがちなパイ生地はサクサク。
カスタードクリームはとろーりふんわり。

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冷めても十分おいしいのだけれど、やっぱり焼きたてが最高だ。
焼きたてのアツアツを頬張れるのは、お店に来た人だけの特権。
ゆっくり、じっくり、その幸せをかみしめる。

甘すぎず、くどすぎず。
病み上がりの胃袋に、エッグタルトがやさしく落ちていった。

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■お店情報
澳門瑪嘉烈蛋撻 Margaret's Cafe e Nata
P1130337.jpg
馬統領街17B 南灣金來大厦
853-2871-0032

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●書  名:  北京で「満福」 普通がおいしい。本場の中華!
●発売元:  東洋書店
●形  式:  新書版 184P(内カラー8P)
●価  格:  ¥1100(+税)

おいしいものにありつける幸運――「口福(kou3fu2)」がいっぱい、
おいしいものを食べて「幸福」もいっぱいの
私の「北京で満腹」、もとい、「北京で満福」な日々から生まれた
北京のおいしい食べ物と食文化を綴った本です。

巻末には、超カンタン「食べる」中国語講座と、
ayaziオススメの「普通がおいしい」レストランのリストもおつけしました。

キャッチフレーズは「ガイドブック+1冊」!
る●ぶ+満福、地●の歩き方+満福・・・いろんなガイドブックとペアでどうぞ。
小さくて薄い新書サイズです。
スーツケースのポケットにスルッと入れて、北京まで連れてきてください!

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『北京で「満福」』、7月25日発売です!

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匂うからうまい?匂うからまずい?めっけもののドリアンアイス
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【データ】とき:12月29日/ところ:マカオタイパ島・莫義記/ねだん:10パタカくらいだった?

【利多澳門餐】香港マカオ食い倒れ紀行2008(之九)からの続きです。)

この日私たちは、北京から広州経由でマカオ入りする別の友人
H.Y.さんと夕方落ち合うことになっていた。
その待ち合わせまでの時間をどうやってつぶすか。
利多を出た私たちにつきつけられた課題はこれだった。

食に関しては下調べに余念がなく、
どんなに遠くとも労をいとわず、
そして旨い店を探し当てる眼力と勘と幸運に恵まれた食い倒れ紀行ご一行様だが、
観光となるとからっきしダメ。
全くなんの予習もせず、しかもどこに行きたいというさしたる希望もない。

ふと思いついて、
「ドッグレースでも見に行ってみます?」
「いいねいいね。」
とタクシーを飛ばして行ってみれば、レースは夜7時から。
おまけに馬券売り場ならぬ、狗(犬)券売り場に入ろうとしたら、
係員さんに「子供は入れません!」と注意された。
いくら味覚的には大人とは言え、9歳のAちゃんはまだ子供。
当たり前と言えば当たり前すぎるこの事実を大人二人はすっかり忘れていた。

それでも、せっかく来たので、係員さんに頼んで中を見学させてもらった。

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レース前なのでここはAちゃんもOK。

閑散としたドッグレース場。
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犬たちが出てくるまでまだ一時間以上もあって、パドックも静かなものだ。
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(↑馬主ならぬ、「狗主」って言うのね。)     (↑パドックもワンちゃんサイズ)

獣の匂いはするものの、姿をちらりと見ることもできないまま、
むなしくレース場を後にした。

「どうします?」
「ワイン博物館は?」
「うーん・・・」
「バンジージャンプがいい!」
「そんなとこ行くわけないでしょっ!」

Aちゃんの希望をHさんがピシャリと否定したりなんていうやりとりを経て
結局私たちが向かったのは、再びのタイパ島。
住宅形式博物館てとこに行ってみるか、ということで話がまとまったのだ。

またしてもやってきた官也街。
そこでひっかかったのがこのお店、莫義記だ。

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バス停側から官也街に入って割とすぐのところ、
ポルトガル料理レストラン「ガロ」のすぐ近くにある。

食べてみたのは、榴蓮雪[米羔]。
そう、フルーツの王様、ドリアンのアイスだ。

「これはおいしい!」
「ドリアンの風味そのもの!」

シャリシャリしたシャーベット状のアイスを口に含むと、
あの、ドリアンの香りが口腔から鼻腔へと一気に駆け抜け、
そして脳天へと昇っていく。
鼻から「むふーっ」と息を吐いたら、100%ドリアーンな匂いがするに違いない。

しかしこれがなかなかに旨いのだ。
ドリアンそのものを食べると
あのこってりした脂っこさがしつこく感じられてヘビーなのだが、
これはうまい具合にしつこさが緩和されて爽やかに仕上がっている。
私はドリアンを食べると目にしみるのだが、
その目にパチパチ、シバシバとくる刺激ももちろんない。

ちょっと気が向いて食べてみただけだったけど、
思わぬ拾い物をした気分だった。

で、住宅形式博物館はどうだったのかって?
休館日だったのだ。
2008年12月29日は月曜日。
つくづく食べ物以外にアンテナの張っていない三人だったのだった。

【澳門瑪嘉烈蛋撻 Margaret's Cafe e Nata】香港マカオ食い倒れ紀行2008(之十一)に続きます。)


■香港マカオ食い倒れ紀行2008
香港マカオ食い倒れ紀行2008(プロローグ)
【港灣壹號ONE HARBOUR ROAD】香港マカオ食い倒れ紀行2008(之一)
【金興飯店】香港マカオ食い倒れ紀行2008(之二)
【紅磡街市熟食中心】香港マカオ食い倒れ紀行2008(之三)
【豆花店(正式名称不詳)】香港マカオ食い倒れ紀行2008(之四)
【阿蔓諾葡国餐O Manuel】香港マカオ食い倒れ紀行2008(之五)
【洪馨椰子】香港マカオ食い倒れ紀行2008(之六)
【港湾餐廳RESTAURANTE LITORAL】香港マカオ食い倒れ紀行2008(之七)
【黄枝記】香港マカオ食い倒れ紀行2008(之八)
【利多澳門餐】香港マカオ食い倒れ紀行2008(之九)
【莫義記】香港マカオ食い倒れ紀行2008(之十)

■前回の香港マカオ食い倒れ!
香港マカオ食い倒れ紀行2007

■お店情報
莫義記
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澳門氹仔官也街9A
2882-5440

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潜入!マカニーズ料理の母の店
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【データ】とき:12月29日/ところ:マカオ・利多澳門餐/ねだん:?

【黄枝記】香港マカオ食い倒れ紀行2008(之八)からの続きです。)

午前中を棒に振ったマカオ二日目の昼。
なんとかかんとか気合いで体調を回復させたとは言え、
まだまだ本調子ではない身体を引きずって出かけた先は、利多澳門餐。

『NIKKEI GALLERY』のマカオ特集で、
「マカニーズ料理の母がやっている食堂」と紹介されている
利多澳門餐(RIQUEXÓ)だ。

住所と、電話番号と、「静かな住宅街にある」という情報しかない私たちだったが、
ホテルのボーイさんに場所を尋ねたら、
わざわざお店に電話をかけて場所を聞いてくれた。
『NIKKEI GALLERY』とボーイさんがマーキングしてくれた地図を見せ、
「利多!利多!」と連呼する私たちを、
タクシーの運転手さんが「このへんのはずだよ。」と送り届けてくれて
無事それらしきお店を発見。

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『NIKKEI GALLERY』誌に掲載時とは看板を変えたようで一瞬戸惑ったが、
中に入ってようやく安心。

この市場の食堂、会社の社員食堂みたいな飾り気も何もない店内は、
まぎれもなく利多だ。

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BGMも何もない。
ただ大型冷蔵庫がぶーんとうなる音と話し声だけが妙に響き、蛍光灯がやけに明るい。
92歳のマカニーズのおばあちゃま、アイダさんとその家族が経営している食堂と聞いて、
アットホームな雰囲気を想像していた私は正直言って戸惑った。

しかし、ここまで来て食べるのをやめる訳にはいかない。
ひるみつつも奥に進み、
レジに立っていた方に『NIKKEI GALLERY』誌を見せて確認する。

「ここはこのお店ですか?」
「そうそう!」

間違いない。

ここの食堂はカフェテリア方式。
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自分の食べたいものをよそってもらい、トレーに乗せていく。
最後にお会計、という仕組みだ。

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1人前と1/2人前があるというので、1/2人前で2種類お願いしてみる。
が、1/2人前でもかなりのボリュームだ。
Hさんも同じように2種類頼んだので、昼から大変な量になってしまった。

その量にひるみながらも、レジでお会計。
あいにく細かいお札がなくて500香港ドルを出したら、
「パタカじゃないと。」
と言われて断られた。
「大丈夫、そこの銀行で換えてもらえるから。」
と聞いて銀行へ行ってみたら、
人が多くてなかなか順番が回ってこずやきもき。
病み上がりで立ちんぼの順番待ちは正直きつく、
それに料理も冷めちゃうなあ・・・とブルーになっていたら、
お店の人がやってきて、
「冷めちゃうから戻って食べて。かわりに並ぶから大丈夫。」
と言ってお店の若者をかわりに並ばせてくれた。

なんだかじーん。
「ありがとう!」
とお礼を言いながらお店に戻り、さあ、ようやくマカニーズ料理のお昼だ!

免治(ミンチ)
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マカニーズ料理の大定番、免治(ミンチ)。
豚や牛の挽肉と、賽の目に切ったジャガイモ、タマネギなどを炒めてある。
お店によっていろいろとバージョンがあるらしいが、
利多のミンチは「ドライカレー」風だった。
ご飯と一緒に食べるとまさにドライカレー。
酒徒さんによると、海湾餐廳(リトラル)のものも美味とのことなので、
次回行ったらぜひ試してみたいところだ。

チョリソとモツ、お豆の煮込み
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ポルトガルチキン
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豚肉とショートパスタ、ひよこ豆の煮込み
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鶏足入りのスープ
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Hさんは冷えたサンミゲルをぐっと。
私はこの日ばかりはさすがに我慢だ。
料理もほんの一口、二口、味見程度に食べるのが精一杯。
白ご飯ばかりが減っていく。

「ayaziが弱っている・・・」
そんな私を横目に、Hさんがつぶやいた。
とほほ。
面目ない。

とは言え、一応全部食べることは食べた。
どの料理も、とても素朴。
決して洗練されてはいないが、
どこにでもあるような、どこででも食べられるような懐かしい味だ。
でも実際には、こんなマカニーズ料理はそう簡単に食べられるものではないんだそうだ。
何しろ、ポルトガルから長い旅路を経てマカオに落ち着いたマカニーズたちが
各家庭秘伝の味として守り続けてきた料理だ。
なかなかレシピが表に出ることがないのだそうだ。

マカニーズ料理を楽しむことのできるところは、実はそう多くはないのだ。
マカニーズの家庭が一番理想的だけれど、これは旅行者にはまず無理。
残るは海湾餐廳(リトラル)のようなポルトガル&マカニーズ料理のレストランか、
利多のような食堂ということになる。
より家庭の味に近いという意味では、利多が筆頭だろう。
なんたって、ここの料理はアイダさんがお母様の味をベースにアレンジしたものだからだ。

体系的な概念ができあがっていないからだろう、
マカニーズ料理は各家庭やお店によってレシピが千差万別なのだという。
酒徒さんのブログの記事にもコメントしたが、
これって食べ歩きにはうれしくもあり、つらくもあり、なのだ。
これじゃあ、何日あっても、胃袋がいくつあっても、
マカニーズ料理を食べた!という達成感が得られない。

ところで、利多で食事をして思ったのだけれど、
ポルトガル(マカニーズ)料理は基本的にぶっかけご飯。
まあ地元の人が気軽に通うような食堂だから、
自然とそうなるのかもしれないけど。

料理を単体で楽しむというより、
一人前のご飯があって、そこに好みのおかずを乗っけて食べる。
マイプレートにご飯をよそって、
みんなでおかずをシェアして食べるという形態が正解のように思った。

この日、92歳のアイダさんは、
カウンターにこそ立っていらっしゃらなかったけど、とてもお元気。
食事中にゆっくりした足取りで近づいていらして、
私たちが欲張って頼んで食べきれないでいるのを
「頼みすぎなのよ。」
とやんわりとたしなめながら、
Aちゃんの前にそっとお皿を置いた。
手作りのプリンだった。

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素朴な味の手作りプリン。
ね?お母さんが作ってくれるプリンみたいでしょ?

Aちゃんは
「Mちゃんの作るやつのほうがおいしい。」
(AちゃんはHさんのことを下の名前で呼びます。)
なんて言っていたけど、それはHさんが料理のプロだからだよ。

帰り際、一人で食事をしている男性のテーブルをのぞき込んだら、
赤ワインのハーフボトルが置いてあった。
赤ワインをやりながらマカニーズ料理で腹ごしらえ。
なんともマカオらしい。
北京なら小二になるところだろうけど(笑)。

BGMも何もない飾り気のかけらもない台所の一角で食事をするような食堂。
それがなんだか不思議で、そして懐かしい。

お味はレストランの洗練された味にはとてもかなわなかったけど、
そんなこんなも含めて、思い出深いお店になった。
また行きたいなあ。

【莫義記】香港マカオ食い倒れ紀行2008(之十)に続きます。)


■香港マカオ食い倒れ紀行2008
香港マカオ食い倒れ紀行2008(プロローグ)
【港灣壹號ONE HARBOUR ROAD】香港マカオ食い倒れ紀行2008(之一)
【金興飯店】香港マカオ食い倒れ紀行2008(之二)
【紅磡街市熟食中心】香港マカオ食い倒れ紀行2008(之三)
【豆花店(正式名称不詳)】香港マカオ食い倒れ紀行2008(之四)
【阿蔓諾葡国餐O Manuel】香港マカオ食い倒れ紀行2008(之五)
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【港湾餐廳RESTAURANTE LITORAL】香港マカオ食い倒れ紀行2008(之七)
【黄枝記】香港マカオ食い倒れ紀行2008(之八)
【利多澳門餐】香港マカオ食い倒れ紀行2008(之九)

■前回の香港マカオ食い倒れ!
香港マカオ食い倒れ紀行2007

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利多澳門餐 RIQUEXÓ
澳門士多紐拝斯大馬路69号
+853-2856-5655

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おいしいものにありつける幸運――「口福(kou3fu2)」がいっぱい、
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痛恨の食い倒れ!お粥に化けた蝦ワンタン麺!
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【データ】とき:12月29日/ところ:マカオ・黄枝記/ねだん:?

【港湾餐廳RESTAURANTE LITORAL】香港マカオ食い倒れ紀行2008(之七)からの続きです。)

マカオ二日目は、黄枝記の蝦ワンタン麺と蝦子捞麺を食べることに決めていた。
蝦子捞麺は、ゆでて水気を切った麺の上に
炒めた蝦子(乾燥させた蝦の子)をたっぷり乗せて混ぜ混ぜして食べる麺。

ぶりぶりの蝦ワンタンとぷちぷち蝦の子麺。
今回のマカオで楽しみにしていた料理だ。

が、結論から言うと、食べ損ねた。
前日夜半から気分が悪くなり、翌朝どう頑張っても起きられず、
マカオ二日目の午前中をむなしくホテルのベッドで過ごしたのだ。
マカオ食い倒れ紀行で、まさしく本当に「食い倒れ」である。

出発前夜、到着日と二日連続して極度の睡眠不足、
加えて力一杯の食べ歩きと、疲れた身体にムチ打っての観光で、
さすがに身体が悲鳴を上げたらしい。

「だと思った!」
「ほらみろ!いい気になって食べ過ぎなんだ!」
そんな声が四方八方から突き刺さってきそうだ。

いや、そうなんだ。
そうなんだけど、本人的にはまず悔しさが先に立つ。
「鋼鉄の胃袋」などと胸を張っておいて、まったくもってふがいない。
ええい、口惜しい。

悪寒と頭痛に身を縮めるようにして耐えながら、
「セナド広場の近くにある黄枝記という店に行って麺を食べて、
その後義順牛奶公司で牛乳プリンを食べてきてください。」
Hさん親子に午前中回る予定だったお店を伝える。

Hさん親子には酒徒さんのブログという心強いガイドブックがある。
セナド広場のあたりは前日うろうろして大体のイメージはあるから、
この二軒には間違いなく行けるだろう。

くうう。
せっかくマカオまで来て黄枝記に行けないなんて。
悔しさに気が遠くなりそうだったが、
ここで無理をして午後の予定がこなせないのはもっと悲しい。
まさしく断腸の思いで二人を見送る。

もう一度眠ってしっかり汗をかけば大丈夫だ。
そう自分に言い聞かせ、
「何が何でも昼までに絶対に治すっ!!!」
気合いを入れて目をつぶった。

昼近くに目覚めると、頭痛も悪寒も去っていた。
ぐっしょりと濡れたバスローブが肌に冷たい。
「なんとか、行けそう。」
ほっと息をついた。

そんなところに、Hさん親子が帰ってきた。
手に黄枝記と書かれたビニール袋を持って。
「何か買ってくる?」
と聞かれて、
「じゃあ、お粥を。」
とお願いしておいたのだ。

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肉団子とモツの入った、じんわりとあたたかいお粥さん。
寝汗をたっぷりかいて消耗した身体に、やさしくしみていく。
モツのこくのあるうま味もいい。

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ああ、食べ物って、ありがたい。

しみじみとお粥を口に運びながら、
「蝦ワンタンがおいしかった!」
「蝦子麺はもさもさしてたけど、お店に置いてあるラー油をかけたら美味だった。」
「牛乳プリンも食べた。」
なんていうHさん親子の会話にうんうんと頷く。

二人が無事お目当てのものを食べられてよかった。
「香港マカオ食い倒れ紀行」のにわかツアコンになったかのような気がしていた私は、
ほっと胸をなで下ろした。

「絶対またマカオに来るっ!黄枝記で麺を食うっ!!」
と固く心に誓いながら。

▼ayaziが食べ損ねた蝦ワンタン麺と蝦子捞麺については、
酒徒さんの記事をご覧ください。
マカオ8 - 結果オーライ!寄り道蝦子麺に「ずるごふっ」。

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マカニーズ料理を初体験!
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【データ】とき:12月28日/ところ:マカオ・港湾餐廳RESTAURANTE LITORAL/ねだん:記事参照

【洪馨椰子】香港マカオ食い倒れ紀行2008(之六)からの続きです。)

一応セントポール大聖堂だの
老体にムチ打って「グリコ」でなんとか登り切ったモンテの砦だの、
セナド広場だの地元スーパーのワインショップだのをうろうろしたものの、
間食ばかりでちーっとも腹ごなしにならず、
空腹と言うにはかなり無理がある腹具合で迎えた夕刻。

晩ご飯の時間がやってきた。

向かった先は、港湾餐廳RESTAURANTE LITORAL。

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酒徒さんが前日訪れてそのおいしさを確認済みの
ポルトガル&マカニーズ料理のレストランだ。

▼酒徒さん、偵察ありがとう!前日の食べっぷりはこちらから:
遂に出会ったマカオ料理のド定番と特製バカリャウ料理で満腹!

他にも食べたいものがあるから、
と二日続けてこのレストランをアレンジしてくださった。
貴重な食事回数のうち二回をあてたということは、
それだけこのレストランを気に入ったということだ。
期待は否が応でも高まる。

実はこのレストラン、酒徒さんご夫妻と合流する前から、
Hさんと「行きたいですねえ。」と話していた。
酒徒さんも参考にされたある雑誌を私も購読していて、
この店は行く価値あり!と踏んでいたのだ。

ある雑誌というのは、実は私も記事を書かせていただいている
『NIKKEI GALLERY』という隔月誌。
この雑誌の特集記事で、マカオのマカニーズ料理が詳しく紹介されていたのだ。

マカニーズ料理(土生葡菜)というのは、
「マカオ特有のポルトガル料理のことだ。簡単に、マカオ料理と言ってもいい。
ポルトガル料理が遠路はるばるマカオに伝わる際、アフリカ・インド・東南アジアなどで
各地の料理の影響を受け、それが更にマカオで独自の発展を遂げた国際色豊かな料理だ。」
(以上、酒徒さんのブログから拝借。)

ユーラシア大陸の西の果てポルトガルから、
アフリカ、インド、東南アジアを経て、
マカオで花開いた独特の料理、マカニーズ料理。
それを日本を出て中国大陸で暮らす日本人が、
北京と広州からマカオに集結して食す。
なかなかに楽しいではないか。

ポルトガル独特の微発泡ワイン、ヴィーニョ・ヴェルデで軽やかにスタート。
飲んべえにはいささか物足りないくらいの爽やかで軽い飲み口だ。

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ワインのお伴は、シンプルにアサリのワイン蒸し。

アサリのワイン蒸し:128パタカ
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豚とアサリのアレンテージョ風にも心が動いたのだけれど、
この日お目当てだった料理が豚肉ものだったので
「ここはアサリだけでいっときましょか。」
ということになったのだ。

酒徒さんのブログにもあったが、
酒と食い物を目の前にすれば突如食い気がよみがえってくる。
誰一人として、「だ、だめかも・・・」などと弱音を吐く人はなく、
まさに水を得た魚のように食べる五人衆なのであった。

バカリャウ・コロッケ:68パタカ
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オポジット ハウスのSureñoで食べたバカリャウ・コロッケも美味だったが、
こちらもなかなか。

中にはもちろん、ちゃーんとバカリャウが入っている。
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前にヒラメの身が入ったコロッケを食べたことがあるけれど、
ヒラメは上品すぎてやや物足りなかった。
塩気のしっかり利いたバカリャウのほうが
食材自体の存在感が感じられて私は好きだ。

咸蝦猪肉(Porco Balichao-Tamarindo):138パタカ
豚バラ肉のバリシャオ煮込み
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この料理、前日にもこのレストランを訪れていた酒徒さんご夫妻が
「ayaziさんは絶対好きな料理だよと噂してたんです。」と、
わざわざ私たちとの会食のために味見するのを我慢して
二回目に回しておいてくれたもの。

その推察通り、
『NIKKEI GALLERY』の記事を読んだHさんと私も、
マカオ料理の定番というこの料理に興味津々だった。

特にフードコーディネーターであるHさんは、
この料理で使われているバリシャオという調味料に注目していらっしゃった。
バリシャオは、小蝦を発酵させタマリンドを合わせた味噌のような調味料。

タマリンド!
あの甘酸っぱい果実味と蝦味噌が合わさっている?
料理のプロ、Hさんならずとも、実に興味をかき立てられるではないか。

そして一口。
んーっと、酸っぱい八丁味噌?
味噌カツの味噌だれにフルーツの甘酸っぱさが加わった感じだろうか。
でも、ほんのりと蝦味噌の発酵風味も感じられる。

Hさんはもう少し蝦味噌の風味が強い感じを想像していらしたようで、
すこし期待と違う味だったのだろうか。
個人的には、豚肉と合わせるにはこのくらいでもよかったのではないかと思った。

豚肉もしっかり煮込まれてやわらかい。
肉自体のうま味で言えば、牛肉よりもむしろ豚肉のほうがおいしい。
これ、好きな料理だ。

酒徒さんご夫妻の噂した通り、
「私、これが一番好きかもしれません。」
とつぶやいた私。
すっかり好みを見破られている。

この料理には、香りよく炊かれたジャスミンライスがついてくる。
ほかほかご飯と一緒にほおばれば・・・

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甘酸っぱしょっぱいタレがご飯にからんで、またまた食欲増進!
マカニーズ料理は本当にご飯によく合う。

そして、マカニーズ料理の大定番が登場。

ポルトガルチキン(葡国鶏):160パタカ
P1130300.jpg

メニュー名にカレーと書かれてはいないけど、
かなりタイカレー(イエロー)に近いイメージだ。
ご飯と一緒に食べるとまさにカレー。

見た目は辛そうに見えるかも知れないが、ほとんど辛さはない。
ココナツミルクのこっくりとした風味がやさしい。

さて、『NIKKEI GALLERY』の記事で紹介されていた料理で、
酒徒さんたちが前日オーダーできなかったものが一つあった。
蟹の甲羅に詰め物をしてフライにした蟹コロッケのようなもので、
写真が実に旨そうに撮れていた。

Hさん、Aちゃん、そして私も興味津々だったのだが、
「蟹のコロッケとか、フライとかいろいろ言ってみたんですが、
 オーダーできなかったんですよ。」
(ん?売り切れだったんでしたっけ?)

「どうします?」
「もう少し何か頼みます?」
なんて頭をつきあわせて相談していたら、
目の前をこんがりきつね色の蟹ちゃんたちが
お盆に載せられて通り過ぎて行くではないか。

思わず、目で追いかけて、
「あー、あれあれ!あれをください!」

目出度くオーダー成功となった。

蟹蓋(Casquinha):160パタカ
P1130303.jpg

蟹肉、キノコ、チーズを詰めた蟹の甲羅を、パン粉をつけてフライにしたもの。

P1130304.jpg

が、想像したほどの味ではなかった。
もう一息なのだ。
何かが多いのか、何かが足りないのか。
なんだろう、こういう手の込んだこじゃれた料理は、
マカニーズの得意とするところではないのかもしれない。

素材を丸ごとどっかーん!と、焼く!蒸す!煮る!
それをご飯にぶっかけて喰らう!
っていう、どっちかというとガテン系メシがマカニーズの真骨頂?
そんな気がした。

最後に、せっかくなのでデザートも味見。

セラドゥーラ:35パタカ
P1130306.jpg

何度聞いても忘れちゃうんだな、この名前。
「セラドゥーラ」、要はビスケットムース。
ホイップクリームと砕いたビスケットを重ねてムースっぽく仕上げてある。

P1130307.jpg

これが、なかなかに美味。
ふうわりと軽いクリームムースと、サクサクのビスケット。
意外に後を引いた。
あ、一人で食べた訳じゃなくて、みんなでちょっとずつ味見。
これも大人数なればこそ、だ。

ああ、それにしてもよく食べた。
酒徒さんご夫妻とのマカオ食い倒れランデヴー、大満足の幕引きとなった。
広州へと帰るバスに乗り込むため帰途を急ぐお二人を見送り、
残った三人は翌日の食事を予約すべく、
別の店へ向かってぶらりぶらりと夜道を歩いた。
そう、Hさん、Aちゃんとayaziのマカオ食い倒れはまだ翌日も続く。

▼この日の模様を酒徒さんのブログでも!
五つの胃袋、夜も変わらず大暴れ!

【黄枝記】香港マカオ食い倒れ紀行2008(之八)に続きます。)


■香港マカオ食い倒れ紀行2008
香港マカオ食い倒れ紀行2008(プロローグ)
【港灣壹號ONE HARBOUR ROAD】香港マカオ食い倒れ紀行2008(之一)
【金興飯店】香港マカオ食い倒れ紀行2008(之二)
【紅磡街市熟食中心】香港マカオ食い倒れ紀行2008(之三)
【豆花店(正式名称不詳)】香港マカオ食い倒れ紀行2008(之四)
【阿蔓諾葡国餐O Manuel】香港マカオ食い倒れ紀行2008(之五)
【洪馨椰子】香港マカオ食い倒れ紀行2008(之六)
【港湾餐廳RESTAURANTE LITORAL】香港マカオ食い倒れ紀行2008(之七)

■前回の香港マカオ食い倒れ!
香港マカオ食い倒れ紀行2007

■お店情報
海湾餐廳 RESTAURANTE LITORAL
P1130289.jpg
澳門河邊新街261-A地下
853-2896-7878

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●書  名:  北京で「満福」 普通がおいしい。本場の中華!
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●価  格:  ¥1100(+税)

おいしいものにありつける幸運――「口福(kou3fu2)」がいっぱい、
おいしいものを食べて「幸福」もいっぱいの
私の「北京で満腹」、もとい、「北京で満福」な日々から生まれた
北京のおいしい食べ物と食文化を綴った本です。

巻末には、超カンタン「食べる」中国語講座と、
ayaziオススメの「普通がおいしい」レストランのリストもおつけしました。

キャッチフレーズは「ガイドブック+1冊」!
る●ぶ+満福、地●の歩き方+満福・・・いろんなガイドブックとペアでどうぞ。
小さくて薄い新書サイズです。
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素朴なココナツアイスで腹ごなしの間食
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【データ】とき:12月28日/ところ:マカオ・洪馨椰子/ねだん:?

【阿蔓諾葡国餐O Manuel】香港マカオ食い倒れ紀行2008(之五)からの続きです。)

オー・マヌエルで力一杯ポルトガル料理とワインをお腹に詰め込み、
腹ごなしにセナド広場観光でも・・・するはずだった私たちだが、
そこは食いしん坊ご一行様、すんなり観光だけで終わるはずがなかった。

「このあたりだったと思うんだけどなあ。」
と言いながらも確信のある足取りで
酒徒さんとお連れ嬢が私たちを導いていったのは、
セナド広場近くの路地の奥の奥。

酒徒さんオススメのココナツアイス屋さんだ。

▼酒徒さんのブログの記事はこちらから:
初めて心から旨いと思ったココナツアイス

左党で、甘ったるいデザートが苦手、という酒徒さんが
「初めて心から旨いと思った」とまで言うココナツアイスだ。
やはり甘甘のデザートは苦手な私が、興味を示さないはずがない。

もとより香港、マカオのデザートの旨さは、大陸中国の比ではない。
レストラン選びは100%お任せしたが、
「あのココナツアイス屋には連れて行ってくださいね。」
と事前にリクエストを出していたほど楽しみにしていたのがこのアイス屋さんなのだ。

そして到着した洪馨椰子。
P1130268.jpg

拍子抜けするほど素っ気ない店構えが、かえって好ましい。
ケースにごろんごろんと無造作に転がっているアイスも
またなかなか風情があってよろしい。

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ココナツアイスとマンゴーアイスを一つずつ購入。
さて、まずはココナツから。
お味はいかに・・・?

うーん、なんとシンプル!
確かに、そのものズバリ!の椰子の味だ。

ふんわりまろやかなようで、シャワシャワとした氷の感触もあって、
単純だけどなかなかに複雑な舌触りも面白い。
アイスクリームとシャーベットのちょうど間くらいの感じだろうか。

マンゴーのほうも試してみた。
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こちらも甘さ控えめで、実に上品な仕上がり。
最初は物足りないくらいだけど、
後からじわりじわりとマンゴーの美味しさが広がってくる。

どちらも捨てがたいおいしさだ。

「いーこと、考えた!」
ふと思いついて、ココナツとマンゴーのミックスアイスを試してみた。

P1130275.jpg

どちらもおいしいなら、
一緒に口に入れたらココナツマンゴーアイスにしても美味だろうと思ったのだ。

・・・が、これはやはり単品のほうが正解だった。
なんかこう、もったいない感じなのだ。
それぞれがそぎ落とされたぎりぎりのおいしさで勝負しているので、
一緒にしてしまうとその孤高感がそがれてしまうというか、なんと言うか。
傑出したシングルスケーター全員がペアで滑って成功する訳じゃないもんな。

ただ、ココナツとマンゴーを交互に食べる、
というパターンは最高だった。
ココナツを食べるとマンゴーが恋しくなり、
マンゴーを食べるとまたココナツに戻りたくなる。
味のシーソーゲームとでも言えばいいか。

で、結局どっちのほうが好みだったかというと、
これはやはりココナツアイスに軍配が上がるかな。
さっき書いたギリギリの孤高感というか、
これ以上は何も引けない崖っぷちの旨さという意味で、
ココナツアイスのほうが上手な気がする。

Aちゃんが最後までスプーンを差し入れていたのがココナツアイスだったことからも、
それが分かると思う。
ここでマンゴーよりココナツに行くところがAちゃんの末恐ろしいところだ。

ココナツアイスとマンゴーアイスをたいらげて「腹ごなし」も無事済んだところで(え?)、
一行はセントポール寺院とモンテの砦に向かった。

が、ここで引っかかってしまった。
この湯丸の屋台に。

P1130276.jpg

湯丸:8.5元
P1130282.jpg
中身はごま餡。

一人2個ずつ、味見。
普通においしい。
ああ、また余計な「腹ごなし」をしてしまった・・・

と、こんなところでまたしても足が止まる!

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潘栄記。
おじいちゃんが黙々と焼く金銭餅。

ここはさすがに見学だけでパス。
かなり長蛇の列だったので、気がくじけてしまったのだ。

でも酒徒さんのこの記事によると、
「薄焼き玉子ボーロのようなサクサクふうわり」とのこと。

ふむ。
無理しても味見しておけばよかったか。

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洪馨椰子
果欄街14
2892-0944

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ポルトガル料理で日本を偲ぶ
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【データ】とき:12月28日/ところ:マカオタイパ島・阿蔓諾葡国餐O Manuel/ねだん:全部で990パタカ

【豆花店(正式名称不詳)】香港マカオ食い倒れ紀行2008(之四)からの続きです。)

豆花ですっかり胃が開いたところで、
食い倒れ紀行ご一行様がやってきたのは阿蔓諾葡国餐O Manuel。

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酒徒さんオススメのポルトガル料理のレストランだ。

日本にもいくつか支店があるらしく、
他にも日本人客が一組。
日本人にとっては意外に有名なお店なのかもしれない。

メニューを見ながら、しばし真剣討議。
さすがは食いしん坊、この瞬間の集中力たるや!

グルマンたちの真剣な討議の末、前菜として頼んだのはこの二つ。

豚耳のサラダ
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オリーブオイルと香菜の組み合わせが新鮮。
ヨーロッパで香菜をこんな風にふんだんに使うのはポルトガル料理だけだそうだ。

タコのサラダ
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タコがやわらか!
「モッツァレラチーズみたい」
というのはAちゃんの感想。
タコを食べて、モッツァレラチーズと結びつける感性、
やっぱり子供ってすごい。

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そして昼間っからハウスワインをぐびりぐびり。
あっという間にデキャンタが空になっていく。

チョリソーと空豆の煮込み
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これはかなり好みの味!
腸詰め系と豆の煮込みなんて、組み合わせ的にまずくなるはずがない。
肉加工品好き、空豆好きの私にとってはなおさらだ。
皮ごと食べられるくらいじっくりしっかり煮込まれた空豆が出色。
孔乙己の茴香豆も皮ごと食らう私には、
かえって皮の存在感がなくて物足りないくらいだった。

スズキの丸焼き
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こんなおいしいスズキ、久しぶりに食べた!
かなり感動的においしかった。
日本からマカオに来てこれを食べてもそんなに感動しないかもしれないが、
何しろ北京でおいしい魚に出会うのは至難の技。
香辛料や調味料で泥臭さを消せばなんとかいけるけど、
こんな風に塩だけでシンプルにグリルしたおいしい魚は夢のまた夢だ。

スズキ自体も美味だったが、塩が実によかった。
つけだれとして出てくる玉葱と香菜入りのオリーブオイルも
スズキと絶妙の相性。

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イタリア料理ならシンプルにオリーブオイルだけ、なんだろうけど、
こんなソースもまた表情が変わる。
この香菜の使い方が独特でとてもおもしろい。

ポルトガル料理って、
アサリだの鰯だのタコだの、日本人がよく食べる食材を多用してるし、
調理方法も味付けもシンプルであっさりしたものが多いので、
日本人の口に合いやすいと思う。

と言うより、ポルトガル料理を食べているはずなのに、
気づくと和食を食べているような気分になることがあって、
懐かしいような、新鮮なような不思議な感覚に陥った。

バカリャウ・ア・ブラス
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酒徒さんによると、本来はバカリャウ+フライドポテト+卵+玉葱の料理とのことだが、
このお店はバカリャウと玉葱入りのスクランブルエッグといった風情。

お休みの日の遅い朝ご飯にお母さんが作ってくれそうで、
なんだか懐かしい味がして私は好きだった。

そして仕上げにリゾットを二種類。
五人という人数の強みを十分に活かし、気になったリゾットを二つとも注文。
ああ、幸せ。

砂肝ご飯
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これは、好きだ。
もともと砂肝好きの私だ、嫌いな訳がない。
砂肝を白ワインと生姜で煮込むととてもいい酒の肴になるのだが、
それをなんとなく思い出した。

鴨ご飯
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「ドライ」版リゾット。
表面をかなりしっかり焼いてあって、カリカリというよりはガチガチ。
ほんの気持ち、焼き具合を加減してくれたらよかったんだけどな。

それにしても、昼からまあよく食べたこと!
どの料理もビッグポーションだし、おまけにふかふかのおいしいパンは食べ放題。
頼んだ料理から受けるイメージよりもかなり多めの食料と、
大量の白、赤ワインが五つの胃袋にきれいに収まった。

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さあ、夜の食事に向けて、腹ごなしと行こう!

▼この食事の様子を酒徒さんのブログでもどうぞ。
五つの胃袋、マカオで昼から大暴れ!

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■お店情報
阿曼諾葡国餐 O Manuel
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澳門氹仔飛能便度街90号
853-2882-7571

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生姜風味の豆花で胃を開く!
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【データ】とき:12月28日/ところ:マカオ官也街・豆花店(正式名称不詳)/ねだん:?

【紅磡街市熟食中心】香港マカオ食い倒れ紀行2008(之三)からの続きです。)

ほとんど満足に寝ずに旅立った香港の第一夜は、
市場二階の打ち上げ、そしてさらに二次会へと流れ、
夜の帳もすっかり降りきって明け方まで数えたほうが早いのでは?
という頃になってようやく終了した。

翌日は眠い目と重たい身体を引きずって早朝起床。
フェリーでマカオへと向かった。

グランドリスボア、通称「金の麦穂」に11時15分。
酒徒さんご夫妻とのランデヴーだ。

この日の昼食と夕食(間食も含めて)は、
酒徒さんご夫妻プロデュースによるマカオ食い倒れ。
お二人には全幅の信頼を寄せているので、もう大船に乗った気分だ。

酒徒さんとは北京で何度かお会いしているが、
お連れ嬢とは上海食い倒れ紀行の時以来?
一年ちょっとお会いしていないことになる。

Hさん、Aちゃんと酒徒さんご夫妻とは初対面だけど、
そこは食いしん坊どうし、絶対に話が合うに違いないと踏んでいた。
だからこそ、Hさん親子をこの食いしん坊紀行に誘った訳だが、
それが間違いでなかったことは、その後の展開で証明された。

ところで、私は酒徒さんご夫妻のことを常々
「食を絆にした“天生的一対”(理想のカップル)」
だと思っている。

上海食い倒れ紀行の際に、
「どこの店に連れて行こうか。」
「この店ならこれを食べてもらおう。」
「いや、このメニューはあの店のほうがいい。」
と真剣に話し合う二人の姿を
「こんな伴侶に巡り会えた二人は幸せだなあ。」
と祝福と羨望の視線で見つめたものだった。

そんな話をずっとしていたので、
Hさんはどうやら酒徒さんご夫妻を私と同じくらいの年齢だと思っていたらしく、
「お二人とも若くてかわいらしいカップルでびっくりした」
とおっしゃっていた。
そう、彼らは私よりも10歳くらい年下。
得難い食友に年の上下は関係ない。
一生つきあっていきたい、大切な友である。

さて、そんな私の思い入れはともかく、
挨拶もそこそこにド派手な悪趣味の権化のような金の麦穂を後にし、
一行はバスでタイパ島に向かった。

その途中で見かけた光景。

あるバス停でドアが開き、女性が一人運転手に声をかけた。
何やら会話があって(広東語なので分からない)、
女性は手に持った荷物を座席横のボックスに入れ、
また一声かけてそのまま立ち去った。
ドアが閉まり、バスが発車。
持ち主のいない荷物を乗せたままだ。

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「これ、どっかの停留所で受け取るのを待っている人がいるんじゃない?」

なるほど!
バスの配達便ってことか。

お弁当かな。
なんだかほほえましい。

結局、私たちが下車するまでに荷物の受取人は現れず。
どんな人があのお弁当(<決めている)を受け取ったんだろう。

私たちが下車したのは、タイパ島の人気スポット、官也街。
お昼はオー・マヌエルというレストランに予約を入れいただいていたのだが、
まだ少しだけ時間があるということで、
官也街をぶらついてから歩いてお店に向かおうということになったのだ。

その途中で、
「ここの豆花が前から気になっていたんですよねえ。
 でも、2人のときだとただの豆花にまで胃袋の容量を割く余裕がなくて…」
(酒徒さんのブログより引用)
と酒徒さんが我々を導いていったお店がこの豆花店。

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まるでその時ふと思い立ったようなことをおっしゃっていたが、
「分かりました。じゃあ、今、みんなで分け合って食べましょう!」
となることは火を見るよりも明らか。
いやいや、実は最初っからそのつもりだったのでは?

▼そのあたりのことを酒徒さんのブログでも。
五つの胃袋、マカオで昼から大暴れ!

亀ゼリーも、牛乳プリンも温かいのが好みの私。
香港マカオ系のデザートは温かいのがおいしいしおもしろいと思っているので、
豆花もぜひ温かいのを食べたかったのだが、この日は売り切れ。
やむなく冷たい方を頼む。

石臼で挽いて作るらしい豆花はとてもあっさり。
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上にかかっているのは紅糖。
そして生姜。
デザートに生姜の風味が利いているのって、香港とかマカオあたりの特徴なんだろうか。
牛乳プリンも生姜入りが好きな私にはかなりポイントが高かった。

酒徒さんのブログによれば、
「うん、これはいい開胃菜(アペタイザー)ですね」
と言っていた私。
そうでした、すっかり忘れていたけど、そう言われてみれば言ってましたね、そんなこと。
こうして同じ経験を別の人が書いてくれていると、
自分でも忘れていたことを拾って書き残してくれていてありがたいことだ。

五人でレンゲを手に競うようにすくっているうちに、
一つの豆花はあっという間にカップの中から消えた。

人数は金。
五つも胃袋があるってことは、なんとすばらしいことだろう。

さて、生姜風味の豆花ですっかり開いた胃袋をかかえて、
私たちはいよいよオー・マヌエルへと向かったのだった。

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■前回の香港マカオ食い倒れ!
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豆花店(正式名称不詳)
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官也街から一本横に入った小道にあります。
確か、ポルトガル料理レストランGALOのところで路地に入り、
すぐ右折した所だったような?

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市場の二階で深夜飯
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【データ】とき:12月27日/ところ:香港紅磡・紅磡街市熟食中心/ねだん:?

【金興飯店】香港マカオ食い倒れ紀行2008(之二)からの続きです。)

金興飯店でのAちゃんの食べっぷりにほっと胸をなで下ろした後、
Hさん親子と別れ、ひとり土瓜湾にある牛棚劇場へと向かった。

この旅の本来の目的、『杏仁豆腐のココロ』というお芝居を観に行くためだ。
香港を拠点に演劇活動を続けてきた朋友e-runさんの最後の香港公演、
そして彼女が惚れ込んだ香港の若手俳優、陳康(ジョニー)さんとの二人芝居で、
さらになんと原作者である鄭義信さん自身が演出、
鄭さんの作品に欠かせない舞台美術家、現場監督が日本から出動とあっては、
観ない訳にはいかないではないか。
ここで行かずば、
あまりにも「不[句多]朋友(bu2gou4 peng2you)=友だちがいがない」である。

私が観たのは、千秋楽。
聞けば、その日のマチネの出来が最高だったとかで、
ソワレはe-runさん本人的にも演出家的にも今ひとつだったようだけど、
私にとってはとても感動的な舞台だった。

そのあたりのことはまた下のほうで書くとして、
まずは本題の香港食い倒れ紀行へと筆を運ぶことにしよう。

千秋楽の芝居がはね、バラシも済んだ深夜。
このお芝居のスタッフ打ち上げに合流させてもらった。

バラシの間いったんe-runさんとは別れて尖沙咀にいた私に届いた指令は
「紅磡街市の二階に来るべし。」
街市というのは、マーケットのことらしい。
つまりは市場だ。

羅湖への鉄道駅として紅磡駅は利用したことがあるから
紅磡がどのあたりかは想像できるけど、
紅磡街市は行ったことがない。

「紅磡街市まで。」
とだけ告げて乗ったタクシーで降ろされたビルを見れば、
そこには「紅磡市政大廈」の文字。
「え?違うとこに来ちゃった?」
と一瞬血の気が引いたが、ぐるりと回り込んでみるとそこに階段を発見。

「マーケットは閉まってるけど、二階のフードコートは営業してるから。」
というe-runさんの言葉を信じて、
人気のない階段をとぼとぼと上る。

するとそこには、こんなフードコートが広がっていた!
P1130217.jpg

わっほう。
ワンダーランドだ。

いやはや、こりゃまたディープな空間だこと。
深夜二時まで営業しているそうだ。

e-runさんと東京で演劇制作をされているIさんの他はみーんな初対面だったけど、
あつかましくも打ち上げの席に座らせてもらい、
深夜のマーケットの二階で、二度目の晩ご飯と相成った。
(とは言えさすがにそんなには食べられないので、一口ずつ味見程度。)

P1130218.jpg

メニューはe-runさんにお任せ。
なのでメニュー名も値段も不明だ。

マテ貝の豆チー風味炒め
P1130206.jpg

金興飯店で品切れだったマテ貝に街市でありつく。
ラッキー。

白切鶏
P1130207.jpg

時節柄、「白切鶏は食べないようにしますー」なんて出かけてきていながら、
いざテーブルに出されてみれば
そんなことなどすっかり忘れてぱくついてしまった。

イカフライ
P1130209.jpg

芥蘭菜の炒めもの
P1130211.jpg

魚のフライ
P1130212.jpg

この魚、ふんわりとやわらかくて実に美味だった。
口に入れると、しゅうっと溶けていってしまう。
すごくにゅるにゅるしたぬめりのある魚のような気がするんだけど、
なんていう魚だったんだろう。

皮蛋とほうれん草の卵とじ
P1130213.jpg

酢豚
P1130214.jpg

いわゆる一つの、酢豚であります。
後で聞いたら、舞台美術家氏はこれが一番のお気に入りだったとか。
日本人が思い描く中華料理にドンピシャだからかな。

アサリの豆チー風味炒め
P1130215.jpg

いや、貝は旨いね。
豆チーと一緒に炒めるとなおさら旨い。

蝦(さいまき蝦?)のニンニクがけ
P1130219.jpg

こんな風に半身に割って出したりするんだねえ。
これ、焼いてあったっけ。
このあたりになるともう意識が朦朧として記憶があいまいだ。

干し魚の焼いたの
P1130220.jpg

ホッケを思い出してしまった。

牡蛎の鉄鍋炒め煮
P1130223.jpg

ピントが後ろに合っていてよく分からないかもしれないけど、
この牡蛎がいやはやなんとも大振りだった!
ちょっと甘いような、ほんのり酸っぱいようなうま味があって、実によかった。
私的には、これがこの食卓でのベストワン。

これだけ料理を頼んで、ビールも1ケース買って、
それでも一人100香港ドルにもならないくらいだったらしい。

満足度から言ったら、高級ホテルより断然こっちのほうがいいや。
次に香港に行ったら、街市を食べ歩くことにしよう。

真夜中になると、大小なんか始めちゃう香港人のおっちゃんたちもいて、
なかなかに興味深いしね。

P1130226.jpg

*****

ところで、前の記事でちょこっと触れた
文武廟での火傷が暗示していたものは何だったかと言うと・・・

タクシーの中で財布をなくしたのだ。

財布だけじゃなくて、中に入れておいたSIMカードも一緒になくしてしまった。
香港でプリペイドのカードを買って、
大陸用のSIMカードを「なくさないように」財布に入れておいたからだ。

タクシーを降りる時に必ず振り返って確認する癖をつけていたはずなのに、
アウェイの香港で、
急いでいて気持ちが焦っていて、
乗り込んだタクシーの運転手さんが行き先を知らなくて「別のをつかまえて」と断られて、
そこでプリプリ怒ってあわててタクシーを降りた時に忘れてきたらしい。
その時なぜ財布をバッグから出していたかは不明。
まったく記憶にない。

財布がないことに気づいたのは、
ようやく土瓜湾まで行ってくれるタクシーをつかまえて目的地近くまで来た時。
バッグをさぐったら、あるはずの場所に財布がなかったと、まあそういう訳でして。

はあ。
お気に入りの財布だったのになあ。

なくしたことが判明した時は、かなり落ち込んだ。
あ、SIMカードもだ!
と思った時には、さーっと、血の気が引いた。
そしてあまりに焦っていたせいか、タクシーで支払い時にぼられてさらに谷底へ。

でも、財布をなくした凹んだ気持ちで観たお芝居で、救われた。
もともと、これを観るために行った香港だ。
鄭義信さん作の『杏仁豆腐のココロ』という二人芝居。

P1130408.jpg

もう別れることに決めたある夫婦の、最後のクリスマスの物語。
あったかくて、でもとても切ない、切ないお話だ。

とても、よかった。
いろんなことがシンクロして、泣いた。
涙がこんこんと、泉のようにわいてきた。
ええ、そりゃあもうとめどなく。
滂沱の涙てのはああいうのを言うんだろうか。

ヘリコプターで急上昇したみたいにのぼせて、
爆音を立てて回るプロペラみたいにざわついていた気持ちが、
すーっと降りてきて、元のところに着地した。
いや、もしかしたら、元のところとは少し違うところに着地したのかもしれない。

お財布ごとなくなっちゃって、
なんとなく捨てられなかったいろんな割引カードだの、
なんだのかんだのもきれいさっぱりなくなって、
ちょっとすっきりした。

本当に必要なら、また手に入れられる。
本当に必要とされているなら、またつながる。
財布は買えばいい。
カードは再発行してもらえばいい。
電話番号は、探し出したり教えてもらえばいい。

一回、おしまい。
いろいろあるけど、あったけど、いったん、おしまい。

お芝居のラストシーンで、
最後の抱擁をする小夜と達郎にごーごーと涙を流しながら、
そんなことを思った香港、牛棚劇場の夜。

香港で、財布とSIMカードを失ったけど、
香港で、また別のものをもらったみたい。
火傷の痕がなくなりつつある今も、そんな風に思っている。

ちなみにこれは香港で買ったお財布。
P1130407.jpg
(↑民警提示!お手回り品に、お気をつけください。)

ちょっと深めで使いにくい。
使うたびに香港の教訓を思い出すように。

【豆花店(正式名称不詳)】香港マカオ食い倒れ紀行2008(之四)に続きます。)


■香港マカオ食い倒れ紀行2008
香港マカオ食い倒れ紀行2008(プロローグ)
【港灣壹號ONE HARBOUR ROAD】香港マカオ食い倒れ紀行2008(之一)
【金興飯店】香港マカオ食い倒れ紀行2008(之二)
【紅磡街市熟食中心】香港マカオ食い倒れ紀行2008(之三)

■前回の香港マカオ食い倒れ!
香港マカオ食い倒れ紀行2007

■お店情報
紅磡街市熟食中心
九龍馬頭圍道11號紅磡市政大廈2樓

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●書  名:  北京で「満福」 普通がおいしい。本場の中華!
●発売元:  東洋書店
●形  式:  新書版 184P(内カラー8P)
●価  格:  ¥1100(+税)

おいしいものにありつける幸運――「口福(kou3fu2)」がいっぱい、
おいしいものを食べて「幸福」もいっぱいの
私の「北京で満腹」、もとい、「北京で満福」な日々から生まれた
北京のおいしい食べ物と食文化を綴った本です。

巻末には、超カンタン「食べる」中国語講座と、
ayaziオススメの「普通がおいしい」レストランのリストもおつけしました。

キャッチフレーズは「ガイドブック+1冊」!
る●ぶ+満福、地●の歩き方+満福・・・いろんなガイドブックとペアでどうぞ。
小さくて薄い新書サイズです。
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やっぱりこっち!安心の潮州料理店
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【データ】とき:12月27日/ところ:香港上環・金興飯店/ねだん:記事参照

【港灣壹號ONE HARBOUR ROAD】香港マカオ食い倒れ紀行2008(之一)からの続きです。)

柄にもない高級路線での薄ーい反応に
内心動揺と焦りを隠せないayazi。
夜は絶対に外せない!との決意のもとで選んだのが、
(いや、昼も外した訳ではないんだ、決して。
 ただこう、北京で食べている時のような力一杯食べた!
 という満足感がなかっただけで。)
上環にある潮州料理のお店、金興飯店。

前回の香港マカオ食い倒れ紀行2007の時にもやってきた
ごくごく普通の庶民派潮州料理のレストランだ。

▼香港マカオ食い倒れ紀行2007で行った金興飯店
【金興飯店】香港マカオ食い倒れ紀行2007(之五)

このお店を選んだのは、午後にぐるぐるお線香のお寺に行ったから。
そう、文武廟である。

P1130189.jpg

ここで私は、ある暗示を受けた。
お線香をあげようとして、火傷をしたのだ。
灰にお線香を差そうとしたらしっかり安定せず、
右手にお線香が倒れてきて、あっと思ったら火傷。

「気をつけなさい。」
という意味だったんだろうな、きっと。
と、今になってみれば思う。
まあ、そのあたりのことは追々書くことになると思うのだが、
まずは腹ごしらえの話。

文武廟にお参りした後は、骨董市や乾物店を冷やかし、
お目当ての金興飯店へ。

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一年ぶりのローソイと凍蟹のぶらさがるこの店構え。
なんだか妙に安心する。

席に就くやいなや、店頭にとって返して注文。
凍蟹、つぶ貝、しゃこ・・・
P1130195.jpg P1130194.jpg

「しゃこはどうするの?塩胡椒味でいい?」
たどたどしい普通話ながらも、
おっちゃんが気さくに注文に応じてくれる。

ああ、庶民の店は気安くて、地に足がついていて、やっぱりいいなあ。
「それでお願い!」
こちらも思わず、肩の力が抜けてくる。

潮州凍蟹:時価(確か100香港ドル)
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塩をたっぷり振って保存したゆで蟹。
潮州名物「魚飯」の蟹版だ。

そのままほじって食べる。
濃縮された蟹のうま味たっぷり。
汁気のない蟹缶を食べている感じ?
これだけをひたすらほじって食べるのだけど、
やっぱりお粥かなんかに乗っけて食べたいなあ。
お茶漬けでもいけるかも。

鹵水豆腐拼鹵水蛋:30香港ドル
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ローソイ。
厚揚げ豆腐と卵の盛り合わせ。

韮菜猪紅:25or20香港ドル
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前回この店で食べて以来の好物。
豚の血豆腐。
前回は蕾つきのニラだったが、今回は蕾はなし。
時期的な問題?

特式椒塩瀬尿蝦(シャコの塩胡椒風味):70香港ドル
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ぶりっぷり!
この身の厚さ、大きさといったら!
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シンプルな塩胡椒味がシャコの甘みと合って実にいい。

つぶ貝のボイル:たぶん50香港ドルくらい
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ちょっと生臭さがあったかも。
貝系が苦手なAちゃんには申し訳ないオーダーだったかな。

アサリの豆チー風味炒め:たぶん50香港ドルくらい
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マテ貝の豆チー風味炒めを頼んだら無念の品切れ。
変わりにオーダーしたのがこのアサリだ。

これも前回食べた料理だ。
ありゃ、また貝を頼んじゃったよ。
ごめんね、Aちゃん。

でも、Aちゃん、シャコやらローソイやらは気に入っていただけたようで、
昼とは打って変わった旺盛な食べっぷり。
昼間は体調がよくなったこともあるかもしれないけど、
この夜の食事はたぶん彼女の中での私への期待値とうまくマッチしたんだと思う。
ああよかった。
心底、安心した。

やっぱり、身の丈に合うってことは大事。
「没分寸(mei2 fen1cun)=程をわきまえない、身の程知らず」なことはするもんじゃない。

いや、ローカルフードが専門なのは、
HさんとAちゃんがってことじゃなくてayaziがってことだけど。

【紅磡街市】香港マカオ食い倒れ紀行2008(之三)に続きます。)


■香港マカオ食い倒れ紀行2008
香港マカオ食い倒れ紀行2008(プロローグ)
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【金興飯店】香港マカオ食い倒れ紀行2008(之二)

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金興飯店
西環香港西營盤皇后大道西398-400號地舖

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柄にもなく高級ホテルでマンゴープリン
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【データ】とき:12月27日/ところ:香港湾仔・ワンハーバーロード(グランドハイアット香港内)/ねだん:記事参照

香港マカオ食い倒れ紀行2008(プロローグ)からの続きです。)

ビールで喉をしめして人心地がついた後は、
「おまけの」点心をいくつかつまむ。
何しろお目当てはマンゴープリン、ただ一つだからね。
その他はすべて脇役なのだ。

フカヒレ餃子入りのスープ:67香港ドル
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北京で飲茶をすることはほとんどないし、
仮に飲茶に行ったとしても
フカヒレなんていう高級食材を食べることなんてほぼない。

「行っときます?」
「せっかくだから。」
そう、せっかく香港に来たし、食べておくか。
てな乗りで頼んだ久しぶりのフカヒレ餃子。

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(↑フカヒレ見える?)

うまい。
が、予定調和的うまさとでも言えばいいか。

蜂の巣タロイモコロッケ:43香港ドル
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これは、「せっかくだからいっとくか」アイテムではなく、
私がどうしても食べたかった料理。

前々回香港に来た時にザ・ペニンシュラ香港のスプリングムーンで食べて
すっかりファンになってしまった蜂の巣みたいなサクサク衣のタロイモコロッケだ。

その時の感想を、旧ブログで読んでみると・・・

▼旧ブログの蜂の巣コロッケ:
香港半島酒店・嘉麟楼の飲茶でポンポコリン~続き



飲茶では結構定番の具材、芋角。
江西チワン族自治区茘浦県のものが有名。
これをつぶして、中に具材を包み俵形に揚げたコロッケだ。

ちょっと粘りけのある里芋コロッケというようなお味。
日本人にはなじみのあるやさしい食感だ。
しっかりと味付けがされているので、タレをつけなくても十分美味しい。

でもこのメニューの一番のポイントは、なんと言ってもその外観。
まるでレースのような網目状の薄いベールを表面にまとっている。
(中略)
無数の穴が開いた様子が蜂の巣を思い起こさせることから、
蜂の巣という名前がつけられているそうだ。
この穴は、生地を作る時に入れる澄麺という膨張剤(浮き粉を熱湯で練ったもの)が、
揚げている間に膨張してきてあくのだそうだ。

さすが高級ホテル。
このレースの繊細さと言ったら!
触ればほろりと崩れてしまいそうなくらい、細やかな穴が無数にあいている。
カラリとさっぱり揚がっていて、ちっとも油っぽくない。

蜂の巣レースのサクサクッとした軽い歯ごたえと、
中身のネト~ッとした重たい食感のコントラストが、このメニューの特徴。
特にこのレースの部分のサクサクがなんとも言えない。
サクサク、パリパリしているかと思えば、口の中で咀嚼していくと、
まるで飴のように歯にぴとっとくっつくような粘りが出る。
そしてお芋のしっとり滑らかな食感。
千変万化の歯触りだ。




中身はこんなに具だくさん。
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スプリングムーンのも美味だったけど、ワンハーバーロードも負けていない。
くう。
でも、最初に食べた感動があった分、スプリングムーンに軍配があがるかも。
いや、美味の記憶というのは美化されるからな。
なんとも言えないな。
・・・一流ホテルでタロイモコロッケの食べ比べだなんて、
なんてこのブログに似つかわしくないテーマだこと。

腸粉:65香港ドル
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飲茶と言えばコレ!的なおなじみ点心の腸粉。
ライスクレープで具材をくるりと巻いたもの。
これはオーソドックスにチャーシュー入り。
つるりぷるぷるの皮に、甘めのタレがからむ。

鮑入り小籠包:63香港ドル
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ちゃんと写ってないけど、もちろんスープ入り。
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ただ、あんまり鮑の風味はしなかったような?

ハチノスの煮込み:43香港ドル
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ハチノス、大好き。
なんてったって、母にモツ女と呼ばれたayaziだからな。
ぶりぶりのコリコリ。
内臓ものを料理させたら、中国人の右に出るものはいないと思う。
そんな尊敬の念をいだきながら、一流ホテルで臓物にかぶりつく。

ブロッコリーと黒トリュフ風味グラタン:180香港ドル
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本当に黒トリュフなのか?
と期待してオーダーしたが、
「うーん、これは本物の香りじゃないなー。」
とのコメントがHさんから。

しかしこれ、全体としての味はなかなか。
ブロッコリー山の右に広がる草原のような黄緑色はチンゲンサイ。
要はブロッコリーとチンゲンサイの中華風クリームグラタンだ。

上に振りかけるのは、黒トリュフでなくとも松の葉昆布なんかでもいけそうだ。
いや、松の葉昆布も十分高いな。
塩昆布でもいいかも。
しその実の炊いたのとかでも合うと思う。
しょ、庶民・・・。

そして、脇役たちをたいらげた後は、
満を持して、主役登場!

マンゴープリン:50香港ドル
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この、ジノリの器に恭しく盛りつけられたマンゴープリンを
どれだけ夢に見たことか。

私がここのマンゴープリンを素晴らしいと思うのは、
このマンゴープリンが「おいしいマンゴープリン」の要素が
一身に凝縮されているからだ。

P1130187.jpg

マンゴープリンは人によって好みがある。
マンゴー本来の風味が生きているもの、
ココナッツミルクが利いているもの、
果肉がたっぷり入っているもの、
むっちりしたタイプのもの
・・・

こうした様々なマンゴープリンの「おいしい」要素を一つに詰め込んだのが
ワンハーバーロードのマンゴープリンだ。

これを食べると、
上記の「おいしいマンゴープリン」を全て食べたような気になる。
それが素晴らしい。

と、褒めまくっているが、正直なところマンゴープリンの他は
感動するほどのおいしさを味わえなかった。
いや、誤解を招いてしまうといけないので強調しておくが、
どれもおいしいのだ。
確かにおいしいのだが、
そのおいしい料理を食べるために払うお金のことを考えると、
どうしても素直に感動できないのである。
「これだけのおいしさを、この値段で」という観点で考えると、食指が動かない。
これって、香港での食事全般に言えることなのだが、
つまりはコストパフォーマンスで考えると見合わないのである。

純粋に「おいしさ」を基準にすれば、もちろん高級店のほうがおいしい。
でも、値段というフィルターをかけると、街場の普通のレストランのほうに惹かれる。
「こんなに安いのに十分うまい!」が
「すんごいおいしいけどバカ高い」を遙かに陵駕するのだ。
何しろ大陸、特に北京には安くてうまいものがあふれているからなあ。
大陸生活経験者の悲しい性とでも言えばいいか。

思うに、高級店で食べる料理のおいしさには、
「高級店だからおいしい“はずだ”。」
という自己暗示の果たすところが多分にある。
せっかく高いお金を払っているのだから、
おいしいと思わないとそのお金を使った甲斐がないと思っている節がある。
少なくとも私はそうだ。

裏返すと、そこいらの街角のレストランなら
「そこそこおいしい」くらいで十分満足できるけど、
高級店には心の底から感動できるような美味を求めてしまう。
その基準で言うと、今回はやや肩すかしだった。

薄々、なんとなく、感じていたそんな私の肩すかし感は、
食の英才教育少女Aちゃんの反応が薄かったことからも十分うかがえた。
(後から聞いたら、体調が悪かったのと
 あまり好物ではないものをオーダーしてしまったこともあったみたい。)

実は、食事をご一緒して反応が一番気になる友人が、このAちゃん。
フードコーディネーターのお母様の食育のもとで、
小さい頃からおいしいものだけを食べて育ってきた彼女は金の舌の持ち主だ。
そして、子供だけあって歯に衣を着せない。
もちろん、苦手なものもあるので一概には言えないが、
彼女に「おいしい」と言ってもらえることは私にとって実はかなりポイントが高い。
今のところ、ありがたいことに
「ayaziさんが連れて行ってくれるお店はおいしい」
という評価をいただいている。

そのAちゃんの反応の薄さに、ayaziはやや焦った。
「高級ホテルなんていう柄にもないところに来てはいかんな。
 やはり自分のフィールドで勝負すべきだった。」
そんな反省を胸に、ワンハーバーロードを後にしたのだった。

【金興飯店】香港マカオ食い倒れ紀行2008(之二)に続きます。)


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【港灣壹號ONE HARBOUR ROAD】香港マカオ食い倒れ紀行2008(之一)

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香港マカオ食い倒れ紀行2007


■お店情報
ワン ハーバー ロード(港灣壹號)(グランド ハイアット香港内)
ONE HARBOUR ROAD(GRAND HYATT HONG KONG)
1 HARBOUR ROAD, WANCHAI, HONG KONG
2588-1234

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2008年の年末、12月27日から30日まで香港とマカオに行ってきた。

中戯時代からの友人e-runさんの香港最後の公演
『杏仁豆腐のココロ』というお芝居を観に行くというのが直接の目的。
が、そこは私のこと、食い倒れも抱き合わせにしないはずがない。

ちょうど「どっか行きたい」モードだった
Hさんと食の英才教育少女ことAちゃんに声をかけ、
食の知識の権化と金の舌を食い倒れ行に引きずり込むことに成功。
さらに、広州に在住の酒徒夫妻とマカオでランデヴーするという
段取りを取り付けた。
鋼鉄の胃袋と金の舌が一堂に会する夢のプランがここに実現したのだ。

しかし、このゴールデンプランに浮かれた私に悪魔が忍び寄る。
出発前の26日晩、
ワイン会→いつものお店をはしごするという暴挙に出たのだ。
魔が差した、のだろう。

いや、言い訳はあるにはある。
年末だ。
いつもの店に顔を出してちょいと挨拶をして
心おきなく年を越したいと思うのは人情であり、
常連の道でもある(なのか?)。
しかし、この私が「ちょいと挨拶」で終わるはずがないんであった。
結局おしりに根っこが生えて看板まで。
思えばこれがつまずきの元だった。

明けて27日。
フライトは朝7時台という早朝便。
激しい睡眠不足のままあわただしく荷造りして出発。
後になってみれば、香港用の財布、携帯電話の換え電池・・・
ぽろぽろと忘れ物をしていたことに気づく。
ソツがないように見えて(見えるらしい)、実はうっかり抜け作ayaziの本領発揮である。
朦朧としたまま搭乗。
機内で若干睡眠時間をかせぐも焼け石に水。

11時過ぎには香港到着。
ホテルにひとまずチェックインして、
取る物もとりあえず大あわてで向かったのはグランドハイアット香港。

ローカルグルメ専門のayaziが、香港の高級ホテルでお上りさんランチ?
全く柄でもなくて気恥ずかしいことだが、それには明確な目的があった。
ワンハーバーロードのマンゴープリンである。
あとは事実上おまけ。
これを食べるためだけに、飲茶ランチ代を払うようなものだ。

ランチの営業時間は2時30分まで。
間に合うかどうか気が気でなかったが、なんとか滑り込みセーフ。
しかも窓辺に近いハーバービューの席に座ることができた。

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ほっと一息。
ビールが喉を滑り落ち、胃袋にしみていく。

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さあ!
庶民派グルマンayaziにとってはまったくもって柄にもないシチュエーションから、
香港マカオ食い倒れ紀行2008の幕が開く!

【港灣壹號ONE HARBOUR ROAD】香港マカオ食い倒れ紀行2008(之一)に続きます。)


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夕方の便で北京に戻りました。
日本でも相変わらず「おいしい生活」を満喫してきました。

明日からはまた、「北京。おいしい生活。」再開です。
あ、ブログのほうは「香港マカオ食い倒れ紀行」で再開でしたっけ。

いずれにせよ、ayaziの食いしん坊日記これからも毎日更新です。
みなさまどうぞ、お付き合いくださいませ。


■お知らせ■

このブログをベースにした本が出版されました!

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●書  名:  北京で「満福」 普通がおいしい。本場の中華!
●発売元:  東洋書店
●形  式:  新書版 184P(内カラー8P)
●価  格:  ¥1100(+税)

おいしいものにありつける幸運――「口福(kou3fu2)」がいっぱい、
おいしいものを食べて「幸福」もいっぱいの
私の「北京で満腹」、もとい、「北京で満福」な日々から生まれた
北京のおいしい食べ物と食文化を綴った本です。

巻末には、超カンタン「食べる」中国語講座と、
ayaziオススメの「普通がおいしい」レストランのリストもおつけしました。

キャッチフレーズは「ガイドブック+1冊」!
る●ぶ+満福、地●の歩き方+満福・・・いろんなガイドブックとペアでどうぞ。
小さくて薄い新書サイズです。
スーツケースのポケットにスルッと入れて、北京まで連れてきてください!

▼お近くの書店か、ネットでお求めいただけるとうれしいです。
アマゾンで「満福」
セブンアンドワイで「満福」
ビーケーワンで「満福」
楽天ブックスで「満福」

▼詳細はこちらで!
『北京で「満福」』、7月25日発売です!

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