2008年10月

2008年10月
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劉おばさんの元気スタンド
劉阿姨的加油站(Liu2 a1yi2 de jia1you2zhan4)
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【データ】とき:10月12日/ところ:望京・銀灘酒楼/ねだん:224元

ある週末。
行きつけのバーの開店記念日で深酒し、
帰宅してからソファで薄着のまま寝て風邪をひいた。
悪寒と頭痛をおして土曜日の予定をなんとかこなし、
帰宅後は薬を飲んでこんこんと寝続け、
おそらく出ていたであろう熱は翌日無事下がった。

病み上がりの日曜日。
何か身体にやさしいものが食べたいなあ・・・と思った時に、
最初に頭に浮かんだのが、銀灘酒楼のお鍋。
鮑をベースに種々の生薬を入れて煮込んだスープを使った、
劉アーイーの滋養鍋だ。

▼銀灘酒楼の滋養鍋についてはこちらをどうぞ:
【銀灘酒楼(劉記馥園)】鮑汁滋補火鍋(一)

このお店、ごくごく普通の団地の中で営業していて、
初めての人は絶対にたどり着けないであろう、
隠れ家中の隠れ家レストラン。

だったのだが、最近、団地の一室から引っ越しして新装開店し、
少しだけ行き方がわかりやすくなった。
でもやっぱり望京の奥(北)のほうで、行きにくいことに変わりはないんだけどね。

移転したことは知っていたのだけれど、
新店舗を訪れるのはこの日が初めてだ。
お店自体はすっかりきれいになって見違えたけれど、
つるつるお肌の小柄な劉アーイーが以前と変わらず迎えてくれた。

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まずは特製のお粥で開胃(kai1wei4)。

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鮑と生薬のエキスが溶け出したスープで心も体もあったまる。
セロリのみじん切りがとても爽やか。

お鍋セットやお粥と一緒に、
[石葉](die2)と呼ばれる小皿料理の突き出し(8元)と、
「醤(jiang4)=タレ」(10元)も出てくる。
10元はたぶん二人分のお値段。

お粥でほっこりした後は、いよいよお鍋本体だ。

鍋底(guo1di3):48元
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アーイー特製の鮑スープ。
すこーししょっぱい嫌いはあるけれど、滋養たっぷり。

このお店ではお鍋の世話を店員さんが全部やってくれるので
お客はただ待っているだけでいい。
鍋奉行さんには物足りないかもしれないけどね。

竹蓀(zhu2sun1):30元
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キヌガサダケだ。

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キノコ類は右側の辛い味噌をつけて食べると美味。

霊芝菌(ling2zhi1jun1):22元
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レイシ。

明蝦(ming2xia1):44元(半斤)
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車エビ。
ちょっとぜいたくしてしまった。
風邪っぴきだし、たまにはいいよね。

自分で殻をむいてもいいけど、
お願いするとこんな風にきれいにむいてくれる。

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楽ちんなり。

墨魚馬蹄丸子(mo4yu2ma3ti2wan2zi):32元
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黒クワイ入りのイカ団子。
冷凍じゃなくて自家製だ。

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この日はちょっとつなぎが足りなかったかな。
でもイカのうま味と黒クワイのシャキシャキはいつも通り。

茼蒿(tong1hao1):12元
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春菊。

韮菜水餃(jiu3cai4 shui3jiao3):18元
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ニラと豚肉入り餃子。
これも冷凍じゃなくてちゃんと包みたて。
「もう入らないよ!」
と言ったその舌の根も乾かないうちに、つるりつるりと胃袋に吸い込まれていった。

「お味はどうですか?」
と聞いてきたアーイーに、
「おいしいですよ。」
と答えると、また満面の笑顔。
「味が変わらなくて安心しました。
 新しいお店も流行っているようですね。」
と水を向けると、
「この辺りの人はみんなお金は持ってるの。
 足りないのは“健康”ね。
 みんな“亜健康”な状態だから、
 ここに“加油”しにくるんですって。」

「亜健康(ya4 jian4kang1)」は、
病気ではないけれど健康とも言えないちょっと体調が優れない状態のこと。
「加油(jia1you2)」は、「給油する」とか「頑張る、精を出す」という意味だけど、
この場合は「精をつける」ってところだろうか。

なるほど。
ここはみんなの「元気スタンド」なんだ。
道理で、病み上がりの私がいっとう最初に思い出したお店がここだった訳だ。

▼過去の「銀灘酒楼」関連記事:
【銀灘酒楼(劉記馥園)】鮑汁滋補火鍋(一)
【銀灘酒楼(劉記馥園)】鮑汁滋補火鍋(二)
【銀灘酒楼(劉記馥園)】四川香腸
【銀灘酒楼】墨魚馬蹄丸子(鮑汁滋補火鍋)


■お店情報
銀灘酒楼
朝陽区利澤西園209号楼望馨商業中心312
010-6478-5625/13601251951
*新店舗に引っ越しました。
 (望馨商業中心の外壁には「銀灘金湯」という看板が出ています。)
P1110942.jpg
<行き方>
P1140471.jpg
 ・京順路側から行く場合:
   京順路から広順北大街に入り、六佰本のある交差点で左折。
   一つめの交差点の右手に望馨商業中心があります(東湖湾の向かい)。
 ・京承高速側から行く場合:
   四環路の望和橋から京承高速に乗り(高速代はいりません)、
   望京科技園出口で下りて直進。
   左手に望馨商業中心が見えてきます(東湖湾の向かい)。

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●書  名:  北京で「満福」 普通がおいしい。本場の中華!
●発売元:  東洋書店
●形  式:  新書版 184P(内カラー8P)
●価  格:  ¥1100(+税)

おいしいものにありつける幸運――「口福(kou3fu2)」がいっぱい、
おいしいものを食べて「幸福」もいっぱいの
私の「北京で満腹」、もとい、「北京で満福」な日々から生まれた
北京のおいしい食べ物と食文化を綴った本です。

巻末には、超カンタン「食べる」中国語講座と、
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キャッチフレーズは「ガイドブック+1冊」!
る●ぶ+満福、地●の歩き方+満福・・・いろんなガイドブックとペアでどうぞ。
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上海蟹
大閘蟹(da4zha2xie4)
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【データ】とき:10月2日/ところ:上海・黄河路・苔聖園酒家/ねだん:78元

長かった出張も翌日の移動日を残すのみとなり、
すべての作業が終わってから関係者一同で打ち上げへ。
中国側スタッフのYさんが選んだ苔聖園酒家で、
円卓二つを囲んで大宴会となった。

江南や四川などの料理が中心のにぎやかな食卓だったが、
主役はやはり上海蟹。
この時期に上海にいるとなれば、やはりこれを食べたくなるのは人情だろう。

ところで、上海蟹は中国語では大閘蟹(da4zha2xie4)と言う。
閘(zha2)は水門という意味。
水門のところにウジャウジャいるのでこの名がある。
上海蟹は日本での通称だ。
中国に来て「シャンハイシエ(shang4hai3xie4)」と言っても通じないので念のため。

この日は「公的(gong1de)=オス」を一人一杯ずつ。
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「母的(mu3de)=メス」がおいしくなるのはまだちょっと先だ。
今は10月末だから、ぼちぼちいけるのかな?

上海蟹は、
「公的吃膏,母的吃子(gong1de chi1 gao1,mu3de chi1 zi3)。」
だそうで、
オスなら精子、メスなら卵がおいしいと言われる。
「膏」は「蟹膏(xie4gao1)」、「子」は「蟹子(xie4zi3)」の略だ。

蟹みそは「蟹黄(xie4huang2)」と言う。
「蟹粉(xie4fen3)」は蟹の身の肉やみそをほぐしたもの。
昨日エントリーした蟹粉菜心麺は、これをどっさりのっけた汁麺だ。

蟹みそはオスとメスでちょっと味わいが違う。
オスのほうが少し苦いような尖った感じがあり、
メスはふんわりとまろやかな印象を受ける。
どちらがおいしいと思うかは人それぞれ好みがあるし、時期にもよるらしい。

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私はあまり上海蟹を食べつけていないので、
どちらのほうがおいしいとか、
どちらのほうが好みとかは正直なところ言える立場にない。

それはともかく、上海蟹って、やっぱり小さい。
配られた上海蟹を見て、
「え?こんなに小さいの?」
と固まった人も多かったように思う。
それに、
「え?言うほどおいしくないじゃん。」
と心の中でつぶやいた人も多かったのでは?

本当においしい時期に、本当においしいものを、本当にいい店で食べると、
思わずうなってしまうほどおいしいという話は聞くけど、
それに出会うまでにお金と時間と情熱をかけるほど、
私は上海蟹に思い入れがない。

つくづく、美食家ではなくてただの食いしん坊なのだと思う。

▼過去の上海蟹関連記事:
大閘蟹でポンポコリン~その壱
大閘蟹でポンポコリン~その貳
【咸亨酒店】紹興菜(熱菜篇)
【紫荊海鮮酒家】香港マカオ食い倒れ紀行2007(之二)

この他にも、上海蟹食べる気満々で出かけたのにあまりの高さにくじけたり、
上海蟹じゃないけど、とってもよく似たこんな蟹とか、
天津のこの海蟹とか、
コストパフォーマンスなら断然こっち!なこの河蟹(去年の今年の)とか、
振り返ると意外と蟹食べてるな、私。


■お店情報
苔聖園酒家(黄河店)
上海市黄浦区黄河路50号
021-6375-0022
*地下鉄「人民広場」駅8番出口から
  国際飯店の右側の道(黄河路美食街)を入ってすぐのところにあります。


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蟹のほぐし身と菜心のせ汁麺
蟹粉菜心麺(xie4fen3 cai4xin1 mian4)
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【データ】とき:10月1日/ところ:上海・淮海中路・滄浪亭/ねだん:30元

担々麺を食べた日から三日目。
連日の夜中までの作業を乗り越え、ようやくたどり着いた半日のオフ。
せっかく上海に来たからと、茂名路や淮海路あたりをうろうろし、
差し入れにマカオ風エッグタルト鮮肉月餅をどっさり購入する。

その合間に押さえた滄浪亭。
お昼時とあって、店内はこの混みよう。
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上海っ子に大人気だ。
北京のガイジンだけど、私も好きなんだな、ここの麺。

お店に入って右側にある食券売り場でほしいものを注文。
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前々回は三人で香面筋麺、雪菜肉絲麺、開洋葱油麺をシェアし、
前回は雪菜肉絲拌麺をたいらげた
さて、今回はどうしよう。

本当なら迷わず開洋葱油麺と行きたいところだけど、
手間とコストが見合わないという理由からか、
メニューから外れてしまった。
それは知ってはいたのだがどうしてもあきらめきれず、
「葱油麺はありますか?」
淡い期待を胸に一応聞いてみるも、
「没有了!」
とそっけないお答え。
・・・はい、やっぱりなくなっちゃったのね。
しょぼん。

【お詫びと訂正】
「メニューからなくなってしまった」と書いていましたが、
単に売り切れだったことが判明!
私の勘違い、というか早とちりでした。
上海に出張された酒徒さんが調査してくれました。
(詳しくは下のコメント欄「上海で調査してきました!」をご参照ください。)
お詫びして訂正しまーす!
と、謝りながらもうれしくてニマニマなayaziでした。
(2008/11/7訂正)


気を取り直して選んだメニューは蟹粉菜心湯麺。
「蟹粉(xie4fen3)=蟹のほぐし身」と菜心を乗せて食べる汁麺だ。

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菜心(cai4xin1)は、アブラナ科の葉物野菜。
葉物野菜だけど、主には茎を食べる。
だから芯と通じる心がついている。
日本でも「サイシン」の名前で種が流通している模様。

蟹粉がたっぷりなだけあって、一杯30元となかなかいいお値段。
でもね、ここまで来てけちっても仕方ない。

それに、自分の代わりに人が掻き出してくれているだけで、
ありがたい気になってしまうしね。

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で、肝心のお味なのだけれど、これは想像通りきちんと美味。
難点はお碗の底に沈んだ蟹のほぐし身がもったいなくて、
ついつい最後までスープを飲んでしまうこと。
あー、塩分摂りすぎ。


▼過去の滄浪亭関連記事:
【滄浪亭】上海食い倒れ紀行(三食目)
【滄浪亭】雪菜肉絲拌麺


■お店情報
滄浪亭(淮海店)
上海市盧湾区淮海中路689-691号(思南路付近)
021-5382-3738
*タクシーで行くなら、「淮海中路、思南路」。


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タンタンメン
担担麺(dan1dan1mian4)
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【データ】とき:9月28日/ところ:上海・王家沙/ねだん:10元だったような・・・?

杭州での日程を終え、一路上海へ。
上海到着後は、怪我をしたメンバーの付き添いでインターナショナルクリニックへ。
帰りがけに遅い昼食で立ち寄ったのがこの王家沙だ。

王家沙はお総菜やら、点心やらのテークアウトもできて、
さらに食券制の駅そば的な麺コーナー、
上海料理が楽しめるレストランもあるという
上海の庶民の味方的食堂。

時間のない時にふらっと入ってサクッと食べて出てこられる
「お一人さま」の味方でもある。
この日は三人で訪れたんだけどね。

いろいろと麺のラインナップはあるのだけれど、
三人ともに判で押したようにタンタンメンを注文。
私以外の二人は日本からだったのでまあ無難に、
私がこれを頼んだのは汁っぽいタンタンメンがちょっと懐かしくなったから。
だって、北京ではこんなにスープたっぷりじゃなくて、
どちらかというと混ぜるタイプのタンタンメンが主流なんだもの。

▼北京で食べてるタンタンメン:
【四川省駐京弁餐廳】担担麺&酸辣粉
【渝郷人家】担担麺

食券を買い、テーブルで待つことしばし。
おばちゃんが厨房からドンッと運んできてくれたタンタンメンは、
肉みそや調味ダレが麺の上にぽてっとのっかっている。

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これを自分で混ぜ混ぜして食べる。

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あ、結局混ぜてる。

「たまにはこんな汁たっぷりタンタンメンもいいわねー。」
ふふーんと浮かれて一口麺をたぐる。
が、ちと味が薄い。

「辛さ控えめ」なのは確かなのだけれど、スープのうま味も控えめだ。
思わずお酢と唐辛子ペーストを投入。
しかし、それでも薄かった。

前回食べた燜肉湯麺はそれなりにおいしかったんだけどな。
タンタンメンはちょっと疑問符がついた。
全体的にもう少し濃い口にしてくれたらいいのに。

ケチがついたので、小吃街の呉江路をぷらぷらと散策しながら、
小楊生煎館で生煎包をハフハフ言いながら食べる。
こちらは変わらず美味で安心。

スープたっぷりの麺ものと生煎包のはしご。
北京ではなかなかできないB級グルメ・コンボだった。


▼過去の王家沙関連記事:
【王家沙】燜肉湯麺
【王家沙】蟹粉小籠包

■お店情報
王家沙
上海市南京西路805号(石門一路の近く)
021-6253-0404
*「上海ナビ」でかなり詳細に紹介されています。
「上海ナビ」の王家沙紹介記事


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トンポーロー(杭州風豚の角煮)
東坡肉(dong1po1rou4)
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【データ】とき:9月27日/ところ:杭州西湖湖畔・楼外楼/ねだん:13.5元

せっかく楼外楼に来たからには、やはりこれも味わって帰りたい。
蘇東坡が編み出した(?)と言われる、東坡肉(トンポーロー)だ。

なぜ「編み出した」に(?)がついているのかは、またまた酒徒さんのブログをどうぞ。

▼酒徒さんの旧ブログ『吃尽天下@上海』:
東坡肉(トンポーロー)誕生に迫る!

宋代のマルチなお役人、蘇東坡が
山ほど届けられた豚肉の処理方法について
「この豚肉を小さな塊に切り分けて角煮を作り、
 紹興酒と一緒に各家庭に送り届けよ。」
と言いつけたところ、
「酒と一緒に送る」→「酒と一緒に煮込む」と家人が勘違いしたために、
すんばらしく美味しい煮込み料理が偶然できちゃったというお話だ。

今回の杭州滞在では何度かこの東坡肉を食べる機会があった。
杭州名物とは言え、やはり店によってレベルの差はある。
この前日に別のレストランで食べたものは脂がきつすぎて胃もたれしたが、
天香楼のものは老舗だけあってもたれないギリギリのところで抑えが効いていた。

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煮込み具合もちょうどよく、しっとりと瑞々しい質感。

そして楼外楼の東坡肉。
P1110890.jpg
これはやはり無難に美味。
ただ、若干「しおれ感」が強い気がする。
煮込み過ぎて肉がしまり始めている印象を受けた。
ここまでいくもう一歩手前が好みだ。

蒸しパンがついてくるのはうれしいサービス。
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さっそく東坡肉バーガーにしてパクリ。
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東坡肉の脂っこさと甘みが苦手な人も、これなら食べやすい。

西湖のほとりで東坡肉バーガー。
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はぐはぐとかぶりつきながら、忙しかった数日間を振り返る。
翌日からは上海。
また忙しい日々が始まる。


▼過去に登場した東坡肉:
【孔乙己尚宴】江南紹興菜~熱菜
【富春山居】富春美食
【孔乙己尚宴】新春宴
【西湖春天】杭州菜
【孔乙己尚宴】満福宴
【天香楼】杭州名菜


■お店情報
楼外楼
P1110895.jpg
杭州孤山路30号
0571-8796-9023/8796-9682
http://www.louwailou.com.cn/

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淡水魚の甘酢あんかけ
西湖醋魚(xi1hu2 cu4yu2)
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【データ】とき:9月27日/ところ:杭州西湖湖畔・楼外楼/ねだん:78元

嵐のような三日間が過ぎ、仕事のほうはほっと一息。
昼間は比較的時間に余裕ができるようになった。

この日は久しぶりのいいお天気。
前日までの蒸し暑さがすっかりなくなって、
爽やかな初秋の青空が広がった。

「ayaziは今日どうするの?」
朝食を摂りながら、中国人スタッフのEmmaちゃんが聞いてくる。
「うーん、いいお天気だから、西湖のほうに散歩にでも行こうかな。」
「じゃあ、私も一緒に行っていい?」
「もちろん!」
と話はすぐにまとまって、二人で西湖遊覧へと出かけることにした。

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(ここは三譚印月。向こう岸に見えるのは雷峰塔。)

宿泊先から西湖までおしゃべりしながらぶらりぶらりと30分。
西湖新天地の近くから遊覧船に乗って「湖心亭」と「三譚印月」を巡り、
そこからまた遊覧船に乗って白堤のたもとの楼外楼のそばで上岸した。

楼外楼と言えば杭州の超有名店。
「せっかくだから、食べて行こうよ。」
と楼外楼でおのぼりさんランチをすることになった。

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杭州料理にはいくつかスター級の有名料理がある。
一つは天香楼で食べた龍井蝦仁(long2jing3 xia1ren2)。
川エビの龍井茶炒めだ。
紹興酒でじっくり煮込んだ豚の角煮、東坡肉(dong1po1rou4)。
今回は食べなかったけど、叫花童鶏(jiao4hua1 tong2ji1)も外せない。
(と言いつつ外しているけど。次回の課題。)

そしてこの西湖醋魚(xi1hu2 cu4yu2)も有名だ。
西湖で捕れる草魚をゆでて、
思いっきり甘ーくて思いっきり酸っぱーいあんをかけた料理。

この料理には伝承秘話がある。
ものすごーくかいつまんで説明すると、
昔西湖のほとりに暮らしていた宋兄弟と兄嫁の敵討ちの物語。
旦那を悪代官に殺されてしまった兄嫁が、
報復を恐れて宋弟を逃がす際に甘くて酸っぱい魚料理を作り、
「この後甘い生活を送れるようになっても、辛酸を忘れちゃだめよ。」
と戒めたんだそうだ。

このあたりのことは酒徒さんの旧ブログ『吃尽天下@上海』に詳しいので、
ぜひそちらをどうぞ。

▼酒徒さんの旧ブログ『吃尽天下@上海』:
西湖の魚は甘くて酸っぱい。

*中国国内からはうまく表示できないかもしれません。
  その場合は、こちらのサイトの「http://www.」のところに、
  上記のURLを入力して「Submit」ボタンをクリックしてください。

中華料理で川魚の甘酢あんかけというと、
たいていは粗めに包丁を入れた姿揚げにあんがかかっているが、
これはゆでただけ。
楼外楼のものは下処理にかなり手間をかけているようだが、
それでもやっぱり泥臭い。

その証拠に、草魚を使った普通の西湖醋魚(1斤48元)を頼もうとしたら、
「草魚は臭いから別の魚にしたほうがいいですよ。」
と店員さんに言われてしまった。

とは言え、メニューのトップに載っている一番高いものは178元(くらいした、確か)で
ちと手が出ない。
それでは、と西湖醋魚王(xi1hu2 cu4yu2wang2)を注文することにした。
これだと草魚ではなくて桂魚。
若干泥臭さも和らぐ。

でも、下処理がいいことが老舗の誇りなんだろうに、
お店の人みずから「草魚は臭いから別の魚を」なんて、
なんだかプライドもへったくれもない話だ。

ん?
要は同じメニューでも単価の高い魚を押しつけられただけ?
だって、実は前日の夜に別の店で食べた西湖醋魚がまさに草魚で、
これがまたとてつもなく泥臭かったものだから。
「草魚は泥臭い」と言われてついつい避けてしまったのだ。

で、これが「王」がついて少しお高くなった西湖醋魚王のお姿。
P1110886.jpg

ひれのところの白身が見えるので、
甘酢ダレで煮込んでいるのではなくて、
最後にあんをかけただけなのがよく分かる。

お味のほうは、酒徒さんの感想の通り、
「妙に甘くて、妙に酸っぱい」。
が、実は私は嫌いではなかった。

桂魚だったせいか、泥臭さもほとんど気にならなかったし、
(それでも日本人にはやや臭いかもしれない・・・)
その「妙甘妙酸」がちょっとクセになってしまった。
魚が草魚ではなかったので、
伝統的な西湖醋魚の評価として妥当とは言えないかもしれない。

甘さも酸っぱさもそれほど奇異に感じない私には、
生活の甘さにも世の中も辛酸にも鈍感だってことかしらん。
兄嫁の戒めも無駄に終わりそうだ。


■お店情報
楼外楼
P1110895.jpg
杭州孤山路30号
0571-8796-9023/8796-9682
http://www.louwailou.com.cn/


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●書  名:  北京で「満福」 普通がおいしい。本場の中華!
●発売元:  東洋書店
●形  式:  新書版 184P(内カラー8P)
●価  格:  ¥1100(+税)

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私の「北京で満腹」、もとい、「北京で満福」な日々から生まれた
北京のおいしい食べ物と食文化を綴った本です。

巻末には、超カンタン「食べる」中国語講座と、
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超薄ビールと酒のアテ
淡[口卑]和下酒菜(dan4pi2 he2 xia4jiu3cai4)
P1110847.jpg P1110849.jpg
P1110844.jpg P1110850.jpg
【データ】とき:9月25日/ところ:杭州・日日興飯店/ねだん:113元(5人で)

西湖湖畔で龍井茶を飲み、
天香楼で杭州料理を楽しんでからしばらくは、
現場で仕出しのお弁当を食べ、
一歩も外に出ないまま夜中まで働き、
そのままホテルの部屋に直行して泥のように眠る嵐のような毎日だった。
三日目にしてようやく飲みに出かける余裕が出てきて、
今回仕事をご一緒したメンバーのうち女子ばかり5人で
ホテル近くのレストランへと繰り出した。

ぷらぷらと歩き始めて最初に目についたお店へ。
「こっちのほうが流行ってそうだね。」
という理由で入った日日興飯店は、衢州土家菜(qu2zhou1 tu3jia1cai4)のお店。
衢州は浙江省の都市で、杭州からは車で2時間くらいのところにある。
土家菜は中国の少数民族の一つ、トゥチャ族の料理だ。

山大22号さんのブログ「北京ひまつぶし」の
「もう一つの孔子廟-浙江・衢州」という記事によると、
衢州の料理には、三頭(san1tou2)という名物料理があるんだとか。
魚頭(yu2tou2)、鴨頭(ya1tou2)、兎頭(tu4tou2)で三頭。
どれも辛い煮込み料理だ。
日日興飯店にも兎の頭がゴロンゴロンと並んでいたのだが、
あれも頭蓋骨をかち割って脳みそを食べるんだろうか。

ぜひとも味わってみたいところだったが、
この日はすでに仕出し弁当で夕飯を済ませていたのと、
何しろ日本からいらした方たちばかりだったのでさすがに遠慮しておいた。

それよりも、とにかく「ビール、ビール!」
女子5人が喉から手が出るほど欲しかったのはキーンと冷えたビールだ!

何しろ杭州は暑かった。
もう9月も末だと言うのに連日30度を軽く超える暑さ。
しかもじっとりと汗ばむような蒸し暑い陽気が続き、
さらに意外と体力勝負の現場なのに空調が入らず蒸し風呂状態だったのだ。
一仕事終えて安堵した今、私たちに必要なのはビールを置いて他にない。

という訳で、料理のラインナップは
まったく土家族料理らしくないアテ中心の酒盛りメニューとなった。

塩水毛豆(yan2shui3 mao2dou4):8元
P1110847.jpg

枝豆の塩ゆで。

塩水花生(yan2shui3 hua1sheng1):8元
P1110846.jpg

殻つき落花生の塩ゆで。

酔棗(zui4zao3):8元
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棗の紹興酒漬け。
蜜棗(mi4zao3)という棗の蜜煮はよく食べるけど、
紹興酒を使ってあるものは初めて。
意外に美味。

香菜干絲(xiang1cai4 gan1si1):8元
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香菜と干し豆腐の細切りを和えたもの。

鴨舌(ya1she2):18元
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アヒルの舌。
左が舌で、右が舌の根。
見た目より食べでがある。
好物だ。

咸肉萵笋(xian2rou4 wo1sun3):16元
P1110844.jpg

ベーコンと干したウオスンを炒めた料理。
この日の大ヒット。

ウオスンと言えば細切りにして和えたり、
輪切りにして炒めるのが定番の食べ方だけど、
こんな風に少し干してから炒めるのは初めてだ。
前に酒聖居で食べた外婆菜と同じ系譜に入る料理だ。
その証拠がこの料理を頼んだ在日華裔のM芳の一言。
「おばあちゃんがよく作ってくれたんです。」

こんなのをちびちびつまみながら、さてさて、2日ぶりのビールをぐびり。
プハーッッ!
「うっすっ!」
注文した西湖ビール(5元)は超ライト。
「淡[口卑](dan4pi2)=ライトビール」を通り越して、
こりゃ、「水[口卑](shui3pi2)=水ビール」だ。
(ちなみにそんな単語はありません。念のため。)

冷たい液体が喉から食道を一気に下っていく爽快さはあるものの、
いかんせん薄すぎる。
見ればアルコール度数は2.0度。
その後追加した千島湖ビール(8元)も2.0度。

上海のビールも水ビールだけど、こりゃあいくらなんでも薄すぎる。
正直、ちょっと物足りなかった。
というか、全然飲んだ気がしない。

北京の地ビール、燕京も日本のに比べれば段違いに薄いけど、
これに比べればまだましだ。
上海や杭州のビールの薄さは尋常じゃない。
この地には酒飲みはいないのだろうか??

「よし、こうなったら一番度数の高いのを頼みましょう。
 ちょっと見てきます!」

あまりの飲み応えのなさに、
思わず席を立って冷蔵庫まで確かめに行く。
何ごとか?とついてきた店員さんに、
「一番度数の高いのはどれ?」
と聞きながらいろんな銘柄の瓶をくるりくるりと回して確認してみると、
お店にあった一番度数の高い雪花(8元)でも2.3度であることが判明した。

とって返して結果報告。
「一番高いので2.3度でーす。
 これ以上度数の高いビールはありませーん。」
一同のけぞる。
「しょうがない、じゃ、それ。」
と、雪花で仕切り直すも、五十歩百歩。

「これじゃ飲んだ気がしない。」
「酔えない。」
深夜に女子5人でぶつくさ言いながらも、
なんだかんだ言って水ビールを7本空けて、
深夜の飲み会は終了したのであった。


■お店情報
日日興飯店
上城区建国南路233号

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杭州の名物料理
杭州名菜(hang2zhou1 ming2cai4)
P1110838.jpg P1110840.jpg
【データ】とき:9月23日/ところ:杭州延安路・天香楼/ねだん:189元(3人で)

大汗をかきながら龍井茶を楽しんだ望湖楼を後にして、
西湖のほとりをうろうろしていたら、
今回仕事をご一緒するS美さんとN緒さんにばったりお会いした。

聞けばお昼ご飯はまだだとおっしゃる。
一人飯をどうしたものかと思いあぐねていたところだったので、
それはちょうどいいとご一緒することにした。

「近場でどこかいいところは・・・」
と額をつきあわせてガイドブックとにらめっこした末に選んだのは、
天香楼。
百年近くの歴史を持つ老舗だそうだ。

なんでも、唐代の詩人、宋之問の詩中の
「月から木犀花が落ち、天香雲外漂い」
がその名の由来なんだとか。
ま、レストラン選びをしている時はこんな文学的なことは全く考えていない訳で、
近くておいしいかどうかが決め手だっただけなんだけどね。

一人だとお店を探して歩くのもとぼとぼとさびしい思いだが、
三人となれば俄然楽しい街歩きになる。
地図を片手にあっちだこっちだ、
分からんじゃあ聞いてみようとやっているうちに、
なんとか無事に目的のお店に到着した。

ふう。
まずは冷房の効いた店内で冷たいおしぼりに人心地つく。
では、腹ごしらえと行きましょうか。
なるべく浙江料理っぽいものを、
と頼んだ料理はこんなラインナップになった。

酔鶏(zui4ji1):30元
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骨付き鶏肉の紹興酒漬け。
皮の下にしっかりとついた脂身も、
紹興酒に浸っている間にいい具合に脂っ気が抜けて食べやすい。

脆菜素鮑片(cui4cai4 su4bao4pian4):16元

P1110836.jpg

「脆菜(cui4cai4)」というのはこのあたりで取れる青菜だそうで。
「脆(cui4)=歯触りがよい」と言うだけあって、
シャリシャリといい歯ごたえだ。
素鮑片(su4bao4pian4)は湯葉?干し豆腐の薄切り?
さっぱりとして食べやすい和えものだ。

油麦菜(you2mai4cai4):16元
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油麦菜をさっぱりと清炒(qing1chao3)で。

さて、ここからが杭州の名物料理。

東坡肉(dong1po1rou4):16元
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大定番の豚バラ肉の煮込み。
日本の方に説明する時は、
「豚の角煮みたいなものですよ。」と言うとたいてい頷いてもらえる。
ただ、豚角よりはかなり脂身がたっぷり。
そしてかなり甘め。

これで一人前なのだけれど、正直なところ半分くらいでいい。
私は南方の甘ったるい味付けが苦手なのだ。

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とは言え、老舗だけあって、この店の東坡肉はやはり美味だった。
甘さもくどくて食べられないというほどではなかったし、
お肉自体もよく煮込まれて箸先でほろりと崩れるくらい。
杭州では何度か東坡肉を食べたけど、ここのが一番好みだったかな。

龍井蝦仁(long2jing3 xia1ren2):70元
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川エビの龍井茶風味炒め。
杭州料理と言えば龍井蝦仁というくらい、これもまた大定番だ。

P1110840.jpg

実はこの料理をそんなにおいしいと思ったことはなかったのだけれど、
この日食べたものはなかなか美味だった。
エビがぶりんぶりんだったのが大きいのかもしれない。

さて、三人で杭州料理に舌鼓を打った後は、
いよいよ怒濤のお仕事突入!
この後2日間は、仕事場に缶詰。
外に食事に出る余裕などないほどの過酷な日々が待っていたのだった。


■お店情報
天香楼
杭州延安路447号
0571‐8703-3388

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龍井茶
龍井茶(long2jing3cha2)
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【データ】とき:9月23日/ところ:杭州西湖ほとり・望湖楼/ねだん:58元

水煮魚麻辣小龍蝦で刺激をたっぷりチャージした翌日、
北京から上海へと向かった。
虹橋空港へと降り立ち、手配したバンで浦東空港へ。
国際便で上海入りしたスタッフを出迎え、
さらに備品を借りてその日のうちに陸路杭州に入った。
そしてそのまま仕事に突入。
長い長い12日間のお仕事が始まった。

が、明けて2日目の午前中はオフ。
ぶらぶらと西湖のほとりまで散歩に出かけてみた。

秋とは思えない蒸し暑さで大汗をかきながら西湖湖畔に到着。
汗かきの私はこれ以上歩くと濡れ鼠になりそうなので、
望湖楼に逃げ込んでゆっくりお茶を飲むことにした。

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望湖楼は西湖のほとりにある。
湖を望む楼と書くが、実際には街路樹に遮られて湖面は見えない。
いや、昔は見えたのかもしれない。
蘇東坡はこの望湖楼で、こんな詩を詠んでいるのだから。

 六月二十七日、望湖楼酔書  六月二十七日、望湖楼に酔うて書す

 黒雲翻墨未遮山  黒雲墨を翻して 未だ山を遮らず
 白雨跳珠乱入船  白雨珠を跳(おど)らせ 乱れて船に入る
 捲地風来忽吹散  地を巻き風来って 忽ち吹き散じ
 望湖楼下水如天  望湖楼下 水天の如し


蘇軾35歳の作品。
六月二十七日と言っても旧暦だから、今で言うと7月末あたり。
一番暑い盛りだ。
蘇軾さんもこの日の私と同じように汗びっしょりで望湖楼に上ったのかしらん。
「酔うて」ってことだから、かなり汗ばんだことだろうなあ。

近くには西湖の絶景の一つ、断橋残雪がある。

P1110834.jpg

この日は雪どころか真夏のような暑さ。
風情ある雪景色を想像しようにも、頭は朦朧、身体は汗みどろ。
白蛇伝の白素貞と許仙の出会いの場所だってのに、
そんなロマンチックな思いに浸る余裕もない。

しかも、望湖楼ではこの日なぜか敬老会らしき集会があり、
冷房が効いた部屋の中は貸し切り状態。
仕方なく、私はテラスにしつらえられたテーブルの中から
なるべく風の通り抜けやすそうな一角を選んで腰を下ろした。

P1110830.jpg

さて、お茶である。
西湖と言えば龍井。
迷わずこれを頼む。
一番安い種類のものでも1杯58元となかなかいいお値段だけど、
いろいろとお茶請けがついてくるのでまあいいとしようかな。

P1110827.jpg

風のない蒸し暑い午後だった。
汗は身体の動きを止めた後も、
追いかけるようにじわりじわりと吹き出してくる。
扇子で風をおこしながら、龍井茶の入ったコップをふうっと吹く。
お湯の湖に浮かんだ茶葉の船が揺れる。
船が向こう岸に寄った隙をねらって、
天の如き水を私はごくりと飲み干す。

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汗ばみながら熱い緑茶を飲むというのも、また健康的でいいものだ。
嵐の前に、まずは休息。
英気を養った。

そしてこの後、嵐は本当に私を襲ったのだった。
冷房の効かない蒸し風呂のようなところで延々作業。
ようやく一段落つけてホテルの部屋に帰ったのは、
日付が変わってからだいぶ経った頃だった。
優雅に中国茶など飲んでいたのが遠い昔のように思われたことだった。


■お店情報
望湖楼
浙江省杭州市西湖区保俶路12号
0571-8515-5843


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青菜の漬け物炒め
外婆菜(wai4po1cai4)
P1110821.jpg
【データ】とき:9月21日/ところ:東直門内大街(鬼街)・酒聖居/ねだん:?(チェック忘れました)

干した野菜(この場合は雪菜の漬け物)を刻んで、
薫製豆腐とグリーンピース、ニンニクと唐辛子などとジャジャッと炒めたもの。

メニューでは外婆菜(wai4po1cai4)の前に
巴香(ba1xiang1)か巴蜀(ba1shu3)がついていたように思うけど、
忘れてしまった。
巴(ba1)は四川省東部を指すので、
このお店のこの料理は四川料理ということになるのだけれど、
一般的に外婆菜(wai4po1cai4)と言うと、
「湘西(xiang1xi1)=湖南省西部」のものが有名なようだ。

干した野菜、又は漬けた野菜を刻んで、
ニンニクや唐辛子などの薬味と一緒に炒めたもので、
場合によっては豚肉やベーコンも入るらしい。
野菜は雪菜だったり、白菜だったり、大根だったり、いろいろだ。

これにどうして「外婆(wai4po1)=(母方の)おばあちゃん)」がついているかは、
どうもいろいろ説があるようだけど、
漬け物を炒めたしょっぱ辛い味つけが
いかにもおばあちゃんが作る料理というイメージだから、
というのが妥当なところのよう。

日本にも高菜炒めがあるけど、まさにそんなイメージかな。
おばあちゃんの味、と名付けたくなる気持ち、分かる、分かる。

この料理、強烈に「下飯(xia4fan4)=ご飯が進む」。
これだけあれば他の料理はいらないくらいだ。
ご飯の進む料理は、力のあるおかず。
今ほど食糧事情のよくなかった時代には、頼もしいおかずだったに違いない。

貧しい時代に保存食を使っておばあちゃんたちが工夫してきた料理、
「外婆菜」にはそんな意味も込められているのかもしれない。

P1110822.jpg

なーんて、しみじみ考えているように思えるかもしれないが、
この日このお店に来た目的は別にあった。
上の写真のはじっこにちらりと写っている赤いあれ。

そう、ザリガニだ。

P1110820.jpg

この日ザリガニを食べに来たのは、日本から出張でいらした我が食友、
jiyanさんのたっての希望があったから。
ちょうど私も12日間の江南出張を控えて「辛いもの食いだめ」の必要があったし、
さらにこの前日、たまたまお会いした共通のお知り合い、
ともこさんもザリガニに興味津々ということで、
急遽ザリガニ隊を編成。

▼jiyanさんのザリガニ格闘記事はこちらから:
ザリガニと格闘

▼ともこさんのザリーな記事はこちらから:
鬼街でザリガニ料理@北京

夜中の便で北京に到着したjiyanさんを待って、
深夜のザリガニ大会となったのだった。

P1110824.jpg

相変わらずぶりぶり。

でもこの日のヒットはニンニク!
P1110823.jpg

よく煮込まれていて、ほっくり。
臭みはほとんどなく、ほんわりした甘みが出て美味だった。

他にも小白菜と薫製豆腐の和えものや、
ウオスンの細切り和えなど食べて、
P1110818.jpg P1110819.jpg

夜中だというのにお腹いっぱい。

北京ローカルフードをめいっぱいチャージして、
翌朝の便で上海へと旅だった私だった。


■お店情報
酒聖居
東城区東直門内大街15号楼
010-84061945
*東直門から東直門内大街(鬼街)を西方向へ。
  最初の交差点よりちょっと手前、道の北側にあります。

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豆腐のうま味スープ煮
濃湯豆腐(nong2tang1 dou4fu)
P1110817.jpg
【データ】とき:9月21日/ところ:朝陽公園西路・新沸騰魚郷/ねだん:18元

翌日に控えた江南地方への出張を前に、
刺激補充のためにやってきた沸騰魚郷。
いつもの昆崙飯店前のお店ではなく、
この日は新規開店のSOLANA店に行ってみた。

お目当てはもちろん、水煮魚。

P1110814.jpg

だって、北京の味に慣れた私には、江南地方の料理は穏やかすぎて物足りない。
今回の出張は12日間の長丁場。
刺激のある食べ物を食いだめしてどうにかしのごうという算段だ。

お目当ての水煮魚の他に、
中華風野菜サラダ、茄子をすり鉢であたった前菜などを頼み、
P1110811.jpg P1110812.jpg

「さて、主食はどうする?」
「もうお腹いっぱいだからやめよっか?」
なんてことを話している間に目についたのがこのメニュー。
「じゃあ、豆腐をご飯代わりにする?」
ということで、オーダー決定。

軽く焼き色をつけた豆腐を、
うま味たっぷりの濃いめのスープで煮込んである。
ちょろりと入った豚バラ肉が、このこっくりスープの縁の下の力持ちだ。

スープの味が豆腐にしっかり染みこんで美味。
豆腐は「畑の肉」大豆の加工品だ。
しっかりお腹もいっぱいになったし、
麻辣味の刺激もたっぷり補充したし、
これで辛くてびりびりするものの「食いだめ」は完了!?


■お店情報
新沸騰魚郷(SOLANA藍色港湾店)
朝陽区朝陽公園路6号SOLANA藍色港湾商業区DS-18
*好運街のすぐ近くに出来たヨーロッパ風ショッピングモール、
  SOLANA藍色港湾に出来たお店です。
  SOLANAに向かって左側、亮馬河沿いの飲食店街にあります。


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満福彫刻スイカ
満福彫花西瓜(man3fu2 diao1hua1 xi1gua1)
P1110796.jpg
【データ】とき:9月20日/ところ:寛街・都江園/ねだん:つけられません

この日はSさん主宰の中国茶会。
黄茶、鉄観音、白茶などをいただきつつ楽しくおしゃべり。

その後は、ローカルグルメ会のスペシャル版で
『北京で「満福」』出版記念会を催していただいた。

会場はSさん行きつけの四合院レストラン、都江園。
中庭を貸し切って、
気持ちのよい風に吹かれながら四川料理のコースをいただいた。

P1110802.jpg

その席でHさんが用意してくださったのがこのスイカ。
なんと、Hさんが3時間もかけて彫ってくださった、
美しいスイカの花だ!

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スイカの皮の緑、白、そして果肉の赤を巧みに使って、
艶やかな大振りの花が表現され、

P1110805.jpg

さらになんと、『北京で「満福」』の書名まで忠実に再現してある。

P1110801.jpg

まさかこんなサプライズプレゼントを用意していただいているなんて、
思いもよらなかった。


P1110797.jpg
(満福スイカを挟んで、Hさんと。)

本当ならいつまでも取っておきたいくらいの美しさだったのだけれど、
そこはなんと言っても本物のスイカ。
会場を華やかに彩った後、
みんなでおいしくいただいた。
これぞまさしく、「満福のお裾分け」。

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主催してくださったSさん、
素晴らしいスイカの花をプレゼントしてくださったHさん、
そしてお集まりいただいた皆さま、
本当にありがとうございました!

■お知らせ■

このブログをベースにした本が出版されました!

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●書  名:  北京で「満福」 普通がおいしい。本場の中華!
●発売元:  東洋書店
●形  式:  新書版 184P(内カラー8P)
●価  格:  ¥1100(+税)

おいしいものにありつける幸運――「口福(kou3fu2)」がいっぱい、
おいしいものを食べて「幸福」もいっぱいの
私の「北京で満腹」、もとい、「北京で満福」な日々から生まれた
北京のおいしい食べ物と食文化を綴った本です。

巻末には、超カンタン「食べる」中国語講座と、
ayaziオススメの「普通がおいしい」レストランのリストもおつけしました。

キャッチフレーズは「ガイドブック+1冊」!
る●ぶ+満福、地●の歩き方+満福・・・いろんなガイドブックとペアでどうぞ。
小さくて薄い新書サイズです。
スーツケースのポケットにスルッと入れて、北京まで連れてきてください!

▼お近くの書店か、ネットでお求めいただけるとうれしいです。
アマゾンで「満福」
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天津川蟹
天津河蟹(tian1jin1 he2xie4)
P1110984.jpg
【データ】とき:10月14日/ところ:天津6号院内/ねだん:?元(おごっていただいたので)

10月初旬は天津河蟹の季節。
いつもなら国慶節、建国記念日の連休を使って天津に行くところなのだけれど、
今年は長期出張で連休返上。
機会を逸してしまった。
ぼやぼやしていると天津河蟹の旬が終わってしまう!
と、あわてて代休をとって天津に行ってきた。

北京から天津までは、最近開通した新幹線「和諧号」でなんと20分!
P1110976.jpg

ただし、出発駅の北京南駅までが遠いので、
新幹線に乗っている時間より南駅へのアクセスのほうが
よっぽど時間がかかるのが難点。

行き先は海河沿いの6号院創意産業園。
知り合いの画家さんのアトリエにおじゃまし、
作品を見せてもらったり、
生プーアール茶を飲みながらおしゃべりしたりした後、
向かいにあるレストランで天津河蟹とご対面となった。

昨年は知人のお宅におじゃまして自分たちでゆでたのだが、
今年はこのレストランに市場で買ってきた河蟹を持ち込んで、
ゆでてもらうことになった。
よく通っているお店だから、こんなわがままも聞いてもらえるらしい。

▼去年の天津河蟹行:
【天津・朋友家】天津河蟹

頼んだ前菜や炒めものをつつきながら待っていると・・・
P1110977.jpg P1110979.jpg
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P1110992.jpg P1110993.jpg

来た来た。
まずはてんこ盛りの蝦!
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そしてまたひっくり返るほどのてんこ盛りの蟹!
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これ、これ!

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これが天津で蟹を食べる時の醍醐味だ。

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「はい、どうぞ。」
とさっそくオス、メス一杯ずつが取り皿に置かれる。
P1110991.jpg
(左がオスで、右がメス)

これがオスで、
P1110997.jpg

こっちがメス。
P1110994.jpg

メスには卵がたっぷり!
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感激しながら格闘しているうちに、
「ayazi、これがよくしまっていておいしいよ!」
とまたメスが一杯。
P1110998.jpg
そうこうしているうちにまた
「ほらこれもどうぞ!」
とオスを勧められ・・・
そんなこんなで、結局5杯も食べてしまった。

仕上げは疙瘩湯(ge1datang1)。
P1120001.jpg

中華風のすいとんだ。
他の地域の人はどうか知らないけど、
天津で海鮮(あ、河蟹は海鮮じゃないか・・・)を食べる時は、
必ず仕上げにお粥や雑炊、おじやの類を食べる。

海鮮は中医学的に身体を冷やす食べ物だから、
最後にあったかい汁物を摂って身体をあっためるということだろうか。
そう言えば、お酒も最初の乾杯こそビールだけど、
あとは白酒やワインだしな。

白酒と言えば、この日はまあよく飲んだ。
7人でビールが4本、白酒が4本、赤ワイン1本。
みなさんあまりに飲み過ぎたせいか、
最後には訳の分からないうちに大げんかが始まってしまった。

「最初は愉快に飲んでるけど、最後はけんかで終わるってのは、
 いかにも中国人の宴会らしい。
 ayaziは典型的な中国人の宴席を体験したね。」
とは、最後まで一応正気を保っていた(?)友人の弁。

翌日当事者に聞いてみても、
「自分でも何を言ったか覚えてないし、
 相手がなんであんなに怒ったのかも分からない・・・」
だそうだ。

「酒後吐真言(jiu3hou4 tu3 zhen1yan2)」とはよく言ったもので、
お酒が入ってからじゃないと言えない本音もあるのかもね。
親しい仲間うちでも、しらふでは言えないことや
わだかまりがあったのだろう。
これでふっきれて、また翌日からは元の間柄に戻っていますように。

ところで、天津河蟹は今が旬と言いつつ、
実は一番おいしい時期をほんの少し逃していた。
「先週来てくれたら一番うまい頃だったんだけどね。」
市場で蟹を選んでくれた知人もつぶやく。
でも、それでも天津河蟹、十分おいしかった。
蟹味噌や卵はもちろん、身自体も甘みがあってふっくら。
上海蟹とくらべても遜色ないと思う。

1杯100元だの200元だの300元だのとかいう
バカみたいな値段を払ってありがたがって上海蟹を食べるより、
天津で山ほど天津河蟹食べた方がよっぽど幸せだ。

私はグルメ(美食家)じゃなくてただのグルマン(食いしん坊)。
上海蟹が本当に値段に見合うだけのおいしさのものか
正直なところよく分からないしね。

この時期、蟹をがっつり食べたい方。
行き先は上海ではありません。
天津です!

*****

てなことで、「シャコが旬だ!」「蟹の季節だ!」と結構出かけている天津。
これまでの天津詣での記録はこの通り。

【天津大港・小古林】皮皮蝦
【天津大港・小古林】梭子蟹
【天津漢沽・致美餐廳】三舅海鮮~出漁の巻
【天津漢沽・致美餐廳】三舅海鮮~開宴の巻
【天津漢沽・致美餐廳】三舅海鮮~続“宴”の巻
【天津漢沽・致美餐廳】三舅海鮮~朝餉の巻
【天津漢沽・致美餐廳】三舅海鮮~出前の巻
【天津・朋友家】天津河蟹
【天津・朋友家】皮皮蝦下来了

シャコは5月の連休、天津河蟹は10月の連休が旬。
覚えやすいし行きやすい!
次のシーズンにはぜひどうぞ!


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このブログをベースにした本が出版されました!

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●書  名:  北京で「満福」 普通がおいしい。本場の中華!
●発売元:  東洋書店
●形  式:  新書版 184P(内カラー8P)
●価  格:  ¥1100(+税)

おいしいものにありつける幸運――「口福(kou3fu2)」がいっぱい、
おいしいものを食べて「幸福」もいっぱいの
私の「北京で満腹」、もとい、「北京で満福」な日々から生まれた
北京のおいしい食べ物と食文化を綴った本です。

巻末には、超カンタン「食べる」中国語講座と、
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廬山蛙の炒め煮
廬山石鶏(lu2shan1 shi1ji1)
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【データ】とき:9月19日/ところ:海淀区・8610食庫/ねだん:56元

江西料理と言えば、廬山蛙。

▼廬山蛙の石鍋煮込み:
【横竪撇捺】石磨[火悶]廬山石鶏

この店でも我慢できず、やっぱり頼んでしまった。
横竪撇捺のものは石鍋で炒め煮にしてあったが、
この店は木桶。

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お肉の下にはチリチリに熱した小石が入っている。
調理と保温の効果をねらってのことだろうけど、
ぱっと見が肉と似ていて紛らわしいのが玉に疵。

廬山蛙は相変わらず上品なお味。
鶏肉をもっともっとさっぱりさせて、限りなく身がぷりっぷりしたタラに近い。
もうすっかり廬山蛙ファンだ。

よくしまった肉が歯先で弾ける。
ニンニクたっぷりのこってり醤油味でしっかり煮込んであって、
皮にはその濃厚な味がとろりとまとわりついている。

が、ちょっとしょっぱすぎた。
ビール片手に二、三切れつまむにはちょうどいいかもしれないが、
この日は二人して菊花茶をすすっていたのでちと厳しかった。

廬山蛙を食べるのなら、横竪撇捺のほうがオススメ。
こんな情報、ほしがる人いるのかしらという疑問は置いておこう。


■お店情報
8610食庫
北京市海淀区北清路永豊基地商服中心
010-5871-1681


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ベテランコックさんの白菜炒め
老厨白菜(lao3chu2 bai2cai4)
P1110790.jpg
【データ】とき:9月19日/ところ:海淀区・8610食庫/ねだん:22元

この日最高においしかった料理。
白菜と太めの春雨、そしてちょぴっとの豚肉を
唐辛子を利かせた醤油味で炒めただけ。
それだけ。

なのに、二人して先を争うようにあっと言う間に完食。
白菜の切れっ端ひとつも残らなかった。

オイスターオイルが入っているかと思うほどコクのある炒め汁が、
しんなりとした白菜にからむ。
半日ほど天日で干してあるのだろうか、
白菜独特の甘みがよく出て実にいい。
控えめに入れられた春雨も、主役を食わず立場をわきませていてまたいい。
香りづけにあしらわれた香菜の茎も、いい風味だ。

たまらずご飯を頼んだ。
白菜をつまむ箸がさらに進む。

こういうどこにでもあるような普通の料理で、
思いもかけない大当たりに出会うことがある。
それが、「普通がおいしい本場の中華」を食べる醍醐味だ。


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大豆と豚足の煮込みスープ
黄豆[火畏]猪手(huang2dou4 wei1 zhu1shou3)
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【データ】とき:9月19日/ところ:海淀区・8610食庫/ねだん:42元

中華風のところてんで開胃した後は、このスープ。
豚足と大豆をじっくり煮込んだコラーゲンたっぷりの美容スープだ。
食卓の主役を張れるくらいの存在感がある。

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一口ふくんでコクリと飲むと、後味がやけにさわやか。
で、改めてお碗を見てみたら・・・
陳皮が入っていた。

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日本なら最後にゆずの皮を削って入れるところなんだろうけど、
こちらでは陳皮。
一緒に煮込んでいるだけに、
しっかりと柑橘類の皮の風味がしみ出して実にさわやかな飲み口だった。


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8610食庫
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膠東半島風ところてん
膠東海涼粉(jiao1dong1 hai3liang2fen3)
P1110787.jpg
【データ】とき:9月19日/ところ:海淀区・8610食庫/ねだん:16元

郊外に遊びに行くと時々立ち寄るレストラン、8610食庫。
江西料理と山東料理のレストランだ。
「食庫」と名がついているのは、倉庫を改装したお店だから。
高い天井とだだっ広いスペースがちょっと面白い。

このレストラン、
10月17日にソフトオープン予定のイオン・ショッピングモールの近くにある。
イオン内にもレストランはたくさん出来ると思うけど、
ちょっと足を伸ばしてはどうだろうか。

この店にはメニューがない。
料理ごとに食材を盛ったスーパーの食材冷蔵棚のようなコーナーがあって、
注文はそこでするのだ。

その注文コーナーで目についたのがこの膠東海涼粉。
膠東(jiao1dong1)は、山東省の東部、膠東半島のあたりを指す。
青島とか煙台はこの地方にある。
海鮮や海産物を使った料理が特徴的だ。

で、海涼粉(hai3liang2fen3)なのだが、これが分からない。
涼粉(liang2fen3)は緑豆などのでんぷんから作った
ぷるぷるのゼリー状の食品だけど、
「海」がついてるしなあ。

「これ何ですか?」
と店員さんに聞いてみると、
「海藻を使って作ります。」
とのこと。
なんだかよく分からないけど、珍しいので頼んでみた。

で、一口食べてみて、正体判明。
これ、まさしくところてん。
店員さんの言う「海藻」は、テングサだったのだ。

コロコロとサイコロ状になってはいるけれど、
箸でつまむとほとんと弾力がなくてほろほろとくずれてしまうあたり、
ところてんそのもの。
磯の香りが懐かしい。

酢醤油ベースなのは日中共通、
薬味は日本だと青のりだけど、
山東省では刻みニンニクと香菜がたっぷり。

まさかこんなところでところてんに出会えるとは思わなかった。
あまり箸の進まない友人を横目に、
ひとり黙々と食べ続ける私だった。


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豚骨鍋
筒骨鍋(tong2gu3guo1)
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【データ】とき:9月14日/ところ:福州・新天然居筒骨店/ねだん:?元

西安の後は、福州へ。
せっかく福州まで行ったのに着いた晩はなぜか湖南料理、
そして翌日はこの豚骨鍋。

全然福建っぽくないけど、
まあ出張中で自分でレストランを選べないので仕方ない。
聞けばチャーターしたバンの運転手さんオススメのお店だそうだから、
つまりは今福州で流行っているお店ってことだろう。
ってことでなんとか納得。

この日は中秋節当日。
家族団らんの日とあって、店内は家族連れでいっぱいだった。
おじいちゃん、おばあちゃんから赤ちゃんまで、
円卓を囲んで一家が大集合。
あいにくの雨模様でお月さまは見られなかったけど、
こうして家族が集う楽しさを損なうものではない。

筒骨鍋(tong3gu3guo1)は、無造作にたたき割ったような豚骨のお鍋。
豚の大腿骨がどっかんどっかん入っているのがこのお鍋の特徴だ。
食べる時には、まずはこの豚骨と格闘することになる。

ビニール手袋をはめ、骨にかぶりついて肉をこそげとる。
むちむちぷるぷるのゼラチン質のところも忘れずに。
コラーゲン、コラーゲン、と。

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そして忘れてはいけないのが、豚骨の中にある骨髄。
ストローをぶっさして、ズズッとすする。
うまうまこくこくとろりの骨髄がずるっと口の中に飛び込んでくる。
・・・といきたいところだったが、
私が引き揚げた豚骨ちゃんにはあまり骨髄が入っていなかった。
残念!

豚骨との格闘が終了したら、
後は好きな具材を入れ普通のお鍋みたいにして食べる。

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普通のお鍋と言いつつ、豚の脳みそなど頼んでおりますが。
こういうのが苦手な方もいると思うので、写真はちっちゃめで。
P1110781.jpg P1110782.jpg
穴あきお玉に乗せてしゃぶしゃぶ。

うーん、やっぱり脳みそは
四川風の刺激たっぷり激辛スープのほうが合うな。
そのほうが脳みそのクリーミーさが引き立つ。
次は四川風の鍋で試してみよっと。


■お店情報
新天然居筒骨店(六一北路店)
六一北路216号晋安花園1階
0591-8759-6228


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羊肉シシカバブ
烤羊肉串(kao3 yang2rou4chuan4)
P1110769.jpg
【データ】とき:9月11日/ところ:西安回坊・栄盛祥/ねだん:1本1元

夜は回坊風情街へ。

P1110765.jpg

回坊風情街(hui2fang2 feng1qing2jie1)は、西安の有名なムスリム街。
「回(hui2)」は中国語で「回教徒」を指す。
通りの両脇に「清真(qing1zhen1)=ムスリム」料理の店が軒を連ね、
おみやげ物の屋台が並ぶ。

この日回坊に出かけたのは、西安に駐在中のFさんと会うため。
せっかく西安に来たから・・・とお会いする約束をしたのだが、
身体が空いたのが夜10時すぎになってしまった。
夜の早い西安の街では
もう回坊くらいしか確実に開いているところが思い浮かばなかったのだ。
翌日から出張とのことでほんの一時間ほどだったけど、
いい息抜きになった。

回坊にはムスリム料理のお店が軒を連ねているのだけど、
数あるお店の中からなぜここを選んだかというと、
それはビールが置いてあるから。
Fさんと二人で街を歩きながら、
「ここ、ないですね。」
「ビール飲んでないですね。」
「あ、飲んでますよ、ここ!」
で飛び込んだのがこの店だったのだ。

ムスリム料理の店ではビールを出さないことが多く、
一説によると回坊では回坊人家という店とここだけなんだって。

では、ようやく探し当てたビールのある店で、まずは一杯。
P1110768.jpg
西安の地ビール、漢斯紅狼(han4si1hong2lang2)。

そしてお決まりのこれ。
烤羊肉串(kao3 yang2rou4chuan4)
P1110770.jpg
1本1元。
粉唐辛子やクミンシードがたっぷり。

調子に乗って、羊腰(yang2yao1)も。
P1110773.jpg
こちらは1本8元となかなかのお値段。
腎臓だからね。
一匹2個しかないもんな。

あまりアンモニア臭もせず、食べやすい腰子だった。
レバーよりは肉質がしっかりしているので、こっちが好みという人も多いみたい。

シシカバブだけでそこそこお腹はふくれるのだけど、
せっかくなので他のメニューも試してみた。

麻醤涼粉(ma2jiang4 liang2fen3):3元
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北京で食べる涼粉よりもしっかりした感触。
ごまだれが後をひいて、結局かなり食べてしまった。

八宝稀飯(ba1bao3 xi1fan4):4元P1110771.jpg

稀飯(xi1fan4)はお粥とほぼ同義。
この「稀(xi1)」は「まれ」じゃなくて、「濃度が薄い、水分が多い」という意味。

ちっともおいしそうに見えないけど、
ほんのり甘酸っぱくて意外に美味だった。

落花生だの蓮の実だのクコの実だのが入っていて具だくさん。
百合根も入ってたかな?
八宝(ba1bao3)と銘打つだけのことはある。

串をがっつき、麻醤涼粉や八宝稀飯を味見して、
ビールを一人1本空ける頃には、もう日付も変わる時分に。
気づけば店の客も通りを歩く人もまばらになっていた。

翌日は早朝のフライトで出張だというFさん。
そうそう遅くまで引き留めることもできない。
「じゃあぼちぼち帰りましょうか。」
と席を立って、ホテルへの帰途についた。


■お店情報
栄盛祥
西安市回坊風情街
P1110775.jpg
*鼓楼から北に延びる回坊風情街をかなり北に進んだところ。
 通りの右手にあります。


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●書  名:  北京で「満福」 普通がおいしい。本場の中華!
●発売元:  東洋書店
●形  式:  新書版 184P(内カラー8P)
●価  格:  ¥1100(+税)

おいしいものにありつける幸運――「口福(kou3fu2)」がいっぱい、
おいしいものを食べて「幸福」もいっぱいの
私の「北京で満腹」、もとい、「北京で満福」な日々から生まれた
北京のおいしい食べ物と食文化を綴った本です。

巻末には、超カンタン「食べる」中国語講座と、
ayaziオススメの「普通がおいしい」レストランのリストもおつけしました。

キャッチフレーズは「ガイドブック+1冊」!
る●ぶ+満福、地●の歩き方+満福・・・いろんなガイドブックとペアでどうぞ。
小さくて薄い新書サイズです。
スーツケースのポケットにスルッと入れて、北京まで連れてきてください!

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幅広手打ち麺
寛麺(kuan1mian4)
P1110764.jpg
【データ】とき:9月11日/ところ:西安・二擀子一碗面/ねだん:7元(だったような)

西安では、仕事の合間を縫って兵馬俑博物館と大雁塔にも足を伸ばした。

兵馬俑博物館を訪れるのは実に20年ぶり。
932085239_197.jpg

前回の訪問は1988年。
当時は開館していなかった展示館もあって初めて見る内容も多く、
加えて日本語のできるガイドさんの丁寧な解説もあって、
かなり充実した見学になった。

自分に十分な知識がない時は、素直にガイドさんを頼むに限る。
一通り回ってもらって100元。
7~8人の大所帯でこの値段なら、かなりお得だ。
硬い考古学の知識から、ちょっとした笑えるエピソードまで、
実に丁寧に説明してくれた。

聞けば日本語は独学なのだと言う。
中国の人は語学の才能がある人が本当に多い。
一度も日本に行ったことがないのに、
驚くほど流ちょうな日本語を話す人にこれまで何人会っただろう。
頭が下がる。
翻って自分・・・。

大雁塔も20年ぶり。
なんだか以前より傾いたような・・・?

932085239_127.jpg

午後からの仕事を前に、
宿泊先近くのレストランで軽く昼食をということになった。
そこで訪れたのが、この二[‡幹]子一碗面というお店。
*[‡幹]は、手へん+幹。

[‡幹](gan3)というのは、「伸ばす、押して薄くする」という意味で、
[‡幹]麺(gan3mian4)で「こねた小麦粉をめん棒で伸ばす」。
ちなみにめん棒は「[‡幹]麺杖(gan3mian4zhang4)」。
おまけで書くと、綿棒は「棉簽(mian2qian1)」。
さらにおまけで書くと、「牙簽(ya2qian1)」は爪楊枝。

閑話休題。
このお店の名物麺がこの手打ち麺。
細いタイプと幅広タイプがあって、これは幅の広い「寛麺(kuan1mian4)」だ。
びろん、びろんと波打つ様子が、一反もめんみたい?

お店の人に聞いたら小麦粉麺ということだったが、
ちょっと雑穀系も入っているような粗い感じの食感。
でもいやな感じはしない。

少し辛めのつゆと、挽肉、薫製豆腐、ナッツなどの具がかかっている。
これを底のほうからお箸でぐるりとかき混ぜながら食べる。

濃いめのつゆとラー油の辛味がからんで、悪くはない。
しかし、いかんせん量が多い。
しかも、麺がつゆを吸ってどんどんふくれていってしまう。
食べても食べてもいっこうに減らない。

これで小碗。
15元の大碗もあったけど、そっちにしなくてよかった。
きっと洗面器ほども大きかったに違いない。


■お店情報
二[‡幹]子一碗面
西安市雁塔区西影路411号(45中学向かい)
029-8198-9991/8102-5963


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無発酵パンの羊肉スープがけ
羊肉泡[食莫](yang2rou4 pao4mo2)
P1110751.jpg P1110752.jpg
P1110755.jpg P1110757.jpg
【データ】とき:9月10日/ところ:西安鐘鼓楼広場・同盛祥/ねだん:?元(ごちそうしていただいたので)

9月10日から18日まで、ロード出張に出ていた。
西安、福州、瀋陽を周遊する9日間の長旅だ。

最初の出張先は、西安。
西安と言えば、なんと言っても羊肉泡[食莫]が名物だ。
発酵させずに焼いたかたいパンを小さく小さく手でちぎって
春雨入りの羊肉スープに浸してふやかして食べる料理だ。

場所は老舗の同盛祥。
濃厚なスープが自慢の同店の羊肉泡[食莫]は、
今年国の無形文化財に指定されたというから驚きだ。

羊肉泡[食莫]で使われるパンは、[食莫](mo2)と呼ばれる平たいもの。
P1110751.jpg

ちなみに泡(pao4)はこの場合文字通りの「泡」ではなく、「浸す」という意味だ。
[食莫](mo2)を「泡」するから、「泡[食莫]」。
これがご飯になると、「泡飯(pao4fa4)」となる。
雑炊のことだ。

平たくてかたい[食莫]をしげしげと見つめていたら、
「これは“死麺(si3mian4)”なんですよ。」
出張のコーディネーターとして同行していた中国人のYさんが教えてくれた。
「発酵させてないってことです。」
なるほど、それで「死」ね。
発酵させたものは、「活麺(huo2mian4)」だ。
「麺(mian4)」はこの場合日本で言う細長い麺ではなくて、
小麦粉を練って作った食品全般を指す。

[食莫](mo2)は「死麺」、つまり酵母を使わない無発酵パン。
小麦の発祥地メソポタミアの人々は、
小麦粉と水を混ぜたものをそのまま焼いて食べていたというから、
このタイプのものがパンの原型ということになる。
今のような発酵させて焼くふっくらパンは、
メソポタミアからエジプトに伝わった後の偶然の産物。
無発酵パンをたまたま放置していたら酵母菌で発酵してふくらみ、
それを焼いてみたらおいしかったとさ、ということなんだそうだ。

でもって、平らな形の無発酵パンのほうは、
インドやイラン、イラクなどで今も変わらず食べられているという。
インドのチャパティはこの系譜に入るんだって。
[食莫]も、メソポタミアからはるばる西安まで伝わってきたのかもなあ。

さて、羊肉泡[食莫]を頼むと、
最初にこの山盛りの[食莫]と空のどんぶりが運ばれてくる。
羊肉泡[食莫]にありつきたければ、まずは一仕事。
[食莫]をちぎって自分のどんぶりに入れるのだ。
分量は自分のお腹具合と相談で。

ただ、出来るだけ細かくちぎるのがコツ。
細かくちぎればちぎるほど、後から注ぐスープがよくしみる。
さあ、ちぎって!ちぎって!
P1110752.jpg

周りのテーブルを見渡すと、
テーブルに置かれた[食莫]を前にみんなせっせとちぎっている。
あーだこーだとおしゃべりしながら、手だけは休むことなく動き続ける。
みんな慣れたものだ。
共通の目的に向かってみんなで作業をしている時って、妙な連帯感が生まれる。
例えそれが羊肉泡[食莫]を食べるという卑近な目的であっても。
これも一つのコミュニケーション?
羊肉泡[食莫]が人気の秘密も、案外こんなところにあるのかもしれない。

さて、せっせとちぎった[食莫]入りのどんぶりは、
この後いったん厨房に引き上げられてしまう。
春雨入りの羊肉スープを注ぐためだ。

え?どれが自分のどんぶりか分からなくなる?
ご安心を。
店員さんがどんぶり一つ一つに番号をつけてくれる。
どんぶりを回収する時に番号を教えてくれるので、
それを覚えておけば間違いはないという訳だ。
・・・たぶん、ね。

ちなみに、留学時代に中国語の先生につれていってもらった鼓楼近くのお店では
番号札制になっていた。

さて、羊肉泡[食莫]にはいろいろ薬味がついてくる。

P1110755.jpg

香菜、唐辛子ダレ、そして糖蒜(tang2suan4)。
糖蒜(tang2suan4)はニンニクの砂糖漬け。
ほとんどニンニク臭さはなく、ラッキョウみたいな感じでなかなか美味。

これは薬味じゃないけど、インパクト大だった唐辛子ピクルス。
P1110753.jpg

見た目ほどは辛くない。

そうこうしているうちに、マイどんぶりが帰ってきた。

P1110756.jpg

おお、ふやけてる、ふやけてる。
濃厚な羊肉スープがしみしみ。
一所懸命にちぎった甲斐があったというものだ。
努力の成果を美味で味わうなんて、なんて直接的なごほうび。

お酢をたらし、薬味を入れてカスタマイズ。
こくのある羊肉スープと黒酢の爽やかさがいいバランスになった。

P1110757.jpg

しかしこれ、いくら食べても減らない。
[食莫]がスープを吸ってどんどんふくらんでいってしまうのだ。
食べる速度がふくらむ速度に追いつかない。

やっとのことでなんとか一杯たいらげたのはいいが、
後でその無理を悔やんだ。
がっちり固く焼き上げられた[食莫]は、
お腹の中でもまだまだ嵩を増やし続け、
時間がたてばたつほどお腹が張ってしまったのだった。

ところで、中国国際放送局ホームページの紹介記事によると、
羊肉泡[食莫]の起源には宋の初代皇帝、
趙匡胤にまつわる物語が伝わっているという。

▼中国国際放送局の紹介記事:
西安名物「羊肉泡モオ」を楽しもう

---<以下、引用>---

 今からおよそ1000年前、のちに宋の初代皇帝となる趙匡胤(キョウイン)という人物がいました。実家は貧しく、長安(今の西安)の町で浮浪者のような生活を送っていました。ある日、趙匡胤はひもじさのあまりポケットを探りましたが、出てきたのは乾いてカチカチになった饅頭2つ。しかも、水がないので喉につっかえて、なかなか飲み込むことができません。これを見ていた肉屋の主人は趙匡胤を哀れに思い、店で作っていた羊肉のスープを一杯、趙匡胤に手渡しました。趙匡胤は饅頭をちぎって、このスープにひたして食べました。すると、饅頭がスープを吸収し軟らかくなっただけでなく、体が温まり、胃袋がすっかり満たされたのです。
 10年後、趙匡胤は宋の初代皇帝となりました。ある日、趙匡胤はかつて自分を助けてくれた肉屋の前を通りかかりました。10年前の記憶がすぐによみがえりました。店の主人は趙匡胤を見つけると、昔をなつかしんで、ちぎった饅頭をひたした羊のスープを出してくれました。趙匡胤は喜んで、店の主人に金品を与えたといいます。
 のちに、この料理は饅頭ではなく、「モオ」という小麦粉で作ったナンのようなものを入れるようになり、改良されました。こうして、「羊肉泡モオ」は生まれたのです。
 この料理は庶民の間ですぐに広まり、1000年が経った今も、西安の名物であり続けています。


---<引用終わり>---

貧民出身の趙匡胤は、
食べ物の起源に関する言い伝えによく登場するように思う。
「貧民出身」というところが物語性を感じさせるのだろう。
清代に広まった食べ物には西太后に関するエピソードが多いが、
これも西太后という稀代の人物にエピソード自体が吸い寄せられた感が強い。

私自身は、羊肉泡[食莫]の趙匡胤起源説は「出来すぎている」と思っている。
発酵させて蒸す饅頭(man2tou)から、
無発酵の[食莫]に戻るところなんかも、どうもしっくりこない。

それよりは、羊肉泡[食莫]を食べながらYさんが話してくれた説に一票を投じたい。
Yさんの解説はこうだ。

昔、シルクロードを旅する商人たちは無発酵の平焼きパンを「行糧」として持ち歩き、
(ちょっと『指輪物語』の「レンバス」を思い出した。余談。)
行く先々でスープやお湯に浸して食べたのだそうだ。

「もどして食べる」感覚だ。
いわば、インスタント食品の走りみたいなものだったってことだろうか。
長旅の友という訳だ。

宋の初代皇帝にまつわる物語も歴史ロマンを感じさせるが、
シルクロードの起点であり終点であった長安にメソポタミア発祥の食品が伝わり、
それが今も食べ続けられているというほうがもっと壮大で楽しいと思うのだが、
さて、どうだろう。


■お店情報
同盛祥
鐘鼓楼広場西大街3号
029-8721-7512
*鐘楼にある餃子宴で有名な徳発長のすぐ隣にあります。


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清江魚の四川風煮込み
私家清江魚(si1jia1 qing1jiang1yu2)
P1110747.jpg
【データ】とき:9月9日/ところ:燕莎橋・沸騰魚郷/ねだん:157.6元

沸騰魚郷と言えば水煮魚。

▼過去の沸騰魚郷の水煮魚関連記事:
【沸騰魚郷】水煮魚
【沸騰魚郷】水煮魚公主們大聚会

なのだけれど。
いつもこればっかりでも芸がないので、
この日はちょっと趣向を変えてみた。
メニューを開くと水煮魚のとなりに載っている
私家魚(si1jia1yu2)を頼んでみたのだ。

私家(si1jia1)は、「個人のお宅の」、「ご家庭の」といった意味。
私家魚は「ウチ流の魚料理」、つまり沸騰魚郷オリジナルの魚料理ってことか。

水煮魚との違いは、
こちらのほうが薬味や調味料がたくさん入っていて煮込み料理っぽいところ。
煮汁の色からしてちょっと濃いめだ。

P1110815.jpg P1110748.jpg
(左が水煮魚、右が私家魚)

その代わり、唐辛子や山椒の量は控えめ。
エノキだのウオスンだのを具材として頼めるのも私家魚の特徴だ。
いや、もしかしたら水煮魚でも頼めるのかもしれないな。

メニュー名が「私家清江魚」となっているのは、
この日選んだ魚が清江魚だったから。
草魚を選べば「私家草魚」だし、鯰なら「私家鯰魚」だ。

清江魚(qingjiangqyu2)は鯰に似た魚で、鯰よりも淡泊で骨が少なくて食べやすい。
1斤で58元とちょっとだけ高めだけど、
100元以上もする江団(jiang1tuan2)よりはかなりお値打ち。
草魚の泥臭さはいやだけど、江団まではさすがに・・・
という時にちょうどいいクラスの魚だ。

この日は一匹2.2斤あったので、魚の値段は127.6元。
これに具としてエノキとレンコンを足してみた。

P1110749.jpg

「金針(jin1zhen1gu1)=エノキ」が18元、
「藕片(ou3pian4)=レンコンの輪切り」が12元だった。
豆もやしはもともと入っているからわざわざ頼む必要はない。

水煮魚よりはかなり複雑な味わいで、一口食べて
「お、これはむしろ水煮魚より旨いかも・・・」
と思ったのだが、食べ進むうちに塩辛さが気になってきた。
もう少し大人数で食べていればそんなにたいしたことではないかもしれないが、
この日は二人だったのでちと厳しかった。

清江魚がすこぶる新鮮でやわらかく、実に美味だっただけに、
複雑で濃厚な味付けがかえって仇になった感がある。
もったいないことをした。


■お店情報
沸騰魚郷(燕莎店)
北京朝陽区新源南路甲3号
010-8455-2333
*昆崙飯店のはす向かいの路地を奥へ入っていくと突き当たりにあります。
 他にも春秀路本店や、賽特店など支店多数。
 でもこのお店が一番おいしいと思います。


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豚耳と野菜細切りの和えもの
五彩耳絲(wu3cai3 er3si1)
P1110745.jpg
【データ】とき:9月9日/ところ:燕莎橋・沸騰魚郷/ねだん:28元

豚の耳と葱、ウオスン、ピーマン、赤ピーマンなどの野菜を細切りにして、
ピリリと山椒を利かせたタレで和えた前菜。

五彩(wu3cai3)は色とりどりということ。
彩りもきれいだけど、豚耳の細切りが透き通っていて目に涼しい。
清涼感たっぷりだ。

歯ごたえも楽しい。
豚耳のコリコリと、千切り野菜のシャキシャキ。
サラダ感覚で食べてもいいかもしれない。

ただし、見た目の爽やかさに反して意外と辛い。
ニンニクもたっぷり入っているので、匂いもかなり強烈だ。

匂っても大丈夫な相手と、
匂っても大丈夫な時にどうぞ。


■お店情報
沸騰魚郷(燕莎店)
北京朝陽区新源南路甲3号
010-8455-2333
*昆崙飯店のはす向かいの路地を奥へ入っていくと突き当たりにあります。
 他にも春秀路本店や、賽特店など支店多数。
 でもこのお店が一番おいしいと思います。


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堅焼きパン入り豚モツの煮込み
鹵煮火焼(lu3zhu3 huo3shao1)
P1110688.jpg
【データ】とき:9月6日/ところ:前門・陳記鹵煮小腸/ねだん:9.5元

前門方面に出かけたついでに、
陳記鹵煮小腸で鹵煮火焼をちょいと味見。

P1110681.jpg

鹵煮火焼は、堅焼きパン入りの豚モツ煮込みだ。

▼過去の鹵煮火焼関連記事:
後海・北京小吃紀行~鹵煮火焼

このお店では、小碗とか大碗とかではなくて、
モツの分量と「火焼(huo3shao1)=堅焼きパン」の分量を組み合わせて注文する。
「菜底(cai4di3)」と呼ばれる基本のモツ煮込みに、
プラスする火焼の重さを両単位で指定する仕組みだ。

P1110683.jpg

菜底=モツ煮込みで、これが一人前9元、
火焼が1両(1個)で0.5元という勘定だ。
モツ煮込み1人前に火焼1両(1個)が基本の組み合わせ。
火焼を多めに頼んでもいいし、
モツ煮込みを2人前にして火焼は1両なんてことも出来る。
好みとお腹の減り具合に合わせてフレキシブルに対応できるってことね。

でも、これは後で人から教わって判明したことで、
お店ではどう頼んでいいか分からなかった。
張り紙を眺めてもどうにも勝手がつかめないので、
「よく分からないんですけど。」
とチケット売り場で言うと、
「じゃあ、1両にしておきな!」
素直に1両分を買って、お値段は9.5元。
チケットと箸を受け取って、入り口近くの煮込み場に並んだ。

P1110691.jpg
(奥が食券売り場、右が煮込み場。)

トントントントン!
もうもうと湯気のあがる大鍋から、
モツ肉担当さんと、火焼+厚揚げ担当さんが、
二人して分担して具を刻んでくれる。

P1110685.jpg

「肺頭はいらないから!」
「香菜をいっぱい入れて!」
前に並んだ人がいろいろと注文をつけている。
具材についての注文もありなのか・・・。
でも、私はもちろんオールスターで!

まずは火焼と厚揚げをどんぶりに放り込み、
P1110686.jpg

次にモツと煮汁を盛る。
P1110687.jpg

ブルーのラインの入った素朴なお碗に、
刻み終わったモツや火焼を無造作に積み上げ、
スープを注いで香菜をパッパッ!
自分でラー油をちょろりとたらして
テーブルに陣取ってから黒酢を注げば
マイ鹵煮火焼の出来上がりだ。

P1110689.jpg

姚記炒肝店のはお醤油っぽくてあっさりした味付けだったけど、
ここのは黄醤(?)と腐乳がしっかりきいた濃い口。
また違った味わいだった。

煮汁がしみしみの火焼。
P1110694.jpg
これこれ。
モツもいいけど、鹵煮火焼はやっぱりこれがないとね。

そうこうしているうちにも、どんどんお客さんが店内に入ってくる。
席はすっかり埋まってしまった。
「ここ空いてる?」
「一つなら。」
残念、この人、二人連れだった。

じっくり味わって食べたいところだったけど、
パパパッと食べて、さっと席を立った。
それがこういう店での流儀だ。

お店を出たら、
まさにお店に向かおうとしている若い男性の声が耳に入ってきた。
「昼時はこのあたりまで行列なんだ。」

大通りとは反対方向、胡同の中へと足を踏み出した。
「そこ、鍵しめたの?」
四合院の中から出てきた男性が戸締まりしたかどうかを聞かれている。
「そうなのよねえ。」
道を挟んで、腰掛けにかけたお婆ちゃんどうしがおしゃべりだ。
おばあちゃんの手にはなぜかかじりかけのニンジン。
お宅の軒先にはヘチマの蔓が伸び、
ホウセンカや季節の花の鉢植えが並べられていた。

濃いめの味付けで喉がかわいた私は、
歩きながらペットボトルの水をごくりごくりと飲み干した。
胡同の中を、
トントントンという包丁の音が、まだ私の背中を追いかけてきた。


■お店情報
陳記鹵煮小腸
宣武区取灯胡同3号
*前門を背にして前門大街の一本西にある通り(媒市街)を南下し、
  取灯胡同の標識のあるところで右折。少し行くと左手に看板が見えてきます。
P1110680.jpg P1110682.jpg


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私の「北京で満腹」、もとい、「北京で満福」な日々から生まれた
北京のおいしい食べ物と食文化を綴った本です。

巻末には、超カンタン「食べる」中国語講座と、
ayaziオススメの「普通がおいしい」レストランのリストもおつけしました。

キャッチフレーズは「ガイドブック+1冊」!
る●ぶ+満福、地●の歩き方+満福・・・いろんなガイドブックとペアでどうぞ。
小さくて薄い新書サイズです。
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なめこと豚バラ肉の煮込み
滑子焼肉(hua2zigu1 shao1rou4)
P1110619.jpg
【データ】とき:9月4日/ところ:西大望路・林家小館/ねだん:22元

がっつりお肉系の料理が食べたくて、
「林式紅焼肉にする?それとも別のにする?」
と迷っていたら、
「新しいメニューなんですけど、評判がいいんですよ。」
と店員さんが勧めてくれたメニュー。

▼林式紅焼肉についてはこちらから:
【林家小館】林式紅焼肉

「そんなに脂っこくなくて、人気なんです。」
その一言にひかれて頼んでみたら、これが当たり。

脂身たっぷりのバラ肉なのに、見た目ほど油っぽくなくさっぱり。
煮汁もあっさりした醤油味で、東坡肉みたいなくどい甘さもない。
脂っこくなく感じるのは、薄くスライスしてあるのもポイントかも。

バラ肉の下に隠れているのは滑子(hua2zigu1)。
なめこだ。
日本だとおみそ汁に入れるくらいしか出番がないけど、
こちらではこんな風に煮物の副材料としても登場するんだね。

東北料理には、なめこを醤油味で炒めた料理もある。
これは結構美味。

豚肉のうまみがよく染みこみ、
それがキノコ自体の風味と合わさって実にいい。
ちょっと干してあるのか、ひなたくさい感じなのもまたいい。
なめこだからして、もちろんつるりとしたぬめりもある。

ところで、こういう脂身たっぷりのバラ肉を使った料理が出ると、
日本人、特に女性は脂身を残してしまうことが多いけど、
それはとても残念なこと。
脂身こそが、こういう料理の肝。
これを味わってこそ、料理本来のうまさが花開くのに。

常々思っていることだが、
日本人は脂身に対してちょっと過剰に反応しすぎなのではないだろうか。
油ギトギトの食生活を推奨する訳ではもちろんないけど、
あまり神経質になるのもなあ。
というのは、自分に対する言い訳・・・かな。


■お店情報
林家小館
朝陽区西大望路20号
010-8777-5855
*西大望路(SOHO現代城東側の南北の道)を南へ進み、
  線路をくぐってしばらく行ったところ。道の右(西)側にあります。
  面酷(Noodle Loft)の入り口左側にある通路のような入り口から入ります。


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●書  名:  北京で「満福」 普通がおいしい。本場の中華!
●発売元:  東洋書店
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センマイの山椒和え
椒麻百葉(jiao1ma2bai3ye4)
P1110613.jpg
【データ】とき:9月4日/ところ:西大望路・林家小館/ねだん:22元

百葉(bai3ye4)はセンマイ。
これは漂白してある白百葉(bai2 bai3ye4)。
黒いままのものは黒百葉(hei1 bai3ye4)と言う。

そのセンマイにたっぷりのおろし葱と山椒の風味がきいたタレがこんもり。
店員さんがテーブルに置いたとたんに、
てんこ盛りのタレとセンマイがぶるんっとふるえた。

▼前回登場した記事:
【中国の食文化】吃什[ノム]補什[ノム]

ここで使っている山椒は、乾燥させる前の青いままのもの。
若々しいさわやかな風味で、ピリピリ感もマイルドだ。
何かは分からないが、ちょっとクリーミーな味わいを感じる。
少しマヨネーズが入っているのかな?

センマイ自体にはほとんどモツ臭さはない。
味というよりは、
つるんとした舌触りとコリコリした食感を楽しむものだ。

ビールでもいいけど、
これは意外と日本酒にも合うかも。


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マンゴーサラダ
芒果沙拉(mang2guo3 sha1la1)
P1110611.jpg
【データ】とき:9月4日/ところ:西大望路・林家小館/ねだん:38元

マンゴーを拍子木切りにして、ほんのり辛目のタレで和えた前菜。
アクセントにトマトの細切りもちょっぴり。

これも一度紹介済みだ。

▼前回登場時の記事:
【林家小館】林式紅焼肉

辛味はほんの隠し味程度。
マンゴーの酸味と甘みがかえって引き立つのか、
辛さはほとんど感じない。

いや、辛さを感じなかったのには実は他に理由があった。
林家小館と言えばこれ。

麻婆脳花。
P1110614.jpg
豚の脳みそ麻婆だ。

食の英才教育少女Aちゃんが、一口食べるなり
「おいしーっ♪」
とにっこり。
例によって白いご飯をもらい、
脳みそ麻婆丼にしてパクリパクリとよく食べた。

クリーミーな白子みたいな脳みそに
麻婆ソースがからんで実においしいのだけれど、
やっぱりちょっと辛い。
そこでこのマンゴーサラダが大活躍するのだ。
マンゴーの甘みがビリリンとしびれた舌を癒やしてくれる。
マンゴーサラダ自体の控えめな辛味など、
脳みそ麻婆の辛さに隠れて全く感じられない。

辛い料理を食べる時には、
こういった「オアシス料理」を忘れてはいけない。
「オアシス、オアシス。」
と何度も箸を伸ばすAちゃんを見ながら、
ひとり心の中で頷いたことだった。


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筍チップス・青菜漬け風味
芽香笋片(ya2xiang1sun3pian4)
P1110609.jpg
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筍をスライスして揚げたチップを
芽菜(ya2cai4)という青菜の漬け物で味付けたもの。
筍チップにしょっぱい漬け物風味のタレがしみて
ちょっとふやけた感じになっているところが面白い。

実はこれ、前に一度ちらっと紹介した時には、
「パリパリの筍チップに芽菜のほどよい塩気。」
と書いている。

▼前回登場した記事:
【中国の食文化】吃什[ノム]補什[ノム]

スミマセン、「パリパリ」じゃなかった。
お詫びして訂正。

強いて例えれば、ぬれ煎餅みたいな感じだろうか。
パリパリ、のち、ふにょふにょ。

ちなみに「ビールのお伴にぴったり!」は、間違いなし。
すぐ出てくるし、とりあえずビールという時にはぜひどうぞ。

「これ、何かの味に似てるんですよねえ。」
同行したIさんがつぶやく。
「ジャンクフード系なんですけど・・・」
一口食べては悩み、また箸を伸ばしては悩み、
思い出せないと何度も首をかしげながら、パクパクとよく食べた。
何に似ているかを突き止めに、また食べに行くことにしようかな。


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