2007年09月

2007年09月
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押し切り麺
刀撥麺(long2cheng2dao1bo1mian4)
P1050895.jpg

【データ】とき:9月7日/ところ:西大望路・林家小館/ねだん:5元くらい?

この日の食事の仕上げは刀撥麺。

小麦をこねて平らにのばし、
それに包丁を差し入れて刃先でまな板をこするようにしてより分けて切る麺だ。

▼過去の刀撥麺関連記事
【晋陽双来飯庄】龍城刀撥麺

この刀撥麺、実は林家小館のものではない。
え?どういうこと?

実は、林家小館の隣にある
面酷(mian4ku4)という同一系列店から取り寄せてもらったのだ。

だからお会計は別。
麺が届いたらその場で精算。
となりのお店から出前を取った感覚かな。

中国って、こういう融通の利くところがとっても好き。
レストランで食事していると、
いつの間にかとなりのテーブルに羊肉串(yang2rou4chuan4=シシカバブ)が届いてたりするのよね。

さすがに今はお酒の持ち込みお断りのお店が増えたけど、
昔はこちらのほうも結構おおらかだった。

刀撥麺に話を戻すと、
麺はシコシコして、腰があって、まずまずの出来。
山西省出身の友人からも合格点が出た。

あんは、トマトだの木耳だの黄花菜(エゾキスゲ)だのが入った
お醤油味のとろみあん。

美味しかったのだけれど、
麺はつるつるっと通りがいいので食べ過ぎるのが玉に瑕だ。


■お店情報
林家小館
朝陽区西大望路20号
8777-5855

面酷(Noodle Loft)
朝陽区西大望路20号
6774-9950/6774-5372

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スズキのスープ煮・生山椒風味
鮮椒鱸魚(xian1jiao1lu2yu2)
P1050889.jpg

【データ】とき:9月7日/ところ:西大望路・林家小館/ねだん:72元

乾燥させた普通の花山椒も大好きだけれど、
青々としてみずみずしい生山椒にはまた格別の風味がある。

口にできる季節が夏場に限られることもあって、
メニューで見かけるとつい頼みたくなる。

ちなみに、以前にも渝郷人家で似たようなお料理を頼んでいる。
▼過去の生山椒関連記事
【渝郷人家】鮮椒爽口鱸魚

この日も例外ではなかった。

「あ、生山椒だね。これにする?」
「うん、いいね。私もそう思ってた!」

即決である。

スズキがまるまる一匹入るのでお値段は少々張ってしまうけれど、
やっぱりこの緑の誘惑には勝てないのだ。

P1050890.jpg


内陸部の北京では、魚と言えば鯉や草魚、桂魚がメイン。
こちらの人は気にせず食べるけど、
やっぱり泥臭さが気になって敬遠してしまう。

その点、淡泊で臭みの少ないスズキは、
魚が食べたくなった時に割合安心して頼める重宝なお魚だ。

でも、この料理の白眉は実はメイン食材のスズキではなかった。
お魚の下に隠れている淡い黄緑色の野菜、
これがなんとも言えず美味だったのだ。

さて、何だか分かります?

胡瓜?

P1050893.jpg

↑あんまりちゃんと写っていないですね・・・

答えは、絲瓜(si1gua1=ヘチマ)!

ちょっとフカフカしたスポンジみたいなヘチマに、
スズキのスープがしっかり染みこんで実に秀逸だった。

口に含むと、ヘチマスポンジからスープがじゅわっとしみ出し、
それを追いかけるようにしてヘチマの風味が広がってくる。

あんまり気に入ってしまって、
最後はスズキもそこそこにヘチマだけをひたすら食べ続けた。

「ayaziにとってはヘチマがメインだな!
水煮魚の時も豆もやしがメインだし。」

はい、その通り。
エキスを吸い込んだつけあわせ野菜の美味しさは、
メイン食材をもしのぐのであった。


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林家小館
朝陽区西大望路20号
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ジャスミンの花の黄身衣揚げ
蛋酥茉莉花(dan4su1mo4li4hua1)
P1050888.jpg

【データ】とき:9月7日/ところ:西大望路・林家小館/ねだん:26元

脳花はちょっとグロテスクだった?
では、こんな爽やかな一品はいかが?

ジャスミンの花のつぼみを、卵の黄身を混ぜた衣で和えて揚げたものだ。

口に入れた途端にジャスミンの香りがいっぱいに広がって・・・
と書きたいところだが、
花の香り自体はそんなに強くない。
ほんのり淡く感じられる程度だ。

実際の香りを味わうというよりも、
「ジャスミンの花を食べている」と思うこと自体が、
風流な感じがして趣き深いということだろうか。

黄身入りということもあってか、
フリッター自体にも割合しっかりと味がついている。

「酥(su1)」と名のついているだけあって、
サクサクとした歯触りが身上。
ジャスミンの花のつぼみ自体はちょっとしんなりしているので、
この歯触りの変化もまた楽しいところ。
この感じが面白くて、思いの外箸が進んでしまった。

バクバク食べていたら、
「これは女性向けの料理だね。」
と言われてしまった。

「なんで?」
と聞くと、
「花だから。」

へ?そんな単純な理由?


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豚の脳みその麻婆ソース
麻婆脳花(ma2po2nao3hua1)
P1050883.jpg

【データ】とき:9月7日/ところ:西大望路・林家小館/ねだん:32元

蒜泥涼茄で気をよくした私たち。
高まる期待に胸をふくらませつつ待っていると、
次にテーブルにやってきたのは、見るからに美味しそうな麻婆もの。

これ、友人がメニュー写真を見るなり
「お、これにしよう!」
と即決した一品だ。

麻婆豆腐?
いやいや、なんか白子みたいのが入っているけど、まさか・・・

そう、そのまさか、なんである。

麻婆豆腐の豆腐のかわりに入っているのは、豚ちゃんの脳みそ。
四川風の火鍋の具としては割とポピュラーだけど、
麻婆の具にもなるなんて知らなかった。

P1050886.jpg


脳みそだと思って見るといかにもグロテスクだけど、
白子だと思いこんで見れば受け容れられる。
(私だけ?)

「脳みそを食っている」という意識を自分の脳みそから無理矢理追い払って
摂食行為と脳の活動とを切り離そう。

というか、そんな器用なことをしなくても、
豚の脳みそはそれ自体抜群に美味しいのだ。

白子のとろんとした食感を
二倍、三倍、さらに倍、ドン!(年がばれる)したような舌触り。
それこそ舌の上でシュウッととろけてなくなってしまう。

表面はちょっと張力があって舌に抵抗感を感じるが、
歯をそっと立てて上あごと舌でクッと押しつぶしてやると、
豆腐の旨味が凝縮した上質の豆腐を丁寧に裏ごししたペーストのような、
甘露が凝縮されたような味わいが口の中いっぱいに広がる。

それと競い合うかのような唐辛子の辛さと花山椒の刺激。
口の中で、まろやかな旨味と香辛料の刺激が競演し、やがて融和していく。

「これはいける・・・」
口に含んだなり瞠目した友人は、
すぐに店員を呼んでスプーンを二つ持ってきてもらった。
どうやら、箸で食べるのがもどかしくなったようだ。

スプーンで脳みそをすくって、一口、また一口。
口の中で繰り返される味と食感の競演。

ヌーベル・シノワなインテリアの中で脳みそをむさぼり食らう二人。
これもまあ、新しい中華の境地ということで・・・


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茄子の冷菜おろしにんにく風味
蒜泥涼茄(suan4ni2liang2qie2)
P1050881.jpg

【データ】とき:9月7日/ところ:西大望路・林家小館/ねだん:12元

ある時、オフィスのエレベータの中で中国人どうしが
こんな会話をしているのを耳にした。

「じゃあ、林家小館にしよう!」
「うん、あそこは美味いからな!」

それ以来、このレストランに行く機会をうかがっていた。

林家小館は、所謂「私房菜(si1fang2cai4)=家庭料理」のレストラン。
家庭料理と言えば「家常菜(jia1chang2cai4)」だが、
「私房菜」はそれよりちょっと洗練された「~家の家庭料理」といった趣き。
ある程度お金持ちのいいおうちの中国人が
自宅に客人を招いておもてなしする時の料理というイメージか。

この林家小館は、まさにそんな林家のおもてなし料理をベースにした
レストランということになる。

ちなみに、この林家は山西省の画家、林凡氏を出した家系であるらしい。
(友人談)
店内にもたくさん林凡の絵が飾られている。

ある晩、ようやくこの林家のおもてなし料理を口にする機会が巡ってきた。
上海食い倒れ紀行の出発日を翌日に控えた前日の晩のことである。

店内は、いわゆる新派(xin1pai4=)系のしつらえ。
創作中華、ヌーベル・シノワとか言われるタイプのインテリアだ。

普通なら毛嫌いするタイプのお店だけれど、
どうにもあの男たちのきっぱりとした評価が気になる。

一抹の不安を抱えながらも、まずは前菜を軽く頼んでみた。
それがこの蒜泥涼茄だ。

P1050882.jpg


この料理は、冷たくした茄子をたっぷりのおろしニンニクと酢醤油で和えた前菜。
「蒜(suan4)」はニンニク、
「泥(ni2)」には泥の意味もあるが、ここでは野菜や果物をすりつぶしたもののこと。
つまりおろしニンニクだ。

もうね、見た目通り美味しいですよ。
ひんやりとした茄子が唇にヒヤッとあたる感触、
口の中でとろける時のジュワン→シュウッという舌触り、
そしてそこにガツンと利いてくるニンニクの強烈な匂いと
爽やかに香る黒酢。

よしよし。
なかなか幸先のいいスタートではないか。
この後も期待できるゾ・・・


■お店情報
林家小館
朝陽区西大望路20号
8777-5855


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担担麺&サンラーフェン
担担麺(dan1dan4mian4)&酸辣粉(suan1la4fen3)
P1050865.jpgP1050864.jpg
【データ】とき:9月3日/ところ:建国門・四川省駐京弁餐廳/ねだん:4元(だったかな~?)

四川の二大麺、担担麺と酸辣粉。
まずは担担麺からご紹介。

P1050865.jpg


お醤油味のしっかり利いたこくのあるスープ。
辛さは意外に控えめでマイルドなので、
辛いのが苦手な人にも大丈夫そうだ。

ここの担担麺は結構スープがたっぷりだったが、
他の四川料理屋で食べる担担麺は
汁がほんのちょっぴり、しかも底のほうにしか入っていないことが多い。
こういう時は、お行儀の悪さもなんのそので、
お碗の底から麺をひっくり返すようにしてよく混ぜ混ぜして食べよう。

旧ブログで取り上げた時は、この汁なしタイプ。
ごまの風味の利いたタレだった。

▼旧ブログの関連記事:
四川・麺くらべでポンポコリン



ごまの甘みに「お、意外とマイルド」などと気を緩めていると、あとからジワリと辛さがやってくる。ゆめゆめ油断なさらぬように。もちろん、お店によっては激辛担々麺もある。激辛バージョンだと知らずに、麺を一気にずるっと吸い込むと、唐辛子攻撃をもろにのどに食らってしまう。そうなるともう悲惨だ。あとはくしゃみ、咳、鼻水、涙のオンパレード。だから、担々麺を食べる時は決して「ズルッ」としてはいけない。麺を口に入れたら「モグモグ」と地道に咀嚼して様子を見ること。覚えましたね?担々麺は「ズルッ」ではなくて「モグモグ」食べる!はい、「担々麺はモグモグ」!

日本の担々麺は汁麺だけど、本場四川の担々麺はお椀の底に申し訳程度にタレがたまっているくらいがスタンダード。日本のものは、汁麺全盛の食文化に合わせて改良したのだろう。あれはあれで私も大好きだけど。でもこっちで担々麺を食べる時に、日本版担々麺をイメージしているとちょっと肩すかしな感じだ。昔は担子(dan4zi)=天秤棒をかついで街を売り歩いていたので、「担々麺」と呼ばれるようになった。ぼて振りだから、そんなにたくさんのスープだと重たくて担げない。それでスープはちょびっとになったのだろう。



・・・と旧ブログでは書いてはみたものの、
川弁餐廳の担々麺は結構汁たっぷり。
本場の担々麺は汁たっぷりがスタンダード?

続いて酸辣粉。

P1050864.jpg




さて、あい対するは酸辣粉。酸辣粉と言っても、粉末が入っているのではない。「粉」はぷるぷるした透明の麺で、粉絲(fen3si1)=中華春雨よりも腰が弱く柔らかい。さつまいもの粉と明礬を練って作った麺だそうで、強いて例えればところてんみたいな食感かなあ。太さと形状は、韓国料理のチャプチェに入っている韓国春雨と同じくらい。

これに、スッパ辛いスープがかかっている。酸味のもとは黒酢、辛みのもとはラー油。他にも醤油、ニンニクみじん切り、漬け物、大豆、挽肉、香菜、うまみ調味料などが入っている。このレストランのものはあたたかいスープだったけど、冷たくしてもおいしい。これ、黒酢の酸味が食欲をそそる。ぷにゅぷにゅ麺に、大豆のコリコリした歯ごたえがいいアクセントになっている。

一応主食扱いなのだが、むしろおやつ感覚といったほうが正しいかも。小吃(xiao3chi1)と呼ばれる軽食に分類されるから、小腹が空いた時にちょっと食べるのにちょうどいい。担々麺よりも軽いので、ダイエット食としてもいいかも。そういえば、日本でも春雨ヌードルなんていうローカロリー食品があるけど、次はこれなんかどうだろうか?「サンラーフェン・ヌードル」


美食会のメンバーには担々麺が好評だった。
でも私は結構あのスッパ辛い酸辣粉が好み。

さて、みなさまのお好みはどちら?

あ、他にもチャーハンも頼んでました。

蛋炒飯(dan4chao3fan4):10元
P1050862.jpg


この大きさで10元!
激安だけど、お味はフツー・・・。
それどころか塩味も旨味もかなり控えめのあっさり味(というか味がない)。
魚香肉絲と一緒に食べるとちょうどいい塩梅だった。

うーむ、やっぱり炒飯は日本で食べるに限る。


■過去の関連記事:
【四川省駐京弁餐廳】正宗川菜
【四川省駐京弁餐廳】口水鶏
【四川省駐京弁餐廳】麻醤油麦菜
【四川省駐京弁餐廳】橙汁藕片
【四川省駐京弁餐廳】魚香肉絲
【四川省駐京弁餐廳】樟茶鴨
【四川省駐京弁餐廳】辣子鶏


■お店情報
四川省駐京弁
東城区建国門内貢院頭条5号
6512-2277(内)6200


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骨付き鶏肉の唐辛子炒め
辣子鶏(la4ziji1)
P1050852.jpg

【データ】とき:9月3日/ところ:建国門・四川省駐京弁餐廳/ねだん:38元

辣子鶏はもう紹介済みなんだけど、
前回は小麻花入りだったし、お店も違うし(なんてったって川弁餐廳)、
それに写真がきれいに撮れたので、改めてエントリー。

▼過去の辣子鶏関連記事:
【蜀渝人家】重慶辣子鶏

唐辛子はたっぷりなんだけど、見た目ほど辛くなかった。
鶏肉も骨ばっかりじゃなくてしっかりお肉がついているので食べでがある。

それにしても、激辛の代名詞でもある辣子鶏なのに、
このマイルドさはどうしたことだろう?

「川弁餐廳、辛くなくなったと思いません?」
「うん、思う思う!」

そんな会話を美食会メンバーと交わしたほどだ。

このレストランも日によって出来が違うらしいので、
この日は辛さ控えめの日だったのだろうか。

それともそれとも、
日本人の団体だと思ってコックさんが辛さを加減したのだろうか。

ちなみに、後日上海で酒徒さんにお会いした時にこの話をしたら、
「それはayaziさんたちが、辛さに慣れちゃっただけですよ!」
と一蹴されてしまった。

曰く、
「僕らも川弁餐廳に行ってまったく同じことを感じて、
全く同じ会話をしましたよ。」

結局のところ、辛いものを食べ続けたせいで辛さセンサーが麻痺、
または辛さ受容レベルが高くなってしまって、
少々の辛さでは「辛い」と感じなくなってしまったってことらしい。
ああ、変わったのは川弁餐廳じゃなくて、私のほうだったのね・・・

・・・って、こんな調子で続けていくときりがないし
それより何より私もいい加減飽きてきたので、
その他食べたものは写真でどうぞー。

水煮魚(shui3zhu3yu2):48元(大)
魚スライスのピリ辛スープ煮

P1050860.jpg


この日はスズキ。
淡泊で美味。

麻婆豆腐:8元
P1050855.jpg


この写真は美味しそうに撮れた~!
上にこれでもかッと振りかけられた花山椒に注目。
でも本場よりは控えめなんだろうな・・・

干[火扁]四季豆(gan1bian1si4ji4dou4):10元
インゲン豆の挽肉・漬け物の炒めもの

P1050857.jpg


スープを注がずカラッと仕上げた炒めもの。
インゲン豆に「にじっ」と寄った皺が、
中華鍋の中での食材と強火との激しい攻防を物語る。
この料理を食べると、
「インゲンって、甘いのね」
としみじみ思う。

それにしても、10名も集まるといろいろ頼めてホントに楽しい。
中華はこれでなくっちゃ!

でも、お楽しみついでに主食も頼んだりしていたのだった。


■過去の関連記事:
【四川省駐京弁餐廳】正宗川菜
【四川省駐京弁餐廳】口水鶏
【四川省駐京弁餐廳】麻醤油麦菜
【四川省駐京弁餐廳】橙汁藕片
【四川省駐京弁餐廳】魚香肉絲
【四川省駐京弁餐廳】樟茶鴨


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ダックの燻し揚げ
樟茶鴨(zhang1cha2ya1)
P1050858.jpg

【データ】とき:9月3日/ところ:建国門・四川省駐京弁餐廳/ねだん:38元(大)、20元(小)

【四川省駐京弁餐廳】正宗川菜で一度紹介しているのだけれど、
今回は月曜美食会で10人という大人数が揃ってまるまる一羽注文、
しかも照明が明るくて写真がきれいに撮れたのであらためてアップ。



「樟」は「樟木(zhang1mu1)=くすのき」、
「茶」はもちろんお茶だけれど、ここでは「花茶(hua1cha2)=ジャスミン茶」のこと、
どちらも燻す時に使うのだそうだ。

くすのきとお茶の葉の香りがお肉にしっかり染みこんで、
深い味わいを醸し出している。

もともとダックのお肉はちょっとジビエっぽいクセがあるが、
これだけしっかりと香りがついていると、
肉のくどさとバランスがとれてかえって食べやすいというものだ。
燻した風味に肉が負けていないということだろうか。

P1050859.jpg


脂っこい肉質も燻製にしたおかげで気にならない。
さらに、揚げてあるので皮がパリッとして香ばしい。
お肉自体は燻す過程でだいぶしまっているけれど、
旨味につられて骨際までせせって食べてしまいたくなるような、
がっちり捕まえられるとなかなか逃れられない美味しさだ。



この日の樟茶鴨は、油分がよーく抜けていてさっぱりしたいい出来だった。
特にもも肉のところが最高。

「ダックは好きだけど油がね・・・」
という人は、樟茶鴨の、しかももも肉をお試しあれ。

かく言う私も、脂の層がしっかりとのったダックはちょっと敬遠してしまう。
ダック自体は嫌いじゃないんだけどね。
というより、煮込みやスープになると大好物。

この日は樟茶鴨が目の前に出されたのをいいことに、
お先にちゃっかりもも肉のところをいただいちゃった。
ゴメンネ、美食会の皆さま・・・


■過去の関連記事:
【四川省駐京弁餐廳】正宗川菜
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細切り豚肉の魚香ソース炒め
魚香肉絲(yu2xiang1rou4si1)
P1050849.jpg

【データ】とき:9月3日/ところ:建国門・四川省駐京弁餐廳/ねだん:15元

四川料理の定番炒めもの料理、魚香肉絲。
もちろん旧ブログでも書いている。

■旧ブログの記事:
魚香肉絲でポンポコリン



「魚香」は四川料理でよく使われるソースの名前で、「肉絲」は肉の細切り。「絲」は細い糸状のものという意味。お肉の他にも、ピーマンやら筍やらいろんな野菜の「絲」が入っていることもある。

魚香ソースのお味の特徴は、甘酸っぱくてしょっぱい中にちょっと辛み、そして何より魚のうま味があること。でも実は、魚は入っていない。なのに魚香と名前がついているのにはいわれがある。

昔、四川で商いを営んでいた家があった。ここんちでは魚が大好物。うまいこと魚の臭みを消しておいしくなるように、ネギや生姜、ニンニク、酒、酢、醤油などを入れて、オリジナルの調味料を工夫していたという。ある日、ここんちの奥さんが、前の日に作った魚料理の調味料をもったいなく思い、思いつきで炒め物に使ってみたら、あら不思議!旦那さんが箸を使うのも忘れて手づかみで食べてしまうほどの美味しさだった。これが後に改良されてできあがったのが魚香ソース。

他にも説がある。秦代というから、だいぶ昔のお話だ。内陸部にある四川の人たちは、海鮮が食べたくてもなかなか手に入らない。そこで淡水魚と野菜でなんとか海鮮味を再現しようと工夫したのが始まりで、その後長い時間をかけて改良されたのが魚香ソースなのだという。いずれの説をとるにしても、要は、お魚は入っていないけど魚のうま味が感じられるように四川の人たちが工夫したソースなのだ。

この魚香ソース、日本でも結構知名度があるようだが、在京日本人にも根強い固定ファンがいる。以前中央戯劇学院に留学していた頃、日本からの留学生に魚香マニアの男の子がいた。この彼を含む数人の留学生で、江南地方に旅行に出かけた時のこと。上海でも、蘇州でも、杭州でも、南京でも、レストランに入る度に彼は必ず魚香ものを注文した。さらにこの時の旅行メンバーにはもう一人魚香マニアがいて、二人はさっそく意気投合。かくして「魚香兄弟」(ゆーしあんブラザース)が結成された。魚香兄弟はそろって魚香評論家を標榜し、「やっぱ魚香を食べてみんことにはな」と、各地の魚香味をチェック。そして出された結論は、「やっぱり魚香は北京に限るな」だった。・・・魚香ものは四川料理だけど、ま、そういうことで。



旧ブログの記事は、渝郷人家のものだったけれど、
今回は川弁餐廳の魚香肉絲。

筍や木耳などがたっぷり、甘ったるすぎないほどよい加減の魚香ソースで、
まあ箸が進むこと進むこと!

おまけにご飯との相性も抜群。
ダイエッターには危険な食べ物ですなあ。


■過去の関連記事:
【四川省駐京弁餐廳】正宗川菜
【四川省駐京弁餐廳】口水鶏
【四川省駐京弁餐廳】麻醤油麦菜
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蓮根のオレンジジュース漬け
橙汁藕片(cheng2zhi1ou3pian4)
P1050848.jpg

【データ】とき:9月3日/ところ:建国門・四川省駐京弁餐廳/ねだん:8元

四川料理の「地獄で仏」前菜シリーズ、パート2。
(いや、辛いものが大好きなんだから、「天国で仏」・・・か?)
オレンジジュース風味の蓮根スライスだ。

おそらくは、薄切りした蓮根をオレンジジュースに漬けたものだと思う。

「蓮根を?オレンジジュースでぇ??」
と目をむく人もいるかもしれないけれど、
これが意外に許容範囲なのだ。

それにこのオレンジジュース、ファンタオレンジの味がしてなんとも懐かしい。

最近の中華にはこういったスライス野菜をジュースに漬けた前菜が結構あって、
私が今まで食べたものだけでも、
・スプライト×苦瓜スライス、
・オレンジジュース×山芋スティック
そしてこの
・オレンジジュース×蓮根スライス
がある。

こういうキワモノ前菜、普段はまず頼まないのだが、
四川料理や湖南料理など辛い料理が食卓に並ぶ時には
思わぬ威力を発揮する。

そう、「箸休め」ならぬ、「舌休め」に最適なのだ。

どんなに辛いものが大好きな人でも、
ちょびっとくらいは休憩でさっぱりしたものが欲しくなるもの。
そんな時に、オススメの前菜だ。


■過去の関連記事:
【四川省駐京弁餐廳】正宗川菜
【四川省駐京弁餐廳】口水鶏
【四川省駐京弁餐廳】麻醤油麦菜


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油麦菜のゴマソースがけ
麻醤油麦菜(ma2jiang4you2mai4cai4)
P1050850.jpg

【データ】とき:9月3日/ところ:建国門・四川省駐京弁餐廳/ねだん:8元

四川料理レストランでさっぱりと食べやすい前菜が食べたかったら、
こんなメニューはいかがだろうか。

油麦菜をざくざくと切り、
「麻醤(ma2jiang4)=胡麻ソース」をかけただけのシンプルな前菜だ。

パリッとみずみずしい油麦菜の葉と、
胡麻の風味たっぷりの麻醤がとてもよく合う。

辛くてビリビリの料理が並ぶ四川料理の食卓にこういう前菜が一皿あると、
さながら地獄で仏に会ったかのようなありがたさ。
「箸休め」などと呼ぶのがもったいないかのような、
ありがたーい貴重な存在になること請け合いだ。

シンプルな料理なので、どこで食べても変わり映えなさそうに思えるが、
どっこいお店によって意外に麻醤の味が違う。

塩気の利いているところ、
胡麻の香りが引き立っているところ、
ベースに使ったスープの味がしっかり感じられるところ・・・

川弁餐廳のソースは、バランスのとれたいい配合具合だった。
でも、だからってちとかけすぎじゃ。


■過去の関連記事:
【四川省駐京弁餐廳】正宗川菜


■お店情報
四川省駐京弁
東城区建国門内貢院頭条5号
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鶏肉の四川風激辛ソースがけ(よだれ鶏)
口水鶏(kou3shui3ji1)
P1050854.jpg

【データ】とき:9月3日/ところ:建国門・四川省駐京弁餐廳/ねだん:18元

口水(kou3shui3)は中国語でよだれのこと。
だからこの料理を直訳すると、「よだれ鶏」になる。

もっとも、よだれを垂らすのは鶏ではなくて人間様のほう。
あまりの美味しさに思わずよだれが垂れてしまうので、この名があるんだとか。

ちなみに、「よだれを垂らす」は中国語で「流口水(liu2kou3shui3)」。
中国では、よだれは垂れるんじゃなくて流れるのだ。
よだれも豪快。
あ、日本語でも「流す」って言うか・・・

鶏肉にかかっているのは、真っ赤な四川の激辛「麻辣(ma2la4)」ソース。
むろん、辛い。
口に入れると下あごをガーッと下に落として
「カッラーーッ!!!」と叫びたくなる強烈な辛さ。
そして唇がタラコ腫れしたかと錯覚するようなビリビリ感。

辛いものを食べつけていない人にとっては、
一度箸をつけてはみたもののもう二度とごめん・・・
という向きもあるかもしれない。

でもちょっと待って欲しい。
辛さというのは「痛感」で、つまりは数を重ねていくと慣れるものなんだそうだ。

最初の一口で「ガツン!」とやってきた刺激は、
一口、また一口と食べ続けるうちに「ピリッ?」くらいに弱まってくる。

まあ、慣れを待たずとも、
口水鶏のソースにはベースのスープがしっかり利いているし、
さらには胡麻の風味が加わっていて
見た目から想像するよりもかなり食べやすい。

蒸された鶏肉もしっかり旨味があるし、
下に隠れたもやしのシャキシャキ感も爽やかだ。

ビジュアルに恐れをなさずに、ぜひチャレンジしてほしい。
そして一口目で辛さにおののいても、続けて二口目、三口目にチャレンジしてほしい。
そこには新たな食の新天地が待ち受けているのだ。

そして、こうして口水鶏の修行を続けるうちに、
あなたもパブロフの犬よろしく、
口水鶏を見れば思わずよだれを垂らすようになるかもしれない・・・?


■過去の関連記事:
【四川省駐京弁餐廳】正宗川菜


■お店情報
四川省駐京弁
東城区建国門内貢院頭条5号
6512-2277(内)6200


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飲茶
広式点心(guiang3shi4dian3xin1)
【データ】とき:9月2日/ところ:凱富酒店3階・凱悦酒家/ねだん:全部で178元

北京で飲茶と言うと、地元っ子には華都飯店が人気だが、
ここはちょっと北京向けに味がローカライズされすぎていて
日本人の評判は今ひとつ。

じゃあ、他には?

そう思って、
「北京でそこそこのお値段でおいしい飲茶を食べるとしたらどこ?」
という質問を投げかけると、
「ちょっとだけお値段は張るけど、凱富酒店に入ってるとこがおいしいよ。」
という返事が返ってくることが多い。

それがこの凱悦酒家だ。

美味しいという噂は聞いてはいたものの行く機会のなかったこのお店。
ある日曜日、お友だちの広東少女さんと誘い合わせてついに出かけてみた。

凱悦酒家は、太平洋百貨店のすぐ西側にあるホテル、凱富酒店の三階にある。
やけにデラックスなエントランスに、
「何ここ、えらく豪勢なレストラン・・・?」
と不安になるが、心配はご無用。

「ちょっとお値段は張る」とは言え、そこは北京スタンダードでのこと。
目玉が飛び出るほど高くはないので、安心して入ろう。

飲茶を食べに来ると、あまり食べつけていないせいか
いつも頼むものがワンパターンになってしまう。
蝦餃子に蟹シュウマイ、大根餅に腸粉に・・・
今回もまた蝦餃子を食べてしまった。

*以下、メニューの正式名称はうろ覚えです。
 北方中国のメニュー名ならだいたいすぐ覚えられるんだけど、
 地方が変わるとこう、カンどころが狂ってだめ・・・。
 メニューの写真撮ってくるのも忘れてしまったし。
 ごめんなさーい!

蝦餃:蝦入り餃子
P1050832.jpg


ザ・定番。
お口の中で、つるりとした皮からぶりぶりの蝦が飛び出てくる。
ま、改めて説明する必要もないか。

塩[火局]鳳爪(yan2ju2feng4zhua3):鶏の足のロースト
P1050833.jpg


「鳳爪、いっちゃっていいすか?」
さすがは広東での生活経験のある広東少女さん。
女二人の食卓で、鶏の足と来ましたね?

「鳳爪」なんていう麗しい名前がついてるけど、要は鶏の足。
かく言う私も鶏の足は好物なんだけどね。

いいね、いいね、昼から鶏の足をねぶる女二人。
コラーゲン補給もこれで万全!

羅卜糕(luo2bogao1):大根もちP1050835.jpg


細切りした大根の入ったふわふわお餅。
そう、ここの大根もちはかなりふんわりとやわらかい。
大根も細切りとは言えしっかりとした歯ごたえが残っていて、
「お、大根、いるいる!」
と確認できるのがなんだかうれしい。

上湯莧菜(shang4tang1xian4cai4):ヒユナのスープ仕立て
P1050839.jpg


ちょっと塩気は強かったけど、スープのいいお味と青臭いヒユナがよくなじんでいた。
この日一番箸の進んだ一品。

脆皮乳鴿(cui4pi2ru3ge1):小鳩の丸揚げP1050840.jpg


「あ、鳩、美味しそうですね。」
飲茶のメニューを見て自ら鳩に興味を示す広東少女さんは、
私の得難い食友。
女二人ではなかなか鳩肉にありつけないのに・・・。
鶏の足に続いて、ヒットオーダー連発。

この鳩、丸ごと揚げた後で軽く炒めてあるのだが、なかなか秀逸の一品だった。
ポイントはトマト。
トマトの酸味と甘辛醤油味がなんとも言えぬ絶妙のバランス。
甘ったるくならず、さわやかに仕上げてあった。

鳩に拒否反応がなければオススメ。

紅葡萄酒蜜桃布甸(hong2pu2taojiu3mi4tao2bu4dian4):
桃のムース(ワインソース)

P1050842.jpg


かなり期待して頼んだ桃のムース。
やっぱり桃自体がだめだと、ムースもだめ・・・
見た目負け。
どうやら、スイーツはあんまり期待してはいけないようだ。

「高いかも・・・」
とおそるおそる出かけた凱悦酒家だったが、
以上の点心と広東少女さんが頼んだ亀ゼリー、
そしてプーアール茶を入れて全部で178元。

んー、まあまあ満足できる美味しさってとこだろうか。
通いつめるほどではないけど、また飲茶タイマーが鳴ったら来てもいいかも。


■お店情報
凱悦酒家(北京店)
朝陽区工体北路6号凱富酒店大厦3階(太平洋百貨西側)
8523-6668


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江蘇・浙江料理
淮揚菜(huai2yang2cai4)
【データ】とき:9月1日/ところ:麦子店・科力淮揚村/ねだん:114元(全部で)

淮揚菜(huai2yang2cai4)=江蘇・浙江料理はあっさりと上品な味付けで、
日本人にも食べやすい。
素材の切り方や盛りつけにも気が配られていて、
美観的にもなかなかポイントが高い料理だ。

科力淮揚村は、ウチのご近所にある淮揚菜のレストラン。

よくご飯を一緒に食べる友人のお気に入りで、
「どこ行く~?」
と相談すると名前の挙がる頻度の高いお店だ。

休日の昼下がり、例によって
「どこ行く~?」
と聞いたら、
「淮揚村にしようよ!」
という答えが返ってきた。

北京の粗野で大雑把な料理をこよなく愛するayaziではあるけれど、
オッケー、オッケー、おつきあいしますよ!

この日のお料理は、ほとんど友人にお任せ。
さてさて、何が出てくるかお楽しみ!

淮安平橋豆腐(huai2an1ping2qiao2dou4fu):28元
平橋風・豆腐のスープ仕立て
P1050817.jpg


薄切りした絹ごし豆腐と薄焼き卵を、鶏ガラスープでさっと煮てある。
やわらかな舌触りの絹ごし豆腐に、とろりとしたスープがからまる。
スープの上にたらした鶏の油のおかげで、いつまでもアツアツ。
隠し味に、フナの脳みそ(!)を入れてあるそうだ。

店員さんが早口でまくし立てた口上を友人に解説してもらったところによると、
清の乾隆帝が平橋に行幸した際にこのスープを献上し、
皇帝がいたく気に入ったという謂われがあるらしい。
ま、どこまでホントだかは眉唾ではあるけどね。

蒜仔焼肚条(suan4zai3shao1du3tiao2):48元
にんにく入りモツの煮込み
P1050820.jpg


細切りではなく、結構幅広に切ってあるのがポイント。
だから肚絲(du3si1)じゃなくて肚条(du3tiao2)なのね。
「条(tiao2)」は確かに細長いもののことではあるんだけど、
絲(si1)よりはだいぶ太いイメージ。
青椒肉絲(qing1jiao1rou4si1)に入っている細切り肉は「絲」で、これは「条」。
イメージわくかな?

モツを煮込んでおいしいのは当たり前として、
出色だったのはゴロンゴロンと惜しげもなく投入されたニンニク。
いい具合に焦げ色のついたニンニクの香りとモツの旨味がマッチして美味しかった。

それにしても、モツもこれだけぶっといと噛み応えがあってよい。
モツ好きにはたまりません。

大燙干絲(da4tang4gan1si1):38元
細切り押し豆腐の温かい和えもの
P1050824_1.jpg

(↑これはメニュー写真から)

何か名物料理はあるかと聞いて勧められたのがこれ。
豆腐の水分を抜いたものを細切りにした「干絲(gan1si1)」を、
ちょっとだけピリ辛の温かい汁と混ぜ混ぜして食べる料理だ。

P1050821.jpg


ほんのり甘い醤油味なのだが、
干しエビと胡瓜(?)の漬け物が味のアクセントになっている。
この胡瓜の漬け物がQちゃんを思い起こさせるなんとも懐かしい味。

陽春麺(yang2chun1mian4):4元
P1050822.jpg


これは前のブログでも記事にしている。

▼旧ブログのエントリー:
陽春麺でポンポコリン



上海の麺料理として名高い陽春面。
具の入っていない素の麺のことを、陽春面(yang2chun1mian4)と言う。別名を光面(guang1mian4)。いやいや、光り輝いている麺ではなくて、この場合の「光」は「何もない」という意味。あ、面(mian4)は顔じゃなくて、麺の簡略漢字。
蘭州拉麺や牛肉麺と並んで、こちらで食べられる貴重な汁麺のうちの一つだ。蘭州拉麺や牛肉麺は、濃いくちの醤油に八角やらクミンやら強い味の香辛料が入っている(これはこれでおいしいけど)が、この陽春面は日本の素うどんを思わせるようなあっさりした味付けがうれしい。
ところで、なぜこの具なしの麺が「陽春面」と呼ばれているかというと・・・

P1050823.jpg


具も何も乗っていない素の麺は、旧時一碗十文で売られていた。一方で、旧暦の十月は小陽春と呼ばれていて、さらに上海では十の隠語として「陽春」を使う習慣があった。それで、一碗十文で買えるこの麺が、「陽春面」と呼ばれるようになった。
ということらしい。



今回、陽春麺を食べていて、
「この味は、何かに似ている・・・」
とふと思った。
ズルズルッ、チュルチュルッと啜っている間にも考え続け、
ようやく閃いた。

チキンラーメンに似ているのだ!

世界初のインスタントラーメンの原形は、陽春麺だった!?
まさかね・・・


■お店情報
科力淮揚村(永安店)
朝陽区農展館北路甲5号
6501-1188(内)2844または2847


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江南紹興料理~主食
江南紹興菜~主食
【データ】とき:8月24日/ところ:朝陽公園西門・孔乙己尚宴/ねだん:ぜんぶで400元くらい?

【孔乙己尚宴】江南紹興菜~熱菜からの続きです。)

さて、中華な食卓はやっぱり主食を頼まないと締まらない。

「私、大好きなチャーハンがあるんですけど、頼んでいい?」
メニュー名を指し示すと、
「いいですね!」
と即座にオッケーの返事。

それがこのチャーハンだ。

羅卜干蛋炒飯(luo2bogan1dan4chao3fan4):切り干し大根と卵のチャーハン
P1050780.jpg


こちらの羅卜干は、日本の切り干し大根よりは太めの拍子切り。
コリッとした歯ごたえは、むしろ沢庵を思わせる。

単調になりがちなチャーハンに、
羅卜干のコリコリッとした食感がいいアクセントを添えている。
チャーハン不作地帯の北京にあっては、出色の出来だ。

4人の食卓だから本当ならこれだけで十分だったのだけれど、欲張ってもう一種類頼んでしまった。

それがこれ。

生煎包(sheng1jian1bao1):焼き包子P1050781.jpg


日本ではなんだか「焼き小籠包」という名前で通っているようだけど、
そもそも小籠包って、「籠(long2)=蒸籠」に入ってる包子のことですよん。
(「龍」じゃないのね。)

これは蒸籠に入ってないから、小籠包ではないのであった。

で、ですね。
(sheng1)」はつまり、蒸してない生の状態の「(bao1)」=包子を、
(jian1)=油をひいた鍋で焼く」からこう言うのであって、
小籠包とは違うものなんですよー。

それに、スープの出てくる包子はそもそも「湯包(tang1bao1)」。
生煎包はたいていスープ入りではあるけれど、
すべての生煎包が湯包だとは限らない。
だから生煎包を食べてスープがなくても怒らないでね。

生地にはふくらし粉が入っているから、
焼いている最中にちょっとぷうっとふくれてくる。
故に、テーブルに供された時には
狭いところで押し合いへし合いしているみたいにお互いにくっついていたりして
なんだか微笑ましい。

P1050782.jpg


蒸し上げた包子もいいけれど、
油でカリッと焼き上げた香ばしい包子も、
生地のふっくらさと焼いた面のカリカリが同時に味わえて捨てがたい。

中味は挽肉のキメが細かすぎて、個人的には今ひとつ。
もう少し粗挽きなほうが美味しいのに。

*****

さて、「牙を研いでお待ち申し上げますよ」なんて
さんざん脅しをかけた毒蛇たちだったけど、
おいしい料理にすっかり毒を抜かれてしまった。

夏の虫さんからも、
「恐る恐る藪をつついてみたけれど、何も出てこなかったという感じでしょうか」
とほっとしたのか拍子抜けしたのか分からないコメントを後日いただいた。

姐御衆もあんまり毒気ばかり出してると疎まれちゃうからね。
「このくらいで許してあげるとしましょうか」
と相談がまとまっていたのですよ、夏の虫さん。
(負け惜しみ・・・)

(終わりです。)


▼今回のお献立。
【孔乙己尚宴】江南紹興菜~涼菜
【孔乙己尚宴】江南紹興菜~熱菜
【孔乙己尚宴】江南紹興菜~主食


▼孔乙己関連の過去記事。
【孔乙己尚宴】新派江南紹興菜
【孔乙己老店】老派江南紹興菜


■お店情報
孔乙己尚宴
朝陽区朝陽公園路八号公館内
6508-2228


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江南紹興料理~温かい料理
江南紹興菜~熱菜
【データ】とき:8月24日/ところ:朝陽公園西門・孔乙己尚宴/ねだん:ぜんぶで400元くらい?

【孔乙己尚宴】江南紹興菜~涼菜からの続きです。)

ところで今回の会食の目的は、
赴任間もない夏の虫さんをビビリ虫にさせるべく
姐御あらため毒蛇3匹の姦し攻撃を浴びせることだったのだけれど、
おいしい料理を目の前にしたからか、
夏の虫さんがあまりに殊勝なので仏心が出たものか、
どうも舌鋒にいつもの鋭さがない。

そこで、北京にいらしたばかりの夏の虫さんに、
ある料理でちょっとしたイヂワルをすることにした。

臭豆腐(chou4dou4fu)
P1050770.jpg


「臭いんですよ~」
「食べられない人も多いんですよ~」
「嫌な人には置いてあるだけでキツイですよ~」

などとさんざん脅しておいてから、
満を持して登場したクサクサ発酵豆腐。
アンモニア臭とも雑巾の匂いとも例えられる強烈な匂いが、テーブルいっぱいに広がる。

ところが、夏の虫さんは、
「ウワッ!強烈ですね!」
と言いつつも箸はしっかり伸ばしていくつも召し上がるではないか。

夏の虫さんを匂いでノックアウト作戦、頓挫。
それどころか、毒蛇が一匹やられてしまった。
苦手だったのね、Kさん・・・

ここで気勢をそがれてしまっては、毒蛇もかたなし。
後は食い気で勝負!とさっさと方向転換することに。

蝦の水晶炒め
P1050772.jpg


プリッとした蝦の歯ごたえに、歯先も喜ぶ。
あっさりとした塩味につるりとした舌触り。
上品で日本人に好まれる一品だ。

東坡肉(dong1po1rou4):豚三枚肉の醤油煮込み
P1050773.jpg


蘇東坡が創作した(好物だった)ので、東坡肉と呼ばれるそうだ。

脂身が何層にもなった脂っこい見た目だが、その見た目ほどのくどさはない。
皮も、赤身も、脂身も、じっくりと煮込まれてふるふる。
上あごと舌ではさむと、じゅうっととろけてなくなるくらいのやわやわな仕上がりだ。
蘇東坡ならずとも、思わずかぶりつきたくなる。

油[火悶]笋(you2men4sun3):筍の醤油炒め煮
P1050775.jpg


日本人に大人気の一品。
油と醤油の旨味が淡泊な味の筍にからまり、一口ごとにそのハーモニーを楽しめる。
筍のシャキシャキとした食感も楽しい。

清炒鶏毛菜(qing1chao3ji1mao2cai4):つまみ菜の炒めもの
P1050776.jpg


葉っぱが鶏の羽根のような形をしているので、鶏毛菜。
あっさりとしてやわらかく、また特にクセもないので、
とても食べやすい葉物野菜だ。

清炒(qing1chao3)にしてもらったので、
またのそのあっさり具合が引き立った。
こういうさっぱりした野菜の炒めものは、食卓に一皿あると安心。
見た目も鮮やかだし、いい箸休めになる。

さて、おかずも食べてすっかり満腹・・・
と言いたいところだが、やっぱりこれで締めないとね。

続きます。)


▼今回のお献立。
【孔乙己尚宴】江南紹興菜~涼菜
【孔乙己尚宴】江南紹興菜~熱菜
【孔乙己尚宴】江南紹興菜~主食


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【孔乙己尚宴】新派江南紹興菜
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江南紹興料理~前菜
江南紹興菜~涼菜
【データ】とき:8月24日/ところ:朝陽公園西門・孔乙己尚宴/ねだん:ぜんぶで400元くらい?

姦しく鋭い舌鋒で恐れられる県人会姐御衆、改め毒蛇会に、
自ら進んで餌食になりたいという奇特な若い衆、
いやいやおそれを知らない「飛んで火にいる夏の虫」さんが出現。

ではさっそく囲む会でも・・・ということになり、
朝陽公園西門に新しくできたジャパニーズ&イタリアン・イーティングスポットへ。

ところが、和食もイタリアンも満席。
仕方がないので急遽会場をお隣の孔乙己尚宴に変更した。
イタリアンの腹づもりが、江南紹興料理に化けたのだった。

でも北京赴任間もない夏の虫さんには、
かえってこっちのお店のほうが新鮮だったかも。

さてさて、毒蛇3匹+夏の虫さんの合計4名で囲んだ食卓は、
なかなかに盛りだくさんな晩ご飯となった。

今回のオーダーは、日本人に好まれる定番江南料理ばかりの
割とオーソドックスな献立だったと思う。
さらにチャレンジ系を+αしてあるので、
ちょっとだけ現地っぽいローカル度もアップ。

参考になれば・・・という願いをこめて、ここにその全貌を再現することにしよう。

*****

まずは涼菜(liang2cai4)、前菜から。

四喜烤麸(si4xi3kao3fu1):お麩のうま煮P1050768.jpg


烤麸(kao3fu1)はお麩のこと。
これと四種類の具(木耳、落花生、筍、椎茸)が入っているので、
「四喜」というなんとも縁起のいいメニュー名にしてある。
なぜに「喜」なのか、その謂われは寡聞にして知らず。

江南料理の大定番の前菜だ。
甘辛に煮染めた味が、ふと日本の煮物を思い起こさせる。

塩水鴨(yan2shui3ya1):骨付きダック肉の塩水漬け
P1050769.jpg


南京の名物だそうだ。
塩をすり込んだダックの肉を、
花山椒やら葱やらの調味料、紹興酒などを入れたスープでゆでてから
さらに浸け置きしたもの。

酒のアテによし。

さて、酒の話が出たところで。

紹興酒(shao4xing1jiu3)
P1050777.jpg


江南紹興料理と言えば、欠かせないのがこれ。

こちらでは紹興酒という名前よりも
老酒(lao3jiu3)もしくは黄酒(huang2jiu3)のほうが通る。

今回はリーズナブルに五年ものの花彫で。
気軽に飲むのならこのくらいで十分。
お店の人の口車に乗せられてお高い熟成ものを頼む必要はない。
飲み比べをした人によれば、結局一番安いものが一番おいしかったという報告もあるくらいだ。

こちらのお店では、紹興酒はこんな卓上お燗セットに入れられて出てくる。

P1050778.jpg


お湯を張った容器に、お酒入りのミニ徳利が入れ込んであり、
徳利のふたがお猪口になる。

日本では紹興酒と言えば氷砂糖がお決まりだが、
こちらでは誰もそんなことはしない。

話梅(hua4mei2)と呼ばれる甘い梅干しか、
姜絲(jiang1si1)、つまり生姜の千切りを入れる。

私は断然生姜派。

P1050779.jpg

↑ぼけてますが・・・

甘ったるい紹興酒がたちまちスッキリとした飲み口になる。

話梅も姜絲も、注文の時に、「最初から入れないでね」と頼むのを忘れずに。
お店によっては、お燗をつけた瓶や急須にそのままドボンと入れてしまう
無粋なところもあるので要注意なのだ。

自分で好みの量だけ入れて飲んだほうが、風味が飛ばなくてオススメ。

さて、江南紹興料理の献立は熱菜(re4cai4)=あたたかい料理へと進んでいく。

続きます。)

▼今回のお献立。
【孔乙己尚宴】江南紹興菜~涼菜
【孔乙己尚宴】江南紹興菜~熱菜
【孔乙己尚宴】江南紹興菜~主食


▼孔乙己関連の過去記事。
【孔乙己尚宴】新派江南紹興菜
【孔乙己老店】老派江南紹興菜


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殻つきゆで落花生
煮花生(zhu3hua1sheng1)
P1050511.jpg

【データ】とき:8月4日/ところ:友人宅/ねだん:タダ

日本では落花生というと煎ってあるものが主流だし、
第一、殻つきのものはあまり見かけない。
薄皮つきのものすら少なくて、すっかり裸にされて塩味がついているものがほとんどだ。

(ウチの実家は八街の近所なので、殻つき落花生は身近な存在だけれど・・・)

でも、こちらでは薄皮つきや殻つきの落花生を目にすることがとても多い。
ゆでてある場合はなおさらだ。

ゆでる?
そう、産地以外の人にはあまりなじみがないかもしれないが、
落花生はゆでて食べてもなかなか旨い。

ゆでた落花生のことを「煮花生(zhu3hua1sheng1)」と言う。

▼落花生を使った料理の過去記事。
【平安肉餅店】一国両制

ちなみに中国語では、殻つきの落花生を「花生(hua1sheng1)」、
殻から出したものを「花生米(hua1sheng1mi3)」と言う。
殻から出したものを「花生」と呼ぶことはあるが、
殻つきのものを「花生米」とは言わない。

これは、友人宅でふるまってもらったゆで落花生。
職場の同僚の手作りのものだそうだ。

殻の中までしみしみの薄い塩味ベースに、ほのかに八角(ba1jiao3)の香り。
落花生自体の味をじゃませず、いい塩梅の味付けだった。

P1050513.jpg

↑花生米の双子ちゃん。仲良くよりそって入ってました。(でも殻にピントが合っちゃった・・・)

煎ったり揚げたりした落花生はカリッと香ばしいけれど、
こちらはウニュッと歯の先っぽに軽い抵抗を感じるくらいの感触で、
噛むと中からエキスのミルクがしみ出てくる感じ。
より滋養たっぷりな印象だ。


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雲南風ハッシュドポテト
干[火扁]土豆絲
P1050764.jpg

【データ】とき:8月18日/ところ:SOHO現代城・茶馬古道/ねだん:20元代?

ハッシュドポテトが好物だ。
ホテルの朝食ブッフェで見かけると、つい取らずにはいられない。
炭水化物に油がたっぷり・・・と分かっていつつ、
食べるのをやめられない。

ここ茶馬古道で、そのハッシュドポテトを見つけてしまった。
見つけてしまったからには、頼まずにはいられない!

雲南風のハッシュドポテトは、パリパリと薄手に仕上がっていた。
ポテトがとても細切りになっていて、おかずというよりおやつ感覚。
慣れ親しんだぼってり厚みのあるものとは、だいぶ趣を異にしている。

今まで食べていたハッシュドポテトがアメリカン・ピザなら、
こちらはさしずめパリパリのミラノ風ピッツァ。

ピリッと唐辛子が利いていて結構辛い。
勢い、ビールもすすむ。

大人のハッシュドポテト、ビールのお供にぜひどうぞ。


■お店情報
茶馬古道
朝陽区建国路88号SOHO現代城D座会所3楼
8580-4286/4120


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挽肉、雲南唐辛子、カラシナ漬けのみじん切り炒め
黒三[朶リ](hei1san1duo4)
P1050755.jpg

【データ】とき:8月18日/ところ:SOHO現代城・茶馬古道/ねだん:29元

新しくなったメニューには
「[王攵]瑰(mei2gui4)」という字が入っていたような気もするけど・・・
はっきりせず。

でも、「黒三[朶リ](hei1san1duo4)」と言えばお店の人は絶対分かってくれるので、
この名前でエントリー。

黒三[朶リ]は、雲南料理では割と有名なメニュー。
豚肉の挽肉と雲椒(雲南唐辛子)、
それから雲南大頭菜をみじん切りにして炒め合わせた料理だ。

三種類の食材を「[朶リ](duo4)=たたく、みじん切りにする」ので、
三[朶リ]がついている。
では、どうして黒かと言うと、雲南大頭菜という漬け物が黒みを帯びた色だから。

P1050761.jpg


ちなみに三[朶リ]ものにはもう一種類、「紅三[朶リ](hong2san1duo4)」というのがある。
これは雲南大頭菜をトマトに換えたものだ。

ところで、雲南大頭菜というのは雲南地方産の漬け物で、明末清初頃からあるという。
材料は「芥菜(jie4cai4)」、別名「蓋菜(gai4cai4)」とも言い、
日本のカラシナのようなお野菜。
これの「菜頭(cai4tou2)=株のところ」を醤油漬けにしたものだそうだ。

この雲南大頭菜に、[王攵]瑰大頭菜という美しい別名がある。
[王攵]瑰はバラの花のこと。
こんな真っ黒い漬け物になぜバラの名が冠されているのかは、
寡聞にして知らない。

この料理、ものすごく「下飯(xia4fan4)=ご飯がすすむ」。
しっかりと塩気の利いた漬け物と、たっぷり入った唐辛子だもの、
これがご飯に合わない訳がない。
もちろんビールもすすんでしまうんだけどね。


■お店情報
茶馬古道
朝陽区建国路88号SOHO現代城D座会所3楼
8580-4286/4120


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ミントとドクダミの前菜
易門水豆鼓拌薄荷折耳根(yi4men2shui3dou4chi3ban4bo4he2zhe2er3gen1)
P1050757.jpg

【データ】とき:8月18日/ところ:SOHO現代城・茶馬古道/ねだん:22元

雲南の易門は、豆鼓(dou4chi3)の産地。
豆鼓は乾大豆のようなもので、大豆を煮てから発酵させたもの。
大豆と納豆と醤油の間のような、複雑な味わいのある調味料だ。
雲南料理、特にたれを作るのに欠かせない調味料だと言う。

この前菜は、易門の豆鼓を使った和えもの。
でも、この料理のインパクトはむしろその食材にあると言っていい。

まず、薄荷(bo4he)、すなわちミント。
中華料理でミントだなんて、実は私も初めて。

すっきりと爽やかなミントの葉を、たれにつけていただく。
豆の旨味が活きたやや辛めのたれが、ミントに実によく合う。

針しょうがもポイント。
ミントと針しょうがを一緒にたれにつけて食べるなんて、
いったい誰が思いついたんだろう。
目から鱗が落ちる思いだった。

ミントの葉の横に添えられているが、「折耳根(zhe2er3gen1)=ドクダミ」だ。
ドクダミは普通「魚[月星]草(yu2xing1cao3)」と言うが、
雲南では「折耳根」のほうを使うようだ。

葉っぱではなく、茎を食べる。
これ、気をつけてみると市場やスーパーでも売られている。
意外にポピュラーな食材なのか?

ドクダミが苦手な方は、まず箸をつけないほうがいい。
あの独特の臭みそのままだ。
口に入れた途端に、表情をゆがめて大仰に拒否反応を示す人も多い。

かく言う私は・・・嫌いではなかった。
もちろんバクバクは食べられないけれど、
他のおかずの合間にちょこちょこっとつまむには、
このくらいクセがあるほうがいいのかもしれない。


■お店情報
茶馬古道
朝陽区建国路88号SOHO現代城D座会所3楼
8580-4286/4120


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東北風クレープ
東北煎餅(dong1bei3jian1bing3)
P1050720.jpg

【データ】とき:8月18日/ところ:東直門・東北人/ねだん:確か1元

以前、天津海鮮食い倒れの旅で食べたことのある東北風煎餅。
【天津漢沽・致美餐廳】三舅海鮮~出前の巻

ここに出てきたのは長春のおみやげだった。
今回食べたのと同じように、でっかいシート状。

北京や天津で食べられている煎餅は、丸いクレープ状態になっている。
【天津・中山食街】煎餅[食果]子

北京の煎餅は小麦粉ベース、天津の煎餅は緑豆粉ベース。
天津の人たちは緑豆を使うことに相当強い思い入れを持っていて、
「北京の煎餅など食えたものではない」と、小麦粉煎餅を一刀両断だ。

私などは、どちらにもそう大きなこだわりがないので、
どちらの煎餅もおいしくいただく。

さて、この東北煎餅は、紙のようなペラペラしたシート状のもの。

P1050721.jpg


むしってそのまま食べてもいいし、
東北大拉皮などの具をくるんでクレープ状にして食べてもいいし、
スープに浸してしなっとさせて食べてもいい。

ちょっと目先が変わって面白いので、
東北料理のレストランに行ったら、一枚頼んでみてもいいかもしれない。


■お店情報
東北人(東直門店)
東城区東直門新中街甲1号


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凍り豆腐と白菜の煮込み
凍豆腐[火屯]白菜(dong4dou4fudun4bai2cai4)
P1050718.jpg

【データ】とき:8月18日/ところ:東直門・東北人/ねだん:確か18元

東北料理と言えば、「[火屯]菜(dun4cai4)=煮込み料理」。
[火屯](dun4)は、「煮る、煮込む」という意味で、主にお肉類をとろ火で煮込む時に使う。

では「煮(zhu3)」は?
こちらのほうは、「煮る」というよりは「炊く」、「ゆでる」。
だから「ご飯を炊く」も「煮米飯(zhu3mi3fan4)」になる。
このへん、微妙に日本語と違うので要注意。

これは、「凍豆腐(dong4dou4fu)=凍り豆腐」と白菜、
そして「白肉(bai2rou4)=水炊きした豚肉」をコトコト煮込んだ料理だ。

豚肉からいい出汁が出ているのはもちろんだが、
大きめにざっくり千切った白菜から実にいい味が出ていた。

白菜に火を通しすぎていないところが心憎い。
くたくたになりきらず、ハリハリとした歯ごたえがちゃんと残っている。

スープのいい味が沁み沁みの凍り豆腐をかじれば、
口の中にじゅわっと旨味がしみ出してくる。
おいしさをすっかり吸い取った、スープスポンジみたいだ。

ドカンと3~4人前はあろうかというスープ碗にたっぷりで18元。
そこにお肉も野菜も大豆蛋白も入ってて、なかなか優れものの一品だ。


■お店情報
東北人(東直門店)
東城区東直門新中街甲1号


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尖椒と茄子の醤油炒め
尖椒焼茄子(jian1jiao1shao1qie2zi)
P1050715.jpg

【データ】とき:8月18日/ところ:東直門・東北人/ねだん:確か15元

焼茄子というのは、文字通りの焼き茄子ではない。
中国語の「焼(shao1)」は「紅焼(hong2shao1)」のことで、
醤油を使って炒め煮する料理法のことを言う。

だから、「焼茄子」は茄子の醤油炒め。

焼茄子には、茄子以外にトマトが入っていることが多い。
トマトが醤油と相性がいいなんて、
日本にいるときはこれっぽっちも想像したことがなかったけれど、
こちらに来てトマト入り焼茄子を食べて先入観がくつがえされた。

甘辛に味付けられた醤油ベースの調味料とトマトの酸味って、
意外と合うんである。

おっといけない。
この日食べた焼茄子に入っていたのは焼茄子ではなくて尖椒。
例の、ピーマン+唐辛子+ししとうを3で割ったようなお野菜だ。

甘酸っぱいトマトもいいが、
ピリッと辛みの利いた尖椒も甘辛だれによく合う。

茄子だけだと単調になりがちな一皿に、
小粋なアクセントを利かせている。

■お店情報
東北人(東直門店)
東城区東直門新中街甲1号


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たっぷり野菜と緑豆澱粉のぷるぷる
総合蔬菜大拉皮(zong1he2shu1cai4da4la1pi2)
P1050713.jpg

【データ】とき:8月18日/ところ:東直門・東北人/ねだん:25元

「七彩拉皮(qi1cai3la1pi2)」とも呼ばれていたこの料理は、
胡瓜、大根、紅芯大根、豆腐絲(押し豆腐)などなどの千切りと、
拉皮を黒酢ドレッシングで和え、
ナッツをパラパラと振りかけた前菜。
東北料理の大定番だ。

拉皮(la1pi2)とは何かと言うと、
緑豆やジャガイモの澱粉を糊化し薄い板状に固め、細切りしたもの。

拉(la1)は「引く、引っ張る」、
皮(pi2)は「薄くて平たいもの」。
アル化して「拉皮児(la1pi2er)」と呼ばれることも多い。

P1050716.jpg


澱粉の種類が違うだけで、作り方も食感も「葛きり」そっくり。
まさに葛きりのような、
ぷるぷるっ、つるつるっとしたなんとも言えない食感だ。
ところてんよりは腰がなくて、寒天みたいな感じ?
いやいや、やっぱり葛きりがドンピシャかな。

これを、お酢の利いたタレ(冷やし中華のタレのイメージ)や、
ごま風味のたれをかけて混ぜ混ぜして食べる。

東北料理レストランに来ると、
ドカーンとものすごい大皿にてんこ盛りによそられてくるのは分かっていつつ、
ついつい頼んでしまうメニューだ。


■お店情報
東北人(東直門店)
東城区東直門新中街甲1号


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本場の四川料理
正宗川菜(zheng4zong1chuan1cai4)
P1050679.jpg

【データ】とき:8月14日/ところ:建国門・四川省駐京弁餐廳/ねだん:88元

「好運北京(グッドラック北京)」(プレ五輪)の国際交流試合で優勝した星野ジャパン。
この試合期間中、大学の学科&サークルの後輩であるHさんが北京にいらしていた。
(野球選手ではありません・・・)

Hさんの北京入り当日にさっそくお夕飯をご一緒することに。
食事場所は特に決めず、
いくつか候補を考えてとりあえず長富宮で待ち合わせることにした。

お会いできたのは8時近くと遅めの時間。
「この時間ならもしかしたらそんなに待たずに座れるかも・・・」
と半ば賭に出るような気持ちで、
通称「川弁餐廳」と呼ばれる四川省政府の北京出先機関のレストランに
ご案内することにした。

「北京で本場の四川料理を食べたければここに行け!」と言われる。
なんてったって、このレストランはもともと
四川省の出張事務所が四川省出身者向けに開いていた食堂だったのだ。
本場の味が廉価で楽しめるとあって、本当に人気店。
夕方ともなると30分から1時間待ちは当たり前、
しかも個室以外は予約不可というハードルの高いレストランだ。

ところが、ダメもとで行ってみたこの日は、なんとすぐに席につけてびっくり。
(8時過ぎると割合スムーズに入れることが判明。学習。)

川弁餐廳については、旧ブログでも触れている。
旧ブログの記事



「其実,川菜不辣(実は、四川料理は辛くない)」――四川人はよくこう言う。ご冗談でしょう?四川料理と言えば、麻(ma2)と辣(la4)。“麻”というのは、山椒を食べた後のぴりぴりとしびれる感覚のこと、“辣”は言わずとしれたひりひりとした辛さのことだ。山椒と唐辛子にまみれたあの真っ赤な料理が辛くない訳がないじゃないか!いやいや、言葉通りに受け取ってはいけない。四川の人々は、四川料理=激辛というレッテルを不満に思っているのだ。彼らが言いたいのは、「四川料理は、辛さの中にも様々なうま味のとけ込んだ、深くて味わいのある料理である」ということ。北京にいながらにしてそれを確かめたい向きは、ぜひこのレストランへどうぞ。

建国門内、長安大劇院の裏手にある四川省弁事処餐廳、略して川弁餐廳。四川省弁事処というのは、北京に置かれた四川省政府の出先機関。北京に暮らす四川出身者のために行政面などでいろいろと便宜を図る施設だ。ここに附属したレストランが、北京一の正宗川菜(正宗(zheng4zong1)は正統な、本場のという意味)を食べられると超人気。平日でも15分や30分は普通に待つほどの混雑ぶりだ。7年ほど前に、四川出身の知人に連れられて来た時には、まだただの地下食堂だった。ご飯を頼んだら、でっかい鉢に冷や飯がてんこ盛りになって運ばれてきて、自分でしゃもじですくってよそったっけ。今ではすっかり改装されて、普通に外部の人も来られるレストランに変身した。




さて、すんなり席に座れていささか拍子抜けしつつも、
ここでオーダーの手を抜くようなayaziではない。

さっそくメニューと睨めっこして料理をピックアップする。
ああでも、二人だとどんなに頑張っても食べる量なんてたかがしれている。
残念至極!

爽口青笋(shuang3kou3qing1sun3):8元/夫妻肺片(fu1qi1fei4pian4):20元
ウオスン(山くらげ)の四川風ピクルス/牛肉・牛モツ肉の辛みスープ煮(冷菜)
P1050669.jpgP1050670.jpg


ウオスンの四川風ピクルスは、野山椒の酸味と辛さが利いて実に爽やか。
コリコリ、シャクシャクとしたウオスンの歯ごたえも最高。

夫妻肺片は、旧ブログの時は15元だった。
むう、値上げしたなー!



材料は牛肉、それに牛タン、胃袋などの牛モツ肉。各種調味料、塩、花山椒を入れたスープで煮込んだこれらの食材を冷ましてスライス。スライス肉とセロリに、煮染めたときのスープ、油、うま味調味料、花山椒粉、ラー油、ゴマ、ピーナッツをかければできあがり。彩りとアクセントに香菜をパラリ。

しかしまあ、このビジュアルはすごいインパクトだな。赤い汁になんか浸かってるよ!でも、北京生活7年生。もちろんこんなことでひるむayaziではない。「ウマソー!」さっそく一口パクリ。うわ辛っ!ぴりぴり!でもウマ~!!四川人説的対!四川の人よ、あんたは正しい!確かに辛いことは辛い。けれど辛さの中にも肉のうま味、ゴマやピーナッツの甘さとこくがしっかり感じられる。肉の下に隠すかのように入っている細身のセロリが、爽やかな香りと歯触りでいいアクセント。それに、このソース、唐辛子自体がパウダリーでマイルドな辛さなんだよね。これ、辛くないってことではない。うーん、韓国料理を食べたりした時に、感じたことないですか?甘みを感じるパウダリーな辛さ。

ところで、この料理がなぜ夫妻肺片かというと・・・。1930年代に成都に住んでいた夫婦が、牛肺のスライスを和えた料理をボテ振りで売っていたところ、これがウマイと評判になり、夫婦で売り歩いていたことから「夫妻肺片」と呼ばれるようになったとのこと。その後、お店を構えるようになってからは、肺ではなく今のような材料に変わったけど、もとの「夫妻肺片」という名前が残っているんだそうだ。



ところで、ブログの写真をプロのカメラマンであるHさんに
ほめてもらって大喜びしたのはいいのだけれど、
この日は照明の十分でない席だったのでまったく不本意な出来。
Hさんの一眼レフ・デジカメをそれこそ涎の垂れる思いで見つめてしまった。

でもめげずに撮影は続行・・・

麻婆豆腐(ma2po2dou4fu):8元P1050678.jpg




 ご存じ麻婆豆腐。有名な陳麻婆豆腐店のものとはたぶんちょっと違うようだけど、これもうまかった。辛いだけじゃなくて、もちろん山椒がこれでもか!と振りかけられているので、唇がぴりぴりとしびれる。この麻婆豆腐、豆[豆支](dou4chi3)という調味料が入っていて、これがなんとも言えず味わいがあった。一種の乾納豆で、ダイズを煮てから発酵させたもの。黒い豆がそうだ。納豆のような軽い臭みとこくがあって、麻と辣に滋味が加わってより複雑な味のハーモーニー。
由来はというと・・・清代同治年間に、成都の町はずれに一軒の小さな飯屋があった。そこの女主人、陳さんは料理上手。彼女が豆腐や牛挽肉、花山椒、唐辛子、豆板醤などで作った料理がうまいと評判になった。だがこの料理にはちゃんとした名前がない。そこで陳さんの顔に麻子(あばた)があったことから、「麻婆」(あばたのあるおばあさん)の作った豆腐料理という意味で、麻婆豆腐と呼ばれるようになった。




樟茶鴨(zhang1cha2ya1):20元ダック肉の燻し揚げ
P1050673.jpg


「樟」は「樟木(zhang1mu1)=くすのき」、
「茶」はもちろんお茶だけれど、ここでは「花茶(hua1cha2)=ジャスミン茶」のこと、
どちらも燻す時に使うのだそうだ。

くすのきとお茶の葉の香りがお肉にしっかり染みこんで、
深い味わいを醸し出している。
もともとダックのお肉はちょっとジビエっぽいクセがあるが、
これだけしっかりと香りがついていると、
肉のくどさとバランスがとれてかえって食べやすいというものだ。
燻した風味に肉が負けていないということだろうか。

脂っこい肉質も燻製にしたおかげで気にならない。
さらに、揚げてあるので皮がパリッとして香ばしい。
お肉自体は燻す過程でだいぶしまっているけれど、
旨味につられて骨際までせせって食べてしまいたくなるような、
がっちり捕まえられるとなかなか逃れられない美味しさだ。

Hさんはこれが殊の外気に入ったようで、
おいしそうにいくつもいくつも召し上がっていた。
オーダーした料理を気に入ってもらえるのは、実に嬉しいことだ。

干[火扁]四季豆(gan1bian1si4ji4dou4):10元
インゲン豆と挽肉のカラッと炒め
P1050675.jpg


料理についての説明はこちらをどうぞ。
【渝郷人家】干[火扁]四季豆

この日の干[火扁]四季豆、それはそれは最高に素晴らしい出来だった。

口に入れた途端、驚きと喜びのあまり思わず口走った。
「あまっ!」
インゲン豆の甘みが最大限に引き出され、
インゲンを噛んだ瞬間にお豆の自然な甘さが口いっぱいに広がったのだ。

鍋を火から下ろして皿に盛り、
さらにテーブルまで運んでくる間の余熱の通り具合まで計算したかのような、
もうこれ以上はないという絶妙の炒め具合。

ああもう、これを「一飽口福」と言わずしてなんとしよう!
「口福(kou3fu2)」は、ごちそうにありつく運。
「好運北京」(グッドラック北京)のお裾分けにあずかったのか?

四川涼麺(si4chuan1liang2mian4):8元
四川風冷麺
P1050682.jpg


似たような麺をこのブログでもすでに紹介済み。
【渝郷人家】鶏絲拌麺

これで小さいサイズ。
薄味?と思うかもしれないが、底にたれが隠れている。
山盛りの麺にめげずに、頑張って混ぜ混ぜしよう。

醪糟湯圓(lao2zao1tang1yuan2):4元
甘酒入りのごま団子
P1050681.jpg


「醪糟(lao2zao1)」というのは、日本で言う甘酒みたいなもの。
甘さ控えめで上品な味だ。

これに「湯圓(tang1yuan2)=餅米のお団子」がいくつか入っている。
お団子の中にはたいてい黒ごまの餡が入っていて、
このごま餡のざらりとさた舌触りと、
つるるんとしたお団子の食感がいいコントラストだ。

ここのお団子はモチモチで、
口に入れると、臼と杵でついたつきたてのお餅の香りがふわんと広がる。

それにしても、よくもまあ二人でこれだけ食べたものだ。
「大飽口福(da4bao3kou3fu2)」(ごちそうをいっぱい食べること)とは、
まさにこのこと。

*****

ところで、この日の会食にはなかなか素敵なサプライズが待っていた。

「さすがは本場!辛いだけじゃなくうま味がちゃんと感じられる!」
と二人して積もる話もそっちのけでバクバク食べ続けることしばし。

おかずを一通りやっつけて、主食とデザートを頼んでふーと一息つき
ちょっと周りを見回す余裕のできた私が
「あの席の人、日本人っぽいよね。」
と斜め後ろの席のお客さんを目で示すと、
Hさんが「あれ?」と立ち上がってその人に向かっていくではないか。

なんと、彼が高校時代からのお知り合いだと言うのだ。
聞けば15年ぶりの再会とか。

広い北京で、この日のこの時間に、四川省駐京弁のレストランで、
しかも斜め後ろの席に座るなんて、
なんだか不思議な力が働いたかのよう。

本場の四川料理もおいしかったけど、
このサプライズがそれにも増して印象的だった。

あ、お値段も全部で88元と、いかにも縁起のいい数字。
おかげで星野ジャパンも無事優勝できた!?


■お店情報
四川省駐京弁
東城区建国門内貢院頭条5号
6512-2277(内)6200


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トマトと卵の炒めもの
西紅柿炒鶏蛋(xi1hong2shi4chao3ji1dan4)
P1050569.jpg

【データ】とき:8月11日/ところ:ナイショ/ねだん:?

ちょっと大型エントリーが続いたので、いったん小休止。

西紅柿(xi1hong2shi4=トマト)と鶏蛋(ji1dan4=卵)を
ちゃちゃっと炒めた定番メニューをご紹介しよう。

なーんて、偉そうな口をたたいているけれど、
これ、不肖わたくしが作ったもの。

どうも
「自分で料理もしないで外食ばっかりしてる女だな」
と思われているようなので、
ここらでひとつ言い訳がましく手料理でも載せてみようかな・・・と思いまして。

ayazi風の西紅柿炒鶏蛋は、
以前北京に駐在していたN家のお手伝いさん直伝のもの。
レストランでは、花山椒や葱などの薬味が入っていたり薄く醤油味がついていたりだが、
N家のお手伝いさんの味付けは砂糖(大さじ1杯)と塩(小さじ1杯)だけ。
砂糖の量はその日使うトマトの味によって加減する。
極めてシンプルな味付けだ。

シンプルなだけに、
美味しく仕上がるかどうかはひとえにトマトの質にかかっている。

今回使ったのは、友人宅の家庭菜園で採れた甘酸っぱいトマト。
お皿に残ったつゆさえもったいなくて飲んでしまいたくなるような、
夏の日の畑を思い起こさせるような、
私の記憶の中の「美味しいトマト」そのものだった。

そのトマトのおかげか、この日の西紅柿炒鶏蛋はなかなかよい出来だった。
酸味と甘みと塩気もいいバランスに仕上がった。

食いしん坊に料理下手はいないと言うそう。
料理上手とまではいかないけれど、
こんな私でもなんとか料理のまねごとだけは出来るんです・・・


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日本風の中華料理
日式中国菜(ri4shi4zhong1guo2cai4)
【データ】とき:8月13日/ところ:好運街・来来軒2号店/ねだん:県人会特別ご奉仕値段につき、ナイショ

<お知らせ>
現在は、経営者が変わってしまい、お店の名前も「宜来家」となっています。
同じメニュー、同じ味を提供しているかどうかは再訪していないので不明ですが、
たぶん、きっと・・・(2008年1月28日付記)


本場の中華三昧な私だけれど、
たまにはふと日本の中華料理が懐かしくなることもある。

そんな時に降ってわいたような、日式中華のお店「来来軒」での県人会。
しかも、幹事さんのお骨折りで、お店から出血大サービス特別メニューだと言う。
これは何を置いても参加でしょう!
(って、いつも参加だけど)

カキーンと冷えたビールで乾杯し、
新メンバーとの名刺交換もそこそこに、さっそくお料理タイムに突入。

前菜3種/空心菜の炒めもの
P1050654.jpgP1050659.jpg

前菜では、鶉卵の皮蛋がかわいらしく、そして美味しかった。
空心菜もいい炒め具合。

蝦と松茸の炒めもの/牛肉と松茸の炒めもの
P1050656.jpgP1050660.jpg


そして、マッ、松茸?
そうなのだ。
今回はなんと、松茸いっぱいの特別メニューなのだ。

冬瓜と松茸のスープ煮/鶏肉の唐揚げ・甘酢ソース
P1050664.jpgP1050661.jpg

冬瓜と松茸のスープ煮は、
あっさりした塩味ベースのスープと蝦、さらには松茸の出汁が
冬瓜に染みこんだ上品な味。

鶏肉の唐揚げは、日本の中華料理屋さんでよく食べたあの味!
日本OL時代に会社近くのお店でよく食べたなあ・・・としみじみ。

鯛の水煮魚
P1050663.jpg


「川魚が苦手」
というオーナーさんが考案した、鯛を使った特製水煮魚。
泥臭さもなく、辛みはマイルドに抑えられている。
あの臭みとビリビリが苦手という向きには、オススメの水煮魚だ。

酢豚
P1050665.jpg


こちらにも「古老肉(gu3lao3rou4)」という名前の似たような料理はあるけれど、
ほぼお肉だけしか入っていないもの。

日本の酢豚は人参やらピーマンやら玉葱やら入っていて楽しい。
実は私、酢豚が大好物。
これは手放しで嬉しい一品だった。

上海やきそば/豚骨醤油ラーメン
P1050666.jpgP1050667.jpg

北京では食べられそうで食べられない中華麺2種。

あっさり塩味の焼きそばもそうだけど、
ソース焼きそばも時たま無性に食べたくなる。

声を大にして言いますが、
日本の皆さま、中国(北京)にはおいしい焼きそばはありません。
少なくとも、日本人が焼きそばと聞いてすぐ思い浮かべるような
中華街にあるような焼きそばは、ありません。

だから北京に来て
「中華街のあの店で食べたような焼きそばが食べたい」
なんてリクエストをしないでくださいね。
あ、そういう時はこのお店にお連れすればいいのか・・・

右は、来来軒の豚骨醤油ラーメン。
こってりしすぎず、あっさりすぎずでいい塩梅だったのだが、
これだけお料理を食べた後ではさすがのayaziも1/2杯が精一杯だった。

いやもう、飲んで食べてお腹たぷたぷ、ポンポコリン。
なんとも嵐のような食べっぷりの県人会だった。
(私だけか?)

オーナーさん、幹事さん、本当にありがとうございました。


■お店情報
来来軒2号店
北京市朝陽区好運街
5867-0299


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