◆上海食い倒れ紀行

◆上海食い倒れ紀行
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

[RSS] [Admin] [NewEntry]

食いに食い、倒れに倒れた今回の食べ歩き、全貌は以下の通り。

【上海食い倒れ紀行】フルラインナップ
【上海老站】上海食い倒れ紀行(一食目①)
【上海老站】上海食い倒れ紀行(一食目②)
【老正興】上海食い倒れ紀行(二食目①)
【老正興】上海食い倒れ紀行(二食目②)
【滄浪亭】上海食い倒れ紀行(三食目)
【小楊生煎館】上海食い倒れ紀行(間食)
【鷺鷺酒家】上海食い倒れ紀行(四食目①)
【鷺鷺酒家】上海食い倒れ紀行(四食目②)
【圓苑北京店】上海食い倒れ紀行(番外)

読んでるだけで胃がもたれてきた方もいらっしゃるかも・・・
覚悟しておつきあいください。
すでにおつきあいくださった方、お疲れさまでした。

【おまけ】
上海老站で買った暖水瓶(nuan3shui3ping2)。
P1060029.jpg


なんと100元!
たかっ。
でもあまりの愛らしさに迷わず購入。
上海食い倒れ紀行の貴重な記念品です。


■ブログランキングに参加しています。
 ポチッとクリックしてくださるとうれしいです!
banner2.gif
↑人気blogランキング(カテゴリー:グルメ)
a_02.gif
↑FC2のブログランキング(カテゴリー:グルメ)


スポンサーサイト

[RSS] [Admin] [NewEntry]

【データ】とき:9月12日/ところ:団結湖・圓苑北京分店/ねだん:一人80元程度

上海食い倒れ紀行から戻ったその週の水曜日、ある会食の予定が入っていた。
会場はなんと圓苑。
上海の人気レストランが最近北京に出した支店である。

上海食い倒れから帰った翌々日にまた上海料理。
笑っちゃうではないか。

ということで、これも上海食い倒れ紀行のカテゴリーに強引に入れちゃえ!

*****

圓苑は上海っ子にも評判のいいレストラン。
この日訪れたのは、その北京支店だ。

P1060048.jpgP1060047.jpg

なーんか、おしゃれ?

この日もまたおいしいもの大好きつながりの会食。
オーダーは、ついこの間まで上海にいらしたKさんが指南役になった。

実はちょっと遅れてお店についたため、顔を出した時にはすっかりオーダーが終わっていた。
よって正式なメニュー名は不明。
ごめんなさーい!
写真だけでも参考になれば幸い。

蒸し鶏の冷菜
P1060032.jpg


なんかオームみたいじゃないですか?
こんなこと思うの私だけ?

蒸した鶏肉を裂き、葱の千切りなどと一緒に盛り合わせてある。
何気ないけど、さっぱりして美味だった。

圓苑紅焼肉(yuan2yuanhong2shao1rou4)
P1060034.jpg


圓苑と言えば、この豚角。
招牌菜(zhao1pai2cai4)つまり看板料理で、お店の紹介にはたいていこの料理が載っている。
なんでも6時間かけて煮込むんだそうだ。

甘めの味付けだけれど、こってり豚バラ肉にはよく合う。
この甘みは水飴?蜂蜜?
てらてらとした輝きが食欲を誘う。

でも実は肉より卵が主役。
煮汁がしみた卵だけでも食べる価値はあるかも。

四角豆とベーコンの炒めものP1060035.jpg


アロエみたいな、サボテンみたいな、
コリコリした歯ごたえもあり不思議な食感の野菜。
昔、湖北料理レストランで食べたことのあるような?

中国語では四棱豆(si4ling2dou4)。
この四角いのは実ではなくて、豆のさや。
東南アジアでよく食用され、日本でも沖縄で栽培されているとか。
▼四角豆についてはこちらをどうぞ。
シカクマメ

味付けはあっさり。
ベーコンの味がよく出ていた。

芥蘭菜とシャコの炒めもの
P1060040.jpg


芥蘭菜の硬い皮をきちんとむいてあり、丁寧な下ごしらえが上海料理らしい。
シャコは殻ごと豪快に炒めたものを食べたことはあるけれど、
むき身をあっさり味で炒めたのは初めてだ。
楽ちんで結構、結構。

お餅入り棗の甘煮
P1060039.jpg


小さなお餅を棗にサンドして甘煮にしたもの。

甘ったるくなくほんのりと上品なので、女性に限らず、男性にも意外に好評。

とても小さいのであまり深く考えずにいくつも口に放り込んでいると、
お餅がお腹でふくらんですぐに満腹に。
考えようによっては危険な料理。

アサリと豆腐の煮込み
P1060036.jpg


スープ感覚で食べられるあっさり味のお料理。
アサリが結構大粒で、日本人にはなんだか嬉しい。
マッシュルームの歯ごたえがアクセント。
P1060038.jpg


薫製豆腐と青菜のみじん切り和え
P1060042.jpg


定番だしね。
箸休め的一品。

葱油麺
P1060043.jpg


これは葱油麺なのか?
滄浪亭のあの緑鮮やかな葱油麺を思い出し、「違う!これは違う!」とつぶやきながら食す。
でも食べるんだけど。

より美味なるものを知ってしまったがゆえの失望。
これを「知の哀しみ」と言う。

生煎包
P1060044.jpg


呉江路の道ばたを思い出しながら、
あの苦しみと歓びの交錯する人生の縮図を記憶に蘇らせながら、
脳内補完して食す。

小籠包
P1060045.jpg


小籠包については、基準があまりないので何も言えない。
湯気の割にアツアツ度は足りなかったような?
普通の美味しさだった。

炒めものはなかなか美味しかったが、主食系はもうひと頑張り必要かな?
他都市に出した支店だから、まあこんなものか。

インテリアは豪華だし見栄えがするので、ビジネスユースにオススメ。
会食の会場としてはいいけど、
個人的に何度も通うかというとちょっと疑問符がつくかもしれない。


■お店情報
圓苑北京分店
朝陽区東三環路団結湖公園16号(西門南側)
6508-2202


■ブログランキングに参加しています。
 ポチッとクリックしてくださるとうれしいです!
banner2.gif
↑人気blogランキング(カテゴリー:グルメ)
a_02.gif
↑FC2のブログランキング(カテゴリー:グルメ)


[RSS] [Admin] [NewEntry]

【データ】とき:9月9日/ところ:浦東新区陸家嘴東路・鷺鷺酒家/ねだん:?(お腹いっぱいすぎて忘れました・・・)

【鷺鷺酒家】上海食い倒れ紀行(四食目①)からの続きです。)

まだまだ続く食い倒れ隊の食卓。
毎食平均4~5人前くらい頼んでいる計算か?
まあ、深くは考えないことにしよう。

清炒鶏毛菜(qing1chao3ji1mao2cai4)
P1060007.jpg


つまみ菜の炒めもの。
鶏の毛のような形のこの野菜をなんと訳したらいいものかずっと悩んできたのだが、
酒徒さんたちのおかげであっさり解決。
鶏毛菜=つまみ菜。

やっぱり、食卓に一皿はこういう野菜炒めが欲しい。
しかも鶏毛菜は好物だ。
うれしい一品。

雪菜炒粉皮(xue3cai4chao3fen3pi2)
P1060009.jpg


粉皮(fen3pi2)は、緑豆などの澱粉を水に溶かして煮立たせ、薄く伸ばしたもの。
ちょっとしっかりした腰のある葛きりを想像してもらえるといいかな。

雪菜はもとより、粉皮が出色。
こんなぷるぷるん、ちゅるちゅるんとした生きのいい粉皮は初めてだ。
生き物じゃないけど、「生きのいい」と表現したくなる張りと腰、しなやかさ。

箸でつまもうとすれば、
つるり、つるりと箸先からまるで意志を持っているかのように逃げ、
口に入れれば、舌先をかすめて一気に喉をなめらかに滑り落ちていく。

さて、ここまで食べて、
「主食はどうします?」
という会話になった。

まだ食うのか?というツッコミがあちこちから突き刺さるようだが、
食い倒れ隊の胃袋はなにしろ鉄製なのである。
それになんたって、食い意地が満腹中枢よりも腹具合よりも優先する、
「眼大肚子小」もものともしない「お目々本位」なやつらである。

「焼きそばでも行っときます?」
「結構いけますよ。」
「じゃあそれで。」
と話はまとまったものの、残念ながら焼きそばは売り切れ。

では・・・と頼んだのがこれだ。

羅卜絲餅(luo2bosi1bing3)
P1060010.jpg


上海料理としては有名すぎるほど有名だが、上海で食べたのは実はこれが初めて。

これがまたヒットだったのだ。
こんがり黄金色に揚がったパイにかぶりつくと、衣はサクサクのパリパリ。
ハラハラとこぼれ落ちるようなもろい皮の中に、
しっとりとした大根の細切りと葱、ベーコン(ハム?)などの具がぎっしり。

P1060012.jpg


思わず2個もいただいてしまった。
満腹をさらに通りこし、頭の先までいっぱいになるほど。
最後の最後まで、すっかり堪能させてもらった。
むふー。満足。

*****

酒徒さんと歩く四食+αの上海食い倒れ紀行は、こうして無事に幕を閉じた。

「甘い」、「けちくさい」という上海料理に対する私の二大偏見は、
完全に払拭されるところまではいかずとも、一部は覆されたように思う。

上海料理は確かに甘い。
でも、成功した料理においては、
まさにその甘さが必要なのだということを実感した。
甘みをメインに打ち出した料理をどう全体の献立の中に組み込むか、
そのテクニックさえ会得してしまえば、大きな欠点にはならない。

上海料理は確かに北京で食べる料理よりは割高だ。
盛りも少ない。
それを「けちくさい」と表現してしまえばそれまでだ。
ただ、インテリアやサービスが整った老舗レストランでも、
馬鹿高い海鮮や創作料理ではなく庶民の味もちゃんと味わえ、
しかも相対的にリーズナブルな値段で提供されていることと考え合わせると、
少し相殺してもいいかな・・・という気はしてきた。

毛嫌いしていた上海料理だが、
じっくり腰を据えて食べ歩けば、まだまだ新たな発見がありそうだ。

*****

酒徒さん、お連れ嬢には本当にお世話になった。
おかげで、大飽口福を文字通り体感した二日間だった。

本当にありがとうございました。
これからも、食いしん坊街道をともに邁進していきましょう!

ちなみに、今回食べた上海料理については、
そのほとんどを酒徒さんが詳しく紹介されています。
ぜひ、酒徒さんのブログをご参照ください。
▼酒徒さんのブログ
『吃尽天下@上海』(カテゴリー「上海料理図鑑」)


【おまけ】
宿泊先から見えた上海の風景。
私一人だけではもったいないので、お裾分け。

P1060018.jpgP1060024.jpg
(左:夜景。右奥に光って見えるのは上海博物館
 右:朝の風景。古い建築が残るオールド上海な一角。)


P1060027.jpgP1060026.jpg
(左:上海市民の生活をのぞき見気分。/右:甍の波にお洗濯物がはためく。)


■お店情報
鷺鷺酒家
上海市浦東新区陸家嘴東路161号招商大廈3楼
021-5882-6679


■ブログランキングに参加しています。
 ポチッとクリックしてくださるとうれしいです!
banner2.gif
↑人気blogランキング(カテゴリー:グルメ)
a_02.gif
↑FC2のブログランキング(カテゴリー:グルメ)

[RSS] [Admin] [NewEntry]

【データ】とき:9月9日/ところ:浦東新区陸家嘴東路・鷺鷺酒家/ねだん:?(お腹いっぱいすぎて忘れました・・・)

間食までしてしまった食い倒れ隊。
当然お腹ははち切れそうだ。

「さて、午後の予定は・・・」
「無印良品ですかね。」
「では、またじっくりたっぷりお買い物ということで。」

と、じっくりたっぷりお買い物をしてはみたものの、
1時間もかければおつりが来るくらい十分だ。

「本日の予定、終わっちゃいましたね。」
「どうします?」
「東方明珠塔は行ったことありますか?」
「ないですけど、展望台まで登るとお金高いからいいですよ。」
「それはそうですね。うーん、どうしましょう。」

仕方ない、どこでも出来る時間つぶしでも提案してみるか。

「ボーリングとか・・・」
「え?それは新発想ですね。」
「でなければカラオケとか。」
「いいですね!そうしますか!」

ということで、食い倒れ隊は夜までの時間をつぶすべくビックエコーへと向かった。

中日二ヶ国語混合で、飲まず食わずで歌って歌って3時間近く。
メンツが違うとカラオケで聞く歌が違って面白い。
何より素晴らしいことに、時間がつぶせてお腹も空く。

そんなこんなで、いい具合に胃袋にスペースをこしらえた三人が向かったのは浦東。

「すごく普通なんですけど・・・」
と前置きをして酒徒さんが告げた名前は、
北京にも支店を構える上海料理の有名店、鷺鷺酒家だった。

お店選びからメニュー選びまで、すべて一任したのだから、
もとより私に異論のあるはずはない。

有名店が安価でまっとうにおいしい料理を出すのが
上海のレストラン事情だということは、
酒徒さんから前情報をいただいて存じておりますよ。

それに、お二人が
「当たり前だけど、やっぱりここで・・・」
と言われるなら、間違うはずがないじゃないですか!

かくして、食い倒れ紀行を締めくくる四食目は
トンネルで黄浦江をくぐり抜けた浦東にある鷺鷺酒家でと相成ったのだった。

*****

「あるといいんだけどな。」
「この時間なら大丈夫だと思うけど。」

トンネルをくぐるあたりから、お二人が心配そうに話し合っている。

「売り切れることがあるんですよ。」
と品切れを懸念していた一品、それがこれだ。

糖醋排骨(tang2cu4pai2gu3)
P1050995.jpg


前回の上海出張の折にも紹介していただいた冷菜。
甘酢を利かせたお醤油味がしっかりスペアリブにしみこんでよいお味だ。
P1050996.jpg



骨際までねぶってしゃぶって、
最後にお皿にコロンと骨を置く時がなんとも言えず快感。

排骨、コロン。
クセになる。

糟毛豆(zao1mao2dou4)
P1050994.jpg


お酒好きなら嫌いな人はいないんじゃないか?と思えるくらい、酒肴の佳品。
毛豆を実感させるようなしっかりとけばのついた枝豆に、
酒糟のうま味がよくしみている。

写真を見ると分かるけど、
味がしみるようにちゃんとさやの両端を切り落としてある。
丁寧な仕事だ。
北京の日本料理店でも、ここまでやってくれるところは少ない。

枝豆のさやに歯を立てて力を入れると、
にじゅっと沸いてくるうま味と、
ピュッと口の中に飛び込んでくるつるりとした枝豆。

酒のアテって、こういう食べる手順というか過程を楽しめるものが多い。
儀式感があるんだろうか。
食べるのに時間がかかるから、ちょうどよくお酒のペースに合うんだろうか。

家郷咸蹄[月半](jia1xiang1xian2ti2pang4)
P1050998.jpg


酒徒さん曰く、ギャートルズ肉。
薫製にした皮付き骨付き豚肉の煮込みだ。

燻した香りと割と強めの塩気がよい。
中華風のアイスバインとでも言えばいいだろうか。

P1060004.jpgP1060005.jpg

皮際はぷるんぷるんでコラーゲンたっぷり。
燻してあるので、そんなに油っこさは気にならない。

上海料理って、肉なら肉!しかもドッカーン!と大量っていうのが意外に多いのだなあ。
それに味付けも、甘いのはとことん甘い、薄味はとことん薄味、というふうに、
料理によって極端なことが多い。

肉と野菜を炒め合わせた料理が多い北方家庭料理よりも単品ごとの個性が強いから、
うまく組み合わせるためには少しお勉強と経験が必要だってことか。

蟹粉豆腐(xie4fen3dou4fu)
P1060001.jpg


面倒くさがり屋の私は、蟹自体にそんなに興味はないけれど、
誰かが身をほぐしてくれるなら蟹肉は大歓迎。
だからこの蟹粉豆腐は好物だ。

むふー。たっぷり入ってますなあ、蟹粉。

P1060006.jpg


どなたか知りませんが、私のために蟹肉ほじってくれてありがとう。
感謝を込めて一口。

おお!蟹肉の濃厚なうま味の中にも一筋の風のような爽やかさが口の中に広がる。

「さっぱりしてますね。生姜が利いてますね。」
そう言うと、酒徒さんも我が意を得たりと頷く。

この生姜が入っているといないとでは大違いだ。
今まで食べた中で一番好みの蟹粉豆腐だった。

またまた長くなった。
続きは別エントリーで。

【鷺鷺酒家】上海食い倒れ紀行(四食目②)に続きます。)


■お店情報
鷺鷺酒家
上海市浦東新区陸家嘴東路161号招商大廈3楼
021-5882-6679


■ブログランキングに参加しています。
 ポチッとクリックしてくださるとうれしいです!
banner2.gif
↑人気blogランキング(カテゴリー:グルメ)
a_02.gif
↑FC2のブログランキング(カテゴリー:グルメ)


[RSS] [Admin] [NewEntry]

【データ】とき:9月9日/ところ:呉江路・小楊生煎館/ねだん:3.5元

二日酔いをものともせず麺を完食した三人が向かったのは、呉江路。
正確に言えば、二人が向かい、一人はただ連れられていっただけなのだが。

呉江路は、上海では有名な小吃街。
お二人いわく、
「今はだいぶ整備されて面白みがなくなった」
そうで、以前は小さな屋台みたいなお店が雑然と並んで
よりディープ度が高かったそうだ。

通りに入ると、なぜか目につくタコの看板。

P1050976.jpg


日本で流行中なんだそうだけど、そうなんですか?
上海では流行っているようで、
どこもかしこもチビタコがジュジュッと焼かれているのであった。

焼きタコは横目でちらっと見るだけで通り過ぎ、
食い倒れ隊はさらに通りを奥へと進む。

そこに現れたのは、黄色い看板の店にできた長蛇の列。
ここが、私たちの目的地だ。

P1050977.jpg


小楊生煎館は、上海名物の生煎包(sheng1jian1bao1)の有名店。
生煎包は、肉餡入りの包子を蒸さずにそのまま油を引いた鍋で焼いたもの。
焼き包子である。

たいていが湯包(tang1bao1)で、
焼き上がった時には肉汁、つまり湯(スープ)がたっぷり。

前にも書いたけど、生煎包は焼き小籠包ではない。
小籠包は、小さい籠で蒸した包子のことで、
スープ入りの包子とは違う。
小籠包のほとんどは湯包であるのは事実だが、
すべての小籠包が湯包という訳ではない。

さて、小楊生煎館の店の奥では職人さんたちがせっせと包子を作り続け、
それを片っ端からでっかい平鍋で焼き、
焼き上がるやいなや平鍋ごと店頭に運んでくる。

P1050979.jpg


焼きたての生煎包は、店頭に出されるやいなや
それこそ冗談でなく飛ぶように売れていく。

P1050978.jpg


このしっかりついた焼き色を写真に・・・・と思ってカメラを構えるのだが、
どんどんなくなっていくのでピントが定まらない。

P1050987.jpg

(↑やっと撮れた一枚。)

お店の前の行列は、焼き上がるのを待つ間に長くなり、
焼き上がった途端にさばけ、
そして平鍋の上が空になるとまた長くなり・・・
これを延々繰り返す。

小楊生煎館の生煎包は4個ワンセットで3.5元。
お二人いわく、
「豚肉の高騰を理由に値上げした」
そうで、以前はもっと安かったらしい。

さて、私たちは何しろ麺でお腹いっぱいだ。
殊勝に1セットだけ購入して、少しだけ味見という趣向だ。

焼きたてアツアツの生煎包。

P1050990.jpg


「じゃあ、まずお先にどうぞ。」
と言われ、遠慮なく最初に箸をつけさせていただいた。

ところが、かなりしっかり焼いてあって底がカチカチになっており、
割り箸ではなかなかうまくつかめない。

もたもたしているうちに、誤って上のやわらかい生地を突き刺してしまった。
せっかく生地で閉じこめてあった肉汁が容器の上にこぼれ出す。

「あ゛゛~~~!!」
酒徒さんが大声をあげた。

生煎包の食べ方には一家言ある酒徒さんのこと、
初心者ayaziのこのあまりにも初歩的なミスを見逃すわけがない。

「『あ~』に非難の意味があることを、今改めて知りました。」
「濁点ついてましたよね。」
「大丈夫、4個ありますから。別なのいっちゃってください。」

ありがたや、ありがたや。

お言葉に甘えて肉汁のしみ出した破れ包子はとりあえず置き、
新たな包子に立ち向かう。

今度は最新の注意を払って包子を挟み上げ、ガブリ。

ア゛ッツーッッ!!

ほとばしり出る舌をこがさんばかりのアツアツ肉汁。
少し甘めに味付けられた餡のうま味と、ふっくらした生地。
うん、行列ができるのも分かるというものだ。

こぼれないように注意しながら、また少しばかり肉汁を吸い、
今度は意を決して残りを口の中に放り込む。

ハフッハフッ!アゴッ!ウゴッ!

会話不能。
包子が口の中に触れないように
口腔を出来る限りふくらませて包子を転がす。
それでも襲ってくるアツアツ肉汁。
熱さにもだえながらも、しぶとくうま味を感じる舌。
アツイけど美味い!
美味いけどアツイ!

熱さ地獄という苦渋の中に共存する美味の快楽。
苦しみを味わってこそ際だつ幸福。
そこには人生の深い気づきが秘められているのだ。

呉江路の道ばたで、
三人でかわりばんこにハフハフと人生の気づきを噛みしめたのであった。


■お店情報
小楊生煎館
上海市静安区呉江路54・60号
021-6267-6025


■ブログランキングに参加しています。
 ポチッとクリックしてくださるとうれしいです!
banner2.gif
↑人気blogランキング(カテゴリー:グルメ)
a_02.gif
↑FC2のブログランキング(カテゴリー:グルメ)

[RSS] [Admin] [NewEntry]

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。