地方菜(各地方の料理)

地方菜(各地方の料理)
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

[RSS] [Admin] [NewEntry]

本場の湖南料理
地道湖南菜(di4dao4 H2nan2cai4)
P1210325.jpg P1210316.jpg
P1210315.jpg P1210322.jpg
【データ】とき:2月27日/ところ:翠微東里・翠清酒家/ねだん:記事参照

プリックさんが北京を去る前にぜひ行っておきたいお店No.1、
という翠清酒家に行って来た。
プリックさんから常々噂は聞いていて興味はあったのだけれど
何しろ北京西駅近くという遠いところにあるのでなかなか行けずにいたら、
当のプリックさんからお誘いをいただいたので
これ幸いとばかりに手を上げたのだった。

翠清酒家は湖南料理のレストラン。

P1210306.jpg

店はおんぼろで店員の態度もそっけないことこの上ないのに、
夕方5時には席待ちの行列が出来るという超人気のお店だ。

予約は個室のみ、しかも最低消費額400元。
400元ならすぐにクリアできるじゃないか、
などと思ってはいけない。
名に知り一品一品の単価が低いので、400元分食べるのはなかなか大変。
ある程度人数が揃わないと割に合わないのである。

この日はプリックさんの鶴の一声で8人が集まり、
円卓を囲むには最適な人数になった。
8つの胃袋をひっさげて、いざ、人気湖南料理店征服の旅へ!

旅のガイドは、このレストランの紹介者であるHさん。
以前、マカオ食い倒れ紀行で本当に食い倒れてしまった私の前に
救世主のように現れた頼もしい存在だ。
中国雑貨や民芸品、骨董、胡同にも詳しい、北京の文化の案内人でもある。

Hさんオススメの料理を参考にしながら、
メニューで気になった料理を片っ端から頼んでみた。

鶏汁豆皮(ji1zhi1 dou4pi2):18元
鶏スープ入り押し豆腐

P1210307.jpg

以前行ったことのある別の庶民派湖南料理レストランでも
友人に強力推薦された鶏汁もの。
そのときは気が進まずにパスしてしまったが、今回は注文。

湖南料理の鶏汁って、こんな風に白濁していてコクがある。
その滋養たっぷりスープの中を
豆腐を切って押し、乾燥させた(たぶん)豆皮が泳ぐ。
まずいわけがない。

同じ鶏汁ものに干しタケノコ版があったので、こちらも注文。

鶏汁脆笋(ji1zhi1 cui4sun3):?元
鶏スープ入りシャキシャキ筍

P1210311.jpg

ちょっと干した感じの筍に目がないもので。
日向っぽい筍の風味と鶏スープのコンボ。
歯ごたえもまたご馳走だ。

P1210312.jpg

鶏汁ものでは、他に大根スライスを煮込んだこんなのも好物だ。

砂鍋韮菜(sha1guo1 jiu3cai4):?元
ニラの土鍋炒め

P1210313.jpg

ニラが甘いこと!
トウガラシの辛さは強烈なのだが、それを補って余りあるほどのニラの甘さ。

例の庶民派湖南料理屋でも頼んだニラもの
私は湖南料理を食べに来るとどうやらニラ食べたいスイッチが入るらしい。

小炒肉(xiao3chao3rou4):20元
豚肉とセロリの湖南風炒めもの

P1210315.jpg

湖南料理といえば欠かせないのがこの小炒肉。
小炒肉は、全般的には肉と野菜をちゃちゃっと炒めたものを指すようで、
それも辛い味付けになっていることが多い。
湖南料理はその筆頭。

このトウガラシの量の多さを見てほしい。
辛味付けというよりも、
まるで炒めものの素材の一つのような顔ぶりだ。

見た通り、かなり強烈に辛い。
ほとんど食べ続けるのを放棄しそうになるくらいだ。
よく四川料理は辛いと言うけれど、
あれは「麻(ma2)=びりびりとした刺激」も加わった複合的なもので、
純粋な辛さから言えば湖南料理のほうに軍配が上がる。

しかし、めげずに食べ続けていると辛さを感じる味覚もやがて麻痺し、
そうすると今度は辛さの中から豊かな旨みが浮かび上がってくる。
ゆめゆめ最初の辛さに面食らって食べるのをやめてはいけない。

羅卜絲煮河蝦(luo2bosi1 zhu3 he2xia1):?元
細切り大根と川エビのスープ煮

P1210316.jpg

辛さにめげてはいけないと言いつつも、やはりオアシス的な料理は必要だ。
それがこれ。

P1210321.jpg

大根と川エビから出る濃厚な旨みのスープに
生姜の爽やかさがアクセント。
この日一番印象に残った料理だ。

白椒鶏雑(bai2jiao1 ji1za2):?元
白トウガラシと鶏モツの炒めもの

P1210318.jpg

白いトウガラシが珍しいかな、と思って頼んでみる。

P1210320.jpg

以前、人民大学に留学していたMねえさんに連れて行ってもらった四川料理屋に
この白いトウガラシを使った辣子鶏があって、
それがすごく印象に残っている。

今回は骨付きの揚げ鶏ではなく、鶏雑(ji1za2)=鶏モツ。
鶏モツとは言っても、ほとんど砂肝。

いやあ、これもかなりよかった。
また食べたい。

[朶刂]椒芋頭(duo4jiao1 yu4tou):?元
刻んだ赤トウガラシの漬け物とサトイモの蒸し物

P1210322.jpg

[朶刂]椒は、泡椒(pao4jiao1)=漬けた赤トウガラシを細かく刻んだもの。
青トウガラシだと醤椒(jiang4jiao1)になる。
醤椒を「[朶刂](duo4)=細かく刻む」してもどういうわけか[朶刂]はつかず、
単に醤椒と言うことが多い。

これは[朶刂]椒なので、赤トウガラシの漬け物を使った料理。
赤が鮮烈でいかにも辛そうだが、意外とそうでもない。
豆[豆支]の風味が味に奥行きを与え、
サトイモの自然な甘みと田舎料理っぽいねばっとした食感が懐かしい。
私が大好きな湖南料理の一つだ。

大盆藕丁(da4pen2 ou3ding1):?元
レンコンの炒めもの

P1210324.jpg

湖南とか湖北のレンコンは、
北京で普通に出回っているものに比べるとほくほくして芋っぽい。
シャキシャキとした食感ではなく、
お芋のようなほっこり感を生かした煮物っぽい炒めもの。
ベーコンという助演俳優に支えてもらっているとは言え、
主演俳優はあくまでレンコン。
十分、主役をはれている。

双色魚頭(shuang1se4 yu2tou):確か40元弱
コクレンの頭の赤青トウガラシ漬け物風味

P1210326.jpg

この店に来たほとんどすべてのお客さんが頼むであろうこの料理。
湖南料理の大定番でもある。

双色(shuang1se4)は、泡椒の赤と醤椒の緑。
細かく刻んだ二色のトウガラシの漬け物がたっぷりのっかった
魚の頭の煮物。

使われている魚は胖頭魚(pang4tou2yu2)=(たぶん)コクレン。
頭だけと馬鹿にしたものではない。
太っちょ頭の魚と言うだけのことはあって、
この魚は頭の肉付きがすこぶるいいんである。

P1210325.jpg

肉厚具合が分かるかな?

煮汁はかなり甘めのそばつゆみたいな味で、日本人好み。
漬けたトウガラシは、
二色とも見た目ほどの辛さではないので意外と食べやすい。
それに辛いものが苦手ならトウガラシをよけて食べればいい。

魚をある程度食べ終わったら、ゆでた麺を入れて第二ラウンドへ。

P1210330.jpg

煮汁までしっかり楽しめる、一品で二度美味しい料理だ。

砂鍋粉絲(sha1guo1 fen3si1):?元
春雨の土鍋煮

P1210328.jpg

なんということはない春雨のスープ煮なのだが、
これがあなどってはいけない旨さ。
そうめんを食べていなければご飯でがっつり行きたいところだ。

小炒猪肝(xiao3chao3 zhu1gan1):24元
豚レバーの湖南風炒めもの

P1210332.jpg

豚肉ではなくて、豚レバーの小炒もの。
こちらはセロリではなくて青葱と一緒に炒めてあった。
しっかりと下味のしみたレバーは臭みいっさいなし。

これだけ頼んで、なんとかかんとか400元に届いた。
8人でこの値段。
ほんと、安いなあ。

お味も前評判通り何を頼んでも旨かった。
皆で激賞。
職場からそんなに遠くないので、今度は平日昼に行ってみるか!


■お店情報■
翠清酒家
P1210306.jpg
北京市海淀区翠微東里甲1号
010-6825-2634
*地下鉄1号線の「公主[土文]」駅で下車。
 復興路を西に向かい、翠微路にぶつかったら右折(北方向に曲がる)。
 しばらく北方向に進み、右手に頤源居という団地の入り口が見えたら、
 そのちょうど向かい側にあります。
こちらの地図を参考にしてください。


■ayaziの本■

「食」の中国語
shokunochugokugo.jpg
出版社:東洋書店
価格:1800円(+税)

「食」にまつわる中国語に絞った料理限定の語学書。
レストランでの「食べる」シーン、「作る」ためのお買い物シーン別の会話集です。
代表的な料理の「レシピ」も付いてます。
詳細はこちらで。

▼お求めはお近くの書店かネット書店でどうぞ!
アマゾン
楽天ブックス
東洋書店


北京で「満福」 普通がおいしい。本場の中華!
pekindemanpuku.jpg
出版社:東洋書店
価格:1100円(+税)

私の「北京で満腹」、もとい、「北京で満福」な日々から生まれた
北京のおいしい食べ物と食文化を綴った本です。
超カンタン「食べる」中国語講座と、
ayaziオススメの「普通がおいしい」レストランのリスト付。
詳細はこちらで。

▼お求めはお近くの書店かネット書店でどうぞ!
アマゾン
楽天ブックス
東洋書店


■ブログランキングに参加しています。
 ポチッとクリックしてくださるとうれしいです!
banner2.gif
↑人気blogランキング(カテゴリー:グルメ)
a_02.gif
↑FC2のブログランキング(カテゴリー:グルメ)
スポンサーサイト

[RSS] [Admin] [NewEntry]

羊の背中肉のナン釜焼き
饟坑烤羊背(nang2keng1 kao3 yang2bei4)
P1200062.jpg
【データ】とき:12月24日/ところ:車公庄・烏魯木斉市駐京弁餐廳(新疆飯庄)/ねだん:88元

羊に対する並々ならぬ情熱を抱いて、大阪からFさんが来燕された。
Fさんが北京を定期的に訪問されるのは、
ご本人はお仕事柄定点観測が必要なこともあるとおっしゃってはいるものの、
実は「羊を食べる」ためなのではないかと、私は疑っている。

だって、Fさんがこれまで来燕して
羊料理をご一緒しなかったことはほとんどないのだ。

▼Fさんとの羊な食卓の記録
【東来順飯荘】[シ刷]羊肉
【寧夏駐京弁餐廳】寧夏菜

あれ?もっとあったような気がするな。
と思っていたら、一回は鶏鍋だった。

【勁松田源鶏】田源鶏火鍋

今回の食事のリクエストは、やっぱり羊。
行き先は私のマイブームでもある烏魯木斉市駐京弁餐廳だ。

Fさんがソウルに留学していた時のご友人で
たまたま今北京に駐在しているIさん(私と同窓でもある。つまり共通の友人)もお誘いして
3人のウィグル料理がっつき隊が結成された。

まずはうす~いウスビールで再開を祝して乾杯。

新疆烏蘇純生(Xin1jiang1 wu1su1 chun2sheng1):16元
P1200059.jpg

今日もウス~。

さて、がっつり隊と言いつつ3人だけの少数精鋭部隊。
頼む料理も少数精鋭で厳選しないと・・・

真剣な検討の末に選ばれたメイン料理がこれ。
ナンを焼く釜で焼いた羊の背中肉だ。

P1200061.jpg

ナンの釜で焼き上げるからか、
水分がしっかり飛んでかなりガチッと引き締まった焼き上がりだ。
やわらかでジューシーな羊の丸焼きとはだいぶ趣が違う。
あの脂身たっぷりのぶるりんとした食べでのある肉とは対極にあるような、
ガリンガリンと歯を立ててせせり取らないといけないような骨際肉。

自家製ヨーグルトと一緒に食べると、また雰囲気が変わる。

P1200065.jpg

おかげでいくらでも食べてしまう。

肉自体も滋味豊かなのだが、骨までしっかり旨い。
だから肉がなくなっても骨を皿に戻す気になれない。
いつまでもいつまでも意地汚くしゃぶっていたい。

と、今文を書きながら写真を見ているだけで、つばきが沸いてきた。
ぜひもう一度食べたい羊料理だ。

せっかくだからもう一品羊料理を頼んだ。
野菜料理も兼ねて、羊のモツとセロリを炒めたこんな一皿。

小香芹爆羊肚(xiao3xiang1qin2 bao4 yang2du3):38元
セロリと羊モツの炒めもの

P1200064.jpg

これも文句なし。
モツの深みのある旨みとセロリのさわやかな香味がマッチ。

酒のつまみと料理が出てくるまでのつまみも欲しいと思って、
新疆風のピクルス。

新疆泡菜(Xin1jiang1 pao4cai4):10元
P1200060.jpg

これ、ピラフ食べる時のつけあわせにもなるしね。
カレーにとっての福神漬けみたいな存在かな。

ピラフは手抓飯と迷った末に、
「新疆風そばめし」というキャッチフレーズが決めてになってこれに決定。

民族家庭炒飯(min2zu2 jia1ting2 chao3fan4):15元
P1200066.jpg

ギャートルズなシシカバブは外せないし、
せっかくだから腰子も食べていただきたい。

新疆紅柳烤肉(Xin1jiang1 hong2liu3 kao3 rou4):8元/烤羊腰(kao3 yang2yao1):10元
P1200068.jpg

「羊欠乏症」のFさん、無事に羊タイマー補充はできただろうか。
羊が恋しくなったら、また北京まで飛んできてくださいねー。

ところでこの日、
もともとは席を予約をするつもりだったのだが、
うっかりして予約受付時間をすぎてしまい、
お店で待つことに。

私たちの前に15組もお客さんがいて、
「これは30分待ちコースかなあ・・・」
と思っていたらば、目の前に顔なじみの店員さん発見。
前回エスニック会で来た時に、
予約、本番と続けて対応してもらったお兄さんだ。

「また来ちゃいましたー!」
と挨拶したら、お兄さんから質問されました。
「予約したんですか?」
「ううん、してないの。」
順番待ちの番号札を見せると、
「それ、彼に渡してください。」
隣に立っていた席待ちのお客さん対応の店員さんに
札を渡すように言われた。
訳も分からないまま彼に番号札を渡すと、
「次に空いた席に座っていいですよ!僕が案内しますから。」

わっほー、ラッキー!
順番を飛ばして、私たちを先に座らせてくれたのだ。
顔を覚えてもらっていると、やっぱりお得。
とうとうウルムチ市レストランに顔が利くようになってしまった。

後でこの話を友人にしたら、
「腐敗はこんな小さなことから始まる。」
と一言。
いや、おっしゃる通り。


▼これまでの「烏魯木斉市駐京弁餐廳」関連記事
【烏魯木斉市駐京弁餐廳(新疆飯庄)】新疆菜
【烏魯木斉市駐京弁餐廳(新疆飯庄)】新疆菜大全
【烏魯木斉市駐京弁餐廳(新疆飯庄)】新疆烤全羊
【烏魯木斉市駐京弁餐廳(新疆飯庄)】杏包仁
【烏魯木斉市駐京弁餐廳(新疆飯庄)】阿米娜方便麺(肉鴿子湯麺)


▼新疆料理探訪
【新疆駐京弁餐廳(新疆伊斯蘭飯庄)】新疆菜


■お店情報■
烏魯木斉市駐京弁餐廳(新疆飯庄)
(ウルムチ市の北京駐在事務所レストラン)
P1190294.jpg
車公庄大街北里1号
010-6836-2795
*地下鉄2号線「車公庄」駅下車。
 車公庄大街を西へ向かい、車公庄北街にぶつかったら右折。
 しばらく歩くと道の左手に看板が見えてきます。
P1190292.jpg
*新疆ウィグル自治区のレストラン、
 新疆駐京弁餐廳(新疆伊斯蘭飯庄)とお間違えのないように!!

■お知らせ■

このブログをベースにした本が出版されました!

cover_manpuku.jpg
●書  名:  北京で「満福」 普通がおいしい。本場の中華!
●発売元:  東洋書店
●形  式:  新書版 184P(内カラー8P)
●価  格:  ¥1100(+税)

おいしいものにありつける幸運――「口福(kou3fu2)」がいっぱい、
おいしいものを食べて「幸福」もいっぱいの
私の「北京で満腹」、もとい、「北京で満福」な日々から生まれた
北京のおいしい食べ物と食文化を綴った本です。

巻末には、超カンタン「食べる」中国語講座と、
ayaziオススメの「普通がおいしい」レストランのリストもおつけしました。

キャッチフレーズは「ガイドブック+1冊」!
る●ぶ+満福、地●の歩き方+満福・・・いろんなガイドブックとペアでどうぞ。
小さくて薄い新書サイズです。
スーツケースのポケットにスルッと入れて、北京まで連れてきてください!

▼お近くの書店か、ネットでお求めいただけるとうれしいです。
アマゾンで「満福」セブンアンドワイで「満福」
ビーケーワンで「満福」
楽天ブックスで「満福」

▼詳細はこちらで!
『北京で「満福」』、7月25日発売です!

■ブログランキングに参加しています。
 ポチッとクリックしてくださるとうれしいです!
banner2.gif
↑人気blogランキング(カテゴリー:グルメ)
a_02.gif
↑FC2のブログランキング(カテゴリー:グルメ)

[RSS] [Admin] [NewEntry]

新疆料理大全
新疆菜大全(xing1jiang1cai4 da4quan2)
P1190751.jpg P1190744.jpg
P1190731.jpg P1190754.jpg
【データ】とき:12月16日/ところ:車公庄・烏魯木斉市駐京弁餐廳(新疆飯庄)/ねだん:記事参照

「新疆料理大全」などとかなり大看板を掲げてしまった。
もちろんそこまでは行かないけれど、
新疆料理と言えばすぐ思い浮かぶ料理はだいたいカバーできたかも?
というくらいまとめて新疆料理を食べたので、
ちょっぴり大げさだけどこんなタイトルにしてみた。

この日は、すでに13回を数えるエスニック会。
少数民族料理である新疆の料理が「エスニック料理」に当てはまるかどうかに
議論はあるかもしれないが、
そこはまあ、置いといて。
それにエスニック会の会場にこのレストランを会場に選んだのには
別に大きな理由があったのだ。

その理由は次回にじっくりご説明するとして、
今回はまずこの日に食べた新疆料理の数々について説明を急ぎたい。

さて、まずはご当地ビールでの乾杯から。

烏蘇[口卑]酒(Wu1su1 pi2jiu3):?元
ウス・ビール

P1190735.jpg

新疆の地ビール、ウス・ビール。
キャッチフレーズは、
「とってもウス~イ、ウス・ビール。」
うーん、ウス~イ!!

というわけで、こちらをどうぞ。

奶茶(nai3cha2):30元
バター茶

P1190305.jpg

もしくはこれを飲み物代わりにしてもよし。

自制酸奶(zi4zhi4 suan1nai3):6元
自家製ヨーグルト

P1190750.jpg

大好評。
「持って帰りたい」との声もあり。

前菜はこちら。

新疆盆盆菜(Xin1jiang1 pen2pen2cai4):16元
新疆風野菜サラダ

P1190728.jpg

新疆椒麻鶏(Xin1jiang1 jiao1ma2ji1):60元
新疆風ゆで鶏の山椒ソース和え

P1190727.jpg

メニュー写真では分からないが
(そしてこの写真でもあまりよく分からないかもしれないけど)
かなりの大量。
他の前菜が少量なのに、なんでこれだけ?
さっぱりしていておいしいのだが、とてもとても食べ切れなかった。

塩水羊肝(yan2shui3 yang2gan1):18元
羊レバーの塩水づけ

P1190730.jpg

羊が苦手な人にはちょっと厳しいかも。

新疆泡菜(Xin1jiang1 pao4cai4):10元
新疆風ピクルス

P1190732.jpg

これは箸休めや、ポロのお供に。

馬腸(ma3chang2):?元
馬肉の腸詰(たぶん)

P1190733.jpg

ちょっと珍しいので頼んでみた。
さほど臭みもなく、特に抵抗なく食べられる。

烤包子(kao3bao1zi):3.5元
羊肉と玉ねぎ入りの新疆風サモサ

P1190734.jpg

サムサ。
塩コショウ程度のシンプルな味付けの羊肉を生地で包み、
釜に貼り付けて焼いたもの。

芝麻饟(zhi1ma2 nang2):5元
ゴマつきナン

P1190729.jpg

点心拼盤(dian3xin1 pin1pan2):68元
デザート盛り合わせ

P1190731.jpg

なぜかあらかじめテーブルにセットされていたデザートプレート。
「これは後でいいから下げて」
とお願いしても
「出しておくものなんです」
と突っぱねられた。
そんなものなの?

ウルムチ市レストランのお菓子コーナーはとても魅力的で、
いつもお店に来た時には「あれと、これと・・・」と品定めをするのだけれど
料理でおなかがいっぱいになってしまって結局食べずじまいになってしまう。
それで今回はこのプレートをメニューに盛り込んだのだが、
結果的にはこの日もほとんど手をつけずに終わってしまった。
再度のリベンジを誓う。

雪梨西芹(xue3li2 xi1qin2):22元
ナシとセロリの炒めもの

P1190743.jpg

野菜の炒めものもなるべく新疆らしいものを、
と思って選んだ料理。
ナシは新疆の特産品だ。

ほんのり塩味のきかせた炒めものの中から立ち上がる
ナシの甘みとセロリの香味。
爽やかでおいしかった。

巴楚扒菜胆(ba1chu3gu1pa2 cai4dan3):98元
新疆産キノコと青菜のとろ火煮込み

P1190745.jpg

この巴楚というのが新疆特産のキノコだということで、オーダー。

百合炒黒木耳(bai3he2 chao3 hei1mu4er3):28元
百合根と黒キクラゲの炒めもの


なんと、写真撮影もれ。
こんなの初めて?

キノコもの二品は、味付け的には普通の炒めもので、
一口食べて「う~ん、新疆だぜ」というものではなかったけど、
どちらもキノコが肉厚でぶりぶりしていて美味だった。
「新疆らしさ」を追求していくと羊や牛の肉料理ばかりが続いてしまうので、
日本人にはかなりヘビーだと思ってこのあたりの軽めの料理をプラスしてみた。

「これは普通・・・」と思われた方もいらしたかもしれないけど、
日本人には果てしなく続くスパイスまみれの肉肉攻撃は正直なところきつい。
時々こんな息抜きメニューも必要かと。

大盤鶏(da4pan2ji1):48元
骨付き鶏肉とジャガイモの炒め煮

P1190751.jpg

新疆料理と言うと、かなりの人が一等最初に思い出す料理ではないだろうか。
ぶつ切りの鶏肉とジャガイモ、唐辛子を炒め、ビールで煮たもの。
やわらかく煮込まれた鶏肉と、ほくほくのジャガイモがおいしい。
一緒に入っている幅広のべろべろ麺がもう一つのお楽しみ。

饟包肉(nang2bao1rou4):?元
羊肉の煮込み・ナンのせ

P1190754.jpg

食べかけ写真で失礼!
羊肉を煮込んだものを煮汁ごとナンの上にぶっかけた豪快な料理。
煮汁を吸い込んでふしゅふしゅになったナンを食べるのを忘れずに。

新疆紅柳烤串(Xin1jiang1 hong2liu3 kao3chuan4):8元
シシカバブ

P1190763.jpg

名物のギャートルズ風羊肉の串焼き。
タレがよくしみていて実にやわらかい。

羊肉抓飯(yang2rou4 zhua1fan4):15元
ポロ(新疆風の羊肉入りピラフ)

P1190744.jpg

何度も紹介している新疆風ピラフ。
羊肉がドカンとのっかっていて見た目はしつこそうだが、
食べてみると意外とあっさり。
あまり油を感じさせない軽めの作りなので、
一口、二口と気づけばかなり食べてしまったりする。

拌麺:13元
ラグ麺

P1190755.jpg

ウィグル族のK君に連れて行ってもらった家庭料理の店で食べたものには及ばないが、
こちらもかなりの腰の強さ。

羊雑湯(yang2za2tang1):38元
羊のモツ入りスープ

P1190752.jpg

「臭みが強くて飲めない人続出だったらどうしよう・・・」
と実は秘かに心配していたこのスープ。
蓋を開けてみたらば、そんな心配は杞憂に終わった。

P1190753.jpg

やはりモツが新鮮だし、下処理もいいのだろう。
ほとんど臭みもなく、おいしいスープに仕上がっていた。
「おいしい!このスープ!」
とガンガン飲む人多数。
ほっとする。

P1190768.jpg

久しぶりの美しきトゲトゲ。
惚れ惚れする。

もう一つ、スープものを。

曲曲湯(qu3qu3tang1):10元
チュルチュレ(ウィグル風ワンタンスープ)

P1190770.jpg

ちっちゃなワンタンの入ったウィグル風スープ。
例の主食攻撃レストランではミントのきいたしっかり味のスープだったが、
ウルムチ市レストランのはあっさりめのスープだ。

そして最後にフルーツ。

哈密瓜(ha1mi4gua1)
ハミウリ
P1190773.jpg

ふぅ~!
食った、食った!!

いやいや、この日のメイン料理をまだアップしていない。
それはまた明日改めて。


▼これまでの「烏魯木斉市駐京弁餐廳」関連記事
【烏魯木斉市駐京弁餐廳(新疆飯庄)】新疆菜


▼新疆料理探訪
【新疆駐京弁餐廳(新疆伊斯蘭飯庄)】新疆菜


■お店情報■
烏魯木斉市駐京弁餐廳(新疆飯庄)
(ウルムチ市の北京駐在事務所レストラン)
P1190294.jpg
車公庄大街北里1号
010-6836-2795
*地下鉄2号線「車公庄」駅下車。
 車公庄大街を西へ向かい、車公庄北街にぶつかったら右折。
 しばらく歩くと道の左手に看板が見えてきます。
P1190292.jpg
*新疆ウィグル自治区のレストラン、
 新疆駐京弁餐廳(新疆伊斯蘭飯庄)とお間違えのないように!!

■お知らせ■

このブログをベースにした本が出版されました!

cover_manpuku.jpg
●書  名:  北京で「満福」 普通がおいしい。本場の中華!
●発売元:  東洋書店
●形  式:  新書版 184P(内カラー8P)
●価  格:  ¥1100(+税)

おいしいものにありつける幸運――「口福(kou3fu2)」がいっぱい、
おいしいものを食べて「幸福」もいっぱいの
私の「北京で満腹」、もとい、「北京で満福」な日々から生まれた
北京のおいしい食べ物と食文化を綴った本です。

巻末には、超カンタン「食べる」中国語講座と、
ayaziオススメの「普通がおいしい」レストランのリストもおつけしました。

キャッチフレーズは「ガイドブック+1冊」!
る●ぶ+満福、地●の歩き方+満福・・・いろんなガイドブックとペアでどうぞ。
小さくて薄い新書サイズです。
スーツケースのポケットにスルッと入れて、北京まで連れてきてください!

▼お近くの書店か、ネットでお求めいただけるとうれしいです。
アマゾンで「満福」セブンアンドワイで「満福」
ビーケーワンで「満福」
楽天ブックスで「満福」

▼詳細はこちらで!
『北京で「満福」』、7月25日発売です!

■ブログランキングに参加しています。
 ポチッとクリックしてくださるとうれしいです!
banner2.gif
↑人気blogランキング(カテゴリー:グルメ)
a_02.gif
↑FC2のブログランキング(カテゴリー:グルメ)

[RSS] [Admin] [NewEntry]

新疆の家庭料理
新疆家常菜(Xin1jiang1 jia1chang2cai4)
P1190595.jpg P1190607.jpg
P1190610.jpg P1190600.jpg
【データ】とき:12月9日/ところ:・新疆美食飯庄/ねだん:記事参照

第三回新疆の会。
ウィグル族のK君とトンシャン族のMちゃんに
サラール族のレストランに連れて行ってもらうはずだっただけれど・・・

▼新疆の会についてはこちらから。
【新疆駐京弁餐廳(新疆伊斯蘭飯庄)】新疆菜
【烏魯木斉市駐京弁餐廳(新疆飯庄)】新疆菜

当日待ち合わせ場所に行ってみると、
「サラール族レストランはおいしくなかったので、別のところに行きましょう!」
とK君。
そ、そうなの?
ということで、急遽ウィグル家庭料理のお店に行き先変更。

連れて行ってもらったレストランは、
新疆ウィグル自治区駐京弁のすぐ近く。
「ウィグル人しか来ません。」
というなかなかディープなレストランだ。

P1190589.jpg

オーダーはK君にお任せ。
ウィグル人が頼むウィグル料理だもの、本場ならではのものが出てくるはず。
さて、お楽しみ。

新疆ならではのバラの花入り紅茶を飲みながら、待つことしばし。
最初の料理は、なんといきなり新疆風ピラフ。

手抓飯(shou3zhua1fan4):15元
ポロ

P1190593.jpg

干し杏と甘~い新疆産ニンジンが入った自然な味。
P1190597.jpg

K君によると、新疆は日中と夜とで寒暖さが激しいので
甘い甘いニンジンが育つのだそうだ。

ポロには新疆風のピクルスとヨーグルトがついてくる。

P1190595.jpg

ピクルスをつまんだり、
お好みでヨーグルトをかけたりしながら食べるのが本場風。

P1190598.jpg

お次は、麺!
って、また主食だよ?

拌麺(ban4mian4):10元
ラグ麺

P1190600.jpg

このラグ麺、
私が北京でこれまで食べたどの手打ち麺よりもシコシコで腰があった。
これは讃岐うどんとガチンコ勝負可か?

上にかけた餡は
セロリやピーマン、ニンニクの芽、トマトなどがたっぷり入った
ちょっぴり辛い薄めのトマト味で、食が進む進む!
のだが、なんとこの麺、1人一皿。
それはいくらなんでも、無理でしょ?

銘銘に配られるラグ麺にひっくり返っていたら、
なんと次は餃子!

薄皮包子(bo2pi2 bao1zi):2元(1個)
新疆風蒸し餃子(カボチャ、羊肉)

P1190603.jpg P1190602.jpg

一つは羊ひき肉。
もう一つはカボチャ餡という変り種。
P1190604.jpg P1190605.jpg

このカボチャのが、しつこさのない自然甘みで実によかった。

「おいしいですね、これ!」
ちょっと目先の変わったものが出てきたので俄然テンションが上がる私たち。
しかし、その先に待っていたのはまたしても・・・

手干麺(shou3gan1mian4):30元
新疆風手打ち麺

P1190607.jpg

また主食~!
しかもこんな大皿にてんこ盛り!
食卓は驚きともあきらめともつかない絶叫に包まれた。

P1190614.jpg

でもこのちびパスタ、
口に入れた時はゆでた白玉団子のようなふんわりした感触なのに、
中身はシコシコという不思議な食感。
この日の一番人気だった。

ここでようやく非主食が登場。

羊肉串(yang2rou4chuan4):2元
シシカバブ

P1190610.jpg

食卓の空気がほっと緩む。
K君は串の先についた焦げを紙ナプキンで丁寧にぬぐい、
一本一本私たちに手渡してくれる。
まあ、なんて細やかな気配りだろう。

ここでバター茶が出た。

奶茶(nai3cha2):15元
ミルクバター茶

P1190617.jpg

そしてまさかの主食街道本線復帰。

肉饟(rou4nang2):15元
ひき肉入りナン

P1190618.jpg

ここにきて肉餡入りのナンはさすがにきついものがある。
が、食べる。
我食べる、故に我あり。

P1190620.jpg

そしてダメ押しのワンタンスープ。

曲曲湯(qu3qu3tang1):30元
チュルチュレ

P1190623.jpg

他の料理にくらべるとちと羊の匂いが気になった。
でも羊嫌いの人でなければ許容範囲。

スープの上に浮かんでいるのは、乾燥ミント。
「夏にはミントをたくさん摘んで、乾燥させておくんですよ。」
とお店の女将さん(すんごい美人!)が教えてくれた。

そのすんごい美人!な女将さんがサービスしてくれたフルーツ。

哈蜜瓜(ha1mi4gua1)
ハミウリ

P1190622.jpg

庫爾勒香梨(Kang1er3le4 xiang1li2)
コルラ産洋ナシ

P1190621.jpg

ラグ麺と格闘する私の横でいち早く味見をしたプリック美和子さんが
「この梨、おいしい・・・」
と小さくつぶやいていたのを私は聞き逃さなかった。
負けじとかじってびっくり。
この梨の甘くてみずみずしいこと!

P1190626.jpg

「おいしい!」
「あんまい!」
とカシカシと梨をかじっていたら、
「梨にはオスとメスがあるんですよ。」
とK君が秘密でも打ち明けるような嬉しそうな顔で教えてくれた。

P1190629.jpg

右のほしょほしょしたものがついているのがオスで、
左のなんにもついてないのがメス。
「オスのほうがおいしいんです。」
だそうだ。

主食だらけの新疆料理の食卓。
昼からお腹十二分目、いや、十五分目?
1人に一皿あてがわれたラグ麺はもちろんのこと、
他のお料理もとてもとても食べ切れなかった。
なのにK君は最後まで箸をおかない。
「若いっていいなー」
と旺盛な食欲をほほえましく思っていたら、
実はそういうことでもないらしい。

この日は彼が紹介したお店で彼が頼んだ料理をみんなで食べたので、
彼はこの食事のホストのようなもの。
ホストには、
客人たちが安心してたくさん食べられるように
まずはホスト役が箸をつけたくさん食べて
「さあ、私も食べますからみなさんもどうぞ!」
という雰囲気を作る役割があるのだそうで、
K君はそれもあって自らガシガシと食べていたようなのだ。

もう一つ面白かったのが、
ウィグル族の人たちもお皿に最後に残った食べ物を食べたがらないということ。
日本人は「遠慮のかたまり」などと言ってみんな箸を伸ばしたがらないけど、
ウィグルにとっては「最後の一個は命取り」なんだそうだ。
(K君は中国語で「要命的」と言っていたので、
もしかしたらウィグル語のもとのニュアンスとは若干違うかもしれない。)
「遠慮のかたまり」、「命取り」と言い方は違うけど、
最後の一個は避けるという意識があるってことには違いない。

最後の一個とか残り物を食べるか、食べないかについては
食べる派と食べない派があって、
それぞれにもっともらしい理由がとってつけられていて面白い。
中国では「食べる派」が大勢を占めているようで、
「福根児(fu2genr1)」という言葉がそれを示している。
直訳すれば「福の根っこ」、「幸せのもと」とでもいった意味になるだろうか。
皿に残った食べ物や瓶に残った飲み物の最後の一口のことを指す。

例えばビールをコップに注ぐときに、
日本では最後の一滴を人に注ぐことは失礼なので避けるべきことだとされるけど、
こちらではむしろ「福根児」=幸せになるもとなので
別に失礼にはあたらない。
途中で瓶が空になってしまったのが分かると、
「福根児!」、「我給[イ尓] 福根児!」(あなたに福をあげましょう)
と言いながら注ぎ切ることが多い。

さて、ウィグル族ならこんな時どうするんだろう。
この日はK君に聞きそびれてしまった。
今度会ったら聞いてみよう。

しかしまあ、主食だらけだこと。
ラグ麺、小指の先ほどの小さなパスタ、ピラフ、餃子、ひき肉入りナン、ワンタン・・・
しかも拌麺は1人一皿ずつというボリュームだった。

「ウィグル人は主食をとても重視します。」
と言うK君だけど、
この主食大会はさすがに行き過ぎ?

主食攻めにおののきつつも、
本場の味を堪能した第三回新疆の会だった。

【おまけその一】

P1190631.jpg

帰り際に味見させてもらった揚げ麺。
ベビー★ラーメンのさっぱり版。

【おまけその二】

P1190587.jpg

新疆ウィグル自治区駐京弁の敷地内で発見。
職員用食堂にわざわざ「(漢)=漢民族用、というより非ムスリム用ってこと」って書いてある。
ここでは漢民族は少数派なのね。

■お店情報■
新疆美食飯庄
P1190589.jpg
海淀区三里河路5号院
*新疆ウィグル自治区駐京弁のすぐ北の通りを西に曲がり、
 最初の角を少し北上したところにあります。
P1190588.jpg
 (この看板の見える角で北上)

■お知らせ■

このブログをベースにした本が出版されました!

cover_manpuku.jpg
●書  名:  北京で「満福」 普通がおいしい。本場の中華!
●発売元:  東洋書店
●形  式:  新書版 184P(内カラー8P)
●価  格:  ¥1100(+税)

おいしいものにありつける幸運――「口福(kou3fu2)」がいっぱい、
おいしいものを食べて「幸福」もいっぱいの
私の「北京で満腹」、もとい、「北京で満福」な日々から生まれた
北京のおいしい食べ物と食文化を綴った本です。

巻末には、超カンタン「食べる」中国語講座と、
ayaziオススメの「普通がおいしい」レストランのリストもおつけしました。

キャッチフレーズは「ガイドブック+1冊」!
る●ぶ+満福、地●の歩き方+満福・・・いろんなガイドブックとペアでどうぞ。
小さくて薄い新書サイズです。
スーツケースのポケットにスルッと入れて、北京まで連れてきてください!

▼お近くの書店か、ネットでお求めいただけるとうれしいです。
アマゾンで「満福」セブンアンドワイで「満福」
ビーケーワンで「満福」
楽天ブックスで「満福」

▼詳細はこちらで!
『北京で「満福」』、7月25日発売です!

■ブログランキングに参加しています。
 ポチッとクリックしてくださるとうれしいです!
banner2.gif
↑人気blogランキング(カテゴリー:グルメ)
a_02.gif
↑FC2のブログランキング(カテゴリー:グルメ)

[RSS] [Admin] [NewEntry]

新疆料理
新疆菜(Xin1jiang1cai4)
P1190302.jpg P1190308.jpg
P1190317.jpg P1190325.jpg
【データ】とき:12月2日/ところ:車公庄・烏魯木斉市駐京弁餐廳(新疆飯庄)/ねだん:記事参照

新疆ウィグル自治区のレストランで発足した新疆の会
第二回は、こちらも職場の近くにあるウルムチ市のレストランに行ってみた。

P1190294.jpg

ここのお店、レストラン入り口のところにある売店に
いろいろと新疆の物産が置いてあって楽しい。

お店の名前は庫爾班大叔(Ku4er3ban1 da4shu1)。
コールバーンおじさん。

P1190295.jpg

これってキャラクター?
どうやら「庫爾班大叔喜洋洋」という歌があるようだけど、それと関係あり?

そして店内に入ると、
新疆のお菓子やナンの販売コーナー。

P1190296.jpg

店内で食べることもできるし、お持ち帰りも可。

P1190299.jpg P1190300.jpg

店内はこんな感じ。

P1190301_1.jpg

赤×ピンクのテーブルクロスで、思いのほかラブリー?

この日の新疆の会は私たち日本人のほかにゲストが二人。
ウィグル族のK君と、トンシャン族のMさんだ。
二人とも外交学院の学生さんで、
日本語を勉強し始めたばかりとのこと。
初々しい日本語で自己紹介してくれた。

さて、多民族混成部隊で食べた新疆ウィグル自治区の料理いろいろ。
ざっとご紹介していこう。

自制酸奶(zi4zhi4 suan1nai3):6元
自家製ヨーグルト

P1190302.jpg

干し葡萄、ナッツ、梨(かな?)の入った自家製ヨーグルト。
プレーンではなくて、ほんのり甘い。
デザートとして食べてもいいが、
それよりはむしろナンにつけて食べたり、
お肉やポロ(新疆風ピラフ)にかけて食べたりするのが
現地の人の食べ方のようだ。

奶茶(nai3cha2):30元
バター茶

P1190305.jpg

塩とバター入りのお茶。
チベットではヤクのバターを使うのでかなりクセがあって飲めない人が多いけど、
これは牛乳のバターなので飲みやすい。

P1190306.jpg


新疆涼菜(Xin1jiang1 liang2cai4):8元
新疆風野菜サラダ

P1190328.jpg

「辛いですよ!」
とK君に言われたけど、それほどでも?

烤羊腿(kao3 yang2tui3):98元
羊もも肉のグリル

P1190308.jpg

この羊もも肉はうまかった・・・!
ほふっほふっとほおばると、
表面はカリッと焼きあがって香ばしく、中の肉は実にやわらかい。
羊が臭いなんて、誰が言うんだろう?
と思うくらい、いやな臭みがちっともなかった。

P1190312.jpg

脂身もこの通りかなりの厚みなのだが、全然くどくない。
いい羊肉は脂がうまい。
とろとろの脂に旨みがぎっしりと凝縮しているのだ。

P1190307.jpg

添えられたスパイスも、羊肉の香ばしさによく合う。
クミンシードの粉や粉末唐辛子、塩・・・あとは何が入っているんだろう。
これだけお持ち帰りしたいおいしさだ。

干[火扁] 咖喱鶏(gan1bian1 ga1li3 ji1):68元
揚げ鶏肉の唐辛子風味炒め

P1190310.jpg

店員さんからよく出る料理だと聞いて頼んだ一品。
なかなかおいしかったのだけれど、
新疆レストランでわざわざ頼むことはなかった・・・かな?

それと比べると、これは定番の新疆もの。

新疆紅柳烤串(Xin1jiang1 hong2liu3 kao3chuan4):8元
シシカバブ

P1190321.jpg

新疆ウィグル自治区のレストランと同じく、
紅柳の枝を串にしたギャートルズなシシカバブ。
しっかりタレの味がしみこんでいて実にやわらかい。

このシシカバブ、下から二つ目はたいてい脂身だ。
どうしても気になる人は避けてもいいけど、
上述した通り羊の脂身は旨みの結晶体なのでぜひとも食すべし!

烤板筋(kao3 ban3jin1):3元
筋(腱)の部分の串焼き

P1190315.jpg

ヘタなところで食べるとただのゴムのようでちっとも噛み切れない板筋。
この店のはそんなことはなく、
ウニムニとした独特の歯応えはありつつも、
「このあたりで噛み切れるのが理想」
というまさにそのタイミングで噛み切れるところがさすが。

烤羊腰(kao3 yang2yao1):10元
羊の腎臓の串焼き

P1190323.jpg

これもヘタなところで食べるとアンモニア臭がする(要はおしっこ臭い)のだが、
ここのは臭みなし。
やわらかいながらも、
最後に歯を押し戻してきた後にシュクッと切れるような独特の歯応えが
腰子の面白さだ。

焼牛尾(shao1 niu2wei3):12元(1個)
牛テールの煮込み

P1190317.jpg

これも人気メニューとのこと。
甘みの強いニンジンと一緒に煮込んだ牛テールの煮込み。
これは4個からオーダー可。

シチューだな、これは。
よく煮込まれて骨離れのいいこと!

芝麻饟(zhi1ma2 nang2):5元
ゴマつきナン

P1190329.jpg

ここのナンは割合薄手でやわらかい。
ほかほかとあったかいのもポイント大。

これをおかずだけでなく、
ヨーグルトやバター茶につけながら食べるのがウィグル風。

P1190330.jpg P1190340.jpg

「バター茶にナンをつけて食べるのが朝ごはんなんですよ。」
K君が説明してくれる。
なるほど、北京っ子たちの朝ごはんと一緒だ!
豆漿に油条をつけて食べるみたいなものか。
ち、違う?

民族家庭炒飯(min2zu2 jia1ting2 chao3fan4):15元
家庭風チャーハン

P1190325.jpg

何か主食を、と思ってK君に聞いてみたら、
「これはどうですか?」
と勧められた新疆の家庭風チャーハン。

なんと、手打ち麺とご飯を一緒に炒めてある。
ウィグル風そばめし!

P1190326.jpg

もちろんウィグルっぽいスパイシーさもあるけれど、
味付けの方向性自体はそこはかとなく日本のそばめしを思わせる。
新疆レストランに来て懐かしいそばめしを思わせる料理を食べることになるなんて
まったくもって予想外。

曲曲湯(qu3qu3tang1):10元
チュルチュレ(ウィグル風ワンタンスープ)

P1190335.jpg

これは酒徒さんが新疆旅行をした際に食べていて
ブログで読んで以来気になっていたもの。
ウルムチ市レストランのメニューにもあったので頼んでみた。
うん、ちょっとスパイシーなワンタン。

ところでこの日。
ウィグル族のK君、トンシャン族のMさんから
ウィグルやトンシャンをはじめ、
サラール族、カザフ族などなど、
新疆に住んでいる少数民族の話をたくさん教えてもらった。

K君はとても語学センスがあって、
ウィグル語のほかにもウズベク語だのトルコ語だのカザフ語だの
とにかく周辺の国や民族の言葉を10数種類話せるそうだ。
発音や単語の使い方に若干違いがあるけれども、
同じチュルク系なので
それぞれが自分の言葉を話してもおおかた通じるんだって。
そしてウィグル語は日本語と同じアルタイ語系に属しているので、
語順が同じなんだとか。
彼は卒業後に日本に留学予定とのこと。
きっとあっという間に日本語をマスターしてしまうんだろうなあ。

Mさんはトンシャン(東郷)族。
切れ長で大きな目が印象的な女子学生だ。
私、トンシャン族の人に会うのは彼女が初めて。
というより、トンシャン族という少数民族があることすら知らなかった。
モンゴル系の民族ということなのだけれど、
顔立ちはなんとなくエキゾチックで、ちょっと中近東風にも見える。
トンシャン族も自分たちの言語を持っているそうだ。

そして言葉のほかにも、ウィグル族の長寿の秘訣とか、
しぐさや食事作法なんかも厳しくしつけられるとか、
(手を洗った後に水気を切るためにパッパッと手を振ったりすると大変嫌われる)
昔別の土地から移住してきたウィグル族(サラールだったかな?)たちは、
土地をなめてみてそれが自分たちの故郷と同じ味がしたらそこに住み着き、
違えばまた別の土地に移動したとか、
世界で一番初めに地図に日本を書き込んだ人はウィグル人だったとか、
いろんな話を聞いた。

漢族以外の人から話を聞くと、
視点が変わって中国の別の側面が見えてくるようで面白い。
それが、外国人が好んで少数民族の人と親しくする理由の一つかな。

この席で、近所にサラール族のレストランがあるというので、
そこに案内してもらうことになった。
サラール族もイスラム教を信仰し、
青海省あたりに多く居住しているとのこと。
最近、彼らが所蔵しているコーランが中国最古の写本であることが分かり、
彼らはそれをとても誇りにしているそうだ。
サラール族の料理、どんなんだろう?
楽しみ。

レストランを出てから、
職場に戻る途中にある北京の共産党学校敷地内を散歩した。
ここには、マテオリッチのお墓がある。

P1190343.jpg

隣にはカスティリオーネのお墓も。

P1190348.jpg

高校時代、世界史の授業中に
「待て!お~、リッチ~!」
とかなんとか言って面白がっていたその方のお墓に参ることになるとは、
当時は思いもよらなかった。

マテオリッチは、中国語で利瑪竇。
略して、利氏。
カスティリオーネの中国名は郎世寧。
こちらは朗氏。
外国人に中国人みたいな名前をつけて、
強引に「氏」をつけて略してしまうやり方は、今も昔も変わらないのだなあ。

▼新疆料理探訪
【新疆駐京弁餐廳(新疆伊斯蘭飯庄)】新疆菜


■お店情報■
烏魯木斉市駐京弁餐廳(新疆飯庄)
(ウルムチ市の北京駐在事務所レストラン)
P1190294.jpg
車公庄大街北里1号
010-6836-2795
*地下鉄2号線「車公庄」駅下車。
 車公庄大街を西へ向かい、車公庄北街にぶつかったら右折。
 しばらく歩くと道の左手に看板が見えてきます。
P1190292.jpg
*新疆ウィグル自治区のレストラン、
 新疆駐京弁餐廳(新疆伊斯蘭飯庄)とお間違えのないように!!


■お知らせ■

このブログをベースにした本が出版されました!

cover_manpuku.jpg
●書  名:  北京で「満福」 普通がおいしい。本場の中華!
●発売元:  東洋書店
●形  式:  新書版 184P(内カラー8P)
●価  格:  ¥1100(+税)

おいしいものにありつける幸運――「口福(kou3fu2)」がいっぱい、
おいしいものを食べて「幸福」もいっぱいの
私の「北京で満腹」、もとい、「北京で満福」な日々から生まれた
北京のおいしい食べ物と食文化を綴った本です。

巻末には、超カンタン「食べる」中国語講座と、
ayaziオススメの「普通がおいしい」レストランのリストもおつけしました。

キャッチフレーズは「ガイドブック+1冊」!
る●ぶ+満福、地●の歩き方+満福・・・いろんなガイドブックとペアでどうぞ。
小さくて薄い新書サイズです。
スーツケースのポケットにスルッと入れて、北京まで連れてきてください!

▼お近くの書店か、ネットでお求めいただけるとうれしいです。
アマゾンで「満福」セブンアンドワイで「満福」
ビーケーワンで「満福」
楽天ブックスで「満福」

▼詳細はこちらで!
『北京で「満福」』、7月25日発売です!

■ブログランキングに参加しています。
 ポチッとクリックしてくださるとうれしいです!
banner2.gif
↑人気blogランキング(カテゴリー:グルメ)
a_02.gif
↑FC2のブログランキング(カテゴリー:グルメ)

[RSS] [Admin] [NewEntry]

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。